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2024年12月20日

「ポタフェス 2024 冬 秋葉原」レポート

12月14日、15日に恒例の「ポタフェス 2024 冬 秋葉原」が秋葉原で開催されました。
以下目を引いたものをあげていきます。

ミックスウェーブのCampfire Audioブースでは待望のミュージシャンコラボモデルである「Clara」を展示。
音はロック・エレクトロに適合した低音の重みがあるサウンドながらヴォーカルもクリアによく聴こえるのが印象的。これについては詳しいレビユー記事を書いています。
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エミライブースではFokusシリーズの新作「Rex5」と有線イヤフォン「Knight」が展示されていました。
Rex5はFokusシリーズですが、ANCが内蔵されAudiodoのパーソナライズ機能が追加されたのがポイント。平面型ドライバーもツィーターとして搭載しています。
音は高域は自然で中低域に厚みのある音ですが、パーソナライズ前提なので音はよくわかりません。
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Knightは全世界限定生産でUS$285。BA、10mmダイナミック、ピエゾのハイブリッド。価格に対して音がとても良い感じ。中高音域はNobleらしくソリッドでシャープ、かつ画像生成の歯切れが良い。低域は控えめだが量感は十分ある絶妙な感じ。
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ムジンブースでは新しいスティック型DAC「ヌンチャク(仮)」を展示。一見してDC Eliteのように見えますが、中に真空管が入っている真空管アンプです。DACもDC Eliteとは異なるとのこと。真空管はレイセオンのサブミニ管のデュアル構成でおそらく JAN6418だと思う。JAN6418のデュアル構成だとバランス対応だと思う。音はやはり心地よく、独特の艶っぽさがある感じ。あまり暖かすぎず、リスニング系の音です。
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またSHANLINGのデスクトップコンパクト仕様、DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「EH1」とR2R対応の「EH2」にバスとトレブルの独立したつまみがあったことが面白い。昔の日本のミニコンポとかラジカセはバスとトレブルの独立調整がよくあったと思うけど、現代の中国のちょっとレトロ志向が伺えて面白い。ラウドネスボタンがあればさらに完璧。
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NuralのInovatorは生産に近いバージョンを展示。音はハーマンカーブに近いフラット基調で、ドンシャリのコンシューマーサウンドとは一味違ったHiFi調でハイエンドユーザーに良さそうです。
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また今回ポタフェスではQobuzがブースを持って展示していました。iPadにFIIO K9 AKMやFIIO R9にQobuzアプリを入れてデモをしていましたが、個人的にはQobuzが輝くのはAudirvanaとかRoonみたいな音楽再生ソフトとの統合だと思うので、そういう展示もあった方がいいかもとちょっと思いました。
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また、今回のポタフェスと同時開催イベントとしてfinalが近隣のUDXプラザでハイエンドヘッドフォン試聴会を開催。
他のメーカーとのタイアップしながら予約制で開放型をゆっくり聴くと言うコンセプトのようです。
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私はWeiss DAC502でQobuz音源を試聴。
かなり性能の高いプロ用DACなので音がわかりやすく。D8000 DCとDC PROの差がよく分かりました。
音はProの方がよりフラットで細身でシャープでアタックも鋭い感じ。通常モデルもそれだけで聞くと十分にHIFI系ですが、Proと比べるとよりふくよかでリスニング寄りの音です。低域のアタックはProよりはおとなしめに感じます。
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このほかにもSendy Audioにインタビューなどを行いましたが、これはまた別の機会に。
posted by ささき at 10:03 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする