Music TO GO!

2018年10月29日

ヘッドフォン祭2018秋レポート

恒例のヘッドフォン祭秋のレポートをお届けします。

ウルトラゾーンのEdition 11。いままでのチタン振動板からバイオセルロース振動板に変わったのが特徴です。木製のハウジングもいつもながら良い仕上がりですが、装着感も軽いです。
音はSP1000CPで聴いてみましたが、S-logicも進化してるのか奥行き感のある深い音場が特徴的です。チタンっぽい硬さがなく、弦の鳴りもいいですね。
またケーブルが前はがっちりしたレモだったのが2ピンになっていたのが驚きでした。ただし改良されて極性と左右の誤装着対応のノッチもあったと思います。フェンダーの新しいPro IEMシリーズも同様な改良を経てMMCXから2ピンに戻ったのですが、この辺は興味深い動きですね。
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オーディオテクニカのL5000。わたしはL3000を持っていて、昔はリケーブルやらバランスやら何やらでかなり凝ってました。その思い入れあるL3000と似たスタイルから想像するL3000のあの重厚な音のイメージとはまったく異なって、明るく快活な音で密閉型っぽさも少ない感じでした。
担当の人もL3000は意識してないで、いまできることをやったと言ってましたね。W5000風と言うほうがより近いかもしれません。

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あ、ついでに当時(10年以上前)に作ったL3000の壁紙もついでにアップしておきます 笑
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面白かったのはフォスター電機のドライバーのパーツ売りの展示で、これはB2Bの出展となります。
参考展示のヘッドフォンはMT050Aという50mmユニットを使って須山さんがサンプルとして作ったもの。仮名称はAir3というようで、中身も名の通りにAir2/Titan同様タンデム駆動の凝ったもので音もかなーり良かったです。製品化が期待されますね。
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トップウイングさんのブースではXI Audioのディスクリート・マルチビットDACの発表も行われました。このDACについては後に詳しく書けると思います。また、謎のイタリア製タンデム駆動の新ヘッドフォンが出ていて、独特の音を聴かせてくれました。
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Kenさんと新製品Campfire AudioのSolaris。Kenさんいわく、これはベストでこれ以上のものはないよ!って言ってました。これは後で詳しく書けると思います。
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FaudioのMajor。3つのチャンバーが特徴的なダイナミックドライバーモデルです。これについては後で詳しく書けると思います。
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ゼンハイザーの(BTでは)初となる完全ワイヤレスが発表されていました。
ゼンハイザーが実は左右が完全に独立した「完全ワイヤレス」イヤフォンを世界で初めて開発したんですが、そのときはBluetoothではなくKleer方式でした。下記記事参照。
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http://vaiopocket.seesaa.net/article/111416395.html
こちらはBluetooth方式となって初の完全ワイヤレスです。音質は昔のHD650とかHD25を思わせるゼンハイザーっぽい音でかつ音質はかなり高いと思います。左右接続はNFMIで左(子機)を手で覆っても切れません。けっこう完全ワイヤレスではいいモデルだと思います。

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ファイナルさんのところではさらなるエントリーモデルのE1000が人気でしたが、E1000はあとでまた詳しく書けると思います。
下記画像は代理店がファイナルさんに移ったDitaの新製品Project 71。親会社の1971から47周年記念とのこと。従来に比べてダイナミックらしいパンチとエネルギー感が音楽的で心地よいですね。ケーブルもビンテージっぽい独特の線材を使ってるようです。

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ヘッドフォン祭で発表となったNobleのセミカスタム。ウイザードと写真を撮ってもらいました。
ユニバーサルイヤフォンのフェイスプレートと内部配線をカスタム化できるそうで、それによりサウンドのニュアンスを変えられるということ。

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Shureの新しいBTレシーバー、BT2。明瞭感や音の広がりはなかなか良いように思います。
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OriolusのBA300S。入出力とも4.4mmの真空管ポータブルアンプ。ソニーお持ちの方に。
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Hiby R3。11月にMQA対応するということで、Tidalも入ってるようです。中国系DAPのコントローラソフトをやっていたHibyだからプレーヤー部分は優れてるんでしょう。ディスプレイも綺麗です。iPhoneのHibyアプリもMQA対応してくれるといいんですが。
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アユートさんのところではウマ娘モデルのSR15とかセガサターンモデルのACTIVOなどの展開が面白いですね。またフェンダーのPro IEMシリーズの展示もされていました。フェンダーのPro IEMシリーズについては担当者にインタビューをしたので詳しくお伝えできると思います。
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今井商事さんが代理店となるWooのWA8。バッテリーで動作し、真空管2本と3本駆動が切り替えられます。イヤフォンだと2本駆動がよい感じでした。ちょっとお高めですがいかにも真空管らしい甘くて暖かい感触いい音です。
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エミライさんではHeadampのGSX miniが出るそうです。これは電源を内蔵して小型化したもの。
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わたしはGSXもずいぶん前に買いまして、おそらく日本で初めて「バランス駆動」なるものを紹介した記事はGSXで書きました。もう12年は前になりますね。
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http://vaiopocket.seesaa.net/article/22525911.html
まあdinaloとかdinahiとか謎の言葉が出てきたら上の記事を辿ってみてください。
posted by ささき at 10:47| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

Astell & KernもついにMQA対応へ

Astell & Kernプレーヤーにも待望のMQA対応がなされることが、現在開催中のRMAFで発表されています。
プレスリリースによると、まずSP1000が10月中くらいをめどにして、それから順次拡大ということです。
さてTIDALマスターでのハイレゾストリーミング時代が来るか? フルデコーダーとなるはずなので、MQAコアデコーダーとしてOTG使用してMQA対応のポータブルアンプ(MQAレンダラー)にも使えるはずです。ポータブルでのMQA使用も拡大していきますね。
posted by ささき at 07:00| __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

RMAF2018とCanjamの最新情報

今回でCanJamも10周年を迎えますが、JudeのHeadfi TVからプレビューが届いています。

https://www.head-fi.org/threads/canjam-global-2018-event-thread-nyc-singapore-socal-london-rmaf-shanghai.860196/page-79#post-14517299



1時間ちょっとの動画ですが、気になったところを少しピックアップすると、
00:50 MrSpeaker Ether2 新設計ドライバーと軽量化がポイント、Judeは007を思い起こすって言ってます。
06:40 Hugo M scalerとHugo2をつなぐケーブルをMoon Audioが作ってます
12:37 おお、Campfire AudioからカスタムIEM登場 Equinoxというモデルでカスタムは3Dプリンター製作。10mm ADLCドライバーで、アコースティックガイドもカスタマイズされるよう。
14:22 Abyss Diana Phiは同時発表のAB1266 Phi CCのドライバー(CCはセラミックコーティング)を使用。
20:48 EarSonicsからは新型のGrace
36:24 JH Audioファンの人にはJH Audio謹製のIEMケース
1:02:28 Dragoslavの平面型ニアフィールドモニターDragonfireシステム
1;06:22 駆け込み情報としてはHIFIMANのJade2(静電型)、Arya(新型プラナー)

さて、いくつかはヘッドフォン祭にも来るかな?



posted by ささき at 16:37| ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WiFiの名称が簡略化されます

WiFi Allianceでは現在のWiFiの複雑な名称を簡略化するようです。たとえば802.11nはWi-Fi 4、802.11acはWi-Fi 5となります。
これは802.11axが登場した時にWi-Fi 6と変わることから発行されるようです。これにともなってあらたなロゴも導入されます。

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posted by ささき at 07:05| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする