ハイエンド志向のスティック型DAC。4.4mmバランス端子と3.5mm(S-balance)を装備。ライトニング対応でiPhoneでも使えます。
金属ボディがシックでデザインも良いですね。スマホと近くで使うものなので金属ボディだとRFインターフェアにも強そうで良いです。
小売価格は49,500円(税込)です。
* iFI GO Barの特徴
1 コンパクトで高音質
超高解像力で周波数特性もよく取れてます。
2 iFI技術の全部入り
IE MatchやXBassやXSpaceなどiFIこだわりのDSPでないアナログ信号処理技術もコンパクトながら全部入りです。
3 デジタルフィルターが効く
GTOだと内部アップサンプリングするのでサンプル表示も変わります。
4 MQAをフルデコードで対応
これもコンパクトながら良いところです。今はレンダラーはDACでやる手もありますが、フルデコードだとソフトウェア能力の高さが必要になります。ハードだけでなくソフト部分も優れてるのがiFIのポイントです。
* インプレション
Campfire audio ARAのバランス駆動で試聴。
透明感が極めて高く、コンパクトにしては音の広がりもよいです。すごく細かい音が鮮明に聞こえる解像度の高さが驚異的にさえ思うレベルです。
それとGo barの良い点としては音造りが良いです。コンパクトだと細身の音になりがちですが、GO Barでは厚みも感じられるくらい高級オーディオの音がします。ヘッドフォン祭で初めて聴いたときに「これってジョンカールが絡んでるんですか?」って聞いちゃったくらいです。さすがに本製品には絡んでないようですが、音は単にシャープなだけではなく高級感があるのがスティック型としてはポイントが高いと思います。
iFIらしくIE matchも効いてるのも良い点です。ARAみたいに高感度マルチBAのIEMの場合はボリューム下げるよりもIEmatchかけてボリューム上げた方がダイナミックレンジが広いので立体的に聞こえます。
ダイナミックドライバーの場合は逆にIEmatchがオフの方が力強さがあるように思いますね。
ただし音質を極めている反面で電力消費が激しいというところがあります。とはいえ、オーディオマニア的には音質に振り切れていたほうが良いように思います。
どんなハイエンドIEMを使っても十分に見合うようなハイクラスの音質がこんな小さなボディから出るのは驚きだし痛快でもあります。この先はiPhoneという点を考えると尚更です。
さらに高価なDAPとも音質では比肩できるくらいだと思いますし、スティック型DACにしては高いけど、高いだけある製品と言えると思います。
Music TO GO!
2022年05月25日
アスキーに「Knowlesが提唱する新しいターゲットカーブが登場、イヤホン音質の底上げを進めるか」の記事を執筆
アスキーに「Knowlesが提唱する新しいターゲットカーブが登場、イヤホン音質の底上げを進めるか」の記事を執筆しました。
https://ascii.jp/elem/000/004/092/4092169/
https://ascii.jp/elem/000/004/092/4092169/