XBMCはXbox Media Centerという名称のとおり、Xboxを母体にしていますがいまではマルチプラットフォームのメディアプレーヤーとして知られています(フリーです)。ただしこれまで紹介してきたようなAudirvanaやHQ Playerに比べるとピュアオーディオ向けというよりはAV用途のメディアプレーヤーと考えられています。
そのXBMCが最近内部のAudioEngineという再生エンジン部分を大幅刷新してHD対応しました。こちらにアナウンスがあります。
http://xbmc.org/dddamian/2012/05/30/xbmc-audio-goes-hd/
音質的にも大きく改良され、384kHz対応などがなされていますが、大きなポイントは DTS-MA / Dolby TrueHD のブルーレイフォーマットに対応したことです。これはXBMCがHTPC(ホームシアターPC)のソフトウエアとなることを意図しているようです。HTPCというのはいわゆるPCオーディオ専用PCみたいなもので、主にAV用途でホームシアター用に製作されるものです。
この新しいAudioEngine対応版はまだベータ運用ですが、ダウンロードは可能なようです。新しいAudioEngine対応はWindows版だけですが、最新のビルドにはコードが反映されていると思います。
http://wiki.xbmc.org/index.php?title=Nightly_build