今日は台風も接近する中、寒川神社の流鏑馬を撮りに行ってきました。
雨は出るときはさほどでもなかったんですが、神社に到着するとかなり振ってきました。そこで当初予定していた場所を変更して雨やどりが出来る木の茂みの下に陣取ることにしました。
カメラはいつもの通り、EOS-1Ds MkIIと24-105/4ISです。また16mmまで撮れる広角ズームも少し使用しています。
今日は天気も悪く雨の振る中でかなり暗い条件で撮ることになったので、ISO1600で撮りました。露出は逆光で明暗の差が大きいのでほとんどマニュアルで撮っています。
今回は馬の走り出しに近かったので、いま走り出さんとする写真をとることが出来ました。
下のように扇を上げて返すと走路クリアということで走り出しオーケーとなります。しかし馬によってはなかなか走り出さないものとか、射手も大変です。
ちなみに的には二つあります。左ははじめに使う「四季の的」というものでやや大きめの的に四季の花が添えられています。花に当たっても的中とされます。
これは江戸時代に的をはずした射手が切腹してしまったということがあったそうで、それを防ぐために当たりやすくしたということです。
右はより小さな土器的で、優秀者の決勝で使われます。
(武田流の)流鏑馬は4〜5人の二チームでまず四季の的を使い、その点数の高いものの中から土器的で決勝を行います。
また、四季の的と土器的でもっと大きな違いは、四季の的のときは豊作を祈る神事で、土器的のときは競射(つまりスポーツ)ということです。
実はよく見ると分かるのですが、射手のかぶる頭の傘の先端に小さな赤い鬼がついているときは神事で、競射のときはそれをはずします。
もちろん今回も流しても撮っています。ここではズームレンズを生かしたズーミングも併用しています。
最近は動画を撮れる一眼レフカメラがひとつのトレンドになりつつありますが、こうして一枚の写真で動きを表すというのが「表現する」と言うことだと思います。そのまま動画で撮る「記録」というのとは少し違うと思いますね。
と、いいつつやっぱり動画も撮れると便利かなぁとは思ってしまいますが(笑)
しかし今年はいまひとつ天候にたたられています。
そろそろ秋の花の季節ですし、その先には紅葉があります。ちょっと不安な秋の天候です。
Music TO GO!
2008年09月19日
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