AirPods 4はどのようにイヤチップなしでANCをしているか、という記事がengadgetに掲載されています。
https://www.engadget.com/audio/headphones/weve-got-to-make-it-happen-how-apple-designed-airpods-4-for-effective-anc-130008844.html
これはアップルのハードウエア担当Kate Bergeronとマーケティング担当Eric Treskiがインタビューで語ったものです。
それによるとAirPods 4のフィット感の監視のためのアルゴリズムの延長にあるようです。アップルによればそのリアルタイム監視機能はH2でなければ実現できなかったとのこと。また実のところイヤーチップなしの外音取り込み機能の方がさらに難しかったということです。これは外音取り込みの場合にはレイテンシーがより重要になるからのようです。また内側マイクとドライバーが干渉しないような工夫も必要だったとのこと。
以前クアルコムがアダプティブANCの発表をした際に、イヤフォンがズレて装着されていてもそれを補完する形でANCを効かせられるという説明をしたことがありますが、それに近いのではと思います。いずれにせよアダプティブ機能の延長ではあるのでしょう。