Music TO GO!

2012年10月21日

Ultrasoneの新製品IQとTio、Signature DJレビュー

人気のブランド・ウルトラゾーンから念願のイヤフォンが登場しました!IQとTioです。加えてヘッドフォンもDJタイプの新機軸Signature DJとEdition8のバリエーションであるRomeoとJuliaが登場してます。
このうちIQ、Tio、Signature DJを貸し出してもらえましたので試聴レビューしました。なお実際の製品の装着イメージに関しては下記のタイムロードさんの紹介ビデオを参照ください。


リリースはこちらです。スペック等はこちらを参照ください。
【 ULTRASONE Tio & IQ 】発売のおしらせ
【 ULTRASONE Signature DJ 】発売のおしらせ
【 ULTRASONE edition8 Romeo & Julia 】発売のおしらせ

Ultrasone Tio

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Tioはシングルのバランスド・アーマチュアユニットを採用するカナルタイプのイヤフォンです。
アルミ削りだしのハウジングはとても軽くコンパクトで、ストレートに耳にすっと入れ込むことができます。快適、手軽ですね。

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ハウジングとプラグにはUltrasoneのロゴが描かれています。ケーブルはマイクとリモートがついていて、イヤチップはComplyです。

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(AK100とTio)

このヘッドフォン祭の最新モードになりそうなiriver AK100をまずTioと組み合わせて聴いてみました。
ちょっと聴いただけでいままでのイヤフォンと異なる空間の広がり方と音空間の豊かさに驚かされます。音空間は独特の深みと自然なリアルさがありますね。BAらしいシャープさもありますが、尖っているとかものすごく細かいというよりもむしろ滑らかさや暖かみが感じられ、ちょっと聴きはダイナミックにも思えます。ヴォーカルはリアルで魅力的です。頭にぱっと浮かんだのはあのお茶楽FLAT4粋をBAにしたという感じです。
ただFLAT4と比べると低域は控えめで、帯域バランスは中域がフォーカスされていて、低域と高域がやや控えめというフルレンジ一発っぽいところではあります。おそらくフルレンジスピーカーがピンポイントの音像表現を聴かせるように、Tioの空間再現の独特な感じもシングルゆえのものかもしれません。ここはちょっと開発者に聞いてみたいところではありますね。
iBasso DX100に変えてみると音が美しいという感じを受け、色彩感豊かな印象です。音楽的でけっこう好きな感じです。

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(iPhone5とTio)

iPhone5だと帯域バランスが良い感じでiPhoneにわりと音は合わせているのかなと感じます。広がり感があるのでiPhoneでもスケール感があってよいですね。
TioにはiPhoneかAK100がよさそうです。

Ultrasone IQ

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IQはBAとダイナミックのハイブリッド型です。低域ドライバの配置がユニークですね。これもメタルハウジングということですがやはり軽量です。

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Tioはストレート装着が良かったんですが、IQは耳にシュア方式で巻きつけるタイプです。プラグが回転することもSE535あたりと同じです。ケーブルは着脱式でやはりマイク付きのリモート付きです。
AK100で聴いてもIQは低域の量感がかなり豊かで、EditionシリーズあたりのUltrasoneの遺伝子を色濃く感じます。空間表現の豊かさもTioに似ているところがあります。UltrasoneはS-Logicという立体的な音再現機構が特徴なのですが、やはりイヤフォンでも空間再現が特徴的というのは面白いことです。もちろんS-Logicとは仕組みは違うと思いますが、ここも開発に聞いてみたいところですね。
ライバルとなりそうなK3003と比べるとIQの方が空間表現はより広がりがあって豊かです。低域もK3003よりさらに強く量感があります。K3003がやや軽く薄く細身に聞こえるくらいにIQは濃くて厚みが感じられます。ただし中高域のクリアさや細かさはK3003が少し上のようです。IQはK3003に比べると全体により厚みがあって滑らかで音楽的です。

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(DX100とIQ)

DX100ではIQはやはり音色が良く色彩感豊かに感じられ、フルサイズヘッドフォン的な滑らかで奥行きのある音場が広がっています。音楽を分析的というよりは楽しく聴かせるタイプですね。もちろん十分シャープで音の解像力はあるけど、マルチBAトップモデルのような顕微鏡的なものではありません。反面それらよりスムーズで自然で、TioもIQもBA然としてるわけではないですね。低域も試聴レビューとして分析的に聴くと多いけど、しばらく流して聴いてるとそれほど過剰には感じないですね。全体的にスムーズだからかもしれません。
ToGo 334と比べるとやはりトップでの細かさは譲りますが、より自然で厚みがあって滑らかで聴きやすいという感じです。音の広がりは良い勝負ですね。IQは重心が低めに感じられます。
ToGo 334は音の分析力がより高く、IQはより音楽的という感じです。これは価格的に考えるとなかなか魅力的なところのように思います。

Ultrasone Signature DJ

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Signature DJは細身のポータブル用のケーブルとDJ用のカールコードがついています。これは音の差もあって細い方がよりクリアで帯域バランスが良くオーディオ的です。低域はカールコードの方が多めです。細ケーブルにはリモコンがついてます。
エチオピアンシープスキンのパッドなどSignature Pro譲りの高級なパーツが随所に使われていて、全体的にDJタイプにしてはかなりハイクラスのモデルと言えます。

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これは期待通りの音というか、Signature ProをDJタイプにしたというかSignature Proの低域を少し緩めにしてどんと量感を増やした感じです。3次元的で立体感のある音空間はいかにもS-Logicらしいところです。低域はかなり強めで重心の低さを感じます。一方で中高域もクリアで楽器の音もきれいでかっちり解像してます。ヴォーカルが聴きやすいですね。
直接比べてないので、Signature proとの中域と高域の比較はできないけど、個人的な印象はSignature proよりこっちが好きです。プロ的なものではなくコンシューマー向けの音という感じで、聴いていて楽しいですね。
同梱の細ケーブルでiBasso DX100との相性も良いです。DX100の性能の高さも分かる基本性能の高さもSignature DJは備えてます。ポータブルにも魅力的かもしれません。

またすべてのリモートについてiPhoneは標準で問題ありませんが、Androidでは下記のアプリが提供されているのもおもしろい点です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ultrasone.iq

通して感じることはみな個性的であるということです。個性的というのはつまり音の主張があってそれが明快に分かるという意味です。
それがUltrasoneらしさということなんでしょう。
今週末(10/27,28)のフジヤさんのヘッドフォン祭にはもちろん目玉の一つとして登場いたします。
https://www.fujiya-avic.jp/event/1210_headphone_fes/?from=tl_banner

フジヤさんの販売リンクはこちらです。予約特典としてHFI-15Gがもらえるそうです。

Ultrasone IQ
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail14473.html

Ultrasone Tio
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail14474.html

Ultrasone Signature DJ
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail14472.html

ヘッドフォン祭では27日(土曜日)10:00 - 11:00に発表会を行います。こちらではなにか面白い趣向があるかもしれませんよ。
posted by ささき at 21:32 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする