Music TO GO!

2011年02月28日

CAでのAuraliti PK100のレビュー

Computer AudiophileのレビューとしてAuraliti PK100が取り上げられています。
http://www.computeraudiophile.com/content/Auraliti-PK100-File-Player-Review

PK100は以前も書きましたがLinuxベースでMPD(Music Player Daemon)がプリインストールされた音楽専用パソコンのようなものです。AuralitiではFile Playerと呼んでいます。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/134545851.html
MPDを試して見たいけど、Linuxの設定が難しいと言うひとには向いてますね。システムはSSDで、音楽データは外付けのHDDに入れるのが基本です。
ネット接続はBonjourを使ってるとのこと。SPDIF出力とアナログ出力があり、DACはAKMということですが、これはサウンドカードのJuli@がそのまま入ってるとのこと。Juli@を選んだ理由はLinuxとの相性の良さということだったと思います。
問題はUSBがついてるけどUSB DACは使えないという点です。おそらく前に書いたVoyage MPDみたいなディストリビューションではなくクラスドライバーをサポートしてないんでしょうね。ただしCESではUSB専用モデルを出してたのでそちらは柔軟性が高そうです。
音もこの価格のトランスポートとしては良いということです。興味のある方はこの記事の最後に具体的な使い方が書いてあります。ここではMPoDをクライアントに使っていますが、具体的なMPDシステムの運用例としても面白いのではないかと思います。

それとこれを読んでたら同じくMPDを使うBryston BDP-1が比較に出て来るんですがこっちにも興味を持ってしまいました。これもガワはオーディオですが、中身はMPD+LINUX+静音パソコンです。
http://www.bryston.com/pdfs/09/Bryston_BDP1_LITERATURE.pdf (PDFリンクです)
ドイツのhushのシャーシを使って似たようなものを作っても面白いでしょう。しばらく見てなかったらhushのサイトも様変わりしてますね。

CESではたくさんネットワークオーディオプレーヤーが出てきましたが、この前書いたTIのnSDKで作られるようなそうしたネットワークプレーヤーはARMベースなので、こうした通常プロセッサを使ったMPDベースのシステムのほうが一クラスパワーが上ではあります。
ひとくちにネットワークプレーヤーといってもいろいろな形態があるということですね。
posted by ささき at 22:55 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サンダーボルト続報2

USB3.0についてインテルは引き続きUSB3.0のサポートを言ってますがその普及は2012年になりそう。
http://japanese.engadget.com/tag/Thunderbolt/
他方でサンダーボルトの普及見込みはと言うと、オープン規格なのでPCでも採用されると思いますが、上の記事によるとPCでの採用は2012年になりそうです。 だからオーディオ系でのサンダーボルトの採用があるとすれば、当面はMacの市場だけで成り立つようなDTMのオーディオインターフェースのようなものになるのではないでしょうか。
またサンダーボルトが主力で考えているのは光伝送であり、名の由来もそこからきてます。しかしこれも光規格の製品は遅れて登場する見込みです。
posted by ささき at 09:25 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

オーロラサウンド版hiFaceの記事を書きました

オーロラサウンド版の改良版hiFaceの記事をPC AudioファンWebに書きました。
http://www.pc-audio-fan.com/review/pcaudio/20110225_5111/
上手くオリジナルの弱点を改良してると思いますので記事をご覧ください。
posted by ささき at 23:56 | TrackBack(0) | __→ USB DDC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サンダーボルト続報

サンダーボルト関係の情報が出てきていますので拾ってみると、
サンダーボルトの現在の実装は銅線ベースで、光バージョンは年内中に登場ということです。光の場合は電源線がとれないのでバスパワーはありません。現在の実装で最大の長さは3m程度のようです。そんなに長くはありませんがデイジーチェーンを多数した状態でも十分な低レイテンシーを確保できるとのこと。
インテルのサイトにもプロオーディオを意識したとありますね。
Thunderbolt technology was specifically designed with professional audio and video applications in mind, where the inherently low latency and highly accurate time synchronization features play a crucial role.

ポイントはサンダーボルトのプロトコル自体は既存のPCIeとDisplayPortをベースにしているので、既存技術との親和性が高いということです。コントローラで一元化してシリアル転送するということですね。
これらからするとコントローラがキーのように思われますが低コストで提供できるようではあります(この辺がFireWireの最大の失敗でしたから)。この辺もXMOSみたいに実装技術の進歩で、いままでできなかったことがいまはできるようになったということもあるかもしれません。

http://www.macrumors.com/2011/02/24/thunderbolt-details-emerge-bus-power-mini-displayport-and-more/
http://jp.techcrunch.com/archives/20110224what-is-thunderbolt-and-will-it-change-your-life/

初めの外部機器はRAIDなどのストレージのようですが、すでに多数サポート表明はなされてはいるようです。製品としては下記のLittle Big Disk(外部ストレージ)のようなものです。これはRAID0(ストライピング)をサポートした高速のSSDです。このページの下の方にサンダーボルトを使ったシステムの構成例が乗ってるのですが、この外部ディスクにデイジーチェーンで直にディスプレイがつながってるところが興味深いところです。
http://www.lacie.com/us/technologies/technology.htm?id=10039

またこちらの記事をみるとiOS技術を取り入れたMacOS10.7ライオンではレチナモニターのような超高解像度ディスプレイの対応がなされるようです。おそらくこの辺もサンダーボルトの適用範囲となっていくでしょう。
普通PCだと解像度が上がるとデスクトップアイコンがちっちゃくなって行きますが、そうならずにアイコン自体の画像が鮮明で綺麗になっていくところがiPhoneのレチナディスプレイを引き継いだところです。

http://www.macrumors.com/2011/02/24/mac-os-x-lion-building-in-support-for-super-high-resolution-retina-monitors/

ライオンでMacがiPad化して、サンダーボルトで周辺機器を一体化して、というと少し未来のカタチが垣間見えるかも。
posted by ささき at 09:14 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新Macbook Pro登場とサンダーボルトのデビュー

本日噂されていたMacbook Proの新型が登場しました。

http://www.apple.com/jp/macbookpro/features.html

今回の目玉はSandy Bridgeと呼ばれる新世代プロセッサと、もうひとつはサンダーボルトという新世代の外部インターフェースです。サンダーボルトはこのMacbook Proで世界初の登場になります。
サンダーボルトはディスプレイにもハードディスクにも使える汎用の外部インターフェースで転送能力はFireWireをはるかにしのぎ、USB3.0さえ上回ります。アップルはなかなかUSB3.0を採用しないと思ったら、USB3.0は無視してサンダーボルトを採用していくのかもしれません。サンダーボルトはインテルとアップルの合同開発でLight Peakと呼ばれていました。
面白いのはこのサンダーボルトは接続においてはデイジーチェーンで接続していくことです。もともとFireWire(IEEE1394)はAppleが提唱したんですが、このサンダーボルトはAppleがいったんUSBに後れを取ったFireWireをまた仕切り直しにしてきた感じもします。こうなるとちょっと現行のFireWireについてはどうなっていくのかは不透明ですね(このMBPに関してはFireWireもサポートされています)。サンダーボルトも普及はわかりませんが、いまのアップルには力と勢いがありますからね。
ビデオに関してはともかく、オーディオに関しては帯域幅としては現行のUSB2.0でもそんなに不足してはいないので、なにか別の利点が必要かもしれませんがサンダーボルトは低レイテンシーで等時的な特性も重視しているのでその辺で面白いかもしれませんね。ちなみにサンダーボルトは双方向通信が可能でバスパワーもあります。また光もサポートしています(これがLight Peakとかサンダーボルトみたいに「光」に関する名前の由来のようです)。

コンピューターオーディオ向けではMacbook ProはSnow Leopardの64bitモードの実行が許されているのでお勧めです。MacbookとMacbook Airは64bitモードの実行がAppleによってプロテクトされているので6・4押しはもちろん、Startup Selectorのようなプログラムでも64bitモードでカーネルを起動できません。(不可能ではありませんがカーネルに手を加える必要があります。また最新のでは確認してません)
Airなどは64bitモードが可能なハード要件(EFIも含む)は満たしているので、これはAppleの販売政策といわれています。Mac miniも最近までそうだったんですが、最新のものは64bitモードが大丈夫のようです(未確認)。

一言でいうとプロセッサも入出力も新世代に刷新されて速くなったMacbook Proといえますね。なかなか魅力的です。(ちなみに本日はジョブズの誕生日です)
しかし最近はアップル記事ばかりになってしまいましたけど、取り上げずにはいられないものばかりですからね。やはりいまのアップルには力があります。
posted by ささき at 00:25 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月23日

iTunesもハイレゾダウンロードへ?

はじめに書いて置きますが、これは噂ですので、念のため。
CNNで下記のようにアップルとミュージックレーベルの関係者がiTunes Music Storeのハイレゾ対応について話し合っているというニュースを取り上げました。
http://edition.cnn.com/2011/TECH/web/02/22/24.bit.music/index.html?iref=NS1
CAでも記事として取り上げられています。噂にすぎないけど看過できないと書いてますね。
http://edition.cnn.com/2011/TECH/web/02/22/24.bit.music/index.html?iref=NS1
http://www.computeraudiophile.com/content/iTunes-Audiophile-Downloads

ちょっと今の段階ではなんとも言えませんし、アップルの秘密主義を考えると(事実とすると)発表されるまで分かりませんが、私が注目したいところは「じゃあiPhoneも24bit対応するの?」という点です。
FLAC playerのあたりでも書いてますけど、いまiPodとかiOS機で仮に24bitファイルが再生できても出てくるのは16bitです。iOS4.2から出力は24bitをサポートしましたが、24bitで出力されても下位ビットはヌルです。LPCMのサポートがiOSのCoreAudioでは24bitでなされてないので16bitに切られるということですね。FLAC playerでは32bitに左詰めを試してくれると言ってますが、iTunes Music storeでハイレゾ対応されればiOSにも手が加わるかもしれません。もちろんITMSが仮にそうなってもいまAACでやってるポータブルはポータブルとしてiOSは変わらないということもあります。これはもう噂に対する憶測ですけど、ちょっと期待したいところです。
posted by ささき at 08:38 | TrackBack(0) | __→ ハイリゾリューション音源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月21日

オーディオアクセサリー140号に書きました

本日発売のオーディオアクセサリー140号(春号)のネットオーディオ特集の中でミュージックプレーヤーソフトの記事を書きました。今回は2011年のオーディオという本誌のテーマに合わせて、新しい流れにポイントを置いて書いています。そこでHQ PlayerとDecibelを取り上げました。
HQ PlayerのDSDサポートはここではPCM変換の意味で書いたんですが、いつのまにかDSDダイレクトの出力も実現しているようですね。Mac関係も原稿を上げてからFideliaが出たり、Audirvanaのintegerモードが出たりと、ホントにこの分野も進歩が速くなりました。それもまた2011年の流れですね。

また特集記事でも2011年の音楽再生と題して音楽の送り手のレーベルの方たちがこの時代の音楽提供についてどう考えているかというのも面白いと思います。ぜひお手に取ってください。


posted by ささき at 23:13 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

Romance with me - SHANTI

今日はちょっと気になってたアーティストのSHANTIのインストアライブを見てきました。
SHANTIはジャズヴォーカリストで、含めてジェームステイラーとかコールポーターなどジャズやポピュラーのカバー曲を歌うスタイルで、忌野清志郎のスローバラードの英語カバーも歌います。
実際に聞いてみるとルックスも良いけど歌唱力もかなり高く表現力がとても良いです。メジャーデビューは昨年ですが、バックバンドを長くやっててミュージシャンとしての経験は豊富ということです。アルバムを聴くと落ち着いた曲も多くジャンル的にはジャズヴォーカルだけど、ライブを見るとポップシンガーとジャズヴォーカルをつなぐところにいる感じです。個人的にはフェイキーのkeikoさんを思い出しました。
インストアではアコギとエレキのシンプルで立体的なバッキングも良かったですね。オーディオ的には前作が録音でもプロ音楽録音賞というのを受けたということですが、このアルバムもなかなか悪くないように思います。
ちなみにSHANTIは本名で、ゴダイゴのドラマーだったトミースナイダーの娘さんだそうです。

ゼクシーとコラボで楽曲提供もしていてweb cmのLove mattersのYouTubeはこちらです。




posted by ささき at 23:20 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月19日

FLAC Playerの24ビットサポート再燃

前にiPadのUSB DACサポートのことでiOSとFLAC Playerの記事を書いた時に、iOSでは24bitは通せなく、CoreAudioのどこかでカットされているのではないか、と書きました。

http://vaiopocket.seesaa.net/article/170733733.html

このときにFLAC Playerの作者のDanさんにメールして事情を説明して、対応をお願いしていたんですが、その後はなにもありませんでした。しかし今日CAの下記フォーラムでDanさんがきちんと見てくれるという書き込みをしてくれてます。

http://www.computeraudiophile.com/content/iOS-2496-Output-Possible

前に書いた時にはDanさんがFLAC Playerでは意図的に24を16にするような処理はしてないと言ってましたので、CoreAudioのどこかで削ってるかと思ってたんですが、実はPCMデータをオーディオキューに入れる時に削っていたようです。それはLPCMフォーマットの選択が32bitと16bitしかないので、16bitでやっていたということです。そこで下位8ビットが消えていたんでしょう。24bitではオーディオキューに入れられないそうです。そこで32bitに24ビットデータを左詰めして試してみてくれるということです。これはもしうまく行ったらちょっと楽しみなことですね。
posted by ささき at 22:14 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Pure Music Playerもintegerモードへ

下記のAudio Asylumのポストによると、Pure Music Playerもintegerモードの開発中だそうですので近いうちにリリースがあるのではないかと思います。
このポストを書いた人は開発中のバージョンを試してみてAudirvanaのintegerモードよりもPure Musicのintegerモードのほうが良いと感じているようです。

http://www.AudioAsylum.com/cgi/vt.mpl?f=pcaudio&m=85807

文中から察するとやはりPure MusicでもAudirvanaのようにCoreAudioのAU(Audio Unit)のバイパスをやるようです。「ミキサーのバイパス」と言ってるところですが、これはAUがAudioMidi設定で示される値にリサンプルするモジュールだからです。ただこれはXPで言うところのカーネルミキサーのバイパスと言うよりは、Vista以降で言うところの排他モードWASAPIに近いものだと思います。
Amarraも似たようにAUバイパスしてるみたいなのでそのうちintegerモード対応するかもしれません。

スレッド上の画像はHAL LABを使用してDACのIntergerモードの対応を確認してるところです。この前Audirvanaのログの確認をしたのと同じくVirtual formatの欄にintegerサポートがあるかを確認していますね。
posted by ささき at 20:54 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fidelia正式リリース

この前紹介したMacのミュージックプレーヤーのFideliaはライセンスを購入しようとしてもStoreになかったんですが、本日正式リリースしたようです。(下記CAのポストした人はFideliaのベータテストをしてた人です)

http://www.computeraudiophile.com/content/Fidelia-Officially-Released

記事を書いた時はその時のネットの書き込みを見て$119と書いたんですが、実際はずっと安くて$20と言うことです。ただしiZotopeのSRCを使う場合にはAdd onとして$50追加が必要と言うことです。またhogモードの使用もAdd onライセンスが必要です。
買い方はStoreをクリックして、FideliaのBase($19.99)とAdd onタブからiZotopeのライセンス($49.99)のアイコンをクリックではなく、Cartと書かれているエリアにアイコンをドラッグしてカートに追加します。ユーザー情報をすべて埋めて、下でPaypalなどで支払します。ライセンスキーはメールですぐに帰ってきます。あとはFideliaのAdd licenseでそれぞれキーをセットします。
ソフトはライセンスがなくても14日間は無料で試用できます。

それとAudirvanaも無料と紹介しましたが、Paypalで自発的にdonate(寄付)するシェアウエアのようになっています。価格は決まってませんのでお気持ちですが、気に入った人はいくらか入金してあげてください。
http://code.google.com/p/audirvana/
上記ホームページのcontributeから寄付できます。通貨単位はユーロなのでそちらの人のようですね。
posted by ささき at 11:20 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月18日

Westone 4のレビューをPC Audio fan Webに掲載しました

待望のWestone 4のレビューをPC Audio fan Webの新しいレビュー企画第一弾として掲載いたしました。ご覧ください。

http://www.pc-audio-fan.com/review/headphone/20110218_4833/

このレビューシリーズではまだまだ注目の製品が出て来ますのでお楽しみに!
posted by ささき at 19:44 | TrackBack(0) | __→ Westone 3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Bordersの破産と米国のCDと本

米国の書店大手のBordersが破産したというニュースがありました。CDショップのタワレコが倒産し、本屋大手のBordersが倒産するというと、やはり時代の流れを感じますね。ただアメリカでは国が広いので昔から通販の文化が日本よりも一般的で、たとえばペーパーバックなんかも軽くして送料を減らすための工夫です。そうした背景差があるので、日本ではまだCDも本屋もそこまでではないと思います。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1102/17/news020.html

しかしこのニュースは私には米タワレコが倒産したというニュースよりもショックでした。というのは、私がアメリカに住んでたときにいつもCDを買いに行ってたのがこのBordersだったからです。Bordersもずいぶん店舗整理をするようですが、あの私が行ってた店もなくなるのかもしれないと思うとちょっとさびしい気がします。そのうちまたLAに行ったときに寄ってみようと思ってましたから。

日本人が言う「ロス」は実際のLos Angels市よりも大きく周辺の市を含んだもので、東京周辺部くらいの範囲があります。たとえば有名なサンタモニカも別の行政区分のサンタモニカ市です。ディズニーランドも実際は郡も違うオレンジ郡のアナハイム市にあるので、あれをロサンゼルスのディズニーランドというのは、千葉の浦安にあるのに東京ディズニーランドというのと似ています。
私が住んでいたのはLA南部にあるサウスベイという地域のトーランス市ですが、そこにもBordersがありました。LAのタワレコはサンセットブルバードの方に一軒あったのは覚えていますが、遠いのでほとんど行ったことはありません。
Bordersは東部によくあるBarnes & Nobleとよく似たチェーン店で西でよく見かけます(Barnes & Nobleが米最大でBordersは二番手)。アメリカはすごく広いのでほんとに全国どこでもあるチェーン店というとマクドナルドくらいのように思います。Barnes & Nobleとの共通点は本とCDと喫茶店が合体した店舗となっているということです。
トーランス店の場合はドアを開けると本屋ですが、その右手に喫茶店があります。そして書棚の間を少し進んでいくと奥にCDショップがあるという形式です。この「書棚の間を少し進む」というところに気をつける必要があるのが日本とアメリカの大きな違いです。それはアメリカの本屋さんでは棚の間にお客さんが寝転がって本を読んでいたり、床に本を積み上げて気合をいれて座って本を読んでいたりするので、注意してないとぶつかるからです(笑)
喫茶店でもみなコーヒーを飲みながら本を読みふけっていますが、レジを通したものかどうかはわかりません。
CDショップは意外なほどに日本とほとんど変わりありません(というか日本のCDショップがまねしているんでしょうけど)。試聴コーナーも日本のタワレコあたりと同じです。ただ試聴機で聴いてるときのお客さんのノリは日本だと軽く頭を振りながらノッてるくらいですが、むこうでは指をパチパチ鳴らしながら本気でノッてる人もいます。
こういう日米の違いは映画館の話もすると面白いかもしれませんが、実際それを知っているとなぜハリウッド映画がああいう作りなのかということも理解が出来ます。

ほかに音楽に関しての向こうでの思い出話というとFMです。アメリカではなにしろ車に乗る機会が多いので、車ではよくFMを聴きます。私が好きだったFM局はWAVEです。J-WAVEが手本にした放送局です(だからJ-WAVEという名前になっています)。アメリカはFM局が多いので局の個性というか専門性があり、WAVEはスムーズ・ジャズ(ケニーGとかケイコ・マツイ)をメインにしていました。この辺は日本よりもはっきりしています。このスムーズジャズがカリフォルニアの雰囲気にはよくあっていて、他の放送局でもスムーズジャズは多くかけられていたと思います。
アメリカを車で遠く旅して行くと、カリフォルニアではFMからスムーズジャズが多く流れていたものが、いつしかシェラの峰を越えてネバダに来るとまわりは荒野が多くなり、FMの曲はカントリーが多くなっていきます。西部に居る、というのが耳からもよく分かりました。
ちなみによく言う「西部」は実際には南西部(South West)のことですが、この辺は話はまた別の機会に。。
posted by ささき at 00:51 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月15日

AudirvanaでのIntegerモード使用の要件

Integer(インテジャー = 整数型)モードをサポートしたAudirvana 0.6.0ですが、問題点をFixするために今日時点では0.6.1がリリースされています。

前記事でも書きましたが、このIntegerモードでは使用するDAC側にも要件があります。昨日の時点ではとりあえずゴードン系のUSB DACはIntegerモードが使えると書きました。このほかにはいま分かっているところではフェーズテックのHD-7Aが動作可能であるようです。HD-7AはiPadのUSB再生も大丈夫でしたが、とても素直な素性を持っているようです。
この他にはDACportはOKでした。しかしhiFaceはだめです。hiFaceでintegerモードをオンにしてもintegerモードで再生されません(通常モードで再生されます)。これを考えるとドライバーも標準ドライバーである必要がありそうです。標準ドライバーの利点というのは単にインストール不要ということだけではなく、こういうところでも利いてくるのかもしれません。
また、24bit要件もあって、0.6.1では16bitが対応されたようですが、16bit integerをサポートしているNuForce uDACはだめでした。integerモードに入りますが、再生ピッチが狂います。ただここは修正されるとは思います。

もしこれ以外の手持ちのDACがIntegerモードで使えるかどうかを確認したければ、下記の方法で確認してください。

1. AudirvanaにDACを認識させる (preferenceのAudio設定からchangeで設定を確認する)
2. Audirvanaのdebug infoメニューから情報を参照する
3. いくつかの項目に分かれていますが、下のほうにvirtual formatsという項目があります。そこに対応フォーマットの詳細が列記されているはずです。そこでinteger形式が含まれているかを確認してください。float(浮動小数点)という記述だけならIntegerモードは使えません。physical formatsの方だけintegerがあってはだめです。


例を挙げます。
これはOKなDACportの例です。下線部分がintegerサポートが明示されている箇所です。
-------------------------------------
Audirvana rev. 0.6.1 debug information:

Currently playing in Integer Mode:
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @88.2kHz

Hog Mode is on
Devices found : 2

List of devices:
Device #0: ID 0x104 Built-in Output UID:Built-in Output
Device #1: ID 0x106 CEntrance DACport UID:CEntrance DACport

******(省略)

1 output streams:
Stream ID 0x107 2 channels starting at 1
8 virtual formats:
Mixable linear PCM Interleaved 32bits little endian Float @96.0kHz
Mixable linear PCM Interleaved 32bits little endian Float @88.2kHz
Mixable linear PCM Interleaved 32bits little endian Float @48.0kHz
Mixable linear PCM Interleaved 32bits little endian Float @44.1kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @96.0kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @88.2kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @48.0kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @44.1kHz


8 physical formats
Mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @96.0kHz
Mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @88.2kHz
Mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @48.0kHz
Mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @44.1kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @96.0kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @88.2kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @48.0kHz
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @44.1kHz

-------------------------------------

これは使えないhiFaceの例です。virtual formatの欄にintegerの記載がありません。
-------------------------------------
Audirvana rev. 0.6.1 debug information:

Hog Mode is off
Devices found : 2

List of devices:
Device #0: ID 0x104 Built-in Output UID:Built-in Output
Device #1: ID 0x106 M2Tech HiFace UID:M2Tech HiFace

******(省略)

1 output streams:
Stream ID 0x108 2 channels starting at 1
1 virtual formats:
Mixable linear PCM Interleaved 32bits little endian Float @44.1 to 192.0kHz

1 physical formats
Mixable linear PCM Interleaved 32bits big endian Signed Integer @44.1 to 192.0kHz

-------------------------------------

再生時のデータの流れを模式的に経路を書くとこの様になります。
Audirvana → CoreAudio (MacOS) → DAC

Virtual formatとはCoreAudioで使われるデータ形式で、普通はfloat(32bit浮動小数点)が使われます。Physical formatとはDACの中で使われるネイティブ形式のことで、普通はinteger(整数)が使われます。
ですから上の図をデータ形式の流れで書くとこうなります。
Audirvana → Virtual format → Physical format

つまりVirtual FormatのところにもIntegerが書かれてあれば、それを利用してDACで使用するPhysical formatであるIntegerのままでCoreAudioを通過できるということだと思います。
まえにCoreAudioではリゾリューションに関しては24bitの「精度」が限界と書きましたが、ここでDAC側が32bit Integerをサポートしていていれば32bitのハイレゾデータ、あるいは24bitから適切なディザ処理をしてビット拡張したデータをCoreAudioで扱えるということかもしれません。

