![IMG_5137_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5137_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
GloveAudio A1 (AK100MK2)
私もSR71の昔から長いことポータブルヘッドフォンアンプを使っていますが、ケーブルでアンプとiPodをつなぐのが当たり前だと思っていました。実のところケーブルが無くてプレーヤーと直結できるようなポータブルアンプがほしかったのですが、それはなかなか実現しませんでした。
*一体型ポータブルアンプの夢
数年前にフォステクスのHP-P1のプロトタイプの画像を見せてもらったときに、iPodと一体になるメカに感動しましたが、残念ながら諸都合で実現しませんでした。



FOSTEXプロトタイプ
今年の春にJabenのWilsonが絶対に明かせない新製品があるということでちょっと興味しんしんでしたが、蓋を開けてみるとこのGloveAudio A1でした。やっと満足のいくプレーヤーと一体型のポータブルアンプの登場です。とはいえ、まったくの新興会社ではメカが面白くとも、肝心の音質に懸念があります。ちょっと戦々恐々としていたところ、ヘッドフォン祭の当日にCEntranceのマイケルCEOと15Fのエレベーターでばったりあって、なにしてるの?と言って名刺を渡されてびっくり。なんとGloveAudioはCEntranceのマイケルが作った別会社でした。

これでさきの懸念も一気に解決しました。あのDACportとHiFi M8のCEntranceです。音質はいわずもがな折り紙付き、です。
そしていま、そのGloveAudioがAKシリーズの本家とも言うべきアユートさんから日本版として店頭で発売がなされるところまでこぎつけました。サイトでの直販も行っています(リリース参照)。以下日本版についてレビューしていきます。
なおJaben Japanではオンラインで輸入版を販売しています(内容が少し違います)。
*GloveAudio A1とは
GloveAudioはCEntranceの別会社です。A1はGloveAudioが開発したAstell&Kern AK100(MkII)とAK120で使用できる一体型ポータブルアンプです。
![IMG_5129_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5129_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
AK100MK2とA1
AK100/120とは光ケーブルで接続してデジタル出力をA1に入れ、A1の内蔵DACでアナログに変換し内蔵アンプで増幅します。そのため入力は光デジタル専用です。一体型なので事実上のケーブルレスを実現しています。
出力は3.5mmの普通のステレオミニ端子のほかに、AK第二世代機で採用された2.5mmバランス端子と、海外を中心によくつかわれるKobiconnバランス端子を装備しています。Kobiconnはmini XLRや4ピン角型とも呼ばれます(私がRSAタイプと言っていたものと同じ)。
![IMG_5121_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5121_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_5112_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5112_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_5126_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5126_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
ボリュームは合体するとAK側のコントロールは効かなくなり、A1のボリュームで変更します。ボリュームはデジタルボリュームで、AKプレーヤーとA1との合体時にはAK側のボリュームは効かないので、A1側でコントロールします。ステップ数は細かく256で0.5dB単位ということです。他には本体に電源のみがついています。
削りだしアルミのソリッドなA1外殻はRFシールドになると共にAK100/120を守る「アーマー」としての働きもあります。
GloveAudioを設計した理由はマイケルに聞くと、AK100/120は成功したプレーヤーだが、オーディオ回路自体には改良する余地があると考え、彼らのDAC/アンプの設計知見を生かし、さらにケースとして保護効果のあるものをデザインし、既存のAK100ユーザーに第二世代機よりも安くバランス出力の機能を提供しようと考えたということです。
![IMG_5218_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5218_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
アダプター
AK100とAK120はスペーサーのアダプタ(クランパー)で調整できます。クランパーはビス止めです。(へクスレンチは同梱されています)
いったん取り付けると絶対はずれません。まさに一体型です。さきに書いたように私も長いことプレーヤー+ポータブルアンプという組み合わせを使っていますが、Glove A1は新感覚です。フルアーマーという異名もすでに頂戴していますがメカっぽさもよいですね。
*特徴
GloveAudio A1はAK100/120専用でその音質を高める、という明確な目的がある点がまず特徴的です。
- バランス駆動
A1の出力はバランス駆動がポイントであり、それを生かすために回路はDACからアンプまでフルバランスで設計されています。
A1ではまた電源にもこだわった設計が施されているようです。電源にこだわっているというのはバランス駆動をポイントにしている本機としては重要なことです。ずいぶん前にバランス駆動というものを日本に紹介するときにバランス駆動については書きました。(下記リンクです)
http://vaiopocket.seesaa.net/article/22525911.html
バランス駆動の利点はBTL接続として駆動力を上げられることですが、同時にBTLのデメリットである負荷インピーダンスが下がるという点も引き継いでいます。つまりポータブルの場合はただでさえ低いインピーダンスのイヤフォンをターゲットとしていてバッテリーも十分ではないのに、さらにインピーダンスが下がると十分な電流が供給できず逆に駆動力不足に陥ってしまいます。そこをカバーするために電源には気を配る必要があります。
また電源を強力にしたことで低電圧版ではなく通常版のES9018が使用可能になったのだと思います。
ちなみになぜ「バランス駆動」という言葉を使ったかというと、当時唯一参考にできたHeadroomの技術解説ページでこの方式を"Balanced headphone drive"と呼んでいたので、それを日本語にして「ヘッドフォンのバランス駆動」と書いてHeadFi文化の代表として日本に紹介したわけです。当時は国産はおろか、アメリカ製でもまだまだ少ない時代でした。
バランス駆動のイヤフォン端子はAK第二世代機で採用されている2.5mmと、RSAやALO、CEntrance、パイオニアXPA700で採用されているKobiconnが使うことができます。アメリカ製アンプのポータブルバランス端子はRSAが先行したこともあり、Kobiconnが多く採用されています。前にも書いたようにポータブルでのバランス規格はばらばらで、最近は4.4mmTRRRS規格でポータブルバランス規格を統一しようとする動きもあるようですが、現状では二つのプラグが採用されているのは便利であると言えます。
この記事では2.5mm Estron Linumと、Beat SuperNova Kobiconnで試しています。
![IMG_5211_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5211_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
2.5mmバランス(左)、kobiconnバランス(右)
- シンプルな設計
もうひとつA1の技術的な特徴をあげると、マイケルと話をしていて分かってきたことはシンプルさです。
GloveAudioのような一体型モデルはプレーヤーのサイズと形に制約されるので専用にならざるを得ません。しかしA1ではこの専用と言うことをうまく使って回路をシンプルにするということで音質向上を図っています。
CEntranceのHiFi M8と比べるとまずUSBがないので回路をシンプルにできます。これにより信号経路もよりクリーンで音質もあげられます。また、余分なプラグも接続に使うケーブルもありません。入力をなんでも使えるという柔軟性を捨ててAK100の光入力に特化したことでより性能をあげることができたというわけです。周辺回路が単純ですむESS Saber32アーキテクチャーのES9018採用もその一環のようで、デジタルレシーバーも内蔵しているので、信号経路も単純になります。
また設計がシンプルなのでより早い時間で設計して市場に出せるようになったとマイケルは言います。
*到着と使用感
今回のアユートさんの日本版では、日本語マニュアルと日本語保証書がついてくるところが良いと思います。店頭販売と合わせて多くのユーザーは安心して買えることでしょう。
![IMG_5102_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5102_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
本体自体はかなりコンパクトに感じます。アルミ削りだしの本体はかなりがっしりとしたものです。また試作機とはちがって、プレーヤーに当たる部分はフェルトのようなクッションが貼ってあります。そのためさのままAKプレーヤーをケースなしで置くことができます。
まずAK100MK2を使用してみました。組み立てに使うヘクスレンチはパッケージに入っています。
![IMG_5106_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5106_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
実際に使ってみるとまずカッコ良いですね。普通のポータブルアンプみたいにケーブルで接続するのに比べて一体感が高く、コンパクトなこともあってハイレゾプレーヤーのように扱えます。電源は連動していませんが、充電が同時に行える二股のUSBケーブルが入ってきます。
![IMG_5216[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_52165B15D-thumbnail2.jpg)
AK120とA1
次にAK120を使ってみましたが、私のはRWAK120なので底面のRed Wineラベルでややあたってしまいますが、固定することはできます。
マイケルによればバッテリーは使い方にもよるが、11-12時間は持つということ。AK100の方が先に切れるということ。
*音質
はじめに書きますと音質はオリジナルの旧AK100/120とはまったく別物です。音質が向上したというレベルではありません。
まず普通の3.5mmで聴きましたが、音質は驚くほど高く夏のヘッドフォン祭の試作機より完成度が上がっています。試作機ではシャープなだけでしたが、製品版では豊かなオーディオらしい音が聴けます。本体は小さいけど音はビッグという感じで、小さいわりにスケール感があって3.5mmの時点で音の広がりが半端なくあります。
音はESSらしくすごく細かいのですが、ESS的な冷たさはなくむしろほのかな暖かみが感じられます。音像がシャープで、スピーカーでいう定位が定まった感じがあります。ウッドベースのピチカートは素早くキレが良く、低音域は強調されすぎずに適度な量感があります。
またまるで据え置きのホームアンプなみに感じられる音の余裕があり、厚みがあって豊かなオーディオらしい音です。全体の印象はHiFi M8なみというか、音の印象はM8に似ています。ただし細かいところで違いを感じます。
光入力だけにしてM8のUSBを配したことで全体がシンプルになり、M8に比べてケーブルレスになったという利点を感じます。
回路はシンプルで音の鮮度感は高く、鮮明でスピード感があります。音は速くキレが良いのでアグレッシブな曲ではかなり速いスピード感が楽しめます。
全体的な音質レベルはDAC内蔵ポータブルアンプの中でもトップクラスにあると思います。
![IMG_5147_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5147_filtered5B15D-11e40-thumbnail2.jpg)
A1とAKR03
特に注目してほしいのはバランス駆動での音質の高さです。3.5mmシングルエンドと2.5mmバランス駆動の音の差が第二世代AKよりも大きく、2.5mmバランスでのパワフルで濃密な音再現はA1の大きな魅力です。バランス駆動らしい音再現ですね。
同じLinum BaXで2.5mmバランスと3.5mmシングルエンドで比べてみると、2.5mmバランスにするとかなり骨太でパワフルになり、音の輪郭がよりはっきりとして明瞭感も上がります。イヤフォンの性能が上がった感じですね。音のキレがよくなり、背景のアーティストの唸り声のような小さい音がより分かりやすくなります。また音量レベルも上がります。
立体感・広がりとともにパワー感が大きく増すのが特徴です。バランスではクラシックのオーケストラのスケール感がひときわ高く感じられます。音場が広いだけではなく、力感があるので迫力を感じますね。
全体にはやはり力感・重厚感が増します。これは音量レベルを合わせてもそうだと思います。3.5mmと2.5mmの別物感があり、この差が大きいのが第二世代AKシリーズとの違いでしょう。
同じLinum Baxで2.5mmバランスから3.5mmシングルエンドに戻すと、音の豊かさが取れて少し淡白に感じられます。音量レベルも下がりますが、音量レベルを合わせても音の引き締まり方が緩めになり、結果としてインパクト感も後退します。
バランス駆動のイヤフォン端子はAK第二世代機で採用されている2.5mmと、RSAやALO、CEntrance、パイオニアXPA700で採用されているKobiconnが使うことができます。アメリカ製アンプのポータブルバランス端子はRSAが先行したこともあり、Kobiconnが多く採用されています。前にも書いたようにポータブルでのバランス規格はばらばらで、最近は4.4mmTRRRS規格でポータブルバランス規格を統一しようとする動きもあるようですが、現状では二つのプラグが採用されているのは便利であると言えます。
この記事では2.5mm Estron Linumと、Beat SuperNova Kobiconnで試しています。
![IMG_5204_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5204_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_5211_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5211_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
2.5mmバランス(左)、kobiconnバランス(右)
- シンプルな設計
もうひとつA1の技術的な特徴をあげると、マイケルと話をしていて分かってきたことはシンプルさです。
GloveAudioのような一体型モデルはプレーヤーのサイズと形に制約されるので専用にならざるを得ません。しかしA1ではこの専用と言うことをうまく使って回路をシンプルにするということで音質向上を図っています。
CEntranceのHiFi M8と比べるとまずUSBがないので回路をシンプルにできます。これにより信号経路もよりクリーンで音質もあげられます。また、余分なプラグも接続に使うケーブルもありません。入力をなんでも使えるという柔軟性を捨ててAK100の光入力に特化したことでより性能をあげることができたというわけです。周辺回路が単純ですむESS Saber32アーキテクチャーのES9018採用もその一環のようで、デジタルレシーバーも内蔵しているので、信号経路も単純になります。
また設計がシンプルなのでより早い時間で設計して市場に出せるようになったとマイケルは言います。
*到着と使用感
今回のアユートさんの日本版では、日本語マニュアルと日本語保証書がついてくるところが良いと思います。店頭販売と合わせて多くのユーザーは安心して買えることでしょう。
![IMG_5098_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5098_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_5102_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5102_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
本体自体はかなりコンパクトに感じます。アルミ削りだしの本体はかなりがっしりとしたものです。また試作機とはちがって、プレーヤーに当たる部分はフェルトのようなクッションが貼ってあります。そのためさのままAKプレーヤーをケースなしで置くことができます。
まずAK100MK2を使用してみました。組み立てに使うヘクスレンチはパッケージに入っています。
![IMG_5106_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5106_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
実際に使ってみるとまずカッコ良いですね。普通のポータブルアンプみたいにケーブルで接続するのに比べて一体感が高く、コンパクトなこともあってハイレゾプレーヤーのように扱えます。電源は連動していませんが、充電が同時に行える二股のUSBケーブルが入ってきます。
![IMG_5216[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_52165B15D-thumbnail2.jpg)
AK120とA1
次にAK120を使ってみましたが、私のはRWAK120なので底面のRed Wineラベルでややあたってしまいますが、固定することはできます。
マイケルによればバッテリーは使い方にもよるが、11-12時間は持つということ。AK100の方が先に切れるということ。
*音質
はじめに書きますと音質はオリジナルの旧AK100/120とはまったく別物です。音質が向上したというレベルではありません。
まず普通の3.5mmで聴きましたが、音質は驚くほど高く夏のヘッドフォン祭の試作機より完成度が上がっています。試作機ではシャープなだけでしたが、製品版では豊かなオーディオらしい音が聴けます。本体は小さいけど音はビッグという感じで、小さいわりにスケール感があって3.5mmの時点で音の広がりが半端なくあります。
音はESSらしくすごく細かいのですが、ESS的な冷たさはなくむしろほのかな暖かみが感じられます。音像がシャープで、スピーカーでいう定位が定まった感じがあります。ウッドベースのピチカートは素早くキレが良く、低音域は強調されすぎずに適度な量感があります。
またまるで据え置きのホームアンプなみに感じられる音の余裕があり、厚みがあって豊かなオーディオらしい音です。全体の印象はHiFi M8なみというか、音の印象はM8に似ています。ただし細かいところで違いを感じます。
光入力だけにしてM8のUSBを配したことで全体がシンプルになり、M8に比べてケーブルレスになったという利点を感じます。
回路はシンプルで音の鮮度感は高く、鮮明でスピード感があります。音は速くキレが良いのでアグレッシブな曲ではかなり速いスピード感が楽しめます。
全体的な音質レベルはDAC内蔵ポータブルアンプの中でもトップクラスにあると思います。
![IMG_5147_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5147_filtered5B15D-11e40-thumbnail2.jpg)
A1とAKR03
特に注目してほしいのはバランス駆動での音質の高さです。3.5mmシングルエンドと2.5mmバランス駆動の音の差が第二世代AKよりも大きく、2.5mmバランスでのパワフルで濃密な音再現はA1の大きな魅力です。バランス駆動らしい音再現ですね。
同じLinum BaXで2.5mmバランスと3.5mmシングルエンドで比べてみると、2.5mmバランスにするとかなり骨太でパワフルになり、音の輪郭がよりはっきりとして明瞭感も上がります。イヤフォンの性能が上がった感じですね。音のキレがよくなり、背景のアーティストの唸り声のような小さい音がより分かりやすくなります。また音量レベルも上がります。
立体感・広がりとともにパワー感が大きく増すのが特徴です。バランスではクラシックのオーケストラのスケール感がひときわ高く感じられます。音場が広いだけではなく、力感があるので迫力を感じますね。
全体にはやはり力感・重厚感が増します。これは音量レベルを合わせてもそうだと思います。3.5mmと2.5mmの別物感があり、この差が大きいのが第二世代AKシリーズとの違いでしょう。
同じLinum Baxで2.5mmバランスから3.5mmシングルエンドに戻すと、音の豊かさが取れて少し淡白に感じられます。音量レベルも下がりますが、音量レベルを合わせても音の引き締まり方が緩めになり、結果としてインパクト感も後退します。
A1はユーザーの持つ良いバランスケーブルの良さを引き出します。そういう意味では2.5mmケーブル資産をもっているAK第二世代ユーザーにもお勧めしたいアンプです。
![IMG_5209_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5209_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
kobiconnバランス(Beat SuperNova)
Kobiconnバランスが使えるのもGloveAudioの良い点です。Kobiconnは角型4ピンやMiniXLRとも呼ばれます。もともとはRSAのProtectorで採用されたもので、アメリカ製のRSA,ALO,CEntranceなどで採用されています。Protectorのリンクはこちらです。2010年にすでにポータブルでのプラグのばらつきが懸念されていたわけですが。。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/143564141.html
同じバランスプラグでは2.5mmの方が取り外しは便利ではありますが、kobiconnの方がよりがっちり固定できます。
同じケーブルが用意できないので2.5mmとkobiconnの差は分かりませんが、いずれにせよkobiconnでもかなり良い音です。Beat SuperNova の良さが際立ちます。
![写真 2014-11-21 8 11 56[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/E58699E79C9F202014-11-21208201120565B15D-thumbnail2.jpg)
AK100とAK120の音質の差は大きくないか変わらないので、小さいAK100のほうが便利に使えるように思います。
なお、一部にTOSで192kは旧AK120/100でダウンサンプルされて96kで送られるとありますが、これは正しくなくて、きちんとAK-A1間は192kで送られているはずです。(実際にFLOWでサンプルレート表示させても192kで来てます)
*まとめ
従来のAK100/AK120をもっている人がパワーアップのためにA1を買うのはもちろんお勧めですが、ケーブルなど2.5mm資産をもつ第二世代AKユーザーも眠っている旧AK100を生かしてA1を買う価値があるのではないかと思います。
![写真 2014-11-19 6 56 33[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/E58699E79C9F202014-11-19206205620335B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_5209_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_5209_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
kobiconnバランス(Beat SuperNova)
Kobiconnバランスが使えるのもGloveAudioの良い点です。Kobiconnは角型4ピンやMiniXLRとも呼ばれます。もともとはRSAのProtectorで採用されたもので、アメリカ製のRSA,ALO,CEntranceなどで採用されています。Protectorのリンクはこちらです。2010年にすでにポータブルでのプラグのばらつきが懸念されていたわけですが。。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/143564141.html
同じバランスプラグでは2.5mmの方が取り外しは便利ではありますが、kobiconnの方がよりがっちり固定できます。
同じケーブルが用意できないので2.5mmとkobiconnの差は分かりませんが、いずれにせよkobiconnでもかなり良い音です。Beat SuperNova の良さが際立ちます。
![写真 2014-11-21 8 11 56[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/E58699E79C9F202014-11-21208201120565B15D-thumbnail2.jpg)
AK100とAK120の音質の差は大きくないか変わらないので、小さいAK100のほうが便利に使えるように思います。
なお、一部にTOSで192kは旧AK120/100でダウンサンプルされて96kで送られるとありますが、これは正しくなくて、きちんとAK-A1間は192kで送られているはずです。(実際にFLOWでサンプルレート表示させても192kで来てます)
*まとめ
一体型のGloveAudio A1はケーブルのないポータブルアンプという新たな世界を見せてくれ、合体メカというガジェット的な魅力もあります。
音質もCEntrance品質の高い技術力をベースに、さらに専用機という点を活かしたシンプル化でポータブルアンプとしてはトップレベルの高い音質を実現しています。
アルミ切削シャーシやフェルト張りの背面などを見ても完成度の高さを感じます。
従来のAK100/AK120をもっている人がパワーアップのためにA1を買うのはもちろんお勧めですが、ケーブルなど2.5mm資産をもつ第二世代AKユーザーも眠っている旧AK100を生かしてA1を買う価値があるのではないかと思います。
![写真 2014-11-19 6 56 33[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/E58699E79C9F202014-11-19206205620335B15D-thumbnail2.jpg)