http://www.head-fi.org/t/758649/canjam-socal-2015-impressions-thread
個人的に見ていて気になったのは先日のビデオでは出ていなかったんですが、おなじみALOの新製品、Continental Dual Monoです。これはDAC内蔵のポータブルアンプで、いままでのContineltalとは完全別で$1500というハイエンド製品です。

ビンテージNOSの6111サブミニ管を使用したアンプはDCDC回路など昇圧なしでノイズレスを重視、トップモデルのWM8741を採用したDAC部分、クロックジェネレーターIC、iOS入力対応のデジタル入力などなど優れたオーディオ回路と、真空管が見れるゴリラガラスのウインドウなどデザイン的にも優れています。オーディオあたりはVinnieさん設計です。
下記リンクに詳細があります。
http://www.head-fi.org/t/760478/the-all-new-continental-dual-mono
ALOのところではiModやRWAKでもおなじみのVinnieさんのLIOも展示されてますね。これはコンデンサーベースの仮想バッテリー(?)のような電源とモジュラー式に機能をくみ上げる点が特徴的です。電源は弱いどころかかなり駆動力も高いようです。スマートフォンからのリモート操作にも対応していて、機能はフォノアンプ、ヘッドフォンアンプ、DACなどを自由に組み合わせられるようで、オールインワンのオーディオ機器になるように考えられています。

ちなみにLIOではブランド名が"Red Wine Audio"から"Vinnie Rossi"に変わっています(会社名は変わらず)ので、これはVinnie Rossi LIOになります。リンクは下記です。
http://vinnierossi.com/
またCavalliのポータブルアンプであるCavalli Siliconも注目です。Cavalliのフルディスクリート設計と言うことで、音質評価も上々です。
みたところ背面にアナログ入力があって前面に3.5mm出力が2個出ていますが、PONO(SONY)バランスでしょうかね?上位の新型Cavalli Carbon(ミドルクラス据え置き)はフルバランスです。
デザインは無難ですがシャーシは航空機グレードアルミなので実際に持つと質感は高いでしょう。SiliconはDACなしポータブルアンプとしてはひさびさに気になる製品です。
電流出力ハイレゾプレーヤーのQueStyle QP-1/1Rも音質はなかなか良いようです。ただしHD800をデモに使ったと言いますが、QP-1は電流出力と言う特徴がありますのでフルサイズヘッドフォンをうまく鳴らせたからと言って、BAマルチのイヤフォンで楽々というわけには単純にいかないかもしれません。その辺が気になるところです。
それとPeachTreeのShiftもビデオにはありませんでしたが、会場では展示されていたようです。これはCESでも展示がありましたが、革貼りの筐体と言い、機能と言い、Oppo HA-2を強く意識したようなDAC内蔵ポータブルアンプです。
またビデオになかった新製品ではNobleがスピーカーを出しています。HeadFiのコメントではスタジオモニターと言う言い方をしている人もいますが、さてどうなんでしょうか。NobleもBluetoothモジュールともども多角化していきますね。
新型のヘッドフォンではEnigma AcousticsのハイブリッドDharma D-1000の評価が高いように思います。AKG K340はちょっと色もの扱いと言う点もありますが、いよいよこの静電+ダイナミックの2wayスタイルも完成系になったんでしょうか。
http://www.head-fi.org/t/750437/enigmacoustics-dharma
Etherは評価はいろいろありますが、どの製品も人によってけっこうばらつきがあって、こればかりは自分で聴いてみないとですね。
さて、そろそろ5/16,17のヘッドフォン祭の準備もはじまっておりますが、上のうちのいくつかはヘッドフォン祭で見られるかも?!