Music TO GO!

2014年06月05日

AppleがMFIを拡張し、ライトニングでヘッドフォン接続可能に

つい先日のAppleのWWDCキーノートは直前のBeatsの買収から、iTunesのハイレゾ対応などオーディオ関係の発表も期待されていたところです。しかし実際はSwift(Objective-C without C)がメインだった?と思わせるようないまひとつの内容ではありました。
しかしながら、確実にBeats買収の意味が少し見えるような変化が実はひそかにあったようです。
下記の9to5Macの情報が伝えるところによると、
http://9to5mac.com/2014/06/03/apple-introduces-mfi-specs-for-lightning-cable-headphones-support-arriving-in-future-ios-update/
AppleはMFI(Made for iPod/iPhone)を拡張して、ライトニングケーブルでヘッドフォンが接続できるようにしたようです。
ここでは48kHzを受けられるとしていますが、もちろんDAC内蔵のヘッドフォンを想定しています。仕様はさらにスタンダードとアドバンストがあって、アドバンストではDSP使用が記述されノイズキャンセリングなどのサポートがあるようです。
スタンダードではDACとしてWM8533が指定されています。Wolfsonはどうなるというのはさておいて、このWM8533というのは2年ほど前に下の記事で書きましたが、30ピン/ライトニングアダプタの中に入っていたDACです。バスパワー動作でラインレベル出力が取り出せるタイプです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/302004727.html
またマイクの使用も想定されています。

ちょっと動き出したようですが、このさきも楽しみなところです。
posted by ささき at 00:32 | TrackBack(0) | __→ スマートフォンとオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする