Music TO GO!

2008年10月10日

iQube V2登場

iQubeの新バージョン、V2がHeadFiのQablesフォーラムでアナウンスされています。
初代はiPod Studioのフォーラムでアナウンスされたんですが、いまはiPod StudioもなくなっていてHeadFiのQablesフォーラムでのアナウンスとなったようです。
その初回のときは20個の米英を含めた海外枠があったのに、私を含めて全世界で数人しか予約しないというさみしい滑り出しでした。それが、いまでは定評あるトップクラスアンプの一つとなったのはうれしいことですが、やはり音質の素晴らしさによるものでしょう。
そういうわけですので、V2もキープコンセプトで改良と追加機能といった内容になっています。

細かい変更点はいくつかありますが、今回のポイントはまずUSB DACがついたということです。
一般にUSB DACと言っても大きく二つのタイプがあります。それはUSBレシーバーについているおまけのDAC機能を使用するものと、USBレシーバーでは単にSPDIFなどの汎用信号に変換して、それを後段のより精度の高いDACでアナログ変換するというものです。iQubeのV2では後者ということのようですので、より本格的なものと言えます。
ちなみにCORDA MOVEやRSA Predatorは前者で、HeadroomのMicro PortableやHeadampのPicoは後者になります。
いままではわたしはあんまりUSB DAC付きアンプには気を引くことはなかったんですが、最近発表されたASUSのS101なんかがちょっと興味があるということもあって、こうしたのと組み合わせて使うのも面白いかと思います。

それと、バッテリーが単4の詰め替えタイプから内蔵タイプになっているようです。USB DACとか内蔵バッテリーはポータブルアンプのトレンドでもありますが、iQubeの場合は特にバッテリーのふたが開けにくいという問題があったので実質的な改良と言えるでしょう。

また、もうひとつ注目したい記述はクロックの記載です。これはおもにDAC搭載の関係だと思いますが、iQubeはDクラスアンプなのでそのスイッチング動作にも関係するということのようです。この辺は音質にも影響しそうです。
HeadFiスレッドのフォローアップでアンプの回路自体はv1と同じとありますが、このクロックの件でより音質がよくなっているのかもしれません。


それとiQubeの対抗馬になるかと思われたNuForceのMobile Iconですが、HeadFiにプロトタイプを試聴させてもらった人のポストが載っています
これをみるとMobile Iconは普通のアナログアンプでDクラス(スイッチング)アンプではないようです。そうするとiQubeはやはりここしばらくは唯一のDクラスのポータブルアンプとなりそうです。
posted by ささき at 22:28 | TrackBack(0) | __→ iQube | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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