さて、明日(米国時間の今日)はいよいよスーパーボウルの開催日です。
今年のスーパーボウルはカージナルスとスティーラーズというほとんど考えてなかった組み合わせでした。シーズンもわりと混戦で、タイタンズのように途中まで全勝チームはありましたがどこが飛び抜けてと言うわけでもなかったように思いますのでまあ妥当とはいえるかもしれません。
カージナルスは初めてのスーパーボウル出場ですが、名門スティーラーズは過去何回も出ているといっても、その多くはQBブラッドショーの時代のものです。かたやカージナルスのQBワーナーは何回かラムズ時代にスーパーボウルに出ていますので、その差は大きくないかもしれません。そうするとカージナルスの強みのパスオフェンスと伝統的に守備に強いスティーラーズの対決というのは意外と面白いのかもしれませんね。
とはいえ、シーズン中盤くらいで言われてたようにニューヨーク対決とかいうような華やかなものになったら起きて見てようと思ってたんですが、明日はまあ寝ると思う(笑)
しかし今年はちょっと書いておきたいことがあります。
今年はMacがデビューしてから25周年記念の年になります。四半世紀という言葉があるように、25年というのはむこうの人にとっては大きな意味があります。
Macがデビューしたのは1984年、1月24日の大学での発表会ですが、一般の人々にMacというものの存在を強くアピールしたはじまりは25年前のスーパーボウルです。その中でこのCMが流されました。
ブレードランナーの世界を思わせるこの作品はリドリースコットにより監督されたもので、このCMはおそらくすべてのCMの中でももっとも有名なものの一つでしょう。実際にスーパーボウル中で流されたのはたった一回ですが、その後に何回もTVでは放映されました。当時支配的だったIBM PCを皮肉ったこのCMは見ていた人々に新時代の到来を強くアピールしました。だれにでも(rest of us)使えるコンピューターの時代がくるということです。
ちなみにこのCMにはMac自体の姿は出てきませんが、これは1984年のスーパーボウルは上記の発表会の2日前の1月22日に行われたからです。つまりは最後のところで"1/24にMacintoshという何かが出てきて時代を変える"というメッセージはいまでいうところのティザー広告みたいなものですね。
ちなみに発表会の様子はこちらで見られます。
ジョブズ若い!そしてフロッピーをふところから取り出すような演出も、発表会の熱狂的な雰囲気もまったくいまと変わりません。
わたしもPlusから使ってましたのでMacのこの形はなつかしいんですが、わたしもアメリオ時代に見切りを付けてしまいました。
とはいえこの記事もドラフトはiPodで音楽を聴きながらiPhoneで書いたんですが、Newtonのところでも書いたようにAppleの遺伝子というのはまた別のところにあるとも思います。
アメリカではこんなに景気が悪いのにAppleはどこ吹く風で好調ではあります。しかしどうもジョブズの体調は思わしくないようですが、上記の発表会のような「現実歪曲空間」の魔法をかけられるリーダーがいなくなるとどうなっていくのかというのはちょっと心配でもあります。
Music TO GO!
2009年02月01日
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