NuForceのIcon-1はかなり好評を博しているようで、今後の展開も楽しみになってきます。
Iconの大きな特徴のひとつでもあるネットワークケーブルをスピーカーケーブルに使用している理由は、専用のS-1スピーカーとの接続にあります。
S-1はまだ発売されていませんがレビュー用には何個か出ているようで、6moonsにそのプレビューが少しのっていました。
http://www.6moons.com/audioreviews/icon2/s1.html
Icon-1がネットワークケーブルをスピーカーケーブルに使用している理由は低出力の伝送に向いているということもあるそうですが、信号線の2本が音楽信号ではなく通信用に使われているためです。普通のスピーカーと接続するときにはこの信号線は死んでいますが、S-1と接続すると信号線が生きてS-1と接続したことをIconに知らせます。するとIconは1.5Khz付近に-6dBのイコライジングを行うようです。
これはなぜかというとS-1はウェーブガイドという一種のホーンタイプのスピーカーです。これはNuForceのハイエンドスピーカーであるS-9で採用されたもので皿の平たいちょっと特殊なホーンの一種ということです。これはホーンの能率が良い点を生かして、同じ音圧を得るためにスピーカーコーンの振幅を抑えるという目的のためだそうです。そうするとコーンがあまり動かなくて済むことで歪みを減らすことができるということです。しかしそのために1.5Khz付近が+6dBもちあがるそうです。それを打ち消すためということのようです。
S-1の音のレビューはありませんが、推測するにおそらくHiFiでクリーンな系統の音になりそうに思います。
それとここにも書いてありますが、NuForceはイヤホンも用意しています。
はじめは携帯用にマイクも付いたタイプ(NE-7M)のものですが、より高性能版(NE-8)も用意されているようです。ローコストモデルでも手を抜かないNuforceのことですので、なかなか期待できそうですね。
Music TO GO!
2008年06月27日
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