Music TO GO!

2014年04月10日

クラウドファンディングのポータブルオーディオ、Geek Wave

USBメモリタイプDACのGeek Out(Kickstarter)、デスクトップDACのGeek Pulse(indiegogo)とクラウドファンディングのオーディオ機器開発を成功させてきたLH labs(ハイエンドメーカーLight Harmonicの子会社)ですが、今度はポータブルオーディオ機器をクラウドファンディングで出して来ました。
これはGeek Waveというデバイスでスマホ用DACと独立したDAPの両方に使えるというものです。またモバイルバッテリー機能も持っています。クラウドファンディングはPonoのKickstarterではなくindiegogoで行います。こちらのリンクです。
https://www.indiegogo.com/projects/geek-wave-your-mobile-life-amplified#description

image.jpg

これらはポストGeek outとして、ユーザーの声を拾うフォーラムとしてLH labsがたてたGeek Forceで暖められてきたアイディアです。
http://geek.lhlabs.com/force/geekwave.html

Geek outをバッテリー駆動させポータブルデバイス化するのがGeek Ariaってもので、これはスマホDACですね。さらにその派生版としてそれを独立したDAPにするのがGeek Waveだったと思いますが、実際に出てきたのは両方の機能を兼ね備えているようです。

ビデオではPonoを意識しているようです。
http://geek.lhlabs.com/geekwave
スペック的にはPonoの倍の384/32対応でDSD128も再生可能というものです。
メモリは256GBで、バッテリーは3000mAhです。

ただ見た目はiDSD nanoみたいにスマートフォンにつけるモバイルDAC/アンプに見えますが、これがDAPってどういうこと?って疑問が上のフォーラムでもすでに載っています。
Androidを内蔵していてストリーミングをWave側で再生可能で内蔵メモリも持ってるっていうのはたしかにDAPっぽいですが操作画面もボリュームもありません。
これに対してはWaveのコメント欄でスタンドアローンだがコントロールにはスマートフォンが必要とあります。ボリュームはUSBの制御信号を使うのかどうかわかりませんが、この辺も不透明ではあります。あとはスマホ側のアプリでBTで制御するなどですかね。DLNA使えば面白いけどそこまではなにも書いてません。
まあそういう点をユーザーが提案して行くっていうのもクラウドファンディングではあります

実際にLH labsの場合はいきなり完成系を示してあとはアーティストモデルを増やすだけというPonoと違って、このキャンペーン中にもユーザーの声を聞きながら開発を進めて変えていく可能性が見えます。Geek Pulseに似てますね。
例えばケースは3つの案が提示されていて決まってません。Please helpと書いてます。

image.jpg image.jpg image.jpg

またスマホとWaveを結ぶケーブルもユーザーの声を聞きながら決めて行きたいとしています。この辺はGeek Forceフォーラムで吸い上げて行きます。
短いオーディオ用線材のLightningケーブル作ってよーと言いに行きたいと思います。

ハイエンドメーカーのクラウドファンディングでのコンシューマーへの取り組みという点で見ると、LH Labsでは300万のDa Vinci DACで使われている96k以下の音質向上をはかる“Duet Engine”(SonyのDSEEみたいなものか?)とか
即座に電源を立ち上げる“INSTANT POWER” などの技術をハイエンドからの流用としています。ハイエンドの技術を生かしているというのはiFiを意識しているようにも見えますね。
ただPonoが普通の人をターゲットにしてるのに対してGeek(英語で言うおたく)という名の示すようにこっちはマニア志向です。

クラウドファンディングとして見ると、indiegogoでのperk(得点)は早割引で価格は399$(定価は619$)とちょっと高めです。昨日からアナウンスされてたので予想は早割で$199かなと思ってたので強気です。256GBメモリというのもあるでしょう。
スマートフォンとの接続は3タイプあり、
Galaxy S4/5用、その他Android、iPhone5/5s(lightning)に分かれています。
* 注:Geek ForceのメンバーはまずフォーラムのGeek Force Only Perksをみてください。
早割よりさらに安くなります。

さて、Geek Waveはコンセプトのわからなさに今回は早速批判も出てます。仕様未定の部分を残して走り出したGeek Waveですが、キャンペーンの終わりにはユーザーの声によってどうなって行くのでしょうか。


他にAndroidを内蔵したクラウドファンディングのポータブルデバイスというとスマートヘッドフォンを標榜するStreamzがあります。これも直でストリーミングを受けられます。ただ人気はないですね。
https://www.kickstarter.com/projects/272894776/streamz-first-smart-headphones-with-wifi-android-p
また面白いのではウエアラブル・イヤフォン(直訳すると当たり前になるけど)のDashがあります。これはウエアラブルデバイスの考えを持ったイヤフォンでヘルスモニターなどが出来ます。これは成功しました。
https://www.kickstarter.com/projects/hellobragi/the-dash-wireless-smart-in-ear-headphones

ちなみに最新情報ではPonoはKickstarterでも歴代3位の成功プロジェクトとなったようです。
オーディオ機器のクラウドファンディングっていうものもこれを契機にさらに活発になって欲しいものです。
posted by ささき at 08:42 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする