Ultrasoneの新しいEditionモデル、Edition Mを短期間ですが借りることができましたので、簡単にコメントを書きます。
Edition MはEdition 8いらい久々のポータブルのEdition Model(8の派生版は除く)で、新設計の30mmチタンブレイデッドドライバーとS-Logic plusを採用しています。Ultrasone独自の人にやさしいULEも採用されています。
Editionシリーズでは初となるオンイヤーモデルでコンパクトに作られています。重量は146gです。
デモ機なのでパッケージはありませんが、届いたものを開けてみるとちっちゃい!って感じ。私みたいにEdition8に慣れているとEdition8のミニチュアみたいで可愛らしいですね。
ハウジングはマット・ルテニウムコーティングで鏡面ではなく艶消しがされていますが、シックで高級な感じはEditionならではです。スライド式のバンドで頭のサイズ調整を行います。頭が大きい人にはやや小さいかもしれません。装着してみると軽いのがよくわかります。側圧はけっこうあるので小さいと言って頭から外れそうになることはありません。ケーブルはMMCXでリケーブルが可能です。
今回のデモ機はプリプロダクションモデルで、外観はまだ手が入るそうですので念のため。
AK240とPAW GoldでEdition8(初代)と聴いてみました。Edition Mは標準のケーブルを使っています。
Edition 8とEdition M
Edition 8に比べると中高域の刺激は抑えられて、ハープシコードやバロックバイオリンの音がきれいに聴こえます。ヴォーカル域はEdition8の先鋭で乾いたような感じからかなり暖かく柔らかくなっていますね。全体的にEdition8よりもなめらかで柔らかい感じで、いわばより音楽的になったというか、高い性能ながらカジュアルに聞きたい感じの音です。
低音域はたっぷりあってEdition8より多めなくらいだと思います。エレクトロ、打ち込み系なども気持ちよく聴けるでしょう。やや能率は低めなのでゲインがある機種ではクラシックなどのレベル低い(Dレンジ広い)録音ではハイにしたほうが良いと思います。
音の再現性は高いと思いますが、分析的に聴くよりは雰囲気を生かして楽しく聴くタイプでしょうか。
価格はオープンで市場想定12万円ほど、発売日は8月中旬ということです。
まずはポタ妍のタイムロードさんのブースへGO !