Music TO GO!

2012年03月22日

DSDネイティブ再生祭り

角田さん試聴室でDSDネイティブ再生をハイエンド機器で試してきました。
システムはMac pro に再生プレーヤーはAudirvana Plusの最新版、要のDACはMytek DSD Stereo192でファームウェアは1.4.2β、それにAyreのプリとパワー からスピーカーはライドーC1という構成です。

IMG_7642.jpg

Audirvana PlusとMytekでDSDはネイティブ再生できています。
こちらの下はAudirvanaでの設定画面です。Mytekを指定するとAudirvanaでは自動的に機器を判別します。下記にDSD選択が見えていますね。

mytek-audirvana1.gif

Mytek側ではこのようにPCMではサンプリング周波数が表示されるところにDSDと表示されるとDSDでロックした証です。

IMG_7641.jpg

まずeonkyoの音源からタッドさんのnamaを176kHz/24 PCMとDSD(DSF)で聴き比べてみました。
聴き比べてみるとPCMも素晴らしい音ですが、DSDは全体的にさらに鮮明でベルの音は生々しく明瞭感があります。またパーカッションもよりアタックやインパクト感があります。楽器の音色や魅力浮き彫りにする感じですね。
こう書くと分析的な感じに思われるかもしれませんが、DSDネイティブ再生の良いところは高精細でありながらあくまで自然で硬さがないという点です。いわばアナログ的というのか、濃くて柔らかく滑らかですね。

mytek-audirvana2.gif

NAMA MA-Recordings
http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=ma0846

これは次に聴いたDSDに力を入れているレーベル、Channel Classic Recordsのストラビンスキー 火の鳥でも明らかです。これもPCMとDSDネイティブ再生で比較するとクラシックでは楽器の音の鮮やかさとともに、強音部のインパクトに余裕が感じられます。

Firebird Suite
http://www.channelclassics.com/fischer-32112.html

DSDではもはや老舗のBlue Corast Recordsからブルースで聞くと、DSDネイティブ再生のヴォーカルはPCMとは別物で痛さがなくかつリアルです。PCMはシャープではありますが硬くて尖ったところがありますね。DSDネイティブ再生では柔らかでかつ明瞭です。

Dog Song
http://bluecoastrecords.com/blue-coast-collection

Mytek自体も音が良いですね。モニター的に正確というだけでなく、こうしてハイエンドシステムで聴いても良いです。とくにバランスアウトの音は良いですね。
私はこのDSD Stereo192が出るまでMytekというブランドは知らなかったんですが、MytekはLaveryと並んでアメリカのハイエンドスタジオ機器では由緒あるメーカーだそうで、録音やってる角田さんは高く評価していました。
やはりスタジオ用ではあるので、ちょっととっつきにくいかもしれませんが、単にDSDが出せるってだけでなくオーディオとしても音は良いです。

さて、そこで例のStefのWAV pack方式のDSDネイティブ再生ですが、こちらも試してみました。こちらに記事を書いたものです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/258376595.html
はじめにAudirvanaとMytekで試しました。まずテストトーン(DSD-test-tone-PCM-packed.wav)で試しました。XMOS DSD再生のページにアップされているものです。こちらはきちんと成功しました!

mytek-audirvana3.gif

上のようにAurdirvanaでは176/24のWAVとして再生されていますが、Mytek側ではDSDとしてロックされています!
次にiTunesで試してみましたが、こちらはなぜかDSDと192をいったりきたりして惜しいけど出なかったですね。AudioMidiは合わせていたんですが、プレーヤーの問題にも思えます。
そして例のJAVAツールでdCS方式変換をしてみましたが、こちらはうまくいきません。この辺はまた試してみますが、いずれにせよこのWAVパック方式でもDSDネイティブ再生ができたことは大きいですね。もしかするとWAVが再生できればなんでもとは言えないかもしれませんが、PC以外のネットワークプレーヤーなどにもDSDネイティブ再生が応用できる可能性があるかもしれません。DSDネイティブ再生をするのに再生機器・ソフト側になんらかの変更の必要がない、いまのをそのまま使えるという点がポイントです。

IMG_7643.jpg

またFOSTEX A8を使ってSDカードでDSD再生もしてみました。こちらもこのハイエンドシステムに見合うくらいの音で自然で高品質な音でした。コストパフォーマンスはとてもいいようです。少しモニタライクだったA7とは異なってよりオーディオ的な高品質な音になったように感じられました。

今回はまたなかなか濃いテストをしましたが、このDSDネイティブ再生は一度聞いてみると病み付きになる魅力を秘めていますね。PCオーディオもまた面白いものになっていきそうです。
それとdCS方式と標準方式(1.0)の関係と、どのソフトやDACがどの方式に対応しているかについても洗いなおして整理をする必要がありそうです。
posted by ささき at 00:34 | TrackBack(0) | __→ DSD関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする