前の記事はこちらです。このときにインプレッションを送って、いま届きました。現在はだいたいインプレッション(耳型)の到着後に5-9日で作業をしているそうです。わたしは直接Westoneに頼みました。
http://vaiopocket.seesaa.net/category/6097847-1.html
出荷通知がなく突然来たので驚いてしまいましたが、むこうにインプレッションが届いたとの連絡はきちんとありました。Westoneのカスタムは質問の回答やこうした連絡がかなりきちんとしていると思います。
UEのカスタマーサポートもフレンドリーで悪くはなかったですが、Westoneはビジネスライクで的確です。こうした几帳面さは日本人にあっていそうです。
ES3Xの価格は$850とやや高価ですが、なにぶん昨年FreQで懲りたので今回は安心感を取りました。これはよかったように思えます。
ブランドの与える安心感は一夜にして築かれるものではなく、ブランドを守るためのたゆまぬ努力により育まれる、と高名なワイン評論家の遠峰一青氏も言っています。
それはともかく、インプレッションは再度須山補聴器さんにお願いしました。もう耳型も6個目になります。フィットは今回もまさにぴったり、とてもいい感じでした。口の動かし方も板についてきたかも(笑)


左の写真はiBasso D10とiHP140、右の写真では左側がUE11です。かなりケーブルは痛んできてますね。
ES3Xのシェルは2ピースになっていて、メインのシェルはアクリルのハードで、イヤチューブ(透明部分)はソフトの体温感知素材です。
音の印象はとりあえず簡単に。
しかしUE11を聴いてさえ、かなり驚きました。まずES3Xはスケール感が素晴らしいと感じます。単に音場が広い、立体的というだけではなく、開放的な空間感覚が新鮮です。フルオーケストラはまさに圧巻です。ここはUE11の独壇場だと思っていたんですが、、
また、細かい音の抽出が独特で、漆黒の背景から細かい楽器の音が沸きあがってくるさまは聴いたことがない感覚です。やはりインピーダンスは高めですが、これも良い要因のひとつでしょう。
全体にとても透明感があり、シャープでタイトでソリッドです。クラシックにしろジャズにしろ、アコースティックな音はとにかくリアルで、ロックはインパクトがあります。
これはHeadFiでも書いたんですが、"UE11 meets ER-4S"というのがぱっと思いついたフレーズです。
音の広がり・開放感とか、SNの高さ・クリアさはIEMでは新鮮な感覚です。しかし、これ、なんだかUE11が普通のイヤホンみたいに聞こえるんですけど(笑)
ある意味ちょっと複雑な気持ちが..
とはいえ低域は量感だけではないUE11の良さを改めて感じるし、音傾向も違うので、またあとでもう少し書いてみます。