今日は湯島というより秋葉原のレフィーノ&アネーロでのタイムロード試聴会に参加してきました。
タイムロードさんにとってはEdition8の発表も含めて今年は新製品の豊作の年でした。その中からライドー(Raidho Acoustics)のスピーカーと、DAC64の後継であるQBD76をフィーチャーした試聴会です。
今回はオーディオベーシックなどで執筆されている角田 郁雄氏の講演で進んでいきました。
角田氏というと録音も手がけていて自らの秘蔵ソースなども披露しての講演なのでとても勉強になります。
ライドーのスピーカーは以前に聞いたC1のアップグレード版であるC3を主に使用しました。しかし休憩時間にはC1のリクエストも多く、C1の試聴タイムを設けるなど注目のほどがうかがえました。
C3はさすがにミッドも加わりウーファー3発ということで、音のスケール感も高まりましたが、ライドーの持ち味の高域の切れの良さと全体的なシャープさタイトさはそのままで、大きいからといって鈍重さというようなものとは無縁に思えました。スピーカーユニットの数は多いのですが、つながりのスムーズさもかなり良いように思えます。
実際に冒頭に角田氏が選んだ自ら録音されたチベットベルの演奏では、その音のあまりのリアルさにはっとさせられました。シンプルな音ゆえに表現の細やかさがよく分かります。
クラシックやジャズの熱い演奏はもちろん、ロックなんかでも意外な良さを聞かせてくれました。
角田氏も自宅で聴いているそうですが、普段使っている静電型のスピーカーと比しても遜色ない音の立ち上がりの良さを説いていました。
DAC64より一レベル進化して明瞭感の高いQBD76ともあいまって、聴いているとCHORDの機器との相性も良いように思えます。
またQBD76ですが、QBは司令塔を意味するクォーターバックの名の通りに、BluetoothやUSBなどさまざまなソースを統括していているということでiTunesからのUSB経由でのデモも行いました。
試聴会の案内はこちらです。明日もやっているそうなので興味のある方はどうぞ。
http://tlcons.exblog.jp/
Music TO GO!
2008年12月20日
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