さて、もうそろそろ来年の話題がでる時期になってきました。
WadiaのiTransport、ゼンハイザーのワイヤレスMX W1やNuForce Iconなど今年話題になったものは今年はじめのCESでまず話題になったものです。その点で2009年度のCESも来年のオーディオ界を語る上で重要なものになるでしょう。
ネット上のレビューサイトであるEnjoy the Music.comでCES2009の出展予定の紹介を行っていますのでちょっと読んでみました。
http://www.enjoythemusic.com/ces2009/preshow/
さすがに$10000クラスのハイエンド機器はちょっとスキップして、面白そうなものを挙げてみます。
まずは$495と手ごろな価格のBel ContoのUSB LINK 24/96です。
これは最近アナウンスされた製品のようですが、24/96までのUSB出力をSPDIFに変換するというものです。コネクタはBNCが使われているようです(ケーブル付属)。USB出力をいったんリクロックしてから出すようですので、高品質な出力になるのでしょうね。あとは高周波フィルターなんかもはいっていてPC環境で使われるオーディオ機器を意識しているようです。
巷ではインフラノイズのUSB-101が評判のようですので、これもなかなか興味を引きそうです。
それと$3790とお高いですが評価の高いWeissが出展するMINERVAというFireWire入力のついたDACとVESTAというFireWire - AES/EBUのインターフェースもなかなか面白いものです。
こちらもすでにアナウンスされていますが、VESTAの方はやはりBel ContoのものがUSB->SPDIFなのと同様なDDコンバーターで、PCのFireWireから入力を取って、AES/EBUで出力するというものです。USBをFirewireにして、SPDIFをAESにしたというところでBel Contoのものの上位版というか高級版という感じです。
それとDigital Static SourceというBlack Noteというところが出展するDACのついたメモリープレーヤーです。
これはLINNのDSのようなものに思えます。LAN、WiFiとRS232で接続ができて、$1500から$12800まで幅広い展開を図るようです。
2008年にはLINN、WADIAそしてGOLDMUNDなどのピュアオーディオメーカーが、PCとかiPod文化に歩み寄る製品展開を発表しましたが、こうしてみるとやはりいろいろな方法でPC文化とピュアオーディオの親和性を図る試みが2009年にも拡大するようです。
Music TO GO!
2008年12月12日
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