Music TO GO!

2010年10月31日

MacのCoreAudioとプレーヤーソフトの関係について

AyreWaveのところで、自動サンプルレート切り替え(Auto sample rate switchingまたはsample rate following)について書きましたが、今回はこの辺をもう少し詳しく解説していきます。あわせてCoreAudioの排他制御や、AyreWaveでもサポートされていてPure Musicの次期バージョンでも実装されるIntgerモードなどについても触れます。
これでビットパーフェクトから、CoreAudioの動作、Macのプレーヤーソフト事情の最新のところ、今後のDACの展望までこの記事でカバーしてみたいと思います。

情報はAppleのCoreaudio ML、CoreAudio reference、そしてCAやComputer AsylumなどへのPureMusicなどソフトウエア開発者のポストなどによります。iPadのUSBサポートもそうですが、CoreAudio MLはAppleの開発者も返答するので、アップル側の見解として重要なソースです。
また以前書いたWindows7のWASAPIの仕組みの記事もあわせて読むと面白いかもしれません。

*CoreAudioとは

まずCoreAudioについてですが、Mac上で外部DAC機器などを接続してプレーヤーソフトがそこから音を出すためにはかならずCoreAudioというOSの一部を使用します。前に書いたようにWindowsでもVista以降は刷新された音声システムのことをCoreAudioと呼びますが、今回特に指定が無ければMacOSXのCoreAudioのことです。
音を出すソフトウエアというとミュージックプレーヤーだけではなく、かならずOSが介在しますので、この辺はコンピューターオーディオにとっては重要なポイントです。ドライバーとハードであるDACなどはHALというレイヤーで抽象化されます。アプリケーションはAudioUnitというオブジェクトを介してHALにアクセスします。簡単に書くとこんな感じです。

プレーヤーソフト->Audio Unit -> HAL ->オーディオデバイス

ではCoreAudioとは具体的に何かと言うと、プログラム的に見るとWASAPIと同様にプログラミングインターフェース(API)とライブラリ群で、実体としてはcoreaudiodというDaemon(Unixにおける常駐プログラム・サービス)があります。ターミナルを開けてps ax|grep coreaudioとやるとプロセスが走っているのがわかります。

*MacOSXでハイサンプリングファイルをビットパーフェクトで再生する方法

まずAyreWaveやPureMusicでの自動サンプルレート切替を説明する前に、それがないとどうなるのかということをiTunes(現行の10.0)を用いて説明します。言い換えるとMacOSXでハイサンプリングファイルをビットパーフェクトで再生するための手順ということになります。

1. DACなどをMacに繋ぎます。サウンド設定でその機器を選んでください。
次にAudioMidi設定を開けて、その機器がどのサンプリングレートに対応しているかを確認してください。
2. 再生したい楽曲ファイルのデータのサンプリングレートを確認して、AudioMidiのサンプリングレートを同じところに設定する。
たとえば44.1kHzのデータであれば、44.1kHzに、96kHzのデータであれば、96kHzにあわせます。
3. iTunesを立ち上げます。その楽曲ファイルを再生します。
4. 楽曲ファイルのデータのサンプリングレートが変わった場合、iTunesをいったん閉じてください。
5. 再度再生したい楽曲ファイルのデータのサンプリングレートを確認して、AudioMidiのサンプリングレートを同じところに設定します。
6. iTunesを立ち上げます。その楽曲ファイルを再生します。

つまり楽曲ファイルのデータのサンプリングレートが変わるごとにこの手順を繰り返えさねばなりません。
もし再生楽曲ファイルのサンプルレートがAudioMidi設定と合わない場合、CoreAudio(AU)がAudioMidi設定にあわせるようにリサンプリングをします。
これはWindowsのいわゆるカーネルミキサーと同じです。さまざまなOS上のプログラムが一斉に音を出すときに、ばらばらのサンプリングレートでひとつのDACに出すわけにはいきませんので、どれかひとつに統一するということです。Macの場合はAudioMidiの設定値がそうです。

このApple MLのところにこの辺のところが書いてあります。これはStereophileに書かれたCoreAudioのリサンプリングに関しての問題提起を受けた記事です。http://lists.apple.com/archives/coreaudio-api/2008/Jan/msg00273.html
文を読むとわかりますが、このポストはアップルの技術者です(おそらくアプリ側)。CoreAudioで使用しているサンプリングレート変更のAPIにおいて、その設定値があまり高くないというのは注意すべき点でしょう。これは応答速度を重視するOSの一部としては致し方ないことですね。
(現時点では違うかもしれませんので念のため)

*自動サンプルレート切り替えとhogモード

これではサンプリングレートが異なる楽曲がプレイリストにまじっているとあまりに大変なので、いくつかのアプリケーションは「自動サンプルレート切り替え」というサンプルレートにあわせて自動的にAudioMidi設定を切り替える動作ができます。ミュージックプレーヤーでこれが出来るのはたとえばAmarra、Pure Music、AyreWaveです。
これを使うと再生しているサンプルレートにあわせてAudioMidiの設定が自動で変わるのが分かると思います。つまり前章で書いたことを自動でやっていることになります。

ただしこれには考慮点があります。
それはさきに書いたようにOS上で音声出力を使うのはそのミュージックプレーヤーだけではないため、もし自動サンプルレート切り替えをするなら他のアプリと競合してしまうからです。
これはみながいっしょにテレビを見ているのに一人の人が勝手にチャンネルをがちゃがちゃやっているようなものです。
このため、あるミュージックプレーヤーソフトが自動サンプルレート切り替えを使うためには前提として、そのデバイスを排他的に占有使用します。これがCoreAudioにおけるhogモードというもので、デバイスの排他使用を可能にします。

iTunesは自動サンプルレート切り替えを行わないのですが、これは上のリンクにあるようにバグであるとも、アップルはこれを推奨してないからとも言われています。というのは、他のソフトがhogモードのデバイスをアクセスに行くとエラーを返されますが、もしそのソフトがこれに対応(想定)していないとクラッシュする可能性もあります。そのため、iTunes(というかアップル)ではhogモードを避けていると言うことです。
エラー処理をするかどうかはプログラムの実装上の問題だし、hogモード自体はOSX初期の頃からあったようですがいまでも使ってるプログラムはそう多くありません。そうするとデバイスを当然アクセスできるものと考えているプログラムが多くても無理はないところです。
こうした点ではやはり後発のWindowsのCoreAudioのほうがよりOSレベルで排他制御はスマートに処理していると思います。

*CoreAudioのビットパーフェクトについて

さて、ここからがまた問題ですが、hogモードが排他WASAPIみたいなものなら、これがビットパーフェクトの仕組みと思いたくなります。しかしhogモードとビットパーフェクトは直接関係ありません。たとえばさきに書いたようにhogモードやオートサンプルレートスイッチを使わないiTunesでもさきのようにきちんと手順を踏めばビットパーフェクトが達成できます。次にこの辺を少し詳しく見ていきます。

Windows XPではビットパーフェクトを達成するにはカーネルミキサーをバイパスするのが必須であるため、ビットパーフェクトを達成するにはCoreAudioのミキサーをバイパスするのではないかと思いたくなります。
しかしMacのCoreAudioではそうした手段をとらなくてもビットパーフェクトでありえます。

これはデータの型変換の仕組みにあります。まずデータの型がどう変わるかを見ていきます。
もとのハイレゾ楽曲ファイルのデータは24bit整数型です。CoreAudioではデータの表現として内部的に32bit浮動小数点型を使います。24bitのDACではドライバーに24bit整数型を渡します。
ここで24bit整数型->32bit浮動小数点型->24bit整数型とわたりますので、型変換により壊れるように一見見えます。しかし、そうはなりません。

もう少し子細にそれぞれの型について見ていきましょう。
24bit整数型は1bitの符号と23bitの整数からなります。32bit小数点型は1bitの符号と23bitの仮数部と8bitの指数部からなります。浮動小数点形式とは(仮数)x(基数)^(指数)で数を表現するものです。つまり指数がゼロであれば(基数)^0で1ですから、実質仮数部の値がデータの値となります。つまり、これは32bitの入れ物に24bitデータを左詰めでパディングしたのと同じことです。だからリサンプルなどの計算がなければ元の値は保たれます。
逆にドライバーに出すときも、そのまま24bitを元の値で返すことができます。つまりビットパーフェクトが達成できます。

この辺はCAフォーラムのPureMusicスレッドのこの辺でhogモードとかビットパーフェクトについて語られています。PureMusicの開発者も書いています。

http://www.computeraudiophile.com/content/Pure-Music#comment-40895

さて、多少わかりにくくてもここを説明したのはもう一つわけがあります。それはintegerモードについて説明するためです。

*integerモードと32bit DAC

前章を受けるとinterger(整数)モードが必要な理由もここから明らかです。
つまりCoreAudioでは32bit浮動小数点形式を内部的に使うといっても、さきに書いたように32bit浮動小数点形式は実質24bit整数の「精度」しかありません。これはMacOSXの音声出力は通常は24bitが限界であるということです。そうすると32bitDACが32bitの整数型データを必要とするとき、プレーヤーがそれに応えて32bitを返しても、CoreAudioで32bit浮動小数点をいったん介すると今度はそこで壊れてしまいます。そのため経路を32bit浮動小数点ではなく、32bit整数とみなすのがこのIntegerモードということのようです。
上のスレッドの中でPureMusicの開発者もintegerモードは32bit DACに出すためと言っています。
そして具体的に言うとその背景にあるのはESS Sabre32のようです。

海外ではかなり流行り始めているオーディオ製品に ESS Sabre32を使ったDACがあります。例えばHeadFi界隈でも有名なAudio-gdのDAC NFB-1やNFB-10などが使ってるES9018というDACチップはSabre32アーキテクチャです。
ESSという会社は最近かなり評価が高くて、例えば今年評判のよかったPeachtree NovaはES9006という同社のSabreチップでした。Sabre(セーバー)は8チャンネルのDACを使ってSNを稼ぐアーキテクチャのようで、ハイパーストリーミングとかタイムドメイン・ジッター制御とか特徴的な技術満載です。これらはもともとAnalog Devicesにいた技術者が自分のアイデアを生かしたいということで設計をしたようです。Sabre32はその32bit版です。Pure Musicの作者はこの辺に注目しているようです。
またAyreWaveはその名のとおりAyreWaveLengthが関係しているのですが、その背景にはゴードンさんがSabre32のDACモジュールを作ってるということもありそうです。

これを見ても分かるように、ミュージックプレーヤーソフト、OS、DACというのは足並みを揃えていく必要があるのがコンピューターオーディオです。さもないとどこかにボトルネックが生じてしまいます。
うちのブログを見ている方はわかると思いますが、これはUSBオーディオクラス2.0でも同じことが言えます。

来年32bit DACがブレークするかは定かではありませんが、Macにおいてはキーはミュージックプレーヤーのintegerサポートでしょうか。
まあこれ以上はCES2011ですね。と、ヘッドフォン祭や他のオーディオショウシーズンが終わるとそろそろもう来年の展望を考えたくなってきます。
posted by ささき at 23:23 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

ヘッドフォン祭御礼

本日ヘッドフォン祭に来ていただいた皆さんありがとうございました。
台風もどこへやらで、前回以上の人にきていただいたと思います。今日晴れていたらどんなことになったでしょうかと思うと次回はいまからすごいものがあります。

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わたしはMacからAudiophilleo->Headroomでedition10とかHD800のアコリバのリケーブルを聴いてもらいました。edition10の高性能ももちろん、HD800のアコリバケーブルはかなり評判が良かったですね。非常にこの音が好みと言う方が多かったですね。プレーヤーもいろいろ変えて聴いてみたりしてもらいましたが、AmarraよりPure Musicのほうが自然でよいと言う人も多かったようです。

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Ultrasoneの社長も来日してeditiion10のブースは盛況でした。STAXの新フラッグシップも実際に音が聞けたのが良かったですね。

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こちらLCD2と廉価版バランスアンプの組み合わせもなかなか評判が良かったようです。HM602おHM801がこう並ぶと壮観ですね。売れ行きもなかなか好調のようです。

