Music TO GO!

2005年12月10日

SuperMicroとニッケル水素電池と"Solid-Tube"オペアンプ

それでさっそくニッケル水素充電池を購入してきました。
これは日米間で差がない1.2Vなので、近くの店でサンヨーの1000mAhタイプを買いました。これが単4では現在最大容量クラスだと思います。

たしかに普通のアルカリとオキシライド以上のかなり大きな差があり、音もより端正になり(つまり歪みが減ったんでしょう)、低域を主にパワー感も増します。またノイズも低減されるようです。
ただし背景が完全にブラックになった訳ではなく、これでSuperMicro-3がSR-71になったわけではありません。基本的にはいままで書いたレビューはあまり変わらないと思います。
とはいえ音はかなり改善されたのでまたバトル第二回戦をやってみたいとは思います。

またたしかに面白いことに、妙な艶っぽさは端麗さに変わってしまったような気はします。
それでこのアルカリ電池とDC-DCブースターの相性の悪さから瓢箪からコマで発見されたFETの妙な真空管っぽい効果を生かした"Solid-Tube"オペアンプというのを、製品向けにほんとにXin博士が作ってしまいました。
こちらはデュアルスロットにさせるタイプのようです。先週くらいにプロトができたと書いてありますのでそろそろ入手が可能かもしれません。
博士のHD580で聴くとたしか所定の効果はあるようですが、万人向けではないとのこと。
SuperMini-3を頼んでついでにこのSolid-tubeオペアンプも面白そうなので注文しようかと。。

この辺はさすがにXin博士です。サミュエルズ氏はサミュエルズ氏で、もと軍事関係の経験(そのためアンプの名前が軍用機の名前)を生かして、ミリタリーグレード基盤やパーツなんかの活用で独自性がありますが、Xin博士はXin博士でやはりすごいですね。(とはいえ学位はロケット工学とのことですが)
この辺がアメリカものの個性的で面白いところです。
posted by ささき at 01:17| Comment(7) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。いつも楽しく興味深く拝見させて頂いています。私はipodとpx200の組み合わせで外で音楽を聴いています。
先日Dr.HEAD HiFiを購入しこれを通して聴いてみたのですが、正直違いがわかりませんでした。
そんな折ささき様のSuperMicro-3のレビューを読ませて頂き、大変このアンプに興味を持ちました。
そこで質問なのですが、ipod単体で聴くのとSuperMicro-3を通して聴くのでは、かなりはっきりと違いがわかるものなのでしょうか?
それとも優れた耳の持ち主でなければ、わからないぐらいの微妙な違いなのでしょうか?稚拙な質問で恐縮ですが、お願いいたします。

Posted by isu at 2005年12月10日 17:45
SuperMicroの方が分かりやすいとはいえますが、もしアンプに接続するのにヘッドホン端子からつなげていたらまず下記のドックコネクタを使ってLineOutから接続することをお勧めします。
そうすると音も違ってくると思います。

http://www.heavymoon.co.jp/computer/sendstation/pocketdockusb/

http://www.focal.co.jp/product/detail.html?id_product=92
Posted by ささき at 2005年12月10日 21:49
Dr.HEAD HiFi、私も持ってますが、iPod直差しと音が違うかと言えば、ヘッドホンにもよるし、ケーブルにもよるし、オペアンプにもよると思います。

私は、下のオペアンプ使ってます。最初、OPA2604APっていうのを買いましたが(確か、秋葉原で840円だったと思います)、下のヤツのほうがいいと思います。送料2ドルもしなかったんで、2000円ちょっとで手に入りました。差し込むときの向きを間違えたらお釈迦になるって言う噂もありますが、前面側から見て文字が逆になる方向に差し込めば大丈夫です。

http://www.cimarrontechnology.com/index.asp?PageAction=VIEWPROD&ProdID=31

で、少しずつグレードアップしていったらどうですかね?

Posted by ひっちょ at 2005年12月10日 22:48
お返事ありがとうございます。一応ドックコネクタを使ってLineOutから接続しています。
違いがわからないと書きましたが、正確にいえば音の力強さや厚みが増したような気がしないでもないという感じです。
私の耳はあんまり良くないようです。
PX200以外ではHD580とER4Sを試してみましたが、〜ような気がするレベルの変化しか感じられませんでした。
それとオペアンプを交換する場合は何か特別な技術がいるのでしょうか?

Posted by isu at 2005年12月10日 23:12
オペアンプの交換は、技術って言うほどじゃないですが、少しコツがあるかもしれません。マイナスドライバの小さいヤツか、ピンセットを使った方が良いです。無ければ、100円ショップかどこかで買えばいいですが、どうせ買うならピンセットの方が良いと思います。

最初に、オペアンプの長方形の短辺の方の下にピンセットを差し込んでテコの要領で少し引き上げ、次に、逆側の短辺の下に差し込んで少し引き上げます。その後も、両側の短辺から少しずつ引き上げていけば、オペアンプを引き抜くことが出来ます。片方の短辺から一気に引き上げたら、オペアンプのピン(金属の足)が曲がってしまうので、次にセットしたいときに大変です。新しいオペアンプを差し込むときは、差し込み穴とピンとが合うように位置を合わせてからキュッと押し込めば簡単に入ると思います。

劇的な違いを求めるなら、ここで介されているような350〜400ドルぐらいのヘッドホンアンプと、100ドル以上するケーブルとを買って、HD580やER4Sで聴くのが一番だと思いますが、さっきDr.HEAD HiFi+earcandy+DT880で聴いてみたら結構いい音してました。AE-1ほどじゃないですが・・・。私も、最初Dr.HEAD HiFi買ってiPodにつないだとき、音の違いが全然わからなかったですから、そんなに気にすることはないと思います。おまえも気にしろって言われるかもしれませんが・・・(笑)
Posted by ひっちょ at 2005年12月11日 00:01
横から長文失礼します。

私もiPod+ドックコネクタ+DrHeadの組み合わせで接続しておりますが、isuさんと同様に、直差しとの音質の差がいまいち判りませんでした。

DrHeadは、過去の改造話に基づいて、一通りの改造(オペアンプ、トランジスタ、コンデンサ交換等)を行ったものです。ケーブルはDrHead付属品のもので、使用しているヘッドホンは主に、HD580、ER-4S、PROline2500です。

もし何かアドバイスがございましたら、宜しくお願いします。


>isuさん

オペアンプの交換については、DrHead HiFiでしたら、取り外しはピンセット等(もしくはICピッカー)でオペアンプをつまみ上げるだけで外れるので、比較的容易に交換できると思います(オペアンプは垂直につまんで、アンプの足が曲がらないようにし、交換するアンプは、差し込む向きにご注意下さい)。
Posted by へたれ at 2005年12月11日 00:05
皆さんのアドバイスとても参考になります。
350〜400ドルぐらいのヘッドホンアンプなら劇的な変化が楽しめるとのことですが、やはり高いですね。
家ではCD5001で聴いているのですが、次に購入を考えている機器はP-1です。それぐらいでないと違いがわからないと思いますので。ですからここで4,5万の出費は結構痛いです。
あとipodを手に入れるまでのつなぎで購入した PANASONICのSL-CT520 とpx200で聴いてみたところ、音の広がりが素晴らしくとても気に入りました。比較がロスレスとはいえ圧縮したものなので、公平な評価かどうかはわかりませんが。
ipodを手放してSL-CT520 に完全に移行するか、Dr.HEAD HiFiの改造やケーブルの改善でipodを使い続けるか、どちらかにしようと思っています。
Posted by isu at 2005年12月11日 10:55
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック