Music TO GO!

2011年06月20日

Shure SEシリーズの国産交換ケーブル登場!

以前Shureの新製品発表会の記事を書きましたが、そのときにShure SE215のデモ機を試して以来、けっこうSE215にはまっています。ダイナミック型らしい骨太の厚みと、高い性能を備えたなかなかコストパフォーマンスの高いイヤフォンです。
SE215の魅力のひとつはケーブル交換が出来るということで、上位機種SE535のケーブルが使えます。SE535も前のShureの新製品発表会でこちらの記事に書きましたが、ユニバーサルタイプとしてはWestone4と並んで最高クラスの3ウエイ・バランスドアーマチュア機です。

このSE215とSE535はなかなか魅力的なイヤフォンですので、私は当然SE用の交換ケーブルをどこかで出してないかとHeadFiあたりをチェックしてました。SE535発表会のところでも書きましたがプラグは汎用品なので交換ケーブルは可能なはずですが、残念ながらいままで見た中ではありませんでした。
しかしなんと待望のリケーブルが国内のSAECから発売されました !
ケーブル大手SAECですので、もちろん国内で普通に買えますしサポートも安心です。下記リンクのページのSAEC「SHC-100FS」です。
http://www.saec-com.co.jp/product/c_stereo/shc-100fs.html

shc.jpg

対応機種はSE535、SE425、SE315、SE215となります。ケーブル長は0.8m、1.2m、1.6mと細かく選択ができます。ポータブル用というとバッグの位置の好みや体格で適切な長さは結構異なり、従来の1.6mひとつとか選択が少なかった点には不満を持つ人もいたことでしょう。そうした点でも選択の幅があって良いですね、ちなみにプラグはLではなくストレートです。
線材はPCOCCで独立ツイストペアケーブルとすることで対ノイズ特性も向上しているとのこと。Shureというと独特の耳にかける装着法がありますが、その耳に回す部分も同じ使い勝手が考慮されています。(この部分に関しては純正と同じものだそうです)
価格は税込みでそれぞれ0.8mが11,235円、1.2mが12,600円、1.6mが14,700円です。

実際にデモ品を提供してもらってこの週末に試してみました。これは1.2mのタイプです。
まずケーブル自体の作りですが、しなやかで軽いという点が特徴です。純正だと太くて硬いと思ってる方には取り回しも良くなるのがまず良いところですね。

3034.jpg     3036.jpg

また純正ケーブルはSE535とはぴったりなのですがSE215とは今ひとつ使いにくい点があります。このケーブルは柔軟なのでSE215と相性は良いです。
それとケーブルは先端までLR別になってるのが分かります。これは左右の音の分離も良くなりそうです。

3041.jpg

次に実際に聴いて見たインプレッションです。
プレーヤーはiPod直やFostex HP-P1との組み合わせ、HiFiman HM602、ポータブルアンプ+iModなどなどいろいろな組み合わせで試して見ました。

SEシリーズの純正ケーブルも悪くないと思ってたけど、やっぱりこのケーブルは音が変わります。
まず感じるのは空間の広がり方が別物で、ステージがより広く、オーケストラならよりスケール感があります。
また楽器の音の明瞭感があがり、SE215では少し甘めと思っていたウッドベースのピチカートのエッジもシャープに立つようになります。ヴォーカルの発声がより明瞭になりますね。ガチャガチャとしたポップ系の録音ではより整理されて楽器やヴォーカルの関係が分かりやすく感じます。SE215ではより低域は深く量感も湧き上がるようにたっぷりと聴こえます。
SE535では純正より洗練されて滑らかな鳴りに聴こえるのがより明確にわかります。
特に楽器の音色が整ってきつさが減り、端整に響くようになりますね。おそらく一段高性能なソース プレーヤーが使いたくなることでしょう。
純正に戻すと、全体に音場もコンパクトになり詰まって聞こえます。

まとめると純正に比べて以下の長所があります。
*長さの好みが選べる
*ケーブルの取り回しが柔軟である
*音質の向上がある

SEシリーズを気に入ってる人にはおすすめですね。つけ外しも簡単ですし、リケーブル入門にも良いでしょう。しかし数年前ならマニアックのきわみだったリケーブルがいまではこんなに手軽に購入できるというのもヘッドフォン市場の充実を感じます。
posted by ささき at 12:35 | TrackBack(0) | __→ Shure イヤフォン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする