ミュンヘンハイエンドでRoon labsが自らサーバー製品を発表しています。
https://www.audiostream.com/content/roon-doeshardware
もともとRoonの母体だったSooloosではハードでネットワークプレーヤーを作ってたものがソフトだけにフォーカスをあてて設計し直したのがRoonですから、ソフト専業だったマイクロソフトがハード売りするのとは違いハードを作ってもおかしくはないとはいえます。
GoogleのNexusシリーズのようにRoon OS(ROCK)のリファレンスとしての意味合いもあるかもしれません。
https://community.roonlabs.com/t/roon-does-hardware-nucleus-introduced-in-munich/25971/75
上のRoonフォーラムではROCKもミュンヘン後にすぐ出すって言ってますね。
フォーラムでは価格が高いんじゃないかとの批判もありますが、Roonの中の人のDanny氏は市場ではやはりTurnkey solution(すぐ使える製品)が必要だし、それにはマージンがかかるので高くなると言ってますね。
安く欲しい人はROCKとNUCで作れば良いというわけです。RoonのDanny氏は両方ありだという感じで書いてますね。
また上のAudiostreamの記事では曖昧ですが、フォーラムではNucleusにはRoonライセンスは付属せずに別に買う必要があると書いてます。
Music TO GO!
2017年05月22日
2017年05月16日
Astell & Kernの新フラッグシップ、ついに登場! その名はA&ultima SP1000
ちょうど二年前のいまころ、現在までのフラッグシップであるAK380が登場しました。そのときは高精度クロックや最新DACのもたらす素晴らしい音の世界に驚いたものです。
それから二年、いよいよAstell & Kernの新フラッグシップ機が登場します。それが「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」です。ジェイムズ・リー新CEO体制になってからの初のフラッグシップで期待も高まります。価格はUS参考価格が$3,499(税抜き)です。US価格ベースではAK380から据え置きに見えます。
日本での発売時期、価格は未定です。
一からの新設計ということでDACも新しく、最新最高のAK4479EQをデュアルで搭載しています。AK380の4490は当時最新でしたが、グレードとしてはハイエンドではありませんでした。このAK4497EQは文字通りハイエンドクラスのDACで、最近では刷新されたLINNのKLIMAX DS/3にも採用されています。もちろんDACチップがすべてではありませんが、大きな違いとなるのもやはり事実だと思います。また高精度クロックもやはり採用されています。
そして今回ははじめから、ステンレススチール(SS)とカッパーモデルの二つのみのようです。どちらもずっしりときそうです。(AK380のようなジュラルミンモデルがない)
かなり気合が入っています。まさにベスト・オブ・ベストなんでしょう。しかしAK380SSはUS$4,999ですから、これを考えるとかなりお得価格になったように思えます。
デザインはわりとシンプルなものとなり、ベゼルレスの5インチ液晶を採用して大画面化しています(AK380は4インチ)。画面解像度はAK380の480×800から720×1280と大幅に高精細化しています。ハイレゾ再生だけでなく画面もHD化されたわけです。液晶サイズを5インチにしたのもそのためのように思われます。
またマルチファンクションホイールという新機能が追加されています。これは詳しくはわかりませんが、電源ボタンもないのでこれが電源および画面オンオフを兼ねるようです。サイズ的にはやや縦長になった感じでしょうか。
Octa Core(8コア)とCPUも最新のスマホと変わらないほどのスペックです。また新GUIとありますのでUIも変更されているかもしれません。ことによるとソフトウエアも新世代のなっていて、より強力なCPUが必要なのかもしれませんね。ここは詳報をまちたいところです。
USBはCタイプとなり、KANNのようにハイブリッドではなく、Cタイプのみのようです。また底面画像を見ると拡張コネクタが4ピンではなく5ピンになっていますね。
内蔵メモリは256GB、拡張メモリはmicroSD一基ですが、上部にスロットが移ったようです。バッテリー容量は10%ほど上がっていますが、CPUも高性能化していますのでそのためかもしれません。
なお詳細仕様などについてはアユートさんのページをご覧ください。
http://www.iriver.jp/information/entry_980.php
SP1000は価格がAK380の据え置きで、上級のステンレススチールが採用されてお得感があり、ハイエンドクラスDACの採用で音質の進歩もさることながら、CPUや画面など体力も向上してます。また拡張性もなにかあり、ソフトの進歩もありそうです。
さて、ミュンヘンでは試用レポートが見られるのでしょうか、楽しみです。
それから二年、いよいよAstell & Kernの新フラッグシップ機が登場します。それが「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」です。ジェイムズ・リー新CEO体制になってからの初のフラッグシップで期待も高まります。価格はUS参考価格が$3,499(税抜き)です。US価格ベースではAK380から据え置きに見えます。
日本での発売時期、価格は未定です。
一からの新設計ということでDACも新しく、最新最高のAK4479EQをデュアルで搭載しています。AK380の4490は当時最新でしたが、グレードとしてはハイエンドではありませんでした。このAK4497EQは文字通りハイエンドクラスのDACで、最近では刷新されたLINNのKLIMAX DS/3にも採用されています。もちろんDACチップがすべてではありませんが、大きな違いとなるのもやはり事実だと思います。また高精度クロックもやはり採用されています。
そして今回ははじめから、ステンレススチール(SS)とカッパーモデルの二つのみのようです。どちらもずっしりときそうです。(AK380のようなジュラルミンモデルがない)
かなり気合が入っています。まさにベスト・オブ・ベストなんでしょう。しかしAK380SSはUS$4,999ですから、これを考えるとかなりお得価格になったように思えます。
デザインはわりとシンプルなものとなり、ベゼルレスの5インチ液晶を採用して大画面化しています(AK380は4インチ)。画面解像度はAK380の480×800から720×1280と大幅に高精細化しています。ハイレゾ再生だけでなく画面もHD化されたわけです。液晶サイズを5インチにしたのもそのためのように思われます。
またマルチファンクションホイールという新機能が追加されています。これは詳しくはわかりませんが、電源ボタンもないのでこれが電源および画面オンオフを兼ねるようです。サイズ的にはやや縦長になった感じでしょうか。
Octa Core(8コア)とCPUも最新のスマホと変わらないほどのスペックです。また新GUIとありますのでUIも変更されているかもしれません。ことによるとソフトウエアも新世代のなっていて、より強力なCPUが必要なのかもしれませんね。ここは詳報をまちたいところです。
USBはCタイプとなり、KANNのようにハイブリッドではなく、Cタイプのみのようです。また底面画像を見ると拡張コネクタが4ピンではなく5ピンになっていますね。
内蔵メモリは256GB、拡張メモリはmicroSD一基ですが、上部にスロットが移ったようです。バッテリー容量は10%ほど上がっていますが、CPUも高性能化していますのでそのためかもしれません。
なお詳細仕様などについてはアユートさんのページをご覧ください。
http://www.iriver.jp/information/entry_980.php
SP1000は価格がAK380の据え置きで、上級のステンレススチールが採用されてお得感があり、ハイエンドクラスDACの採用で音質の進歩もさることながら、CPUや画面など体力も向上してます。また拡張性もなにかあり、ソフトの進歩もありそうです。
さて、ミュンヘンでは試用レポートが見られるのでしょうか、楽しみです。
2017年05月15日
MP3死す?
海外報道などでMP3死すというニュースがありましたが、
http://www.npr.org/sections/therecord/2017/05/11/527829909/the-mp3-is-officially-dead-according-to-its-creators
http://www.techradar.com/news/rip-mp3-the-sound-file-that-changed-the-world-is-declared-dead
これはMP3のライセンスが切れたということのようです。つまり死んだのはMP3のライセンスのようです。そこでMP3ライセンス持ち会社が公式に死亡声明を出したということのよう。
http://m.huffpost.com/jp/entry/16588264
今までよくMP3のためにあれそれのライブラリをインクルードして、というのがありましたが、そういうのは変わって行くのかもしれません。
http://www.npr.org/sections/therecord/2017/05/11/527829909/the-mp3-is-officially-dead-according-to-its-creators
http://www.techradar.com/news/rip-mp3-the-sound-file-that-changed-the-world-is-declared-dead
これはMP3のライセンスが切れたということのようです。つまり死んだのはMP3のライセンスのようです。そこでMP3ライセンス持ち会社が公式に死亡声明を出したということのよう。
http://m.huffpost.com/jp/entry/16588264
今までよくMP3のためにあれそれのライブラリをインクルードして、というのがありましたが、そういうのは変わって行くのかもしれません。
2017年05月05日
ヘッドフォンアワード2016-2017表彰式
私が司会しました、ヘッドフォン祭で開催されたヘッドフォンブック2017のヘッドフォンアワード2016-2017の各受賞者の写真が届きましたので掲載いたします。
まず総評は野村ケンジ先生(右にわたし)
イヤフォン部門
プレゼンターは小原由夫先生
エントリークラス デノン AH-C620R
株式会社ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 宮原利温様
ミドルクラス ダイナミックモーション DM200H
サエクコマース株式会社 代表取締役 北澤慶太様
アッパークラス AKG N40
ハーマンインターナショナル株式会社 マーケティング部 石原嘉範様
ハイエンドクラス ウェストン W80
ウェストン アジア太平洋地域セールスマネージャー Hank Netherton(ハンク・ネザートン)様
大賞 JHオーディオ/アステル&ケルン Michelle
アイリバー Global Business Unit ソニア様
JH Audio ジェリー・ハービー様
ヘッドフォン部門
プレゼンターは岩井喬先生
エントリークラス オーディオテクニカ ATH-AR3
株式会社オーディオテクニカ マーケティング本部 広報宣伝課 マネージャー 松永貴之様
ミドルクラス フォステクス T40RP mk3n
フォスター電機株式会社 フォステクスカンパニー PA技術 兼 KOTORI OFFICE ブランドマネージャー 山口創司様
アッパークラス プリマ PRYMA 01
株式会社ア−ク・ジョイア 営業部、営業部長 牧野文保様
ハイエンドクラス クロスゾーン CZ-1
CROSSZONE LIMITED 開発設計本部 マネージャー 唐澤孝行様
ハイエンドクラス デノン AH-D7200
株式会社ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 宮原利温様
大賞 ソニー MDR-Z1R
ソニービデオ&サウンド株式会社 V&Sプラットフォーム開発部門 角田直隆様
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 V&S商品設計部門 尾崎雄三様
周辺機器部門賞とヘッドフォンの殿堂、及び特別賞のプレゼンターは大塚康一先生
周辺機器部門 アステル&ケルン AK70
アイリバー Global Business Unit ソニア様
ヘッドフォンの殿堂 シュア SRH1840
シュア・ジャパン株式会社 アシスタント セールス マネージャー 磯部正様
特別賞 ファイナル イヤホン組み立てイベント
S'NEXT株式会社 代表取締役 細尾満様
S'NEXT株式会社 営業部 工藤岳様
ヘッドフォンブック編集長 小松さんよりひと言
最後は受賞者全員で。来年もよろしくお願いします。
まず総評は野村ケンジ先生(右にわたし)
イヤフォン部門
プレゼンターは小原由夫先生
エントリークラス デノン AH-C620R
株式会社ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 宮原利温様
ミドルクラス ダイナミックモーション DM200H
サエクコマース株式会社 代表取締役 北澤慶太様
アッパークラス AKG N40
ハーマンインターナショナル株式会社 マーケティング部 石原嘉範様
ハイエンドクラス ウェストン W80
ウェストン アジア太平洋地域セールスマネージャー Hank Netherton(ハンク・ネザートン)様
大賞 JHオーディオ/アステル&ケルン Michelle
アイリバー Global Business Unit ソニア様
JH Audio ジェリー・ハービー様
ヘッドフォン部門
プレゼンターは岩井喬先生
エントリークラス オーディオテクニカ ATH-AR3
株式会社オーディオテクニカ マーケティング本部 広報宣伝課 マネージャー 松永貴之様
ミドルクラス フォステクス T40RP mk3n
フォスター電機株式会社 フォステクスカンパニー PA技術 兼 KOTORI OFFICE ブランドマネージャー 山口創司様
アッパークラス プリマ PRYMA 01
株式会社ア−ク・ジョイア 営業部、営業部長 牧野文保様
ハイエンドクラス クロスゾーン CZ-1
CROSSZONE LIMITED 開発設計本部 マネージャー 唐澤孝行様
ハイエンドクラス デノン AH-D7200
株式会社ディーアンドエムホールディングス 国内営業本部 営業企画室 宮原利温様
大賞 ソニー MDR-Z1R
ソニービデオ&サウンド株式会社 V&Sプラットフォーム開発部門 角田直隆様
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 V&S商品設計部門 尾崎雄三様
周辺機器部門賞とヘッドフォンの殿堂、及び特別賞のプレゼンターは大塚康一先生
周辺機器部門 アステル&ケルン AK70
アイリバー Global Business Unit ソニア様
ヘッドフォンの殿堂 シュア SRH1840
シュア・ジャパン株式会社 アシスタント セールス マネージャー 磯部正様
特別賞 ファイナル イヤホン組み立てイベント
S'NEXT株式会社 代表取締役 細尾満様
S'NEXT株式会社 営業部 工藤岳様
ヘッドフォンブック編集長 小松さんよりひと言
最後は受賞者全員で。来年もよろしくお願いします。
2017年05月01日
2017 春のヘッドフォン祭
今回の春のヘッドフォン祭ではHIFimanの発表会サポート、15Fポータブルサロンのジェリーハービーのインタビュー、そしてヘッドフォンブックの2016-2017アワードの司会進行などを担当しました。
(以下写真はすべてiPhone7 plus)
ジェリーハービーのインタビューの内容の概要を少し抜粋して書きます。
開発のプライオリティについては、すべてが大事だけれども、音質が一番で、次に装着感、仕上がり、そしてアフターサービスが大事ということ。
自社ブランドで一番気に入っている製品は、LaylaとLolaのどちらかだけれども、いまは中域の音質が気に入っているからLolaがよいと思うとのこと。
好きな音楽ジャンルは、ニューへビーメタル、クラシックロック、カントリーだが、製品はすべての音楽に再生できなければならないので、開発中にはすべてのジャンルを聴くということ。特定のリファレンスはないそうです。
JH Audio Lolaカスタム
Lolaで、なぜ中域のみダイナミックかということについては、まず完璧なマルチドライバーイヤフォンを開発したいというところからはじまった。いままでの試行錯誤から、ダイアフラムスピーカー(ダイナミック)のスイートスポットが高域でも低域でもなく、200hz - 3000hzの中域にあるということがわかった。
なぜ一基ではなく二基かというと、まずインピーダンスを下げて感度を上げたかった。向かい合わせにしてその間の空気を調整することで求めるハイミッドの周波数特性が得られる。二基の4.9mmドライバーで9.8mm相当のドライバーにすることができるからということ。これによりひずみが起きる前に求める出力をえることができるからということ。
クロスオーバーは、ガンズのギターを正確に再現できるように変えていった。中域重視の設定になっているとのこと。
例の(エイプリルフールネタの)64ドライバーIEM Berthaについては実際に64個のドライバーを入れたが、位相の悪夢になるので配線はしなかったということです。
また、むかしハイブリッドの5EBをつくったときは、性能というよりもダイナミックドライバーがBAよりも安いから使った、などの話がありました。
集まった人からの質問では、日本では10pro がいまだに愛されているが自分ではどう思っているか、ということについては、triple.fi 10(テンプロは日本のいい方)は自分も気にいっているし、みなに愛されているのも知っている。とても高かったのでUEの投資家はゆるさなかったが、口論や物理的なけんかになるほどだった。いまは作られていないが、昨年1000個作成した(TriFi)が2日で売り切れた、など。
いままでのJHで一番低域が出るモデルはという質問には、ロクサーヌがもっとも出力のキャパシティが大きいが、一番低音好きというならJH13V2やJH16V2(オリジナルのJH13やJH16ではなく)がお勧めということ。ただ正確なベースというならLolaが一番だということです。
12ドライバーより多いドライバーを作るかということについては、この4クアッドによる利点は高域で、4つにすることによって20kHzを達成できたが、これ以上の必要はないと考えているなどでした。
ちょっと印象に残ったのはこのインタビューの後で、自分でカスタムIEMを作っているという女性が自分の作品をジェリーに見せてお話して、いっしょに写真を撮ってもらい感極まって涙を流していたことです。人に良いものを与えられるというのは尊いことですね。
製品では以下のものを少し見てきました。
下はJH Audio Lola。たしかにキングという感じの素晴らしい音です。ジェリーのオススメの低音調整位置は2時だそうです。
Dita Dream。以前のバージョンでは少し中域に低音のかぶりがあったのでDitaのダニーはそれを取りたいって言ってたんですが、このバージョンではうまくチューニングできたようで、スッキリと透明感あるヴォーカルが楽しめます。4.4mmのプラグもあります。
WestoneではいよいよW80のカスタム版であるES80が出て発表会をしていました。高域重視はW80と同じだけれども、カスタムということで設計はおのずと異なるということ。まW80よりもステージ向きでヘッドルームに余裕があり、低域を上げたそうです(従来のWestoneと同じ考え方です)。
またEASはAMとは違ってフィルターを外せるので、音の入ってくる量を変えられるということ。完全なクローズにすることもできるよう。
FitEar Customは005番(オヤイデの白)ケーブルが標準。ミドルレッグシェルがポイントで、価格も手ごろ、コンシューマ向けで音楽鑑賞に特化したということ。音は広がりがとても良くて、いつもながらの良くバランス取れてる感じです。音が耳に適度に近いのもライブに良さそう。
エニュームではVSTのありなしの切り替えができるデモ機を用意していました(VSTは入ってるけど配線を切ってるそう)。
レビューでも書きましたが、VSTツイーターがなくても音楽は高域から低域まで普通に聴けます(ダイナミックでフルレンジカバーしているから)。ただVSTがないと音がザラザラ低質な感じで、VSTありだと音の高級感が上がります。これがスーパーツィーターの効果でしょうね。
Chordではジョンフランクスがきて二台のPolyを使ってレンダラーを切り替えて、その柔軟さをデモしていました。音もよくMojoの良さを引き出していました。期待感大です。
ファイナルの新作E3000。ファイナル久々のダイナミックで、低価格なのに高級DAPでも聴けるくらい音が良いのに感心します。E2000も良いけど高域と低域が少しきつめで、より一般ライクな味付けのように思います。5000円ちょっとのE3000はオススメですね。
Abyssの新型AB1266φファイ。微妙に感度が上がって、いい感じで鳴るようになりました。やはり平面型ではトップクラスの音だと思いますね。鳴らせるPhatlabのポータブルアンプもすごいけど。
いよいよソニーロゴの入ったJustear。リアルに買い替え考えてる人がすでに何人もいるようです。
Re:leafのE3。ハイブリッドヘッドフォンアンプだけど真空管とトランジスタのハイブリッドではなく、電流駆動と電圧駆動のハイブリッド。両方長短あるので同時ではなく、ヘッドフォンに合わせて切り替えて使うということ。HD800で聞いたけど電流駆動の方がリッチで好ましい感じがしました。ハイインピーダンスには電流駆動がやはりよいかもしれませんね。
HiFiManのシャングリラ。ナノテクノロジーを活用し、アンプのデザインは空母をイメージしたそうです。音は細やかでスケール感があるという感じ。
Sonomaの静電型。たしかに静電型らしい細やかさ、プロ機っぽい整った音バランスという感じ。
人気のSTAX新ドライバーSRM-T8000。以前は真空管を後段に使ってたがこれは真空管が前でトランジスタが後段です。過去の伝説のT2はトロイダルトランスではなかったので、トロイダルトランスでは過去最大だそう。従来のドライバーよりもスケール感が良いように思います。
こちらMQAのブース。注目度はかなり高いようです。
ブルーハワイが日本でも。エミライさんの参考出品です。
音茶楽のco-donguriのリケーブルタイプ。どことは言えないけど、オリジナルよりこっちの方が好きな音の感じです。
その名もメーターミュージック。アンプが入ってるわけではないが、入力に応じてVUメーターが動きます。
いつもながら仕事が早いバンナイズのKANNとHugo2のケース。
フジヤさんの今回の新色コレクション。カスタムケースはこういう風にしてカスタムに傷がつかないようにするもの。特にTitanにオススメ。
iFI iESL。iCanがアンプでアナログでiESLに繋いでバイアス電圧を足してKing soundに出してる状態です。つまり普通のヘッドフォンアンプを使って静電型のヘッドフォンが使えるというわけです。
静電型がわりと増えてるけれども、海外では以前から一定の割合で人気があるので、静電型の海外製品が出ていても驚くことではないと思う(Staxもいまは海外資本なので)。日本で根付くかはまだわからないのでこれから注目ですね。
ダイナミックの平面型が静電型にとってかわったように見えるのは、バランス駆動でもわかるようにアンプの発展によるところが大きいと思いますが、静電型もまずプラグとバイアス電圧の統一化が必要で、それで静電ドライバーが切磋琢磨できれば状況も異なるでしょう。iESLのような機材を中間に挟んで規格の吸収をするのもいいかもしれません。
ダイナミックの平面型よりも静電型のほうがやはりダイアフラムを薄く軽く作れるので、静電型の強みはまだこれから出てくることでしょう。
(以下写真はすべてiPhone7 plus)
ジェリーハービーのインタビューの内容の概要を少し抜粋して書きます。
開発のプライオリティについては、すべてが大事だけれども、音質が一番で、次に装着感、仕上がり、そしてアフターサービスが大事ということ。
自社ブランドで一番気に入っている製品は、LaylaとLolaのどちらかだけれども、いまは中域の音質が気に入っているからLolaがよいと思うとのこと。
好きな音楽ジャンルは、ニューへビーメタル、クラシックロック、カントリーだが、製品はすべての音楽に再生できなければならないので、開発中にはすべてのジャンルを聴くということ。特定のリファレンスはないそうです。
JH Audio Lolaカスタム
Lolaで、なぜ中域のみダイナミックかということについては、まず完璧なマルチドライバーイヤフォンを開発したいというところからはじまった。いままでの試行錯誤から、ダイアフラムスピーカー(ダイナミック)のスイートスポットが高域でも低域でもなく、200hz - 3000hzの中域にあるということがわかった。
なぜ一基ではなく二基かというと、まずインピーダンスを下げて感度を上げたかった。向かい合わせにしてその間の空気を調整することで求めるハイミッドの周波数特性が得られる。二基の4.9mmドライバーで9.8mm相当のドライバーにすることができるからということ。これによりひずみが起きる前に求める出力をえることができるからということ。
クロスオーバーは、ガンズのギターを正確に再現できるように変えていった。中域重視の設定になっているとのこと。
例の(エイプリルフールネタの)64ドライバーIEM Berthaについては実際に64個のドライバーを入れたが、位相の悪夢になるので配線はしなかったということです。
また、むかしハイブリッドの5EBをつくったときは、性能というよりもダイナミックドライバーがBAよりも安いから使った、などの話がありました。
集まった人からの質問では、日本では10pro がいまだに愛されているが自分ではどう思っているか、ということについては、triple.fi 10(テンプロは日本のいい方)は自分も気にいっているし、みなに愛されているのも知っている。とても高かったのでUEの投資家はゆるさなかったが、口論や物理的なけんかになるほどだった。いまは作られていないが、昨年1000個作成した(TriFi)が2日で売り切れた、など。
いままでのJHで一番低域が出るモデルはという質問には、ロクサーヌがもっとも出力のキャパシティが大きいが、一番低音好きというならJH13V2やJH16V2(オリジナルのJH13やJH16ではなく)がお勧めということ。ただ正確なベースというならLolaが一番だということです。
12ドライバーより多いドライバーを作るかということについては、この4クアッドによる利点は高域で、4つにすることによって20kHzを達成できたが、これ以上の必要はないと考えているなどでした。
ちょっと印象に残ったのはこのインタビューの後で、自分でカスタムIEMを作っているという女性が自分の作品をジェリーに見せてお話して、いっしょに写真を撮ってもらい感極まって涙を流していたことです。人に良いものを与えられるというのは尊いことですね。
製品では以下のものを少し見てきました。
下はJH Audio Lola。たしかにキングという感じの素晴らしい音です。ジェリーのオススメの低音調整位置は2時だそうです。
Dita Dream。以前のバージョンでは少し中域に低音のかぶりがあったのでDitaのダニーはそれを取りたいって言ってたんですが、このバージョンではうまくチューニングできたようで、スッキリと透明感あるヴォーカルが楽しめます。4.4mmのプラグもあります。
WestoneではいよいよW80のカスタム版であるES80が出て発表会をしていました。高域重視はW80と同じだけれども、カスタムということで設計はおのずと異なるということ。まW80よりもステージ向きでヘッドルームに余裕があり、低域を上げたそうです(従来のWestoneと同じ考え方です)。
またEASはAMとは違ってフィルターを外せるので、音の入ってくる量を変えられるということ。完全なクローズにすることもできるよう。
FitEar Customは005番(オヤイデの白)ケーブルが標準。ミドルレッグシェルがポイントで、価格も手ごろ、コンシューマ向けで音楽鑑賞に特化したということ。音は広がりがとても良くて、いつもながらの良くバランス取れてる感じです。音が耳に適度に近いのもライブに良さそう。
エニュームではVSTのありなしの切り替えができるデモ機を用意していました(VSTは入ってるけど配線を切ってるそう)。
レビューでも書きましたが、VSTツイーターがなくても音楽は高域から低域まで普通に聴けます(ダイナミックでフルレンジカバーしているから)。ただVSTがないと音がザラザラ低質な感じで、VSTありだと音の高級感が上がります。これがスーパーツィーターの効果でしょうね。
Chordではジョンフランクスがきて二台のPolyを使ってレンダラーを切り替えて、その柔軟さをデモしていました。音もよくMojoの良さを引き出していました。期待感大です。
ファイナルの新作E3000。ファイナル久々のダイナミックで、低価格なのに高級DAPでも聴けるくらい音が良いのに感心します。E2000も良いけど高域と低域が少しきつめで、より一般ライクな味付けのように思います。5000円ちょっとのE3000はオススメですね。
Abyssの新型AB1266φファイ。微妙に感度が上がって、いい感じで鳴るようになりました。やはり平面型ではトップクラスの音だと思いますね。鳴らせるPhatlabのポータブルアンプもすごいけど。
いよいよソニーロゴの入ったJustear。リアルに買い替え考えてる人がすでに何人もいるようです。
Re:leafのE3。ハイブリッドヘッドフォンアンプだけど真空管とトランジスタのハイブリッドではなく、電流駆動と電圧駆動のハイブリッド。両方長短あるので同時ではなく、ヘッドフォンに合わせて切り替えて使うということ。HD800で聞いたけど電流駆動の方がリッチで好ましい感じがしました。ハイインピーダンスには電流駆動がやはりよいかもしれませんね。
HiFiManのシャングリラ。ナノテクノロジーを活用し、アンプのデザインは空母をイメージしたそうです。音は細やかでスケール感があるという感じ。
Sonomaの静電型。たしかに静電型らしい細やかさ、プロ機っぽい整った音バランスという感じ。
人気のSTAX新ドライバーSRM-T8000。以前は真空管を後段に使ってたがこれは真空管が前でトランジスタが後段です。過去の伝説のT2はトロイダルトランスではなかったので、トロイダルトランスでは過去最大だそう。従来のドライバーよりもスケール感が良いように思います。
こちらMQAのブース。注目度はかなり高いようです。
ブルーハワイが日本でも。エミライさんの参考出品です。
音茶楽のco-donguriのリケーブルタイプ。どことは言えないけど、オリジナルよりこっちの方が好きな音の感じです。
その名もメーターミュージック。アンプが入ってるわけではないが、入力に応じてVUメーターが動きます。
いつもながら仕事が早いバンナイズのKANNとHugo2のケース。
フジヤさんの今回の新色コレクション。カスタムケースはこういう風にしてカスタムに傷がつかないようにするもの。特にTitanにオススメ。
iFI iESL。iCanがアンプでアナログでiESLに繋いでバイアス電圧を足してKing soundに出してる状態です。つまり普通のヘッドフォンアンプを使って静電型のヘッドフォンが使えるというわけです。
静電型がわりと増えてるけれども、海外では以前から一定の割合で人気があるので、静電型の海外製品が出ていても驚くことではないと思う(Staxもいまは海外資本なので)。日本で根付くかはまだわからないのでこれから注目ですね。
ダイナミックの平面型が静電型にとってかわったように見えるのは、バランス駆動でもわかるようにアンプの発展によるところが大きいと思いますが、静電型もまずプラグとバイアス電圧の統一化が必要で、それで静電ドライバーが切磋琢磨できれば状況も異なるでしょう。iESLのような機材を中間に挟んで規格の吸収をするのもいいかもしれません。
ダイナミックの平面型よりも静電型のほうがやはりダイアフラムを薄く軽く作れるので、静電型の強みはまだこれから出てくることでしょう。