Music TO GO!

2017年09月05日

WestoneからワイヤレスアダプターとシングルBAイヤフォンのセット、WX登場

先日WestoneからBluetoothのワイヤレスアダプターが発売されました。iPhone7からイヤフォン端子がなくなったことで、Bluietoothの注目度が高まっていますが、このアダプタはMMCXのコネクタに汎用にイヤフォンを接続できるものです。
今回はそのアダプタにシングルBAドライバのIEMがセットになった「WX」が発売となります。9/12発売予定で、予定価格は23,000円です。アダプタ単体で実勢価格が19,800円くらいですから、お得なセットと言えます。

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基本的な使い方は現行のBluetoothアダプタと同じで、Apt-Xにも対応しています。
持続時間は8時間ということでかなり長持ちです。BT4.0対応で10m届くと言うことで距離的には十分でしょう。エージングするときにとなりの部屋にこのワイヤレスアダプタをおいて音がうるさくないようにしたのですが、数メートルは余裕で届きます。身につけるものなのでIPX4防滴対応がなされています。

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ケーブルはしなやかで平たいもので、首の後ろに回して、余りをチョーカーで締める方式です。
完全ワイヤレスほどではないけれど、かなり自由度はあります。左右分離の完全ワイヤレスではないので首の後ろに感触はありますが、私のように始終スマホ持ってると、手が自由ということがうれしいですね。
完全ワイヤレスだとまだ左右接続が音切れする問題がよくあるので、そうしたことが嫌いな人にも向いています。
本機はBT4.0対応なので電池残量はiOS9.0以降では通知センターとステータスバーで分かります。

都内をぐるっと回って実際に使ってみると音の途切れは場合によってごくまれに出ますが、おそらくWiFi干渉とかいう理由によるものだと思います。このアダプタ自体は優秀で、けっこうな距離届きますし、iPhoneを尻ポケットにいれたり、iPhone側もアダプタ本体側もアンテナ部分を手で覆ってみてもなかなか途切れません。
操作性も特に問題ないと思います。
ただ装着に関しては耳に回す方式(Shure方式というとカール兄弟に怒られそうですが)よりもストレートに入れるほうがネックバンド方式だと装着しやすいかなとは思います。
このタイプのBTのみ機はエージングしづらいのですが、電子部品が多いのでエージングした方がいいとは思います。

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このモデルが良いところはなかなか音が良いところです。
低価格モデルという先入観を持っていたんですが、実際に音を聴いてみると、ちょっと驚くくらいには思ってたより音が良いというのが実感です。
シングルBAとは思えないくらい高い音から低い音までよく出てますが、イヤフォン部分はなにか従来モデルがベースになっているのかわかりませんが、BT部分になにかアンプのような電子機器があってそれが音質を高めているようにも思えますね。音の均一感の良さを考えるとこのアダプタに合わせてなんらかのチューニングをしているようにも思えます。
普段使いなら十分かと思えるくらい。立体感もわりといい感じです。イヤチップはStarだと少し腰高になるのでフォームのほうが良いと思います。
パンチもあってロック聴くにも良いし、Westoneらしい温かみも少しあって、Westoneファンも音に納得できるでしょう。

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わたしだとiPhoneから直で聴きたいのはBandcampで新曲のチェックとか、この人がこういうの買ったのかとかSNS的側面でチェックしたいことが多いので、BTイヤフォンはそういう風にスマートフォンをカジュアルに使いこなす時に向いています。
イヤフォンとアダプタは分離することができ、BTアダプタとして他のイヤフォンと使うこともできるそうです(ただしその取り付けたイヤフォンについては保障外)。なのでこのBTアダプタが気になってた人は、付属イヤフォンのついたお得モデルとして買っても良いと思います。ただそういう意図で買ってもおそらくこのWXのまま使い続けてしまうのではないかというくらいには音にアダプタとの一体感があって満足できると思います。
posted by ささき at 13:22| __→ Westone ES3X カスタム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする