今年2022年は世界的に新型コロナの影響を引きずりつつ、夜が明けるかと思えばさらにウクライナ紛争で一層混迷がました年となりました。それはともかく今回も2022年を振り返る記事をまとめてみたいと思います。
2021年の振り返り記事はこちらです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/485024177.html
明るい話題としては今年は久方ぶりにヘッドフォンショウが復活しました。
ヘッドフォン祭ミニ
https://ascii.jp/elem/000/004/090/4090687/
ポタ研
https://ascii.jp/elem/000/004/097/4097499/
機材としてはAstell & Kern 新フラッグシップDAPのSP3000が大きかったと思います。
Astell & Kern 10年の結晶、新フラッグシップDAP「A&ultima SP3000」レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/493950942.html
今年は久方ぶりにChordからMojoの後継機であるMojo2が登場しました。後継機の開発に時間をかけるところがハイエンドメーカーらしい所です。
Chord Mojo2レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/486076332.html
今年はスティックタイプのUSB DACが活況を呈しました。
L&P W2-131レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/485813717.html
iFI Audioのハイエンドスティック型DAC、GO Barレビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/488357209.html
Astell & Kernのスティック型DAC、AK HC2レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/488780889.html
また最近ではDAPの形で据え置きというタイプも出てきました。DAPが進化して操作性と音質で突出するとそれを据え置きでも活かしたくなるわけですね。
こちらはA&K ACRO CA1000のレビューです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/485874729.html
今年はiPodがついに長い歴史を終えた年でもありました。
ありがとう、iPod
http://vaiopocket.seesaa.net/article/487913801.html
イヤフォンについてはハイエンドの豊作の年でした。
DITA audio 10周年モデル Perpetuaレビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/488431046.html
Astell&KernとCampfire Audioの独創的なコラボ、PATHFINDERレビュー
https://ascii.jp/elem/000/004/099/4099239/
チタンシェルのユニバーサル、qdc TIGERレビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/493128931.html
TIGERについては完全ワイヤレスアダプタもあります。
http://vaiopocket.seesaa.net/archives/202212-1.html
ヘッドフォン関連ではこのコンビネーションが良かったと思います。
木製イヤカップを備えたSUNDARAの密閉型、HIFIMAN SUNDARA Closed-Backレビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/493149579.html
HIFIMANのコンパクトなハイパワーヘッドフォンアンプ、EF400レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/488356436.html
PCオーディオ関係ではRoon ARCが出たとともにiFIの新型なんかが良かったですね。
高機能でマニアック、iFi audio NEO Streamレビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/491853254.html
また今年はいくつかB2Bの分野でも新しいトレンドを感じました。
ストリーミング時代、オーディオの縁の下の力持ち「ITF-NET AUDIO」
https://ascii.jp/elem/000/004/114/4114811/
シンプルで低コストなフルデジタルアンプCRI D-Amp Driver
https://ascii.jp/elem/000/004/116/4116608/
Knowlesが新しいターゲットカーブを提唱して、そのリファレンスモデルを製作したのもちょっと気に留めておきたい話題です。
https://ascii.jp/elem/000/004/092/4092169/
https://ascii.jp/elem/000/004/110/4110059/
そして完全ワイヤレスがイヤフォンの世界を根本から変えたものは、単に利便性ではなくプレーヤーからイヤフォンへの伝送がアナログからデジタルになったことだと思います。
それはイヤフォンにコンピュータありきのサウンドをもたらしました。コンピュテーショナル・オーディオです。
finalの新基軸サウンドの提唱、ZE8000レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/494891595.html
コンピュテーショナル・オーディオとしての完全ワイヤレス、Apple AirPods Pro2 レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/495299912.html
コンピュテーショナルオーディオとDSPなどとの違いと言うのは、DSPというのは既に成り立ってるサウンドを計算でより良くするものなのに対して、コンピュテーショナルオーディオというのはそもそもサウンドが計算無しでは成り立たないというものです。
ZE8000にANCオフがないのもこれに関係しているように思われます。
また今年はいままで追っていた新世代のドライバーであるMEMSスピーカー(シリコンドライバー)のデモ機を聴くことができました。これは期待できます。
xMEMSインタビュー、MEMSスピーカー試聴
http://vaiopocket.seesaa.net/article/492846696.html
MEMSスピーカーについてはこちらをご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/484949223.html
MEMSスピーカーの製品化はやはりこのご時勢の影響で遅れていたようです。来年はMEMSドライバーの製品化が期待され、LE Audioもやっと普及の道を歩き始めるかもしれません。またイヤフォンのコンピュータ化も進むことでしょう。暗雲はまだ取れませんが、明るい話題を少しでも期待したい所です。