Music TO GO!

2022年01月07日

CES2022でGaNトランジスタのパワーアンプが登場

CES2022でGaN(窒化カリウム)採用のクラスDパワーアンプが展示されています。これはオーディオ向けクラスDチップメーカーのAxignと素子提供するGaN Systemsのコラボによるもので、製品と言うよりデモとかリファレンスモデルになります。この展示モデルでは250W/chx2の出力です。

https://www.embeddedcomputing.com/technology/analog-and-power/gan-based-500w-heatsinkless-audio-amplifier-from-axign-and-gan-systems

普通トランジスタには半導体としてシリコン (ケイ素) が使用されますが、これはシリコンの代わりにGaN(窒化ガリウム)を半導体としてトランジスタを作成したもので、従来の製品とは根本的に異なります。
GaNはシリコンのトランジスタよりも高効率で電力損失が少なく発熱が少なくなります。また低抵抗でスイッチング回路にもむいています。GaNはアンカーのACアダプタやソニーのSA-Z1のD.A.ハイブリッドアンプなどにも採用されていますが、今後注目の技術と言えます。
posted by ささき at 13:20| ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする