Music TO GO!

2014年01月31日

ポタ研の開催とAK240発表会

CESの次はポタ研だ!、というのもあながち冗談ではなくなってきました。
2/8にフジヤさん主催のポータブル研究会のイベントが中野サンプラザで開催されます。そしてそこでジャパンプレミア発表会が三社開催されます。おそらく世界的に見ても一般公開まで含めるとかなりプレミア要素の高いものです。開催案内は下記です。
https://www.fujiya-avic.jp/event/potaken2014_winter/

その一つが話題のiriver AK240の発表会です。
開場は、12:00〜 開演:12:30〜で、なんとプレゼンは不肖ワタシめがお務めします。他には音楽配信サイトのe-onkyo music ディレクターの黒澤 拓さん、OTOTOYプロデューサーの高橋健太郎さんにもお越しいただきます。
内容としてはAK240の紹介はもちろん、A&Kスピーカーを使用したイベントも予定しております。
特にAK240は実際のインプレッションも含めて多面的に紹介できればと考えています。また従来のAKシリーズに比較すると多面的な魅力を持つのがAK240と言えるかもしれません。

なおポタ研会場は14階ですが、AK240 の製品発表会並びに試聴ブースは6F ムーンにて行います。
入場着席はプレス優先になりますが、一般の方も入場参加できます。もちろん試聴会にも参加できます。
どうぞこの話題機種を試しにいらしてください!
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2014年01月28日

BSG TechnologyのReveelとM/S処理のオーディオ活用

こちらユニークな製品の紹介です。
見た目はコンパクトな普通のポータブルアンプで、アナログイン・アナログアウトがあるだけのシンプルなものですが、ただのポータブルアンプではありません。というかアンプと言えるかどうか。これはBSG Technologyというところの開発した"Phase Layering"技術を応用して作られたポータブル・デバイスです。簡単に言うとDAPなどの出力につなげて音質を向上させるものです。

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Reveelは昨年(2013)の11月か12月頃に発表されたもので、名前は英語の「暴き出す」の意味のrevealから来ていて、文字通り録音されているが聴こえなかった音楽情報を暴き出すというものです。開発元のコメントではこの技術はDSPではなくアナログドメインでおこなわれ、クロスフィードの類でもない、もとの信号にないものは足さないとサイトには書かれています。
これだけ聞くとあやしく聞こえますが、特許情報などから調べてみると実のところ使用されている技術はオーディオの世界に古くから知られているものをベースにしています。それはMid-Sideステレオ処理(MS処理)です。
また本稿ではそれに付随する技術としてBlumlein Shuffleも紹介していきます。なぜかというと、本技術は欧米では"Blumlein Shuffle"として紹介されることが多いようすだからです。

*Mid-Sideステレオ処理とBlumlein Shuffleについて

まずMid-Sideステレオ処理とはなにかというと、録音した情報をL chとR chから派生したMid(中央部)とSide(側方)の情報にわけて、さらにはそこから再度LとRを取りだすというものです。こうすることでステレオイメージの調整ができます。
MidというのはM=(L+R)で計算されるステレオイメージの中央部(センター)の情報で、SideはS=(L-R)で示されるステレオイメージの側方部分の情報です。S=0(つまりL=Rのとき)のときはセンターイメージだけとなるので、Sを増減させることでステレオイメージを広げたり縮めたりすることができることがわかります。なぜ(L-R)の計算で側方部の音が取り出せるかと言うと、LとRに均等にある音は中央部の音ですから、片方を逆相にして加算すればその部分の音は打ち消されるからです。
またLとRは前述の式から2L=M+S, 2R=M-Sとあらわされますから、MidとSide情報からふたたびLとRを取りだすことができます。L/RからM/Sへ、そして再びM/SからL/Rへと戻せるわけです。この際に2倍されるのでオリジナルよりも3dB音圧が上がることになります。

ただ、このMid-Sideステレオ処理では単純にSを増減させると高音域と低音域でステレオイメージが異なると言う問題が出てくるようです。それを解決するのがStereo shuffling(Blumlein Shuffle)という技術です。これはAlan Blumleinというイギリス人が中心に開発したのでそういう名前が付いています。さきのSを単純に増減させるだけではなく、それを周波数ごとに変えると言う手法です(イコライジングします)。これを先に書いたMとSからLとRを取りだすステップの前に行うことをShufflingと呼びます。

これらは1930年代から戦後にかけて研究されていたもののようです。Mid-Sideステレオ処理は主にマスタリングやレコーディングのさいに使われていてDTMをやっている人はなじみのある人もいるかもしれません。これをオーディオ再生に応用したのがこのBSGの技術です。
Reveelで使われている技術はBSG Technologyでは"Phase Layering"と呼んでいて、独自特許を取っています。下記のUS特許がそうです。
http://www.google.com.br/patents/US8259960
BSG Technologyの特許を読むとさきの説明でSを取りだすときにS1=(L-R)、S2=(R-L)としてLとRに付随するSide情報を別々に管理し、さらに最後にMとS1/S2をそれぞれ加算してLとRに戻すときに、黄金比(1.618=5:8)を系数として加算すると言うことです。これによって優れたステレオ再生が得られるというのがBSGの主張する技術です。
ただこうするとLとRの成分が微妙に混じってやはりクロスフィードっぽくなるようにも思えますが、よくわかりません。もしそうだとするとスピーカーよりはヘッドフォンに向いた改良とも言えるかもしれませんけれども。

*BSG Technology Reveel

話をReveelに戻すと、はじめはInner FidelityのCESレポートで触れられている下のページを見てちょっと興味がわいたのでいろいろと調べてみました。HeadFiでもスレッドがあります。
http://www.innerfidelity.com/content/ces-2014-show-highlight-bsg-technologies-reveel-signal-completion-stage-headphones

BSG Technology自体はこの技術をライセンス売りしたいようですが、その効果をデモするために前に$3000くらいのq0Lという高価なプリアンプを以前作っていたようです。今回それを$115のポータブルアンプに応用したのがこのReveelです。もともとPhase Layeringの基盤自体はコンパクトなものだったようです。

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使い方はポータブルアンプと同様にDAPと組み合わせてアナログ接続します。ヘッドフォン出力はReveelのヘッドフォン端子から取ります。ReveelにボリュームはないのでラインアウトではなくDAPのヘッドフォン端子から取るのが良いでしょう。

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手に取ってみるとかなり小さくて軽いですね。作りはなかなかしっかりしていて質感も価格にしては悪くありません。
本体にはシンプルにin/outプラグと電源スイッチ、機能のオフオンスイッチがあります。機能のオフオンで利きを確かめられます。ちょっと問題はプラグ間隔が狭いので太いケーブルは使えないことです。また電源をつけたままケーブルの抜き差しをすると壮絶にポップノイズが出るので注意が必要です。

少し手持ちでいろいろと試してみましたが、AK100mk2がよく効果がわかります。
ぱっと目の前が開けて音空間が三次元的に広がり、音に明るさというかきらめきが感じられます。またDAPにも寄るけれども、聴覚的により細かく解像力が上がるように感じられます。また少しですが音圧が上がります。
もとの音は少し明るめに変わるけれども、ほぼ性格的には引き継がれている印象です。周波数的にどこかを上げることはないようにも思いますが、少し中高音域よりになるかもしれません。

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パッケージについてきた標準のいい加減そうなミニミニケーブルでも差があるのが十分わかります。おまけのケーブルだとかえって音が劣化するんじゃないかってポータブルアンプもありますからね。上ではオヤイデの最近出たHPC-MSSケーブル(3cm)を使ってみましたがなかなかよくマッチします。
初めのうちは少しヒスっぽい背景ノイズが出てますけど、バーンインしてくうちに多少収まってきます。ただ完全には収まりません。電池持ちは測ってないけど届いた晩にチャージせずに一晩エージングさせて放置しても切れなかったのでそれなりにあると思います。

書いたようにボリューム増減ができないので固定出力のラインアウトから取ることは出来ません。DAPのイヤフォン端子から取るのに向いてます。あるいはDAP/アンプの二段重ねにプラスワンしても良いでしょう。重量級システムならコンパクトなんで側面につけるとかいいかもしれません。アンプというよりアナログフィルターみたいなものと考えたほうが良いですね。
アンプ作る人はこの辺を研究して機能に取り入れてみても面白いんじゃないかと思います。(下に実例を挙げます)

Reveelは下記サイトで購入ができます。
http://reevelsound.com/
海外送料とかは書いてありませんが、これもなんとか売ってと直メールして頼んだら親切なことにDHL送料を折半してくれて送ってくれました。(通常だとDHL送料だけで$50くらいになるから)
こういう場合はカート使わずに直談判で払い方を相談します。

*M/S処理のオーディオ再生における他の応用例

これでM/S処理のオーディオ再生の応用に興味を持った方もいると思います。これを試してみるにはReveel以外にもいろいろと選択があります。

よく知られているところではあのiFI AudioのiCanやiTubeで採用されている3D Holographic Sound systemもこのM/S処理とBlumleinの技術を応用したもののようです。独特のぱっと広がり明るくなる感じは似ています。
http://www.ifi-audio.com/en/iTube.html
またPHAEDRUSという会社もこのBlumlein Shuffleを応用した機材を開発しています。
http://www.phaedrus-audio.com/shuphler.htm
BSG Technologyもその応用例の一つと言うわけです。前のプリアンプは下記のものです。
http://www.stereophile.com/content/bsg-q248l-signal-completion-stage

またPCで試すことができます。もともとマスタリング向け技術ではあるのでいくつかDSPプラグインがあると思います。わたしが試してみたのはVoxengo MSEDという無料のVST/AUプラグインです。
http://www.voxengo.com/product/msed/
Windows PCだとMSEDはVSTプラグインなので、JRMCならばそのまま使うことができます。DSPスタジオからVSTプラグインの追加でインストールします。JRMCではWindows OSのバージョンにかかわらず32bit版を選んでください。またFoobar2000でもあらかじめVSTラッパーを入れておくことで使えると思います。MacではAUプラグインで提供されています。

msed.gif

立ち上げるといくつかモードがありますが、DTM用途ではなく再生用の場合はinlineを選んでください。encoderはL/RからM/Sへ、decoderはM/SからL/Rへ変換する用途です。inlineはこれらを同時に行います。mid成分とside成分はそれぞれゲインで調整が可能です。

このあたりをいろいろと調べていたのですが、日本と欧米の資料をいろいろと読むと面白い事に気が付きました。
日本ではBlumleinという言葉はあまり出てこなくて、主にM/S処理のことが書かれています。対して、欧米ではM/S処理とBlumlein ShuffleをまとめてBlumlein Shuffleと呼んでいることが多いようです。
日本ではM/S処理と言うのは中田ヤスタカ氏がPerfumeなどの製作で音圧を上げるのに使ったことでよく知られているようです。また欧米ではBlumleinという人はたくさんの特許を持つ多才な偉人だったようで、人物自体がよく知られているようです。iFIのトルステン博士とインタビューしたときにも著書を見せて雄弁に語ってくれたのを思い出しました。
この辺もお国柄と言うのが出ていて興味深いものです。
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2014年01月24日

BitperfectのDSD再生とハイブリッドDSD形式

Macの音楽再生ソフトであるBitperfectが次期2.0バージョンからDSD再生に対応します。下記Bitperfectリンクに詳細が書かれています。
http://bitperfectsound.blogspot.de/2014/01/dsd-is-coming.html?m=1

興味深い点はiTunesを拡張するタイプのBitperfectがDSDを認識しないiTunesライブラリをどう使ってDSDを格納するか、です。
BitperfectではハイブリッドDSDファイルという形式を提案してます。これは一つのファイルにPCMデータとDSDデータを両方格納するという方式です。これはAppleロスレスファイルにメタデータとしてDSDデータを埋め込むというものです。つまり一つのファイルがPCMとDSDの二つのデータを持つことになります。ただどうやって埋め込むかは書いてませんので、続報待ちではあります。

ちなみに彼らがこの前に試行錯誤した例ではマルチチャンネル形式ファイルのマルチチャンネルトラックに埋め込むっていう方式も考えたそうですが、これはいくつかの機器との相性でうまくいかなかったということです。
同じくiTunesを使用するPure Musicは煩雑なブックマーク方式を使ってDSDファイルを管理してます。またstefツールなどを使ってWAVにDSDをDoPエンコードして埋め込む方式もあります。いずれにしても厄介なものです。
これはiTunesの功罪というか、iTunesの呪縛のようなものではありますが、願わくはAppleがDSDやらFLACをきちんとサポートして欲しいところです。
posted by ささき at 07:58 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

WiFiネットワークでDSDネイティブ再生を可能にするAURALiCのLightning技術

今回のCESの目玉の一つにAURALiCが事前アナウンスしていた、WiFiによるDSDネイティブ再生の実現があります。今回のCESではプレビュー的なものだったようですが、あちこちのレポートを読んでみて分かったことをまとめてみます。
まずこの「WiFiによるDSDネイティブ再生の実現」はAURALiCが提唱するLightningという技術のことです。Lightningは技術と書きましたが、特定の製品のことではなく、DLNAのような技術総称とか製品体系のようなもののようです。このLightningに基づいた具体的な製品群の第一弾がAriesです。またワイヤレスと言うと領域が広くなりますが、ここではWiFi技術のことです。

Lightningはストリーミング技術を利用してDSD128ネイティブ再生やDXDのようなハイレゾのオーディオ再生を可能に可能にする技術で、WiFiの新しい802.11ac規格を前提としています。Lightningはかならずしも802.11acが必要ではありませんが、なければこのようなWiFiでのDXDやDSDのような"スーパー"ハイレゾデータのワイヤレスのストリーミングはむずかしいだろうということです。たとえば現在主流の802.11nでも96k/24までのハイレゾ・ワイヤレスは可能ですが、それを超えるようなDXD(352.8kHz/24bit)やDSD128などは802.11acが必要になると言うことです。

Lightningが志向しているのはホームネットワークで、簡単に言うとDLNA機器をLightning機器で置き換えて有線ネットワークを無線ネットワークに置き換えるようなイメージです。実際にLightningはDLNA(uPnP)と上位互換性があります。つまりLightningはDLNAと互換性があるとともに、DLNAでは実現できないギャップレス対応やSpotifyとの互換性、マルチコントロールポイントなどの追加機能が可能となっています。

ハードウエア側面で見たLightningの特徴はプラットフォームの進化があります。AURALiCはARMベースのプロセッサを核としたシステムがポイントですが、このプラットフォームがARMコアA5ベース(デュアルコア@500Mhz)のSanctuaryから、Teslaと呼ばれるA9ベース(クアッドコア@1GHz)の新プラットフォームに進化しています。

このTeslaベースのLightning製品の第一弾がAriesで、5月のドイツハイエンドショウで正式デビューを目指しているようです。CESでは旧VEGAシャーシにプロトタイプが入っていたとのこと。AriesはいわゆるStreamer(日本で言うネットワークプレーヤー)ですが、AURALiCではブリッジと称しています。つまりLightningによるWiFiストリーミングを受けて、DSD対応DACなどにデジタル出力(おそらくUSBとSPDIF)できるもののようです。Ariesの価格はUS$999からになりそうだということです。

システム構成としては、まず一方の部屋にNASとPCが設置されたネットワークがあり、このネットワークは802.11acをサポートする必要があります。もう一方の部屋にはAriesをDACにつなげたオーディオシステムがあります。LightningはDLNAに準拠しています。PC上にはJRMCまたはLINN Songcastなどがインストールされていて、そこでネットワークを開けると、離れたところのオーディオシステムに接続したAriesが見えます。そしてNASの音源をAriesにストリーミング指示するというものだと思います。
ただしさきに述べたようにこれだけだとDLNAベースの機能しか使えないので、Lightningのフル機能を使うためにはソフトウエアの機能強化が必要になるでしょう。ここはよくわかりませんが、おそらくSongcastを改良するかJRMCのプラグインを作るのではないかと考えています(Songcastはオープンソースだから)。ネットワークDSDネイティブ再生はDoPEかバッファロー方式かはわかりませんがDoPEになりそうな気はします。

なにしろ断片的なレポートを元にしているので推測も含んでいますが、こんな感じかと思います。
ここでAURALiCがいう「ブリッジ」というのは実はこのCESで他でも聞いた言葉です。たとえばMcintoshのMB100 Media Bridgeとかシャープのユニバーサルプレーヤーの受信機VR-WR1000などですね。ブリッジというのはハブに相当するネットワーク機器の名称でもありますが、ここではネットワーク・PC世界とDAC・オーディオ世界をつなぐ橋渡しと言うわけです。
posted by ささき at 21:07 | TrackBack(0) | __→ DSD関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月12日

伊福部昭、生誕100年 - 「二十絃筝と管弦楽のための交響的エグログピアノリダクション」

今年はじめのアルバム紹介は年初らしく琴の演奏を紹介したいと思います。「伊福部昭: ピアノ作品集 第三集」から「二十絃筝と管弦楽のための交響的エグログピアノリダクション」です。
今年は伊福部昭氏の生誕100年にあたる年でもあります。伊福部昭氏はゴジラをはじめ映画音楽でつとに知られていますが、実際は日本現代音楽の重鎮でたくさんの作品を残しています。この「二十絃筝と管弦楽のための交響的エグログピアノリダクション」は琴独奏の作品を琴とピアノの二重奏に伊福部氏自らが編曲した版です。

現代音楽っていうと調性が曖昧で難しく、聴いてると良くわからない作品を思い起こします。しかしこれは明確な美しい旋律で琴の音色が堪能できる静のパートと、ジャズのインプロビゼーションを思わせるようなスピード感のあるピアノと琴の絡み合う動のパートが見事に対比された聴きやく感動的な作品です。これが初録音というのはもったいないくらいの良い作品だと思います。演奏も素晴らしいですね。

また録音も良いと思いますが、琴の音色をじっくりと楽しむのも面白い機会です。琴は琴線に触れる、という言葉もあるくらい良い音色の楽器ですが一般にはなじみ少ないですね。琴って雅楽・邦楽ではおなじみですが、わたしたちは近代西洋調性の音楽に慣れてるので、むしろ邦楽や雅楽から離れたこうした作品で琴の魅力を再発見できるのかもしれません。

カップリングされたピアノとヴァイオリンの作品も同様に素晴らしいもので、またピアノソロの子供向け作品ではなじみのあるメロディも随所に出てきます。怪獣総進撃マーチがそのまま「楽しい学校」ってタイトルがつけられていると、まあ似たようなもんかと思う面白さもあります。

購入はタワレコの店舗またはオンライン、あるいは下記のゼール音楽事務所にて。
http://zele.hustle.ne.jp/

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来週のテレビ朝日系列の題名のない音楽会でも伊福部昭の生誕100年特集が放映されるということです。

ちなみに今年はライカ生誕100周年でもあります。下記リンクの日本カメラ博物館で展示を行っています。また今年はフォトキナ開催年ですので、どんな100周年記念モデルが出てくるか、、戦々恐々です。
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/event/9943
posted by ささき at 09:46 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月11日

Westoneのミュージックアプリ

WestoneがiOS用の音楽再生アプリを開発しています。Sonic Max BBEをベースにしたものですが、Westoneのイヤフォンの機種ごとにプリセットされた設定をあらかじめ持っています。

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ONKYOアプリのように自社製のイヤフォン・ヘッドフォンに合わせた最適なEQ設定を持ったアプリを作るというのもひとつのトレンドですね。下は再生画面です。

IMG_3098.PNG

iTunesリンクはこちらです。
https://itunes.apple.com/jp/app/westoneaudio/id784259411?mt=8

ちなみにこのパターンではJVCバージョンのSonic Maxもあります。
https://itunes.apple.com/jp/app/sonicmax-pro-for-jvc/id496329233?mt=8
posted by ささき at 22:37 | TrackBack(0) | __→ スマートフォンとオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

オーディオファイル向けミュージックプレーヤー (19) - Daniel Hertz Master Class

Mac用の高音質ミュージックプレーヤーソフトも一時期のラッシュ以来は新顔が途絶えていましたが、ひさびさに新しいソフトウエアの登場です。しかも開発したのはあのマークレビンソン氏です。それがDaniel Hertz Master Classです。ここでいうマークレビンソンはハーマンブランドではなく、マークレビンソン氏そのひとです。彼のブランドであるDaniel Hertzの製品となります。
こちらにホームページがあります。
http://www.danielhertz.com/index.php/master-class

master_class.jpg

Master Classの特徴は強力なイコライザーをメインに据えている点です。これはデジタル版のCello Audio Paletteとして紹介されています。Daniel Hertzのスピーカーはアクティブクロスオーバーを採用しているのでその辺も関係しているのかもしれません(パッシブ換装も可能)。
そしてもうひとつの特徴はA+という機能で、A+は音をアナログのように滑らかにすると言う機能です。

これを見て思い出すのは以前書いたBurwen BobcatとTone Balancerです。以下の前記事を参照ください。
マークレビンソンとディックバウエンのいま - Burwen Bobcat

A+がBobcatで、Tone BalancerがMaster Classのイコライザに相当すると思います。おそらくこれもバウエン氏との共同での開発なのでしょう。バウエン氏はあのバウエンモジュールを製作した人です。
もともとDaniel HertzのシステムはCDプレーヤーを持たずにPCにBurwen BobcatとTone BalancerをインストールしてUSB DACと組み合わせると言う、当時はとても先進的なシステムでした。これは2005年のことで、オーディオ業界一般に高音質USB DACが認識されるQB-9が2009年ですから、いまのPCオーディオ時代をずっと先取りしていたと言えます。先進過ぎて理解されなかったと思いますが。Bobcatは始めはDaniel Hertzシステムだけで動くようにロックされていましたが、のちに汎用ソフトとして一般にも公開されました。
そのBobcatとTone Balancerのシステムを今風にアレンジし直したのがDaniel Hertz Master Classだと思います。また、前はPCのみだったので、Mac用(のみ)にしたという点もちょっとした変化です。価格は600CHF(スイスフラン)ということで日本円で約7万円とお高いのはDaniel Hertz価格でしょうか。
しかし、この2014年にマークレビンソン氏がソフトウエアの"バウエンモジュール"を採用すると言うのも興味深いことですね。

追記: 1/11
この件についてディックバウエン氏に直接メールして聞いてみましたが、上のBobcatとTone BalancerはMaster Classとは関係ないようです。別の開発元のようですね。
posted by ささき at 22:34 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月07日

Astell&Kernの新世代機種、AK240登場 !

米時間の1/7にCESにおいてiriverのAstell&Kernシリーズの待望の新型であるAK240の先行展示が行われます。その名称は『Astell&Kern AK240 256GB ガンメタル』です。
先ほどアユートさんのページで発表されました。
http://www.iriver.jp/information/entry_717.php

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以下はプロトタイプを元にした情報で正式版では異なる場合があるかもしれないことをお含みおきください。

まず型番ですが、AK240という番号がリークすると、大方はAK120の倍というこで240だと思ったようですが、これはiriverの中の人に聞いた話では、AK100番台(100MK2/120)は2013年度モデル、AK200番台は2014年モデルとしているということで、基本的には前年モデルのリプレースとなるようです。もっとも下記を読んでいただければ、AK200番台機がプラットフォームが切り替わった次世代機であり、ナンバーが変わった理由もわかると思います。

まずDACチップはWolfsonからシーラスロジックに変更され、定評あるCS4398に変更されました。シーラスロジックのトップグレードモデルです。普及タイプであったWM8740よりも能力は高いものです。
これも大方の読みではWM8740の上位モデルであるWM8741ではないかということだったんですが、CS4398はDSDネイティブ再生対応と消費電力から選択されたようです。(WM8741もDSD対応ではありますが)
AK240は旧AK120がWM8740デュアルだったように、ハイエンドモデルらしくCS4398をデュアルで搭載しています。

そして特徴は単体でDSDネイティブ再生を実現している点です。AK100/120ではPCMに変換してDSD対応していましたが、これはWM8740がDSD対応ではなかったからでAK240では単体でDSDネイティブ再生に対応しました。AK240は最大DSD128のネイティブ対応が可能です。Ak100/120はDSD64までのPCM変換でした。
PCMでの再生は最大192kHz/24bit、32bit(Float/Integer 24bitダウンコンバート)です。

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またヘッドフォンのバランス駆動を採用しています。これは2.5mmマイクロミニ端子という専用規格を用いています。2.5mmバランス端子のピンアサインは先端からR-/R+/L+/L-です。
またAK240では待望のラインアウトが装備されました。これは専用端子ではなく、プラグを設定によってラインアウトに切り替えるというものです。
AK240のプラグ配置は通常プラグ(光アウト・ラインアウト兼用)の3.5mmと2.5mmの専用バランス端子です。(光入力はなくなったようです)
内蔵メモリ容量は内蔵256GB、さらにmicroSDXCカードスロットでx1でSONY ZX1を大きく超える大容量を実現しています。

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筐体はハイエンドオーディオ並みの航空機グレードのジュラルミンです。ボディデザインはかなりユニークですが、これは光のシェードを表したものです。つまり右のボリューム側の張り出し部分は光の陰になるわけです。FacebookのA&Kアカウントの3回目のティザー画像でただの四角に影が付いたシンプルな画像はそういう意味です。また最近はオーディオ機材にカーボンを使うのが流行りですが、AK240ではカーボンをバックパネルに採用しています。ディスプレイは有機ELの3.31型タッチパネルで広くなりました。

以上がスペックですが、実のところ最も重要なポイントはAK240の内部にあります。それは今回から中身はAndroidを採用しているということです。ただしSONYのように素のAndroidに自社アプリを乗せると言うものではなく、AK240ではほとんどAndroidは外から見えません。SONYのようにスマートフォンOS的なアプローチと言うよりは組み込みOS的なアプローチと言えるでしょう。私もファイルの階層構造を見るまではAndroidベースと言うことに気が付きませんでした。もちろんオーディオエンジンのコアはiriver製で手が加わっています。
Androidを採用した理由としては主に全面タッチスクリーンとなったUI操作とWiFi対応、そしてソフトウエアの保守容易性もあると思います。WiFi対応ではiPhoneのようなWiFiによるファームウエア更新(Over the air)も考えているようです。つまりソフトウエアのアップデートも容易になり、ユーザー側がアップデートするのも容易になるというわけで素早い改良ができるでしょう。
またこのWiFi対応によって音質面だけではなく、AK240では機能面での向上がはかられています。例えば単体でもオンラインストアからハイレゾ音源の購入ができますし、ストリーミングも同一ネットワーク内のPCからも可能なようです。
またAndroidベースにしたことによりデュアルコアプロセッサが採用でき、ソフトウエアの演算性能も向上させることができます。これはハイレゾやDSD音源の広帯域再生で効果を発揮して再生のもたつきなどの根本的な解決となるでしょう。
これで外も内も刷新された新世代のAstell&Kernの新モデルがAK240だということがわかってもらえると思います。

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音は90%程度仕上がりのプロトタイプを少し聴かせてもらう機会がありましたが、AK100/120に比べると外部ポータブルアンプなしでも厚みがあって豊かな音が感じられました。バランスではないDita Answerを使いましたが、空間表現も印象的です。おそらくアンプセクションはかなり改良があったのではないかと思います。AK100/120ではDAC部分に比べてアンプ部分が弱かったので、これは確実な進化ですね。

それと今回はDAPだけではなく、スピーカーシステムでもAstell&Kernブランドのシステムが登場しています。300Bを使用した真空管アンプとAccutonのユニットを使用したなかなかハイグレードなもので、こちらにも注目ください。

iriverの人いわく日本からの意見は特に重要と考えているということです。それはフィードバックが細かく正確で、使いこなすマニア層が多いからということです。
これはCHORDのジョンフランクスも、Dita Audioのダニーも、iFIのトルステン博士も同じことを言っていましたね。それがAK100を育てた日本の土壌なのでしょう。そうした日本のマニア層が使いこなし、新世代AK240がその土壌でまた育まれると良いですね。
日本では2月のフジヤさんのポタ研でデビューする予定です。楽しみですね!
posted by ささき at 17:04 | TrackBack(0) | __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

CHORD HUGO preview report

CHORD is well known in the highend audio industry by their renowned QBD76 or classic DAC64. However we portable audio users think CHORD is in the another league to us.
Now CHORD announced new product called "Hugo". Hugo is a portable gear which is a high performance DAC-Amp combo with a bunch of great features.
Now we get a high-end sound never had before in our hands.

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To my surprise, CHORD stated the Hugo product is a reference grade product which is regarded as a highest class in their range. This tells us they are serious about Hugo sound quality.
Yes Hugo is a cutting-edge product.

CHORD_Hugo_Top_V3.jpg

DAC portion of Hugo employs Pulse Array DAC circuit that is well known among CHORD DAC products. Pulse Array DAC is not an off the shelf ready-made product like Wolfson or ESS DAC chips. Instead the Pulse Array DAC is composed within the FPGA. Hugo's pulse array DAC circuit is the new generation of CHORD Pulse Array DACs.

The name HUGO comes from a play on words, it is "Wherever You Go" that means portable product.


* Hugo Preview event at Tokyo

We had a Hugo preview show at Tokyo Timelord showroom.

Timelord is the Japanese distributor of CHORD product. CHORD founder John Franks came to show us the proto type
of Hugo. I interviewed him some queries. Here is the movie of the interview.
http://www.youtube.com/watch?v=trypeVPenSE&feature=youtu.be
http://www.youtube.com/watch?v=fJWnhIRw9HM&feature=youtu.be

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John Franks is a founder of CHORD electronics. He used to work on designing power supply of aircrafts. At CHORD, John is responsible to products concept. As for digital matter, Robert Watts is fully responsible.

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John met Robert when John was at a recording studio installing his amplifiers. Robert showed him his unique DAC which employed the FPGA. It was the origin of Pulse Array DAC nowadays.

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He is holding DAC64 PWB in the picture

DAC64 sounded remarkable but used to get hot. Next QBD76 was improved for both of sound quality and the heat efficiency, thanks to improved FPGA device. QBD won’t get hot. QuteHD is a downscale version of QBD76 to bring a size merit of FPGA. QuteHD employs the same generation FPGA but less capacity.

John thought about the situation of current audio industry and he saw that SONY released a portable headphone amp (HPA-1), he came to the idea that CHORD should design a portable audio gear. So he asked Robert about feasibility of the idea. It was the start of Hugo product 14 months ago.

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Then Robert Watts brought an idea that to use the latest FPGA called Xilinx Spartan-6. The most improved point of Spartan6 is a heat efficiency and low power consumption as well as a compution performance.
Speaking of performance of the CHORD FPGA, refer to the tap value below. Higher is better.

DAC64 1024
QBD76 17000
Qute 8000
Hugo 26000


Looks like Qute is a scale down version of QBD so the tap value is also lower. But Hugo is better than QBD76 in specification thanks to its improved FPGA. Hence CHORD stated the Hugo is the reference product. Hugo also supports THD -140dB ! This is an unbelievable spec even in all the audio product's not only limited to portable products. John told us "When Robert showed the first Hugo prototype, it seemed like something from another planet".

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Notice the large batteries of Hugo. These ensure a good run time.

CHORD also implemented an advanced digital volume control with FPGA.The volume is very accurate and precise, almost no data loss would be found. An optical encoder is used in the volume.

* Hugo and the technology

Highlights of CHORD products are an advanced digital circuit like Pulse array DAC, WTA filter and they also features high quality power supply. Aircraft grade machined aluminum body is also a CHORD signature.
Hugo has all of this. There is no compromise.

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In fact, this advanced power supply is very useful for portable gears that has a severe power restriction. It can be said the CHORD had an elemental technology for portable gears. Another elemental technology is a low power consumption in order to make a portable gear. New Spartan-6 FPGA made that possible.

For example, DAC64 use four Xilinx FPGA consume 3.3V/8W power that could go up to almost same temperature as a human body.
New sixth generation Xilinx Spartan-6 of Hugo consume only 0.7V. Spartan-6 equip high efficiency switching regulator which is free from switching noise. It keeps power consumption low even in a high load condition.

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Not only in the power section but also the improvement can be found in the performance section. Hugo WTA filter runs 1.5 times faster than QBD76 using 26000 taps. That reaches up to THD -140 dB that had never been possible to achieve even with full size gears ever. John said that as a designer he was amazed by this result himself.

Newest digital technology has been fully implemented into this small package.
Until now only obsolete technology has been used for portable gears. But Hugo is different. Hugo employs the latest technology which never used even in high-end audio world. This is the proof of reference class of CHORD.

* Hugo specifications

Here I recap the spec of Hugo. The casing is CHORD signature aircraft grade machined aluminum. Hugo only accepts digital signal. They are optical(TOS), SPDIF, USB(two types) and Bluetooth.
TOS is 192kHz capable and SPDIF is 352/384kHz capable. Hugo has two different USB inputs, one works for iPad or smart devices that accepts only 48kHz 16bit via USB Audio class1. Hence we don't need to install any drivers. This one runs off self-power supply from Hugo battery so we don't have to worry about iPad/iPhone current limitation.
The other one works for computer audio with higher data rate up to 352/384kHz at 32bit. To use this USB, we need to install CHORD driver.
(But you never know, when the CHORD finalize this product, you may see more improvement to this spec!)


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Hugo also accepts DSD natively up to DSD128(5.6MHz).
It requires (We need) DoP to enable native DSD transmission. Bluetooth accepts decent APT-X codec for good sound reproduction. Hugo employs metal body but Hugo has a plastic window to pass thru BT signal that enhances transmission efficiency. I feel the wireless transmission is a desired move for this smartphone age. We used wired connection in iPod age but in this smartphone age the wiring is not a proper method I think. BT said to have poor sound but CHORD has been studying carefully about the implementation of BT device these several years. Hugo is the one of the result came our of their study.

Speaking of output plugs, Hugo has two mini(3.5mm) headphones plug and a 1/4 headphones plug so you can use Hugo either at home or on the go. Hugo has one pair of RCA analog out terminal so you can use Hugo as a decent USB DAC at home. In fact Hugo would also be a good "first CHORD" for many people.

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Multi color LED tells us current sampling rate and volume level. CHORD's unique round window is illuminated by the LED and so as well as the volume control knob. As I wrote earlier, Hugo has an advanced digital volume which retains minimum data loss as possible.

Battery lasts around 12 hours. Full charge will be completed in two hours and one hour charge is enough for casual use.
The amplifier section is analog circuit not digital amp. Amplifier circuit is another highlight of Hugo. Output power is strong enough to drive even the loud speakers that has 8 ohm impedance.

* Use of Hugo

John Franks came to see how Japanese portable users use audio gears at the time of previous show. Hence the Hugo has everything what we need to use for portable audio. Analog out is an exception but by considering very high quality of DA conversion
performance of Hugo, it is likely to be used at home too so it's not an issue.

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AK100mk2 hooked up with Hugo.
The blue light square is the BlueTooth antenna window.


Hugo can be hooked up with various audio gears. For example, PC USB connection, optical out of AK100 or SPDIF out of DX100 and more. In addition to that, Hugo is able to hook up with iPad and iPhone(iOS7 or later) thanks to dedicated 48kHz USB input via camera connection kit. Some of Android phones would be feasible too. (Androids would need USB OTG cable)

Bluetooth is useful with smartphones and tablets. I guess one of the reason why BT sounds poor is a sake of poor audio circuit design of budget gear besides the SBC lossy transmission codec. However, the implementation of Hugo is different. Hugo does not use the poor DA conversion in the BT chip. Instead Hugo directly take digital signal from BT chip. That means the BT signal will be converted by Hugo's marvelous Pulse array DAC section. In addition, Hugo accept APT-X decent transmission codec.
The result would change your mind about BT.

You can use Hugo as a decent USB DAC from your PC. Hugo supports -140 dB of THD so you may want to replace your home rigs with Hugo!
In fact, I tried Hugo with CHORD's fine home DAC and amps with high-end speakers to test the home audio ability of Hugo. Then I was amazed by the sound quality that Hugo could deliver. It was a truly high-end sound and it is well comparable to good home rigs. I found Hugo can be a rival to home DACs.
I can hook my iPhone5 up with Hugo (We need iOS7 to do so).

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Volume control is a round knob on the top plate. You will see color changing along the knob movement.

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Sennheiser HD800 and Hugo.

I tried Hugo headphone sound using Ultrasone Edition 8 and Sennheiser HD800, they are the finest rigs in the headphone world.
Hugo delivers crystal clear and accurate sound that is very transparent and pure like fountain water. Highs and lows are both well extended so I could feel very wide frequency range. I also felt good PRaT in the fast paced music. The instrument notes are well separated. Hugo sounded very sharp, articulated but no harshness there. Yes I felt the sound of Hugo is highly resoluted but very smooth at the same time. This may be similar to the feeling of a virtue of audiophile's beloved DAC64.

I think the amp section is very nice too. Because the sound is thick and rich. It reminds me of a good home audio system sound. An impact of bass and drums is tight and well controlled. Hugo is able to drive high impedance HD800 very well.
I think the "sharp while natural" sounding is a proof of high quality audio gear.

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Hugo hooked up with CHORD amps and Raidho Acoustic speakers.

* Hugo brings a new age

In recent years, portable audio is getting popular and a demand of high quality gears are also
increasing. Hugo costs almost 1000 UK pounds that may be a bit expensive for portable audio however it is still a bargain price. You will understand it from what you see in this document. I think CHORD gets almost no profit at this price point.
Hugo raised the bar of the portable audio quality. To sell outstanding quality gear comes from a philosophy of CHORD. That is CHORD.

John told us the strength of CHORD is a passion to seek perfection. No compromise there. Hugo to break up current portable amp league and start new era. That is no amp reached ever.
Hugo would be a turning point to change audiophile's mind. Portable gears are now on the same ring with speaker listening highend audio gears.

Now we have a portable amp that has THD -140 dB. A history of portable amps has started by small starup manufactures then major manufactures came in like FOSTEX or SONY. Finally we have a high-end audio manufactures too. I see a strong growth in this portable audio world. This must be a good thing for us.

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Lastly John Franks said:
"I hope you like my little baby. 40 years ago people listen to realistic sound of stereo system they never had before and they showed a lovely happy look on the face. With Hugo it gets the same responses. It's a pure pleasure for me"

今年の初撮り

今年もいつもの冬牡丹で初撮りを行いました。

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SONY RX1

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iPhone5s + MySketch App
posted by ささき at 10:28 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月01日

あけましておめでとうございます

新年おめでとうございます。

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年頭に当たり、今年の展望を少し考えると、やはり今年も昨年のAK120の世界標準機化、昨年末のSONY ZX1発売からヒートアップしてきているポータブルオーディオの活発な動きからはじまりそうです。Calyx M, Fiio X5, iBasso D90, Go-vibe Rivo、他にも出てくるかもしれません。Calyx Mは昨夜公式サイトがオープンしました。
http://www.calyx.kr
またカスタムイヤフォンの本格普及期を迎えて、ロクサーヌをはじめ12ドライバーとか10ドライバーとかますます高音質・ハイスペック化も加速しそうです。今年も須山・ジェリーハービーをはじめ動向に注目です。
Hugoもリリースを控えて、ますますポータブル分野はおもしろくなりそうです。

PCオーディオではAuraLiCがDSD over WiFi、WiFiごしでのDSDネイティブ再生をCESで発表するということです。やはり今年もまずCESですね。

それでは今年も本ブログをよろしくお願いします。
posted by ささき at 09:23 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする