Music TO GO!

2012年01月01日

2011年の振り返り

新年おめでとうございます。
PCオーディオ関係については2010年の12月に2011年の展望の記事を書いたんですが、それが2011年に実際どうだったかということを、うちのブログ記事から2011年の振り返りをしてみたいと思います。(大晦日に書くつもりがはみ出してしまいました)
点線内は下記記事の引用です。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/177767330.html

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今年(2010)のUSBオーディオの話題はもう一つはUSBオーディオクラス2.0です。うちで最新の話題として取り上げたのが7月頃ですが、今年(2010)後半は思っていた以上にUSBオーディオクラス2.0移行が加速して多数の機材が登場してきましたのに驚かされました。
これは新しいソフトウエア制御によるコントローラを使うことで開発が効率化されたということがあるようです。つまり普通のユーザーには見えない開発のところでも変革があったということですね。
そういう意味でもオーディオというのが表面的なところだけではなく、深いところからも着実に変わって行ってると思います。

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この点については2011年初頭に開発環境の点から記事を書いたりしました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/181376037.html
またUSB DACの192対応については2010年に一度まとめたんですが、また2011年に見直して下記にまとめ記事を書いています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/209382239.html

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それと今年(2010)は音楽再生プレーヤーソフトも豊作でした。もともと充実していたWindowsに比べると特にMacの進歩が良かったですね。昨年(2009)くらいから人気が出てきたAmarraだけではなくフリーウエアもAyreWaveやAudirvanaなど従来と一線を画するものが登場してきました。
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このソフトウェアの流れは下記のように2011年の2月にAudirvanaでインテジャーモードがサポートされて一つのピークに達しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/185935913.html
インテジャーモードについてはその後に下記のようにAudirvana作者のDamienさんのホワイトペーパーの翻訳と解説記事を書きました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/211699878.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/212328726.html

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さらに来年(2011)になるとMacでは10.7 ライオン、Win7はSP1が出ることでオーディオも左右されるかもしれません。例えばUSBオーディオクラス2の制限がOSの実装によるものならばそれが変わるかもしれないし、スノーレパードで移行期のようだったMacの64bit環境もライオンでデフォルトになれば再生ソフトも変わるかもしれません。
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結局Win7 SP1ではWindowsのUSBクラス2の未サポートは解決されず、Win8送りになりました。共有WASAPIでの88k、174kサポートもWin8でしょう。
ライオンではインテジャーモード非対応という伏兵がありましたが、64bit化はAirの64bit対応というおまけもありました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/216431863.html
アップルではアップルロスレス形式のオープン化も特記事項です。
それを受けてLINNがアップルロスレスでの提供を行ったのも面白い試みです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/235601629.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/236343744.html

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(2010年では)iPadのUSBオーディオ対応もちょっと注目点でした。
iOS4.2で見せた音の良さ、オーディオへの適性というのは侮れません。ただ一部の機種では据え置きでもバスパワーを要求しているものがあって、4.2で供給リミットが100mAから20mAにカットされたこととあいまって、まだ大きく広がるには制約があります。

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2011年にその後のiPadのハイレゾ対応については下記で書いてます。このときはCAフォーラムでゴードンさんとのやりとりもエキサイティングでした。なにせゴードンさんはアメリカでもトップクラスのこの道のエキスパートですからね。どっちが正しいかというのはちょっとはらはらとしましたが、結果はゴードンさんも認めてくれました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/191432693.html
あえてiPhoneについては書かなかったんですが、iOSのデジタル出力についてはiPadとiPhoneは事情が違いますので注意が必要です。

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さて来年2011年はということですが、トレンドとして見えてるのは先に書いたような今年黎明期だったUSBクラス2対応の加速化による192kHz対応の充実と、さらに384kHz対応の黎明期となるかもしれません。
どこまでDACのハイサンプリング化が続くか分かりませんが、かつてのパソコンのクロック競争とかデジカメの画素競争にも似てきたかもしれません。
ちなみにこれらを振り返って見ると下記のような結果となりました。

*CPUのクロック競争->製造プロセス細分化による発熱の壁->マルチコアなど別方面に進化の方向を変える
*デジカメの画素競争->センサーの細分化によるDレンジ不足で画質低下->手振れ補正など機能面に進化の方向を変える

オーディオに関してはまず対応ソースという問題もあるし、細分化によるジッターへの影響というのもあるかもしれません。上の両者は明らかな壁にぶつかって方向を変えてますので、どこかに何かが潜んでるんでしょう。
似たようなところでは32bit対応も出てくることでしょう。ただこれもMacのcore audioのところで書いたようにソフトウエアドメインでの壁があります。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/167849910.html
この他だとESS Sabre32チップの台頭とかDSDなんかも話題に登ってくるかもしれません。

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この点についてはハイサンプリングレート面での行き詰まりを予測したものです。実際32bit音源も出ては来ましたが、ちょっと不明確なものではありましたので今年に持ち越しです。
32bit再生については下記に少し記事を書いています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/234221145.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/238154160.html

DSDは昨年のちょっとしたテーマでしたね。こんなに盛り上がるとは思っていませんでした。とくにDSDネイティブ再生はまだ続くテーマとなりました。
PlaybackやMytekなどのハードウエアでもDSDネイティブ再生可能な機種が姿をみせ、
http://vaiopocket.seesaa.net/article/212328726.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/240553621.html
AudirvanaやHQ Player、Pure MusicなどのソフトウェアでもDSDネイティブ再生をサポートしてきました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/212328726.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/229537505.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/241632513.html
そしてdCSの標準化提案もDSDネイティブ再生にとっての大きな話題でした。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/227606034.html


ヘッドフォンオーディオの方ではiPodデジタル可能なポータブルアンプがちょっと話題でした。このHP-P1とかSoloですね。
http://vaiopocket.seesaa.net/category/8047755-1.html
また年末のSTAX買収がニュースとしては大きいものでしたが、個人的にはやはりヘッドフォン祭りで念願だったHeadFiとのコラボレーションが出来たのが嬉しかったですね。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/233007405.html
こちらのヘッドフォン祭を振り返るという記事もあわせてご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/228120869.html

今年もいろいろあると思いますが、また当ブログをよろしくお願いします。
posted by ささき at 11:16 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする