Calyx Mは韓国のデジタル&アナログ社の発売するハイレゾDAPです。
Calyxはデジタル&アナログ社のオーディオ製品のブランド名です。国内ではJaben Japanから発売される予定となります。日本ではアレグロがデジタル&アナログ社の代理店でしたが、このCalyx Mにおいては一から代理店を選びなおすという意気込みのもとにポータブル系に強いJaben Japanを選びました。
デジタル&アナログ社はFemto DACをはじめとしてすでに定評あるメーカーですが、Calyx Mにかける期待はそれほど大きいと言えます。
デジタル&アナログ社ではさきの春のヘッドフォン祭の時にCEO自らがCalyx Mの試作品をもってデモに来ました。そのときにインタビューを行いましたのでまず、それをイントロとして紹介したいと思います。
* デジタル&アナログ社CEOインタビュー
Music To Go: まずお名前と役職をお聞かせ願えますでしょうか?
CEO「私はイ・スンモクと申します。デジタル&アナログ社のCEOです。」
(通訳はフリー翻訳者のチョン・ピルギュさん)
Music To Go: デジタル&アナログ社とCalyx Mについて簡単に紹介願えますか?
CEO「まずCalyxはデジタル&アナログ社の扱うハイエンドオーディオのブランド名です。デジタル&アナログ社の扱ってるものはCalyx 500というモノブロックのデジタルアンプやCalyx CTIというデジタルのプリメインアンプ、そしてCalyx coffee、Calyx femtoなどのUSB DACがあります。
99年度に会社を設立したときはPWMのチップを作るメーカーでした。それから総合オーディオメーカーとして2005年からさきにあげたようなハイエンドのオーディオ製品を開発しています。
Calyx Mはポータブルブランドの名前で製品名もかねています。もし次の商品が出るならばCalyx M2となるでしょう。」
Music To Go: なぜポータブルプレーヤーを作ろうとしたのでしょうか?
CEO「いままでつちかってきた技術を使ってより多くのユーザー層に我々の音を聴かせたいと思いました。Calyx Mは2013年から開発を始めましたが、企画としてはその前から暖めていたものです。」
Music To Go: Calyx Mの製品の特徴を聞かせてください
CEO「まずスペック上でDSD128まで単体でのDSDネイティブ再生に対応しています。PCMは384対応でほぼすべてのレートに対応していると言えます。
次にUSB DACとして使うことができます。このときにはDopでDSDネイティブ再生が可能です。またUSB Audio class 2.0でWindowsではドライバーインストールが必要で、Macは不要です。
また、M:useというインターフェースを採用しています。これは使いやすく考えられた我々独自の設計です。基本ソフトウエアはAndroidをベースにしていますが、大幅に手を加えているのでほとんどLinuxを使用しています。これはAndroidそのままでは不要なものがはいってしまうという点とAndroidでは通常ハイレゾ再生ができないので、Linuxを直接使うことでハイレゾ再生やDSDネイティブ再生を可能としているからです。
そして大容量のメモリを可能としています。メモリ容量は内蔵は64GBですが、拡張メモリはmicroSDと普通のSDスロットが用意されているため、最大容量は448GB(256GB+128GB+64GB)となります。
また特に言いたいことですが、我々はリサイクルを重視したいというポリシーを持っています。このため資源を大事にすることを主眼として、パッケージも再生紙を使っています。本体もリサイクルできるアルミを採用していますし、本革ケースはリサイクルできないので付属させません。
また設計思想としては「コンサートを手の上に」ということで、特に音楽性を重視しています。
DACチップとしてはESS社製のES9018K2Mを一基搭載しています。実は我々はESS Saberを世界ではじめて使った会社なのです。またXMOSも我々が世界初で採用しています(Calyx MもXMOSを搭載している)。
つまりESSもXMOSも膨大なノウハウがあり、それを活かしたのがCalyx Mです。」
Music To Go: Calyxのライバルと比べた強みはどこですか?
CEO「それは音楽性です。我々はモニターと音楽性を分けるのではなく、音源にはいっている音を100%取り出せれば高い音楽性が実現できると考えています。音のチューニングに関しては韓国の音楽家に聴いてもらってチューニングをしています。
またマグネット式のボリュームもユニークでしょう。これはアナログ的な感触を活かすのにスライド式にこだわったからです。普通スライド式の場合にはすきま(スリット)ができてしまいますが、このマグネット方式であれば隙間がないためにほこりが入らないのです。これは精密機器としては重要なことです。もちろんマグネットは一週間ずっとポケットに入れておいても取れることはありません。
またスクリーンの解像力にもこだわりました。サムスン製のOLEDディスプレイを採用しています。これはアルバムアートの表示にこだわりたかったからです。CDなどにあったブックレットが、デジタルファイル音源ではありませんので、遊び心・持つ楽しみを求めたかったのです。
またファームウェアはダウンロードによって可能で発展させることができます。」
Music To Go: 将来の計画はありますか?
CEO「近いうちにCalyx Mと合わせられるアナログポータブルアンプを作る予定です。もちろんこれはほかのプレーヤーでも使えるでしょう。またCalyx Mのバリエーションも増やしたいですし、プロ向けの録音も可能なものも考えています。」
Music To Go: 日本市場をどう考えていますか?
CEO「日本の人は音楽がすきなことを知っています。また規模もおおきいと思います。
日本の市場に入るためによろしくお願いします。」
* Calyx Mとは
インタビューでほぼCalyx Mについてはまとめられていますが、ここで特徴を再確認します。
細かなスペックはこちらのサイトをご覧ください。
http://www.calyx.kr/index_en.html
Calyx MのMはMusicやeMotionなどの意味で音楽性を重視していることを示しています。
画面は4.65インチのOLEDでかなり鮮明で発色も優れています。
DACチップはESS9018K2Mです。インタビューにあるようにCalyxはESSとXMOSについては世界でもかなり先進的なメーカーです。私もXMOSが出たばかりのころではXMOSの採用についてCalyxに注目していました。私的にはCalyxというのはPCオーディオでの注目ブランドだったのです。そこが出したDAPという点が目を引きました。
再生可能ファイルフォーマットはAIFF,ALAC,FLAC,WAV,AAC,MP3,OGG,DXDそしてDSF,DFFとほとんどすべての形式に対応しています。(ファームv0.6ではApple系は不可でしたが0.95から可能になりました)
PCMでは最大384kHz/32bit、DSDでは5.6MHz(DSD128)でDSDは単体とUSB DACとしての両方でDSDネイティブ再生が可能です。USB DACの場合にはDoPを使用します。
出力インピーダンスはスペック的にはほぼ0ohmと書いていますので1ohm以下ということなんでしょう。
内蔵メモリは64GBです。上部にSDXCとMicroSDの端子が両方ともあります。このため最大容量はSD256GB+MicroSD128GB+64GB=448GBと0.5TBに近いところまで拡張可能です。
ヘッドフォン端子は3.5mmミニのみです。機能としてはシャッフル(ランダム)、リピートとギャップレスもあります。ゲイン切り替えはハード的にはありませんが、v0.95からソフトウエア的に選択がLow/Mid/Highから選べるようになりました。
ファームウェアはアップグレードが可能で先行版はv0.6でしたが、国内販売版はv0.95以上となるでしょう。(本日現在での最新は0.96です)
0.6ではAndroid System Recoveryを使用していたのでかなり面倒でしたが、0.95以降ではアップデートボタンで簡単にアップデート出来るようになりました。0.6ではSDカードにアップデートファイルを格納しましたが、0.95からは内蔵メモリにアップデートファイルを格納してボタン一つで簡単にアップデートできるようになりました。この点は劇的に進化しました。
なおCalyx MをPCにつなぐときにはMTP転送を使用しているので、MacからつなぐときにはAndroid data Transferが必要になるかもしれません。Windowsは問題なく接続できます。
なおSDXCのフォーマットは私は0.6のころの制限からFAT32にして使用しています。最新のでexFATが読めるかはまだ試していません。
電池の持ちは正確に測っていませんがファームv0.95で5-6時間前後くらいだと思います。一日通して使うためにはやや少なめです。通勤や通学だけなら大丈夫でしょう。
使用しているとそれなりにやや熱を持ちますが、他の高性能DAPとそうは変わりません。
*外観
パッケージを開けるとMの文字、そして音符のロゴと、MUSICへのこだわりが感じられます。
梱包品はシンプルで、革ケースは付属していません。これは単価を安くするというよりも、デジタル&アナログ社がリサイクルを重視しているので、リサイクルができない本革製のケースはあえていれなかったということです。なお本体のアルミもリサイクル可能だそうです。
革ケースが欲しい方にはなかなかよいサードパーティー品がeBayで販売されています。
http://m.ebay.com/itm?itemId=291181573413
同梱されていたサンプルDVDには日本でもPCオーディオでは試聴に使われるAudiophile Jazz 3のハイレゾ192kHzがまるまる入っていました。またUSBケーブルは短いのと長いの二本が入っています。
デザイン的にはシンプルで高級感も感じられます。
外観では大きなAndroid端末という雰囲気です。おそらく日頃大画面のAndroidを持っている人はやや厚みがある程度だと思うでしょう。重さは230gです。
上部には電源ボタンがあり、側面にはREW/Play/FWDのハードキーがあります。画面表示時に操作ができます。
特徴的なのはボリュームがスライド式でマグネットでノブがついているということです。
これはアナログ的な操作感を生かしたかったが、スライド式だとスリットが必要になるのでごみ侵入を避けるためにマグネットにしたということ。力を込めると取れますが普段使いで取れることはないでしょう。
底面にはMicroBのUSBポートがあります。アナログラインアウト端子や光デジタル出力はありません。
電源を立ち上げてみると画面がとても鮮明で精彩、きれいだと感じます。DAPにしてはかなり質の高いディスプレイを使っていると思います。これもアルバムアートワーク表示のこだわりなのでしょう。
SDカードを挿入するとマウントされたとメッセージがあってライブラリスキャンが自動で開始されます。
* 画面と操作の説明
操作はM:USEというユーザーインターフェースでAndroidとはかなり異なります。
電源ボタンの長押しで電源をたちあげます。ブート時間はやや長めかもしれません。音楽記号がロゴに使われているのも音楽性の重視を表しています。
画面が表示されるとロック画面が表示されますので、アルバムアートを下に引き下げることで解除します。操作感はやや遅めです。
基本は再生画面で、アルバムアートは円形にトリミングされて表示されます。これを長押しすると通常サイズでアルバムアートが表示されます。シャッフルとリピートはここ、ギャップレスは設定の中でセットします。再生曲はサンプルレートとファイルタイプも表示されます。
再生画面で右にスワイプさせるとライブラリ画面が表示され、左スワイプでJUKEBOX画面が表示されます。JUKEBOXとは手軽なプレイリストのようなもので、分類がない分で素早くJUKEBOXに曲を追加できます。ライブラリ画面ではアルバムやアーティストなどをタグでリストできます。通常のプレイリストはここにあります。
面白いのはタグがないWAVの扱いです。WAVでタグがなくとも階層があればタグがあるように表示します。iTunes階層(Artist/Album/track)でのアルバム名を認識しているようです。
そのためフォルダメニューがなくてもタグのないWAVにアクセスができるのはユニークである。ただし逆にフォルダをたどるメニューがないのも残念ではある。ただしアーティスト名は認識されない。
ファームv0.95ではFolder Viewという階層をたどれそうな名前のナビゲーションが増えたが、いわゆる他のDAPの「フォルダ」機能のように階層をたどるのではなく、曲名表示に階層の情報がついているというもののようだ。
左上の三ドットをクリックするとマウントしているメディア一覧と設定ボタンがあります。また次の曲もここで表示されます。(おそらくギャップレスバッファに入ってる曲でしょう)
またImpedance MatchingもあらかじめEasy Access を設定しておくとこの画面に現れます。(またUSB DACモードでも設定変更できます)
Impedance Matchingはインピーダンスマッチングというよりはゲイン切り替えと言った方が良いようには思えます。高感度イヤフォンではLowに設定するとボリューム動作の余地が確保されます。
Calyx Mのユーザーインターフェースの動作自体はややゆったりとしてA&Kのようなキビキビしたスムーズ感はないのですが、実用上は大きく問題にはならないと思います。むしろZX1のように一テンポ遅れてカクカク動く方が気にはなります。CalyxMでは遅くてもスムーズに動くという感じですね。この辺がAndroidカスタマイズの程度問題なのかもしれません。
v0.95ではソフトウエアも急に落ちたりとか変な動作はないように思います。表示言語はメニュー上は日本語がありますが、日本語ではメニューは出てきません(ただし日時表示などのロケール設定が日本語になるようです)。
また日本語のアルバムタイトルは表示されますが、アルファベット順に並んだ時に漢字が先頭だとUnknownに分類されています。ここはCalyxに伝えて直してくれるようにお願いしてはいます。
* Calyx Mの音質
Calyx Mの音質はかなり高いレベルにあります。高性能のヘッドフォン、イヤフォンのポテンシャルを十分に引き出してくれるでしょう。
以下ではJHA ロクサーヌ(カスタム)やFitear 335DW、Westone W60、Ultrasone Edition8、Dita Answer Trueなどを使いました。細かさと情報量を抽出するカスタムも良いですが、力感もあるのでダイナミックで高性能のAnswerもかなり良く合います。
まず透明感が高くてSN感がとても良いのが特徴です。音空間はクリアで、音像はシャープで鮮明に浮き上がるように力強い描かれ方をします。このために立体感もとても高く感じられます。背景ノイズはなく、高感度イヤフォンがよく合います。曲の背景に入っているSEとしてのささやきのような低い日常会話がかなり鮮明に聴こえます。普通は聞き取りにくい歌詞もわりとよく聞き取れますね。
音のキレが良く、ウッドベースやパーカッションの音の刻みも歯切れ良く聞こえます。一つの楽器の音像再現が鮮明で立体感が高いのはさきの高いSN感によるものでしょう。イヤフォンの相性が良いと際立って彫りの深い音像再現が得られます。
高音域から低音域への帯域もかなり広く、ロクサーヌで聴くと高音域の伸び、低域のしっかりした反応が気持ち良く感じられます。音場も十分広くロクサーヌやW60などでは生きてきます。
低音域はベースラインも歯切れよく、また重みがあります。ベースのゴリっとした質感もよく再現されていますね。
音の個性としてはパワフルで畳み掛けるようなドラムスでは力感がありダイナミックです。ゆっくり落ち着いた感じではなく、勢いがあってパワフル、音楽的な滑らかさと力強さを両立しています。
音はESSらしく細かいのですが、細かいだけではなくやや暖かみのある豊かな音楽再現性を持っています。ここがアナログらしく音楽性が高いというこだわりの点なのでしょう。ただしSR71的なはっきりした暖色ではなく、ドライとか分析的っていう冷たい音ではないという意味ではあります。
録音の良し悪しがかなりはっきり分かります。音楽性をうたうアンプは甘いことが多いんですが、Calyx Mでは音楽性をうたっても甘くないことが分かります。
解像力が高くSN比が良いのはES9018の特徴だけれども、Calyx Mにはそれだけではない音の豊かさがある。Calyx Mのサイトがオープンした当初はDACチップを公開したがらなかったけれども、DACの音はチップだけで決まるものではないという主張がよくわかる。
DX100とCalyx M
たとえば2M以前のオリジナルですが同じESSのES9018を使用したiBassoのDX100(ヒビノR10のベース機)と比べてみます。DX100だけを聴いている分には十分にESSらしい細やかな音だと思いますが、Calyx Mを聴くとさらに音の透明感が高く、ひとつひとつの音がより先鋭で、くっきりと鮮明に聴こえます。特にCalyx Mの微細な小さい音の描き出しはちっょとすごいですね。DX100だけ聴いているとわからないけれども、Calyx Mを比較して聞くと実はさらに磨きをかけてよりクリアに仕上げることができるとわかります。Calyx Mに比べるとDX100は比較的ではあるけれども音がやや曇って濁って聞こえますね。
DX100との比較ではさらにCalyx Mのほうが音場も広く、低音域などの帯域の強調感も少なく全体的な音の歪み感の低さなど音質も一回り洗練された感があり、DX100よりは一つか二つレベル以上は音質はよいと思います。Calyx Mはかなり低いところまで出てるのか、低域の強調はないですが低域はむしろ充実していると思えます。
ただしシャープな分で箱から出したては少しきつめなので、はじめはW60のようなあまり刺さらないで高性能なタイプが良いですね。けっこうエージングが必要で、かつエージングでずいぶん変わります。だいたいの方向性としては高域のきつさが取れ、透明感が増します。そしてCalyx Mの特徴である制動力の高さ、キレの良さがはっきりとわかるようになっていきます。最低でも50時間はきっちりエージングしておいてから聞いたほうがよいかもしれません。
DSDのネイティブ再生もなかなか好ましい音質で、同じ曲をハイレゾWAVとDSDで聴き比べてもDSDのほうがより滑らかで自然、いわゆるデジタルっぽさが緩和されて聴くことができます。
PCオーディオとしてのCalyx Mもなかなか優秀です。MacのAudirvana PlusやPure Musicで接続してみましたがなかなか良い音です。DSDもきちんとDSD128が良い音で聴くことができました。
ハイレゾDAPにUSB DAC機能がついていても十分に活用しないことが多いのですが、Calyx MはUSB DACメーカーの作ったDAPですからそこはきちんとしています。
Calyx Mは標準イヤフォンプラグが合ったほうがデスクトップにも使えて、使い方としては面白いかなと思いました。そうすればやや大柄な点もプラスにさえなったかもしれません。またUSBプラグもMicroBだと高音質USBケーブルの選択肢がないので、ミニBかフルサイズB端子がついていると良かったかもしれません。
* Calyx M まとめ
簡単にまとめると、Calyx Mの良い点はまず鮮明で高いDACの音再現力がありながらドライや分析的に陥らない音楽的なうるおいも持っている点だと思います。適度な力感とダイナミズムが感じられるところもMの表す音楽性と言える点でしょうか。
オススメのイヤフォンはマルチBA機も情報量が多くて合いますが、ダイナミックのDita Answer Trueが面白い選択です。Mのちょい高めのゲインと合い、キレの良いDAC性能の高さを浮き彫りにします。ただし十分なエージングが必要でしょう。
いままでのハイレゾDAPは従来のMP3プレーヤを進化させてきたボトムアップのアプローチとするならば、Calyx Mはオーディオ機器のDACをポータブルにしようとしたトップダウンのアプローチと言えるでしょう。Calyxは世界でもはじめてESS Saberを使ったメーカーですが、ESS DACの使いこなしではResonessenceなみと言えるのではないかとiBasso DX100と比べたときに思いました。
大柄で電池もちも少なくフォルダナビゲーションがないなど、DAPとしてこなれてない点もありますが、音質に妥協したくなかったという熱意はよく伝わってきますし、実際によくできていると思います。
たくさんハイレゾDAPも出てますが、選ぶポイントはどこかと一言でいうならば、Calyx Mの場合はオーディオメーカーが作ったDAPの良さがあると言う点だと思います。
日本ではJaben Japanからフジヤさんで先行発売される予定で、発売時期は8月初旬頃、価格は11万4800円(税抜き)だということです。デモ機はフジヤさんの店頭でも近日中に手に取って試すことができるようになります。