Music TO GO!

2011年08月30日

Playback Design MPS5でDSDダイレクト再生ができました

PCオーディオの分野で最近DSD再生が話題となっています。DSD配信も行われだしていますし、コルグのAudioGateも無料公開され他のいくつかのプレーヤーソフトでもDSDが再生できるようになりました。ただし現在のDACはPCMしか対応していませんので、これらのプレーヤーソフトでもいったんDSDをPCMに変換してDACに出力しています。
しかし本来は音源からDACまですべてDSDのままで処理できることが望ましいわけです。これはDSDネイティブ出力あるいはDSD透過というのがふさわしい言い方かもしれませんが、わかりにくいと思いますのでDSDダイレクトと書きます。

Playback DesignのMPS5はもともと内部がDSDに適したアーキテクチャで設計されているため、DSD再生には向いたSACDプレーヤー/DACということですが、このDSDダイレクト再生ができたと言うことで角田先生の試聴室におじゃまして聴いてきました。
システムはMac(独自ドライバー)->USB->USBX(独自コントローラ)->Auxポート->MPS-5となります。プレーヤーソフトはPure Music Playerの1.8です。
手順は省きますが多少まじないのような設定の後、下のようにDSDが入力として認識されました。
IMG_0967.jpg

Pure Music PlayerはiTunesを使うタイプなので、DSDファイルは上のようにFLAC同様にブックマークのリンクと言う形でiTunesライブラリで管理します。DSFとDSDIFF(DFF)が再生可能です。IMG_0965.jpg

DSDのキャロルキッドはヴォーカルもピアノも素晴らしく滑らかで自然で美しく感じます。いわゆるデジタルっぽくない音ですね。細かな音のニュアンスがとても良く再現されています。

いままでいったんPCMに変換していたDSDをそのまま再生することができるということでなかなか画期的なことだと思います。Windowsでも使用ができるということです(ドライバーはあるようですが、プレーヤーソフトについてどうするかは不明)。
このシステムはハードの追加やファーム書き換えなど手を加えなければなりません。この辺は代理店のナスペックさんのところで近日案内があると思います。またPlayback DesignのページにDSD対応の経緯が書いてあります。3シリーズでは内蔵、5シリーズはUSBXという外付けインターフェースを使います。
http://www.playbackdesigns.com/news.html

なおhogモード(排他的デバイスアクセスモード)にだけセットされるとPCMで出力されると言うことです。DSDダイレクトにするにはこのようにhogとintegerの両方オンにする必要があります。
IMG_0962.jpg

ここでのPCオーディオ的なキーポイントはMacOSにおいてDSDダイレクトで出力するためにはインテジャーモードがセットされていなければならないということです。これは前にも書いたと思いますが、やはりそうだったということですね。(beyond bit perfectを読むを参照)
さて、そうするとインテジャーモードが現在使えない10.7ライオンではどうなのか、という疑問がわいてくるかもしれませんが、これはまた別の機会にしたいと思います。
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2011年08月29日

DigiFi No3に執筆しました

ステレオサウンド別冊のPCオーディオ専門誌、DigiFiも3号を数えることになり、発刊ペースも上がって本日発売されました。

今回はPCオーディオの基本編とiPadのハイレゾ出力に関しての記事を書きました。それとColorfly C4の記事(P112)も書いています。
P42からの「PCオーディオの基本をチェック」ではちょっと参考書的なポイントを捉えた書き方をしてみようかと思いました。というのは基本を捉えると言うのが応用する上でも大事だと思うからです。(なんでもそうですが)
それに加えてWindowsとMacでの機種別解説という形にしてみました。
また今回のDigiFiではiOS機器のオーディオ応用が特集の一つになっているのですが、その中でP92からiPadのハイレゾ出力について書いています。Step3ではiPadの標準iPodアプリが実はいつのまにかハイレゾ対応していたと言う興味深い事実を今回発見しましたのでそれも書いています。
これは以前から単に再生できるというだけでそういっていた人たちもいますが、その時点では16bitで切られていたはずですのでハイレゾではなかったはずです。iPodアプリはある時点からハイレゾ対応に変わったのですが、今回はきちんと24bit出力をフェーズメーションさん協力のもとにI2Sレベルで検証しています。(以前FLAC Playerの記事を書いた時と同じです)
ただFLAC Playerとも制限は違いますのでこちらは記事を読んでみてください。ちなみにあくまでiPadのiPodアプリに関して、ですので念のため。

今回のDigiFiもアーティストインタビューや音源ソフト記事などがあって音楽とオーディオのバランスの良い雑誌に仕上がっていると思います。もともとDigiFiはビートサウンドを母体としているのですが、ビートサウンドの良さも残している感じですね。
それと今号からなんと福島花乃セレクションとしてはじめやすいPCオーディオを花乃さんが記事を書いて、かわいらしいポートレート(Chrisさん撮影)も添えています。これも読みやすさに花を添えている感じですね。こちらもぜひご覧ください。

思うんですけど、PCオーディオ、ヘッドフォンオーディオ、女子オーディオって実は同じベクトルを持っていると思います。それは時代に対応したオーディオ自体の根本的な変化ということです。
たとえばインターネットが始まった時に世のメディアは「インターネットブーム」と言っていました。ブームというのはつまり一過性のものと思ったわけです。デジタルカメラが出てきたときも「デジカメブーム」と言われました。しかしながらいま思えばそれらは一過性のものではなく質的な骨組みの変革であったわけです。
結果としてカメラでいうとたしかにフィルムカメラは衰亡しましたが、写真を撮る人口、しかも一眼レフで本格的に作品を撮る人口はフィルムカメラの時代よりも大幅に増えて層も厚くなっています。おそらくオーディオも本格的に音楽に向き合う人が増えていくことでしょう。そうした変革が文化というものを豊かにしていくのではないかとも思います。


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2011年08月28日

フジヤエービック主催のDAC試聴会

本日は青山で開催されたフジヤエービックさん主催のDAC試聴会にいって来ました。試聴会のリンクはこちらです。
http://www.fujiya-avic.co.jp/d-style/1108_da-converter_fes.html

DAC(Digital to Analog Converter)とはなにかというと説明は難しんですが、コンピューターのなかの数値で記録されたデジタルの音楽データを、オーディオで扱うための電気的なアナログ信号に変える機器です。
これはデジタルオーディオでは絶対に必要なので、iPodなどどんな小さな機器にも入ってますし、たいていパソコンにも内蔵されてます。ただオーディオっていう深く楽しむ趣味のレベルで使うにはそれなりの機材が必要というわけです。DACという機器は単機能が独立してるので音も良いです。
こうした単体のDACというと数年前はマニアックで高価なものでしたが、PCオーディオの時代になって、いわば事務機であるパソコンに欠けるオーディオ機能を補うために普及してきた分野です。言うならばパソコンの世界とオーディオの世界をつなぐ架け橋になるものです。
ただDAC単体となるとその性能を比較するのは難しいものです。そこで今回この試聴会ではできるだけDAC以外の要素は同じにして試聴できるようにした点がポイントです。

まず試聴曲はクリプトンさん提供の96k、192kのジャズピアノ(ありまさ ゆき)とクラシック( ロッシーニ)を課題曲として、各ブース一律で聞けるようにします。
使用パソコンはWindowsノートが基本で、再生ソフトもfoobarを使います。このfoobarと課題曲をUSBメモリに入れて各ブースに配布して使います。
またパソコンからはhiFaceを使用してSPDIF(同軸デジタル)を取り出します。そして自社DACにSPDIFで入力し、アナログ出力をLuxman P-1uに接続します。このInとOutを統一したシステムを規定システムとして各社用意します。(ケーブルは任意です)
この他に自由システムとして各社自由なシステムも用意します。

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以下いくつかブースのコメントです。写真はこのページすべてPowerShot s95で縮小のみ適用しています。

フェーズテック

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規定システム と自由システムは同じHD-7A 192ですが自由システムでは自社のEPA007アンプを使用していいます。透明感の高い素晴らしい音でした。
基本システムでもワザ?見せてこのUSBバッテリー電源アダプターみたいなのをかませてました。せっかくだから商品化して!

フォステクス

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フォステクスではHP-A7でデモしていました。A7はもう定番化してますけど、チェロの弦の鳴りの再現などプロ譲りの正確な音でいまだコストパフォーマンス高いという感じです。
それとお話を聞いたところ、HeadFiとコラボを考えていて、10月のRMAF(ロッキーマウンテンオーディオフェスト)ではスピーカーではなくHeadFiのブース(CanJam)にDACとかHP-P1で出展するということです。ちょっと面白そうですね。

サードウエーブ

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規定システムではいわば純正的なhiFaceとYoungの組み合わせです。パソコンはタブレットPCです。
一つ一つの音が明瞭な解像力の高い音を聴く事ができました。自由システムではhiFaceと並んでかなりヒット商品となりつつあるevoと専用電源を使ってました。
evo電源は口が一個余ってるのですがこれはevoクロックというevo用のクロックが同じ筐体で出るとのことです。これもかなり期待のシステムですね。

完実電気

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規定システムではnuforce DAC9を使用してました。これは豊かで厚みある本格オーディオらしい音と感じました。
自由システムのPS Audio PWDもハイパーリアルな声楽を聞かせてました。

ステラヴォックス

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こちら自由システムはtechdas をiPhone デジタルのヘッドフォンアンプとして使えることを披露してました。アップサンプリングも効いていて手軽に高音質を楽しめます。

タイムロード

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規定システムではQBD76 HDを使用してました。これはさすがに格上のレベルの高いハイエンドサウンドでしたね。新型のHDなので直接USBでハイレゾを聞く事もできます。このように専用のUSBケーブルとコネクタが用意されてます。
また192k再生はStello U3を使うとさらに豊かな音で楽しめるようになりました。

ラックスマン
(写真撮るの失念してしまいました)
ここでは規定システムはDA-200とP-1uというもうひとつの純正の組み合わせですが、さすが純正というせいか、とても聴きやすい感じできれいで整った音でした。ちなみに私は旧P-1も持ってたんですが、P-1はやはり名機と言えるヘッドフォンアンプですね。
いろいろと話も聞きましたが、いろんな事ができる開発力のある会社だと思いました。DA-200も売れてるんで、また今後の展開が楽しみです。

ナスペック

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規定システムはNorth Starのエッセンシオを使っていました。こちらももはやPCオーディオの定番ですが、深みがある自然な高い再現力を感じました。
ここではAudiophilleo1も展示していました。今はWireWorldのUSBケーブルがついてくるんですね。なんともお得な。

オーディオデザイン

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規定システムはDAC-FA0ですが、解像力が高くクリアなDACで実力は高いと思います。
自由システムはPCA-1というオーディオ用PCと組み合わせてDCHP-100をデモしてました。クーガーみたいなボリューム機構のヘッドフォンアンプです。これも鮮度感の高さを軸にしたよい組み合わせです。
DCHP-100は次号のオーディオベーシックで試聴記事を書きましたのでそちらをどうぞ。

フックアップ

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こちらは新製品のZodiac Silverを出してました。これはGoldの廉価版でスペック自体は+(plus)なみでUSBで192までいけます(以前はSilverは96までと書いてたかもしれません)。
私は前にZodiac Gold, +(plus), Silverで松竹梅みたいに書きましたが、実際はSilverはplusのコンシューマー版みたいなものでモノ切り替えなどコンシューマーでは不要な機能を省いたもので基本機能はplusとほぼ等価のようです。USB直でとった音が素晴らしくこれもオススメですね。

それと会場に併設して新PCオーディオメーカーのエミライさんのデモも行われていましたこちらは一部屋借り切ってスピーカーで鳴らしていました。
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午後からはかなり人も入って、午前の方が落ち着いて聴けたというところはあります。
環境はかなり揃ってるので、規定システムでは比較する参考になりました。また自由システムも個性があって楽しめました。またこういう企画を期待したいですね。
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2011年08月17日

三島の流鏑馬2011

三島の流鏑馬は三島大社のお祭りの一環として行われます。大社祭というのはたいていどこか雨が降るということですが、今日は天気が持ちました。しかし光の条件はやや不安定だったのでISO感度を決めるときにやや悩みました。
今回から流鏑馬はEOS-1D Mk3で撮ることにしました。いままで使っていた1DsMkIIに比べると連射やレスポンスで軽快感がありますが、やはり流鏑馬を撮るようなむずかしい撮影ではちょっと異なる操作フィーリングが気になる点もありました。

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今回もう一つ新しいものを使用したのはRAW現像ソフトに純正のDPPとかLightRoomではなく、フリーソフトのRawTherapeeを使用したことです。上の二枚は純正のDPPですが、下の二枚はRawTherapeeを使いました。ホームページは下記です。
http://rawtherapee.com/
これはLinuxでフリーソフト現像という世界がある、というので興味を持ってRAW現像フリーソフトを調べていたらなかなかRawTherapeeがよさそうだったのでWindows 64bit版を使ってみました。まだ加減がわからないところはありますが、ディテールとかハイライトのトーン抽出などがなかなかやりやすくいじりがいのあるソフトです。ただパワーとメモリーはかなり使用するようです。
コンピューターオーディオでもプレーヤーソフトで差が出ますが、デジタルカメラでもRAW現像ソフトで違いが出てくるのが面白いところです。(これはRGBベイヤーパターンから画像を形成するデモザイク処理のアルゴリズムが異なるからです)

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さて三島というとやはりウナギ。三島は水がきれいということでウナギが有名とのことです。下は本町うなよしのうな丼(2300円)です。うなよしは元祖という店と二つあるようですが、私は大社に近いのでこちらに行っています。

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三島のウナギは浜松よりも良いという人も多いようですが、浜松は最近餃子に力を入れているのでウナギの方は三島に譲ってあげてもいいのかも ^^)
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2011年08月16日

ACS T1 - ソフトシェルのカスタムIEM

数年前はカスタムイヤフォンというとポータブルアンプと並んでかなりマニアックな製品でしたが、最近はどちらもずいぶんと市民権を得てきたように思います。とくにカスタムが取り上げられる機会が多いのには驚きます。そうならばより様々な製品が出てきても良いでしょう。

多くのカスタムイヤフォンはアクリルのハードシェルによって耳の形にシェルを成形します。ところが最近Jabenで取り扱いを始めたイギリスACSのTシリーズはソフトタイプで、医療グレードのシリコンを使用しています。
http://www.acscustom.com/uk/index.php?option=com_content&view=article&id=30&Itemid=45
耳道は顎の動きによっても変形するので、ソフトタイプのシリコンはハードタイプのシェルに比べるとそうしたズレを吸収してよりピッタリとしたシーリングを提供するというわけです。
今回紹介するのはACS T1というトリプルドライバーの上級モデルです。

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カスタムイヤフォンらしくこうしたケースと付属品がついてきます。
手入れ用のジェルがついてるのが珍しいですね。

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カスタムというとカラーリングも楽しみの一つですが、ACSでもさまざまなオプションがあります。
今回はマーブル模様で右がレッドとイエロー、左がターコイズとイエロー。表面にはACSのロゴをいれてくれとオーダーしましたが、その通りの仕上がりです。
以前の低価格カスタムのようなバタバタはなく、思った通りのものが来ました。Jabenを通していますけれども、品質は安定しているようです。FreQとかLive Wiresなどはなかなかひどい目にあったので大手・国産以外のカスタムには不信感があったんですけど、ACSはそういう問題もなさそうです。

*シリコンによるソフトシェル

さて注目のソフトシェルですが、ゴムラバーのような柔らかいシェルでいままでにない不思議な触感があります。装着もハードシェルよりも耳全体にゆっくりはめ込んで行く感覚でいれて行きます。慣れが必要ですが私の場合は上側から始めて耳穴にはめ込んでいくとうまく装着できました。もちろんカスタムですからここは人によって違うでしょう。
装着すると耳に吸盤で密着するようなフィット感があります。吸い付くような感じで隙間がピッタリなくなる感じですね。実際外すときにはピッタリはまって外せないかと焦ったくらいです。アクリル製の普通のタイプはうまく耳型ができてないと隙間感や痛さがあるけど、これはそうした多少の遊びを柔らかさで吸収してくれる感じですね。かなりぴったりとした装着感を得られます。

耳に巻くメモリーワイヤーはないのですが、ケーブルが柔らかいので無理なく耳に巻けます。残念なことにケーブルは交換は出来ません。

*音質

T1は音質もかなり上質です。とても滑らかで適度なウォーム感があります。音楽的に聴いて楽しいタイプですね。高能率なのでアンプはLOWゲインをお勧めします。
それでいて高域は繊細でバランスド・アーマチュアらしい細やかさと切れの良さがあります。音色も良く、ギターの音色もリアルでピアノの響きも美しく再生します。低域もパンチがあって適度なタイトさと十分な量感があり、弾むベースが心地よく響きます。帯域バランスも過度な強調はなく、適度に聞きやすい感じですね。ヴォーカルは適度に甘くて肉感的で、囁くようなヴォーカルの手島葵の「さよならの夏(コクリコ坂のテーマ)」も魅力的に表現します。

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音楽的にも聴きやすいけど再現性も高いのでiPodベースのポータブルアンプよりもiPodデジタルとかHM602のようにDACが強力な方が合うように思います。HM602なんかにもよく合います。ロックでもうるさすぎず、かっこ良く楽しめます。

*

耳にピタッとつくところはある意味カスタムらしいカスタムと言えますね。ソフトシェル独特の吸い付くようなフィット感と音楽的な音の良さで個性的なカスタムIEMと言えるでしょう。
ケーブル交換が出来ない点が残念ではありますが、大きく物足りなさを感じるわけではないと思います。前はカスタムイヤフォンというと、とにかく究極の音を目指すという感じがありましたが、いまはもっといろんなアプローチがあってよいかも知れません。
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2011年08月13日

EOS Kiss X4撮り始め

いままでサブで使用していたEOS Kiss Digital Nがさすがに調子がわるくなってきたのでKissも代替えしました。中古で買ったんですが、どのタイプにしようかといろいろ考えてX4にしました。X4とX5の大きな差はバリアングル液晶ですがそれほど使わないということ、X3との差は背面液晶のアスペクト比が3:2であるため有効に表示されるということと、最近買った無線LAN SDカードのEye-Fi対応で差を感じました。やはりEye-Fi対応されてないとオートパワーオフで回線が切れるのでひどく使いにくいものになります。画素数は1800万画素とメインの1Ds MkIIより多くなりました。

そこで画質はどうかということでいつもの横浜山手の洋館に試し撮りに行ってきました。
レンズはデジタル時代の「標準レンズ」Sigma 30/1.4です。こちらに30/1.4の記事を前に書きました。
http://blog17gray.seesaa.net/article/11704101.html

画質は極めて良好です。今回は撮っていませんが特に高感度性能は特筆ものです。色彩はわりと水彩的に淡くきれいで美しいですね。

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最近公開されたジブリの「コクリコ坂から」とタイアップして洋館では「カルチェラタン新聞」を展示していました。すべての洋館をめぐるとすべての発行した記事が読めるということです。

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2011年08月12日

クリプトンのUSBケーブルアンケート

以前クリプトンのUSBケーブルの記事を書きましたが、クリプトンが先日行ったUSBケーブルについてのアンケートを公開しています。
USBケーブルで音は変わるかというのはPCオーディオ始めたひとの気になるポイントかもしれませんが、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?
結果はこちらにリンクがあります。

http://www.kripton.jp/digital_audio-usb_audio/pc_audio-accessary/usb_cable/uc-ks/monitoring_survey.html

posted by ささき at 13:57 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

Audiophilleo1国内取り扱いに!

前に記事で書きましたAudiophilleo1がいよいよ国内で買えることになりました。私もいま使っているUSB DDCです。

Audiophilleo1 red edited.jpg
こちらフジヤさんのブログのリンクです。
http://avic.livedoor.biz/archives/51616663.html

Audiophilleoは192kHz対応のUSB DDコンバーターですが、USB Audio Class1でHighSpeed転送を可能にしているユニークな仕様です。つまり普通は計算上96kHzどまりのUSB Class1で192kHzまでワザで可能にしていると言うことです。
そのためWindows XPでドライバーインストール無しで192kHzを達成可能であると言う利点を持っています。ただしWindows 7ではドライバーインストールが必要になりますのでご注意ください。これはWindows側の標準ドライバーの実装が変わったことによるものです。
またMac OSXではやはりClass1で対応可能のため、10.5から192kHz再生がドライバー無しで可能です。
それに対して他のXMOSなどのUSB Audio Class 2対応の機種の場合は10.6.4が必要です。これはMac側のクラス2ドライバー実装の関係です。

*ちなみに上記は私の技術的な理解ですので、実際の仕様は商品仕様を確認ください

あとはビットパーフェクトテスターやジッターシミュレーターなどユニークな機能がもりだくさんです。ビット幅に関しては実際にパケットを見て表示しているので、16bitか24bitかが明確です。私もこれPCオーディオのテスター代わりに使っています。例えば24bitで出してるつもりがなんらかの理由で16bitに詰められていた時もこれで分かります。
またSPDIFケーブル無しに直でDACに差せるというのもユニークでよいです。私はケーブル有り無しで比べてみましたが、実際に音質向上効果があります。RCA/BNCとも両方使えるオスアダプターが付いていますし、メスアダプターもあるので同軸ケーブルを使うこともできます。絶対的な音質レベルもUSB DDCの中ではかなり高レベルです。

円高とはいえ7万台前半とは良い話ですね。私は送料も含めてもっと高かったです。また私が買った頃に比べるとカラーバリエーションが増えてケースもグレードアップしてますね。
どれだけ初期入荷するかはわからないので、興味ある方はフジヤさんに問い合わせ、予約などをしてはいかがでしょうか。
posted by ささき at 10:22 | TrackBack(0) | __→ USB DAC全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

Auraliti PK90 - 簡単セットアップのLinux MPDサーバー

以前LinuxベースのミュージックサーバーであるAuralitiについて書きましたが、そのUSB DAC向けバージョンを購入しました。Auraliti PK90です。

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簡単にいうとAuralitiは従来のプレーヤーにあたるもので、AuralitiではFile Playerと呼んでいます。楽曲は外部ストレージに格納して、PK90であればUSB DACを接続して内蔵されたMPDというソフトで楽曲を再生します。PK100ではDACが内蔵されてアナログ出力とSPDIF出力が出せます。
前バージョンのPK100についてはこれらの記事をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/134545851.html
http://vaiopocket.seesaa.net/article/188282504.html

Auralitiのサイトはこちらのホームページです。
http://www.auraliti.com/Auraliti_Home.html

1. Auraliti PK90とは

PK90はPK100からJuli@を外して代わりにSOtMの低ノイズUSBカードをつけたものです。下の画像の背面の拡張カードがSOtM tx-USBです。これは日本でも販売しています。

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PK90は基本ソフトにはLinuxを採用しています。そのディストリビューションはVoyage MPDの改造版と言うことです。Voyage MPDについては以前下記に記事を書きました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/168303975.html
ただしVoyage MPDがベースですけれども手を加えているとのこと。現行のVoyage MPDとはもう分岐されたバージョンに近いんじゃないかと製作者は言ってます。USBはオーディオクラス2対応です。

Voyage MPDベースだとAlixなんかも安くて良いかもしれませんが、こちらはより本格的にオーディオに対応したハードを持っているといえるかもしれません。価格も$600(いまだと45000円くらい)とSOtMのUSBボードがついていることを思えば値段的にもお得です。
マザーボードは下記のものでAtom N270向けです。
http://www.intel.com/products/desktop/motherboards/D945GSEJT/D945GSEJT-overview.htm
これは一般PC用というよりもむしろ工業用途のボードだそうで信頼性は高いと言うことです。大きさは写真と手を比較してもらうと分かりますがコンパクトです。電源はユニバーサルの外部電源です。

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対応フォーマットはFLAC、WAV、AIFFです。試してませんがMP3も大丈夫だと思います。
ただ現バージョンはハイレゾのFLACはオーケーだけどハイレゾのWAVが再生出来ないという既知の問題がありますが、これは修正できると言うことです。

基本的にはローカルのUSBポートにUSB HDDかUSBメモリーキーを接続して音楽ライブラリを格納します。接続はリードオンリーでマウント(OSと接続)します。
なおNFSはサポートしていますが、Sambaはサポートしていないということです。USBバスにはキーボードもマウスもぶらさがってないのでクリーンではありますね。
ファンレスで静音というより無音です。オーディオには向いてます。使ってるとわずかあったかくなります。ディスクもSSDなんかが良いでしょうね。

なおカートからは海外は買えないので欲しいひとは直接メールしてください。送料こみの値段でPaypalのinvoiceをくれます。

2. セットアップと使用方法

面倒臭いと言われるLinuxとMPDですが、PK90はセットアップはとても簡単です。Linuxの知識はまったく不要です。MPDの知識も不要です。というかLANさえ設置されてればパソコンの知識もほとんどいりません。iPhoneが使える程度でオーケーです。インストールはあらかじめされていますし、初期セットアップも極めて簡単です。

まずPK90にUSB DACを接続します。標準ドライバーのものが良いでしょう。
MPDはクライアント・サーバータイプのシステムなのでネットワークケーブルを接続します。これはコントロールのためです。既存の家庭内LANに入れてください。
USB HDDかUSBメモリーキーに音楽データをいれておきます。
次に電源をつなぐと中でパイロットランプが点きます。前面のパワースイッチを入れるとスイッチが青く点灯します。
これでブートしますので、一分くらい待ってください。

次に同じネットワークに接続されているPC/Mac/iPhone/iPadなどでブラウザを開けます。IEでもFirefoxでもなんでも可のはず。(ネット接続はBonjourを使用するのでWindowsではまずBonjourをインストールしてください)
アドレス欄にhttp://auraliti-player.localとタイプします。

pk90d.gif

するとAuralitiに接続されて上のように初期画面が現れます。
これでPK90側の設定は終わりです。
初期画面にはipアドレスなどの情報があるので必要ならばそれを使いますがiPhone/iPadでは基本使いません。Androidアプリからだと必要かもしれません。

MPD(Music Player Daemon)は音楽サーバーです。Daemon(デーモン)はUnix/Linuxの世界のサービスとか常駐プログラムのことです。そこで、MPDではコントロールするクライアント(子機みたいなもの)が必要です。この辺はDLNAでのLINN DSとPlug Playerの関係にも似ていますが、先の記事で書いたようにMPDはDLNAではありません。
MPDのクライアントはたとえばWindowsやMac、iPadやiPhoneなどです。これらにMPDクライアントソフトをインストールしておきます。
なおPK90のビデオ端子からはGUI画面はでません。

pk90c.gif

ただPK90ではNeoMPCというブラウザベースのクライアントが付属してきます。上の画像はNeoMPCのものです。そのためクライアントのインストールも不要となっているのが使いやすいところです。NeoMPCは上記の初期画面からNeoMPCのリンクをクリックすれば立ち上がりますのでとっても便利です。NeoMPCもiPad/iPhoneのSafariでも使えるのでこれだけでも無線LAN環境ならリモートでコントロールができます。
ちなみにNeoMPCの情報は下記のリンクにあります。
http://code.google.com/p/neompc/
NeoMPCはPHPとJavascriptで記述されているようです。

つまり最低限PK90だけで使うことができますが、もっと便利なのはiPhoneでMPoDアプリを使ったり、そのiPad版のMPaDをiPadで使う方法です。
iPhone用のMPoDアプリはこちらです。
http://itunes.apple.com/jp/app/mpod/id285063020?mt=8
iPad用のMPaDアプリはこちらです。
http://itunes.apple.com/jp/app/mpad/id423097706?mt=8
下の画像はMPaDアプリ(iPad)です。タッドさんのnamaですが、アルバムアートも出てますね。

IMG_0029.PNG

下の画像はMPoDアプリ(iPhone)のものです。

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MPaD/MPoDも基本的にはネットにあれば自動的に接続されるはずです。ちょっとまってから設定でAuraliti Music Playerというコネクションが出てくるのを確認してBrowseしてください。
おかしくなったら設定からupdate databaseとかclear local cacheなどやると良いでしょう。cacheをNoにする手もあります。

音はクリアで鮮度感が高いという印象です。最小限のミニマムシステムならでは透明感ですね。また引き締まって贅肉がないという感もあります。とても素晴らしい音質です。
電源はAudioPrismのフィルタリングタップから取ってますが、電源ケーブルをオーディオ用のものに変えると音になめらかさが出てきます。ノイズが取れるんでしょうね。これに合うリニア電源もちょっと物色中です。

AuralitiはLinuxとかMPDっていうむずかしさを上手に隠蔽して高音質と手軽さを両立していると言う感じです。オーディオ再生だけのためにWinかMacの一台追加を考えてるひとにはAuralitiという選択もお勧めです。
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2011年08月02日

ヘッドフォンブック 2011 夏号に記事を執筆しました

CDジャーナルムック恒例のヘッドフォンブック の2011夏号に記事を書きました。と言ってもヘッドフォン記事ではなくPCオーディオ記事です。P168からの「iTunesだけじゃない、最新オーディオソフト事情」というところでAudirvanaとかPure Music Playerの紹介記事を書いています。
やはりヘッドフォンとPCオーディオというのは親和性の良いものですね。どちらも人の新しいライフスタイルに沿って出てきたと言うことも自然と親和性がよくなっているのかもしれません。

本誌もイヤフォンから本格的なヘッドフォンまで広くカバーされていますし、カナルワークスやFitEarなどのカスタムイヤフォンまで書かれています。
また石野卓球、東儀秀樹などのミュージシャンへのインタビューや、Shureのマイケルジョーンズ、SONYの標準機CD-900ST、STAX SR009などの開発者インタビューなど読み物的な要素もたくさん入っていて面白いと思います。


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2011年08月01日

NetAudio Vol3に記事を執筆しました

春秋の年二回だったNetAudioが好評につき夏にも刊行されることになり、本日8/1に発売となります。

私もまた再生プレーヤーソフトの記事(P160)を書いています。今回の記事では私が技術的な解説を書いて、岩井さんが音質のコメントをするという趣向になっていてダブルで楽しめると思います。
ヘッドフォンがいまや単なるアクセサリーではなく、堂々たるオーディオコンポーネントの仲間入りを果たしているように、再生プレーヤーソフトもPCオーディオではそうしたコンポーネントになりうると思います。そうした面白さを伝えていきたいですね。
また今回の記事にちょっと入れ込んだのは「OSが大事」という点です。OSって当たり前にあるようで意外と役割が知られていません。オーディオにおけるOSの役割を知るということはPCオーディオ理解への早道になると思います。興味ある方は読んでみてください。

今回は再生ソフトだけではなくリッピングソフトも解説されていますし、DAC紹介にはプレーヤーソフトとの相性も記述があります。紙面を多面的に取り組もうとしているところは良いですね。PCオーディオ雑誌って単なるDAC機器のカタログだろって思っている方もぜひ手に取ってみてください。
もちろん恒例のハイレゾ音源もついています。今回も同じ曲でサンプリングレートとビット幅の異なる音源ファイルが収録されていますので機器テストの参考にもなるのではないでしょうか。192/24まで収録されています。


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