Music TO GO!

2012年07月29日

Isles of Wonder - ロンドンオリンピック開会式音楽集

ロンドンオリンピック開会式音楽集のコンピレーションアルバムが発売されています。さすがブリティッシュロックの地らしい開会式でしたね。
下記リンクはiTunesです(曲はすべてが網羅されてるわけではありません)。
http://itunes.apple.com/jp/album/isles-wonder-music-for-opening/id548480746

開会式は「エルサレム」から始まりましたが、いきなりELPかよというわけでもなく、これはもともとウイリアムブレイクの詩に曲をつけて一次大戦のころに作曲されたものです。後で出てくる炎のランナーのなかでも使われてます。(イスラエルの)エルサレムのことを歌った歌ではなく、イギリスのことを聖地に例えたものです。ELPはFanfare For The Common Manなんかでも現代曲のカバーをしてますね。またブレイクの詩に曲をつけたものではタンジェリンドリームのタイガーなんかもあります。

開会式ではイギリスのなりたちと歴史を解説していきました。イギリス人を英語でEnglishと言ってはいけません。イギリスというのはイングランドとウエールズ、スコットランドの国からなる連合国家のようなもので、イングランドはひとつの地域ですね。それを統合してグレート・ブリテンと言います。ですのでイギリスの人はBritishの方が妥当でしょう。ブリティッシュロックと言うのはこの辺から来ているわけですね。さらに北アイルランドを含めるとUK - United Kingdomとなります。
ちなみにイギリスの古名はアルビオン(Albion)と言います。白子をアルビノといいますが、アルビオンはドーバーの白い崖から来ているということです。アイルランドの古名はエリン(Erin)です。この辺はファンタジー小説を読むと出てきます。

開会式典の医療制度からファンタジーの演出のときにはチューブラーベルズが使われ、マイクオールドフィールド本人がギターを持って演奏したのには驚きました。以前書いたマイクオールドフィールド初期作の記事はこちら。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/154656059.html
バンクーバーオリンピックの開会式典のときにはやはりうちのブログででよく書いてるロリーナマッキニットが出て来たのを思い出しました。

ヴァンゲリスの炎のランナーはプログレバンド御用達のロンドンシンフォニーオーケストラ(LSO)が演奏していました。ヴァンゲリスはギリシャ人ですが、リックウエイクマンの後釜にイエスに加入するという話があったことがあり、ブリティッシュロックと無関係ではありません。
驚くのはセックスピストルズのGod Save the Queenが女王陛下列席の場所で流されたことです。これはイギリスらしいですね。ジョニーロットン(ジョンライドン)ではPILが最近新作を出したのでそちらも取り上げてほしかったところ。

聖火点灯のクライマックスではピンクフロイドのDark Side of the Moonがドラマティックに使われ、ハイライトはポールマッカートニーがヘイジュードを熱唱すると選手たちも会場も合唱するというライブかよという盛り上がり。そのほかフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやデュラン・デュラン、ツェッペリンなどなどもあってNHK FMじゃないけどブリテッシュロック三昧な開会式でした。

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posted by ささき at 19:09 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする