サミュエルズ氏のポータブルアンプ(SR-71など)に比べてXin氏のアンプの特徴は、買ってからいろいろオペアンプ交換とかカスタマイズする人向けということがあります。
また今回Xin氏がリリースのときに書いているのはオーディオファイル(オーディオファン)というのは多様なので、今回は多くのラインナップを揃えてそれに対応したということです。
そこでそれぞれの違いというのをちょっとバイヤーズガイド風にまとめてみました。
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* SuperMacro-3 V6
やや大きい
オペアンプ・バッファーともに交換できる
- オペアンプはシングル・デュアルソケットの両方に対応している
複数のアンプを組み合わせてpre/powerコンボやモノブロック構成ができる
V6では従来よりさらに改良してパーツ交換しやすいように配置等を考えたりカスタマイズが楽なように設計してある
メタルケースである
IABCがある
- スイッチで切り替えできる
(IABCとは、インピーダンス(I)、アンプゲイン切り替え(A)、ベースブースト(B)、クロスフィード(C))
家庭用電源にアダプタでつなげる(アダプタ同梱)
電池単4が8本
価格$350
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* SuperMini-3
Macroより小型
オペアンプ・バッファーともに交換できる
- ただしdualソケットのみ
- また標準のAD8397はバッファーも兼ねるのでデフォルトではバッファーソケットは空き
pre/powerコンボやモノブロック構成ができる(制約あり)
家庭用電源にアダプタでつなげる(アダプタ別売)
IABCがある
- ジャンパーで切り替える
電池単4が2本
バッテリー時間 約80時間
価格$199
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* SuperMicro-3
Miniのさらに半分と小型
リモコン程度のサイズで、入出力が両側
オペアンプなどのカスタマイズはできない(オペアンプ半田付け)
カラフルなクリアケースを多数用意してユーザーが交換可能
電池単4が1本
バッテリー時間 約30時間
価格$189
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とりあえずまとめてみましたが、わたしはこの辺は詳しくないので改造系の質問はXin氏のフォーラムへどうぞ..
http://www.fixup.net/talk/forum.asp?FORUM_ID=4
ちなみにpre/powerコンボとは物理的に二つのボディを用意して、片方をオペアンプのみ(これをPreと呼ぶ)、もう片方をバッファアンプのみ(これをPowerと呼ぶ)としたもののようです。これを構成するためにPreボディではバッファのバイパスジャンパを使いバッファ部分を殺します。またPowerボディではダミーオペアンプをつけるかジャンパーでオペアンプ部分をバイパスさせます。サイトに乗っているダミーオペアンプはこのために使うようです。
どういう効果があるかはよく分かりませんが、それぞれのボディで電源を専用に使えるというところでしょうか。。
またモノブロック構成として二つボディを用意してそれぞれLeftチャンネル専用、Right専用とすることができるそうです。
ただし普通のオーディオパワーアンプに良くあるブリッジ接続のようなものではなくLかRが死んでしまうし、ヘッドホンケーブルもL/Rがセパレートされたものが必要になってきますね。この辺はよくわかりません。
そしてさらにこれらを組み合わせて4つのボディでモノブロック構成+Pre/Powerコンボというのができるそうです。
ここまでやるとちょっとすごいですね。
* 間違いや最新の訂正があるかもしれませんので、ここの記事は参考程度で購入前にはサイトをチェックしてください。
Music TO GO!
2005年12月09日
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