Music TO GO!

2012年10月18日

CanJamとRMAF 2012

先週末にアメリカのデンバーで開催された大型オーディオショウであるロッキーマウンテン・オーディオフェスト(RMAF)とそれと合同で行われるHeadFiの全国大会であるCanJamのレポートから興味あるものをいくつかピックアップしてみました。

ベンチマークのDAC1と言えばm902と並んでヘッドフォン黎明期の代表的なDAC+ヘッドフォンアンプでした。それから改良版がいくつか出ていますが、今回メジャーバージョンアップをしてBenchmark DAC2 HGCとして登場しました。HGCとはHybrid Gain Controlのことです。USBはクラス2対応で、しかもDSDネイティブ再生対応です。DSDネイティブ再生の方式はDoPです。
http://www.benchmarkmedia.com/dac/dac2-hgc
これちょっと面白い話があって、Benchmarkは前はCentranceのAdaptive方式を使っていて、アシンクロナスを推進するWavelengthのゴードンとはディベートをしたりしてたんですが、ここでBenchmarkがアシンクロナスになったということでCAではちょっと揶揄されたりしてました。

そのゴードンですが、RMAFではいつもWavelengthのゴードンの新製品に着目してます。初のアシンクロナスUSB対応製品もRMAF、初のUSBクラス2対応品もRMAFでしたし、Decibelの原型のAyreWaveもRAMFでした。しかし。。今回は彼の原点に戻ったように300Bのモノブロックを出してました。
http://www.stereophile.com/content/wavelength-vaughn
もともとゴードンさんは真空管アンプメインの人でPCオーディオ関係はサブだったんですが、いつのまにかPCオーディオのリーダーみたいになってしまってました。今回は作りたいもの作ったという感じでしょうか。iOSデジタルものを作っているという情報もありましたが、Appleとも近しいことで(以前Appleロスレスのライブラリを作り直しさせたりしたようです)ドック変更を察知してiOSデジタルは引いてしまったのかも。

こちらはちょっと注目したいResonessence LabsのUSB DAC CONCERO DACです。
http://www.audiostream.com/content/resonessence-labs-concero-dac
低価格のなんということもなさそうなバスパワーUSB DACですが、なにが注目したいかというと、このResonessence Labsという会社はMark MallinsonというESSの元キーパーソン(Operations Director)が設立した会社で、フラッグシップDACのInvictaはESS ES9018のリファレンスとも言われています。
その会社が出したInvictaの流れをくむエントリーのUSB DACですから注目したいわけです。採用してるのは24bit ESS Saberということですが、ES9023かな?

DSD関連ではBluecoastのCookieさんがまたまた比較デモをやっていたようです。
http://www.stereophile.com/content/cookie-marenco-cream-crop

CanJamでは多くのメーカーが試聴用にLCD2あるいは3を用意していたと言いますが、Audezeの平面型ヘッドフォンはスタンダードになりました。これにはLCDは鳴らしにくいのでそれを鳴らせるという意味もありますし、実際に音も良いですね。CanJamではなんとLCDのクローズタイプが参考展示されています。
http://www.head-fi.org/t/631590/audeze-closed-back-prototypes-yeah-this-is-one-of-the-headphones-at-the-top-of-my-wish-list
LCDは密度感のある音なのでクローズタイプでもなかなか良いんではないかと思いますね。

JPS labの$5000という平面型Abyss Headphones AB1266も注目ですね。見た目はガレージっぽいですがもともとAudezeもLCD1のときはかなりガレージっぽかったです
http://www.abyss-headphones.com/index.shtml
聴いた人の感想はなかなか好評のよう。

CEntrance HiFi-M8はまだ開発に時間がかかるようで、おそらく年明け以降の出荷になるのではないかと思います。
http://centrance.com/products/new/blog/
ヘッドフォン祭には持ってきてくれるんじゃないかな?

CanJamの中で気を引いたのはこのWooオーディオのWA7です。
http://www.head-fi.org/t/630408/new-woo-audio-product-at-canjam-rmaf-2012#post_8765782
USB DAC内蔵の真空管アンプです。Wooっていうと高価なイメージもありましたがこれはかなり手頃です。
上面のガラスブロックも良いデザインのポイントです。また実際に聴いた人の話ではかなりパワフルだとか。要注目かなと思います。Wooもヘッドフォン祭に呼びたいところ。

こちらは今回のヘッドフォン祭にも来てくれるRay Samuels Audioの新作イントルーダーです。
http://www.innerfidelity.com/content/canjam-rmaf-2012-ray-samuels-audio-intruder-balanced-portable-headphone-amp-and-dac
The IntruderはUSB DAC内蔵のバランス駆動のポータブルアンプです。ゲインを高めにして鳴らしにくいヘッドフォンに対応したそう。これはヘッドフォン祭で見られそう。

Cypher LabsではCLASの新作SOLO dBとSOLO Rという新作を出してます。
http://cypherlabs.com/product
dBではバランス出力対応となっています。ただしUSB miniになってますのでご注意ください。DACはバーブラウンからAKMに変更になったよう。

ゼンハイザー(英語ではセンハイザー)はアンプを一足先に出展しています。
http://www.innerfidelity.com/content/canjam-rmaf-2012-sennheiser-hdva-600-balanced-headphone-amplifier
これもヘッドフォン祭で発表されるでしょう。

TTVJはMilletの新作を出したよう。右側があのトッドさんですね。最近買ってませんが。。
http://www.innerfidelity.com/content/canjam-rmaf-2012-ttvj-and-apex-hi-fi-audio-glacier-portable-headphone-amp-and-usb-dac

Mytekも出てたようですが、新作はないようです。あとBursonの新作のTime keeperというスピーカーアンプもなかなか興味を引きますね。
それとあの高いケーブルで有名だったPADが25周年ケーブルを出すという事前情報がありましたが、どうなったか..

CanJamではJudeが司会を務めてパネルディスカッションをしたようですね。
http://www.head-fi.org/t/623236/rocky-mountain-audiofest-denver-co-oct-12-14th-2012/60#post_8784475

またRMAFではPCオーディオエキスパートを集めてQAセミナーを開催してます。ゴードン、コッチ先生、ロブソン(Pure Music)、チェスキーと豪華な顔ぶれ。日本のショウでもこういうセミナーやってほしいところです。
http://www.audiostream.com/content/ask-experts
posted by ささき at 23:43 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする