ウエストンはこの15日に新型のカスタムイヤホン、ES3Xを発表しました。
http://www.westone.com/content/287.html
これはWestoneのプロ用カスタムIEMであるEliteシリーズの新作で、現在のフラッグシップであるES3の新型となる3WayのカスタムIEMです。
テスターのギタリストによるレビューがすでに掲載されていてES3との違いがいろいろと書かれています。
ES3にあったヴォーカル帯域の強調を取って全体にフラットにしたという点が主になるようです。そのため、ES3の後継機というのではなく別バージョンとして売られるのでしょう。その代わり高域を少し抑え目にしてヴォーカル帯域が埋もれないようにしているとのことで、低域も支配的にならない程度に十分あるとのこと。
Headfiなんかのスレッドを読むとチューニングを変えただけではなく、ES3とはドライバやクロスオーバーから異なっていて新しいBAユニットを用いているということです。統合されたミッド・ハイユニットを持つWestone3やFreQ showとは違って、ES3はミッド・ハイ・ロウで完全に分離された3つのユニットを持っていますが、ES3Xではどうなのかは分かりません。ただしWestone 3とも異なるドライバー構成とクロスオーバーということですので、少し言われていたカスタム版のWestone3とも違います。
フラット基調だからプロ用かというとそうでもなく、従来はこのライン(Eliteシリーズ)はプロ用でしたが今回のES3XはWestoneとしてははじめて、プロ用とコンシューマー用を両方意識したものということです。またインピーダンスがマルチドライバとしては珍しく56Ωと高めなのも気を引くところです。何回も記事に書いていますが、UE11の低インピーダンスに悩まされる自分としては気になります。
これらのことから総合するとUEカスタムではUE10と対になりそうなコンセプトで、UE11キラーというよりはUE11とは良い対照になりそうです。
というわけでさっそくインプレッション(耳型)を発送しました。
さて、今回はどうなるか、、
Music TO GO!
2009年01月29日
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