またこの要件は少なくともAudirvanaはそうだということです。開発者もIntegerモードを実装するためには他の方法があるかもしれないが、Audirvanaではこうしている、ということを書いています。
posted by ささき at 23:35 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AudirvanaでIntegerモードのサポート開始

昨年の10月頃にCoreAudioの記事を書いたときにMacのミュージックプレーヤーでInteger(整数)モードのサポートの可能性について触れましたが、Audirvanaの最新リリース(0.6.0)でついにIntegerモードがサポートされました。

通常MacのミュージックプレーヤーとDACの間では32bit浮動小数点(virtual format)を介してデータ渡しされますが、これをDACネイティブ(Physical format)の24bit signed Integer(符号付整数型)でダイレクトに行うというものです。Pure Musicの開発者は32bit対応のためと言っていましたが、Audirvanaの開発者はhog(排他)モードをさらに一歩進めるため、と書いています。つまりより短縮経路でドライバー(DAC)にアクセスができるというものです。
なおIntegerモードはDAC側での制約条件があるそうで、現在知られているDAC側でサポートされているのはゴードンさんのStreamlengthコードを使ったUSB DAC・DDC(Wavelength、Ayre、Halide)ということです。ゴードンさんのコードでサポートされているということはドライバーに関してはクラスドライバーでサポートされているということになりそうです。またStreamlength HS(XMOS系)はどうなのかは分かりません。

実際にIntegerモードを使用してみました。MacはMacbook AirでOSは10.6.6です。DACはWavelengthのProtonを使用しています。

audirvana_integer.gif

上記画像では右上の赤丸のところにIntegerモードでの再生が示されています。また下の設定画面の赤丸のところが設定のオフ・オンです。
Integerモードをオフ・オンしながら比較して聴いてみるとたしかにIntegerモードのほうが明らかに鮮明でクリアです。透明感が一段と磨かれた感じです。どうやらミュージックプレーヤーソフトもまた一歩進化したということのようです。

下記はAudirvanaのDebug infoログから抜粋です。little endianはバイトオーダーのことです。
--------------------------------------
Audirvana rev. 0.6.0 debug information:

Currently playing in Integer Mode:
Non-mixable linear PCM Interleaved 24bits little endian Signed Integer @44.1kHz

Hog Mode is on
Devices found : 2

List of devices:
Device #0: ID 0x104 Built-in Output UID:Built-in Output
Device #1: ID 0x106 Proton USBDAC UID:Proton USBDAC

Selected device:
ID 0x106 Proton USBDAC UID:Proton USBDAC
4 available sample rates up to 96000.0Hz
44100.0
48000.0
88200.0
96000.0

--------------------------------------

Integerモードは標準でオンになっていますが、この変更によってもしかするとDACによってはAudioMidiでのオーディオ設定を24bitに手動調整が必要になるかもしれません。0.6.0に変えて不具合があったときはAudioMidiのビット幅を変更するか、Integerモードを切ってみると良いかもしれません。(0.6.0でかなり大きく中を書き換えたそうです)

ちなみにAudirvanaはCoreAudioのAUを使用していないで直でHALに書き込んでいるのでできるのかもしれませんが、ほかにもまたIntegerモードをサポートしてくれるソフトが増えてくるとまた面白いことになるでしょう。
この前書いたFideliaも音がいいソフトだと思ってたんですが、このAudirvanaの逆襲。いままさにMacのミュージックプレーヤーが熱くて面白いという感じですね。
posted by ささき at 00:04 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月14日

小田原の流鏑馬2011

週末は今年一番の小田原流鏑馬に行ってきました。本来は2/11に執り行われる予定でしたが、あいにくの雪のため2/13に順延して行われました。
当日は快晴でよい日和となりました。ただそのおかけで真逆光になってしまいましたので、マニュアル露出で対処しました。

流鏑馬は神事である前半と、そこで成績の良かった射手(いて)が競い合う後半の競射(きょうしゃ)に分かれます。前半は神事のためもあり花を添えて当たりやすく的を大きくします。これは的を外した射手が切腹してしまったという古事に因んでいるそうです。競射では小さな土器の的になり難易度が高くなります。
その5人だけ選抜される競射になんと今回は3人も女性射手が入りました。内藤射手の渋い古武士のような技もよいですが、やはり女性射手は凛としてかっこよいですね。まるで大河ドラマのワンカットを見ているようです。的を射る時の真摯なまなざしをぜひご覧ください。

カメラはEOS-1DsMkII, EF70-200/2.8, EF24-105/4 ISです。

4903.jpg

パンフの表紙にもなっていた黄靖乃(こうやすの)射手。なびく黒髪がかっこよいです。

4857.jpg    4893.jpg    4897.jpg

映画で女優さんの代役も務めた川崎千雪(かわさきちゆき)射手。馬上でも決まっていますね。

4910.jpg   4817.jpg   4840.jpg   4819.jpg

青い装束も凛々しい又吉あけ美(またよしあけみ)射手。

4881.jpg    4883.jpg    4829.jpg

上の写真のように構図を決めてきちっとピンがくるように撮るのはなかなか大変です。なにしろ武田流の流鏑馬は速い。その中でも飛びぬけて速い馬、秀月をベテランの内藤眞(ないとうまこと)射手が乗りこなしたものを流し撮りしたものが下の写真です。この馬は速い。なにしろ逗子の流鏑馬の時に秀月の走るあまりの速さに、となりにいた米兵らしき外国人が"Oh Shit"と小さく舌打ちしたのがちょっとすごいと思いました(笑)

4854.jpg     4900.jpg

もうひとつ言うと、実のところ上の写真のようにきちっと撮れるのは射手の馬上の姿勢がぴったりと美しく決まっているからです。そもそも現代の馬は戦国時代の馬よりずっと速いそうで、そういう意味ではこれを乗りこなしてさらに矢を射る射手たちはまさに神業です。それを撮るのもまた面白いものです。
posted by ささき at 23:08 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月13日

A matter of life - ペンギンカフェオーケストラ

最近はオールドバンドの新譜が出るのも珍しくありませんが、なんとペンギンカフェオーケストラの新作が出ました。
ペンギンカフェオーケストラというとイーノのレーベルから環境音楽の一環として発売されたユニットです。聴きやすいセンスのよい楽曲で人気を集めました。キーメンバーのサイモンジェフス死後に活動が途絶えたんですが、息子アーサーさんがインディーレーベルとして復活させたということです。
この新作を聴いてみると、落ち着いて聴ける上質の室内楽という印象は同じです。4・6曲目が昔のイメージに近いように思いますね。ペンギンカフェというとイーノなどのアンビエント音楽が暗めで瞑想的なのに対して明るい色彩感が人気のあったところだったと思います。この息子アーサー版では前よりウエットで感傷的なところもまたありますが、この息子さんもなかなかよい感覚の作曲をする人だと思います。

このディスクを見つけたのはエレクトロニカのコーナーだったというのも面白いところです。この音楽自体はエレクトロニカっぽくありませんが、当時の環境音楽と同じようなニッチを埋めるのが今ではエレクトロニカということでしょうか、その辺がちょっと興味深いところです。
家具の音楽とも呼ばれましたが環境音楽は曲それ自体が主張するというより生活の一部に組み込まれ混ざり合うような音楽ムーブメントでした。直接的にはいまのアンビエントにつながる流れです。
ちなみに始祖であるイーノも昨年久しぶりに新作"Small Craft On A Milk Sea"を出しました。こちらもどうぞ。
新ペンギンカフェの試聴は下記Amazonリンクでできます。リンクはMP3ダウンロードですが、ディスクはタワーレコードなどで購入できます。

     

posted by ささき at 21:27 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月07日

オーディオファイル向けミュージックプレーヤー (15) - Fidelia

最近Macの高音質ミュージックプレーヤーソフトが多く出てきていますが、またひとつ新星が出てきました。このペースではMacのほうがWindowsを追い抜くかもしれません。
そのソフトはAudiophile Engineeringという会社のFideliaです。MacOSX 10.5以降対応です。こちらがホームページです。Download nowからダウンロードできます。
http://audiofile-engineering.com/fidelia/

fedelia5.gif

Fideliaの一番の特徴はiZotope社のライセンスを受けたSRC(サンプルレートコンバーター)を搭載しているということです。Fideliaは有料ソフトですが、このライセンス料も入っているのでしょう。またビット拡張などの際のディザ処理もMBIT+というiZotopeの技術を使用しています。
iZotopeはプロのスタジオ業界的にはよく知られている会社で、以前はiZotopeのOZONEを紹介しました。
実はこのAudiophile EngineeringというのはWave Editorという安価なDAWソフトで知られている会社なのですが、このWave EditorにもiZotopeのSRCライセンスが使われていてサンプリング変換ができ、高品質で定評あるもののようです。それをミュージックプレーヤーにも応用したというところなのでしょう。
ただしFideliaのものはリアルタイム処理ですが、Wave Editorのものはバッチ(一括)処理です。

iZotopeのSRCはartifacts freeをうたい文句にしています。artifactはHQ Playerのところでも書きましたが、直訳すると人工生成物という感じでしょうか、もともとなにもないはずのところに計算誤差とかなんらかの処理上の副産物として生じるデータのことです。これはデジタルカメラの画像処理でもよく出てくる偽色とかモワレなんかですが、オーディオにおいてはプリエコーなんかがあると思います。iZotopeのソフトではそうしたものを取り除いたクリーンな出力を売りにしているということでしょう。
これはスタジオなんかではマスターの96kとか88kをCD品質の44kにするときにより重要です。

リサンプリングの上限は192kHzです。ビット拡張のさいにもiZotopeのMBIT+を使用していますが、ビット幅の上限は32bit floatとなっています。これは32bit Integerではなく、CoreAudioのAUフォーマット(Virtual format)ということでしょう。(前のCoreAudio記事を参照ください)
それとCoreAudioのAUプラグインに対応していて、あらかじめいくつか入っています。これを3つまで組合わせられます。それとLinuxのようにOSXにもJackがあるのですが、Jackとも親和性があるようです。DAW寄りのプレーヤーソフトといえるでしょうね。再生画面に波形が出てくるところもこだわりを感じます。

fedelia3.gif

もちろん自動サンプルレート切り替えに対応しています。こちらがリサンプリングの設定画面です。

fedelia4.gif

またMacにおいてはiTunesとの親和性というのが重要なポイントの一つですが、FideliaはかしこいことにiTunesライブラリファイル(itl)から設定を読むようです。プレイリストなどもそのままインポートできます。Fidelia上ではFidelia独自のライブラリとiTunesライブラリが共存して見えます(一番上の画像参照)。
この方式はAmarraとかPure MusicのようにiTunesにしばられませんし、Decibel(AyreWave)のようにAppleスクリプトを使う方法よりもスマートに思えます。

fedelia1.gif

またリモートにはFidelia専用のiOSアプリが用意されています。ただし$9.99と有料です。
http://itunes.apple.com/us/app/fire-field-recorder/id408043917?mt=8

音を実際に聞いてみましたが、たしかに品質はかなり高いですね。ほとんどAmarraなどに匹敵するトップクラスの音質ですが、Fideliaはより楽器の音がリアルで明瞭でありながらあまり乾いたところがなく、造られたシャープさを感じないように思います。この辺がiZotopeソフトの効果でしょうか。リサンプリングがなくても44kHZでも素晴らしいですね。


15日間の無料トライアルができますが、価格は$119のようです。(いまストアに見えませんが)
しかし「最近は有料ソフトが多い、プレーヤーソフトって無料じゃなかったのか」という人もいるかもしれません。たしかにこうしたミュージックプレーヤーソフトはWindowsを中心としてフリーソフトとして開発者の好意で行われてきたという経緯があると思いますが、最近はマーケットや高音質ソフトのニーズも広がり、よりビジネスとして認識されつつあるのかもしれません。
そうした意味では有料ソフトがでるというのはきちんとしたマーケットとして形成されてきた証かもしれません。そうなればまた力のある会社が参入してきてこの分野も発展していくでしょう。たとえばiZotopeのライセンスのエンジンを使うというのは個人ベースでは難しいところもあると思います。
またFideliaではサポートという点も力を入れて書いています。いままでの無料ソフトの文化ではAt your own riskというところが基本ですが、コンピューターオーディオの裾野が広がるとそういうわけにもいかなくなってくるかもしれません。
こうした点ではミュージックプレーヤーソフトというものも変わりつつあるのかもしれません。
posted by ささき at 23:54 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

Nmode X-DP1と謎のアンプ

昨年のハイエンドショウで展示していたNmode X-DP1がフジヤさんに入ったというのでちょっと聴いてきました。ハイエンドショウはこちらのリンクです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/165185576.html
X-DP1のホームページはこちらです。
http://www.nmode.jp/pro_xdp1.html
下記画像はiPhone4です。

IMG_2189.jpg  IMG_2193.jpg  IMG_2198.jpg

背面は端子でびっしりで、前面はノブとスイッチでびっしりです。機能豊富でアップサンプリングが前面パネルででき、16->24などビット拡張も出来ます。アンプは1ビットデジタルと言うことで、明るくかっちりとして明瞭感があります。


それととなりに「某国内メーカーの謎のヘッドフォンアンプ 」がおいてありました。エンブレムがテープで隠されています。

IMG_2196.jpg  IMG_2200.jpg  IMG_2202.jpg

NmodeのDAC機能を使って聴いてみましたが、音が明確で重み厚みがあり、良質のアナログアンプという感じです。きっとロックが好きな人が作ったんでしょう。
こちら目新しい機能がいろいろとあって、ダンピングコントロールやゲインの他にインピーダンス切り替えがついてます。またヘッドフォン端子は二つ出ているが、真ん中にスイッチがあって二つ合わせるとなにか技があるようです。
約12万くらいということなのでチェックしてみてください。
posted by ささき at 20:19 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

ビートサウンド18号に書きました

本日発売のビートサウンド18号にいくつかPCオーディオとヘッドフォンの記事を書きました。
PCオーディオ系ではラックスマンの話題のDA200、アンテロープのZodiac+を書いています。両者ともDAC+ヘッドフォンアンプのように新しい世代のオーディオのカタチだけではなく、従来のアンプ・スピーカーもうまく取り込めるようによく考えられていると思います。
またヘッドフォン系ではSONYのZ1000とEX1000、また最近のヘッドフォンの動向一般の記事として「ヘッドホンの新定番はこれだ!」を書いています。ここではヘッドフォン祭りの話題を軸として、特にカスタムイヤフォンを取り上げたかったので、今回は国産の須山さんとカナルワークスさんに触れています。この辺ももっと活性化してくれるといいですね。

そのほかにもビートサウンドらしい音楽記事も面白く、今回はビートルズとそのフォロワーの特集です。フォロワー紹介としてはXTCや10CCからプログレまでカバーされています。クリムゾンの「宮殿」での常套句はビートルズを抜いたですし、イエスなんかでも初期作品はビートルズを意識してますね。
それとポールの「バンドオンザラン」やジョージの新譜のハイレゾ聴き比べなど、回顧だけではなく新しい話題が満載ですので、ぜひお買い求めください。


posted by ささき at 23:14 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする