Music TO GO!

2019年11月09日

CanJam上海のプレビュービデオから、中国製品紹介

今週末はHeadFiのイベント、CanJamが上海で開催されています。そのプレビュービデオがアップされていたので興味あるところを紹介します。特に中国系のメーカーを抜き出しました。今回は英語と中国語のキャプションが付いたので聴き取りにくいときにも助かります。
時間は目安です。

https://www.head-fi.org/threads/canjam-shanghai-2019-november-9-10-2019.912316/page-4#post-15294025

ちなみに測定性能はHarman ターゲットカーブとの近似で評価してます。ヘッドフォンやイヤフオンは線がまっすぐになるのが良いことではなく、耳の形によって影響を受けた曲線がフラットに聴こえるカーブになります。

17:33 SMLS ME500 古そうな形ですがコスパ良いとのこと。
18:00 DAAT CANARY2 JFET入力など面白そう。
18:57 AURIS Auido EUTORPE ヘッドフォンスタンドにもなる真空管アンプ。中国物はデザインもユニークなの多いですね。
19:52 Golden Wave GAX 測定性能が高いとのこと。フルディスクリートで日本でも普通に受けそう。
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21:02 Eletech ケーブルメーカー。技術力も高くて仕上げもよさそう。
26:40 ICE Lab カスタムイヤフオン referenceはEST採用の10ドライバー。測定性能もかなりよいらしい。
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28:53 InEar Promission X これは日本でも入るかもしれませんが、これもハイエンドでよさそう。
32:09 Meccaudio TITANS RHEA これも高域にESTを採用してそれ以外はBAの8ドライバー。
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34:26 Dan Clark Audio(元MrSpeakers)のAEON2。これ折り畳みメカが画期的なので動画で見てください。
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34:55 Softears Cerebris 水月雨のハイエンドブランド(?)。これもEST採用。RS10はかなりHarmanターゲットに近似。ただ音的にはやや強調感があるよう。
38;41 Vision Ears Elysium ブランドは日本でも知っている人がおお欧州ものですが、BAを低域、ダイナミックを中域、EST(x2)を高域にもっていてESTの実装ではJudeは一番いいと言っています。
42:37 SHUOER judeも知らなかったというブランド。TAPEは文字通りカセットテープみたいに見えるデザインが特徴。特徴的なダイナミックとEST?を使ってるみたいで高性能ドンシャリっぽい感じのよう。
43:42 Tingpod(TP Audio) Aurolaは1BAのIEMで仕上がりも音もよさそう。

とにかくEST採用のIEMが多いですね。中ではICE Lab referenceとVision Ears Elysiumが一番興味ありますね。
中国市場も昔から近くて遠いのですが、たとえば10年くらい前の話をすると、どう見ても100円イヤフォンにしか見えない怪しい中国製のYuin PK1に1万円も出したかというと、まずHeadFiのフォーラムで話題になり音に関しては英語で情報が分かったということ、アメリカの代理店が扱っていて英語でやりとりでき、PayPalが使えるように実質的に米国製品の通販と変わらなかったということが大きいと思う。これをアルジネットで情報を得て、タオバオで買うっていうのはいまでもハードルが高いです。
HeadFiとCanJamが英語情報で中国事情を提供し、中国のオーディオ世界へのゲートウエイになればよいですね。
posted by ささき at 13:46| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

QobuzがMP3を廃止、ハイレゾとCD品質プランを統合

QobuzがMP3を廃止して、プランをCD品質とハイレゾを含む月額$14.99(年間だと$12.5/月)のプラン一つに統合するとのことです。
https://www.audiostream.com/content/qobuz-kills-mp3-offers-high-res-and-cd-lossless-1499

ハイレゾストリーミングがひしめく中で戦略的な一手に出てきましたね。
posted by ささき at 08:38| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする