
Roonではさまざまなジャンルを単にソートするだけではなく、視覚的に整列し、情報をネットから取り出して加えてわかりやすく見せなおしてくれます。これらはすべて私のライブラリに入っているクラシック音楽の音源ですが、情報はすべてタグに含まれているものだけではありません。Roonの持つクラウドデータベースによって情報が補完されます。

たとえばチューブラーベルズがクラシックに入っていますが、これは私がタグにClassicalと入れているわけではなく、タグにはRockまたはProg-Rockって入れているのですが、上の画面を見るとわかるようにRoonのデータベースにはチューブラーベルズがClassicalを含めてさまざまな分類がなされています。そこでクラシックにも入っているというわけです。

また、さらにクラシックをクリックすると下にアバンギャルドやオーケストラものなどさまざまなサブジャンルが構築されています。これらも私がタグで入れたりリッピングの時にCDDBから取ったものではなく、Roonが用意しているものです。

さらにオーケストラものをクリックすると上のようにそのジャンルがクローズアップされます。アーティストハイライトにロンドンシンフォニーオーケストラ(LSO)がまず来ているところがワタシのライブラリらしいという話もありますが、ここではベルトの3番(上画像の下段の一番右)をクリックします。

アルバム表示では指揮者、作曲者、演奏者がきちんと分かれて表示されます。この辺もクラシックには他のジャンルにない必要性があるところです。また交響曲では楽章ごとに分かれてグループ化されて表示されます。
ここで交響曲3番を見ると2 Performanceとありますが、これは私のライブラリに二つ、この交響曲3番があることを示しています。

ここで交響曲3番をクリックすると、上のようにその詳細な解説とともに自分のライブラリにある他のアルバムも表示されます。

そうして交響曲3番を含むほかのアルバムをこうしてすぐに見つけ出すことができます。
このようにRoonは音楽プレーヤーという枠を超えて音楽の多様な楽しみ方を見つけさせてくれます。自分の持つライブラリが増えるほどそれは多彩になりますし、ストリーミングのように多くの曲を扱えるようになるとさらに世界が広がるように思います。この辺もRoonの大きな特徴です。