CESの一日目も終わり情報も出てきました。
PS Audio: "Perfect Wave"
http://blog.stereophile.com/ces2009/first_stop_ps_audio/
http://blog.stereophile.com/ces2009/more_perfectwave/
こちらはうちのブログでもたびたび紹介してきましたが、PS Audioの新トランスポートと新DACです。
DACはあのDigital Link IIIの上位機種となるものです。DACは一年前くらいの時点では$2000くらいでDLIIIのひとつ上位という感じでしたが、出てきてみると約$3000と、DLIIIとはずいぶん異なる価格帯の堂々とハイエンド領域に踏み込むものになっています。その代りプリ機能もついていますので、PS Audioのいくつかのラインを再統合するのかもしれません。
カラーのタッチスクリーンを備えたかなり高機能なDACのようで、HDMI入力を持っていますがこれは実際にはI2Sをながすようで、PS Audio独自のコネクションとなり、PS Audioのトランスポートとのみ接続できるようです。クロック信号のやりとりで独自のものがあるようです。
ほかにネットワークの口を持っていて、LINNのDSのように機能するように思えます。iPhoneインターフェイスもあるとか。
トランスポートの方にもCDDBにアクセスするためにネットワークの口があるようです。実際にPWTはCDTといってもRIPしながらメモリに展開して、データストリームを送出するのでCDがトレイに一時的になくても音がでます。実際にCDを取り出すそうしたデモもしているようです。
そこまでするならPCでRIPしても同じでは、という考えもありますが、そこはPCがトランスポートとしてどこまで作り込めるかという問題になってくるのかもしれません。つまりはジッターを含めた送出するデジタルストリームの品質です。(単にデジタルデータ、というと01ならPCでもCDTでも同じだろうという話になりますからね)
しかしPWTもハードディスクを備えたりNASにアクセスできるならほとんどPCトランスポートとあまり変わらないように思えます。PCというよりはアプライアンスとか単機能サーバーといった方が正しいとは思いますが、こうなってくるとCDプレーヤーなんだか、コンピューターなんだか、オーディオなんだかわからなくなってきますね。
Music TO GO!
2009年01月10日
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