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おなじみ国産カスタムと言えば須山さんも本格的にコンシューマーに取り組むために今回初出展となりました。最新のシェルはいっそうきれいになってきりっと3穴が穿たれているのはさすが日本製の丁寧さを感じます。フェーズテックさんは新型のヘッドフォンアンプも参考展示していました。可変ダンピングと言う新機軸もあり音も良かったです。

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今回注目はこれ、iPodからのデジタル入力ポータブルです。左はフォステクスのもので、一体型ではなくなりましたが、これは技術上と言うよりアップルの電波規制によるもののようです。その代わり音はすばらしく良かったですね。ミニHP-A7という感じです。右はいよいよ出てきました、KenさんのALOのRxIIと、別のiPodからデジタル入力をうけるポータブルDACです。これも音はかなり良かったですね。ますますポータブルも面白くなります。

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上右はCEntranceのDACminiです($800)。これもすごく音が良かったですよ。DACportはおかげさまですべて売り切れて、バックオーダーまででました。
またPCオーディオ展のほうも立ち見がでるくらい盛況でした。こちらはスピーカーでも聞けました。こちらもまた次回はより発展を楽しみにしたいですね。

今回は場所が変わった上に台風でどうなるかと思いましたが、すごい熱気はまったくかわりませんでした。次はまたさらなる発展を楽しみにしたいところです。
posted by ささき at 23:52 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月29日

ヘッドフォン祭り開催 !

さて、明日はいよいよヘッドフォン祭2010秋開催です!
場所が変わって、青山スタジアムプレイスですので注意ください。
時間は11:00-18:00です。天候は荒れそうですが、外苑前の出口からはそう遠くありません。

わたしは真ん中の部屋Cの4にCEntranceとJabenと並んでいます。
edition10、HD800とアコリバやピッコリーノなどHD800用交換ケーブルをいくつか持っていこうと思います。アンプはいつものようにheadroom desktopですが、ソースはMacからAudiophilleo1を使ってheadroomの同軸に入れます。ヘッドフォン+PCオーディオと言う感じですね。
ただ私は例によっていろいろと忙しいのでブースにいないかもしれませんのであしからず。

CEntrance、Jabenもいろいろ持ってきますし、RudiはきませんがJabenブースで製品のデモはあります。CEntranceはなかなかいい価格でDACportを販売するようですよ。
http://blog.livedoor.jp/yosoys/?p=3
またサードウェーブさんではGrado GR10などもデモするようですし、ミックスウェーブではRxIIともども、あのiPodからデジタル入力できるポータブルDACも出てくるようです。

その他は今回とても書ききれないくらい出展されます。目玉も多数、一日でほんとに見られるか、と言う感じです。ぜひお越しください!
posted by ささき at 22:47 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

PCオーディオFan3刊行 !

コンピューターオーディオ雑誌発刊のトリとなるのはもはやお馴染みの共同通信社、オーディオベーシックの別冊であるPCオーディオFan3です。本来週末刊行ですが、週末はヘッドフォン祭があってアップが難しいのでいま書いておきます。

付録に今回は高音質音源のほかにミュージックプレーヤーソフトがついているのが特徴です。Windows用のWave file PlayerとMacにはAmarraのデモ版です。
わたしはずいぶんまえ、いまはなきイケオンさんが企画したPCトランスポートの試聴会にいったとき、Wave file Playerの前身となるソフトをデモとしていただいたことがあります。もともとはそのトランスポートの再生ソフトとして使われるはずだったものだと思いました。あのPCトランスポートはいまから考えると早すぎた企画ではありましたが、いままたソフトが見られるというのはよいことです。音も結構良いですね。

私は3点寄稿していますが、ミュージックプレーヤーの包括的な特集がひとつ、ここではミュージックプレーヤー概論のような形で基本的なポイントから特徴まで機能的な面から解説しています。基礎的なところはシンプルなWave file Playerを使って分かりやすく解説しています。こういう点ではソフトがついてくるというのは読者共通のベースとできるので良いところです。

そして拡張性の高さという点からFoobarを別に取り上げて解説してPCオーディオのプレーヤーの備えるべき機能などを書いています。Foobarの最新版ではコンポーネントマネージャーがついているのですが、これは右上の単行本の中でFoobarを取り上げたときにはこの機能はまだなかったので、この辺も進展の早さにメディアがついていくというのはなかなか大変です。

もう一点はお家芸か、という感じですがPCオーディオとハイエンドヘッドフォンについて書いています。PCオーディオとヘッドフォンは相性がよい、というところから、最新のhiFace evoの応用まで書いています。evoも載せるにはぎりぎりのタイミングでした。

実はもう一点半分原稿書いたのがあったんですが、これは発展的に次のオーディオベーシック本誌にまわすことになりました。PCオーディオの世界も進展が早いので、こうして本誌と補完関係にあるというのも良いかもしれませんね。(都合により掲載がないかもしれませんので念のため)
そういうわけですので次の12月発売のオーディオベーシックもよろしくお願いします。

また、共同通信ではウエブ版のメディアも用意されています。これは30日と聞いていましたが、少し遅れて11/中くらいになると思います。
上に書いたように進展の早い業界ですので、こうしたオンラインメディアも良いですね。

共同通信さんではヘッドフォン祭とあわせてPCオーディオ展も主催しますので、会場に足を運んでください。(空模様が気になりますが)

posted by ささき at 23:06 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

ステレオサウンド社 DigiFi 発行 !

本日ステレオサウンド社のコンピューターオーディオ誌、DigiFiが発売されました。
DigiFiはコンピューターオーディオを中心にしていますが、他紙に比べるともう少し幅広くターゲットの裾野を広げています。たとえばポータブルオーディオやiPod、もちろんヘッドフォンなども大きく取り上げています。その点でいまのオーディオの流れをうまく組み上げていると言えます。

私は二点書いているのですが、ひとつはP102からのポータブルオーディオに関するものですがかなりページを使っています(cowonのところを除く)。これまでの雑誌だとiPodそのまま、という感じですが、DigiFiではそれをオーディオの一部として、ポータブルアンプやHifimanまで取り上げています。メジャーなiQubeから最新のCorda Stepdanceまで載せました。ポータブルオーディオと言うものをきちんとしたオーディオ誌で、オーディオとして取り上げてもらうというのは大きな一歩のように思います。
もう一件はなんと注目、P140の"Music to go開設前夜"という、このブログの成り立ちに関する記事です。いまのポータブルオーディオとか、ヘッドフォンムーブメントの成り立ちをうちのブログの成立の前後を通して解説するというような感じです。あくまで一人の視点ということですが、こういう切り口もいまのオーディオのボトムアップの文化を話すうえで面白いと思います。

他の記事としては坂本龍一さんやKOKIAさんなどミュージシャンと多くからませていると言うのも面白いところです。坂本龍一さんというとYMOとか映画音楽の印象が強くて旧世代のイメージもあるかもしれませんが、実際はエレクトリカアーチストなどとの親交も深いし、新しいムーブメントにリアルタイムで取り組んでいる現役ミュージシャンです。
また、DigiFiも付録の高音質音源がついていて、パスワードでダウンロードできるようになっています。普通こうしたものだとジャズとかクラシックですが、DigiFiではポップなどを使ってより広い世代にアピールすることを考えています。
DigiFiはステレオサウンド別冊ですが、本としてはビートサウンドの流れを汲んでいるので、音楽を軸とした新しい世代へのオーディオの提言としても意味を持つ雑誌なのではないでしょうか。

コンピューターオーディオ誌がどっと出たという感じもするかもしれませんが、各社各様に自分の強みを活かして編集しているので読み比べるのも面白いと思いますよ。


posted by ささき at 21:49 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

Net Audio創刊!

今月末はコンピューターオーディオ雑誌(ムック)が3冊刊行されますが、まず本日は音元出版さんから「Net Audio」が発売されます。
音元出版さんではいわゆるコンピューターオーディオはNet Audioと呼称するそうです。これは編集部の巻頭言に記載されています。
私もけっこう好きで「黒のクレール」のピュアアコースティック版も持っている、大貫妙子さんのインタビューから始まり、盛りだくさんの製品紹介が楽しめます。紙面もきれいで読みやすいものになっています。

わたしはNet Audio誌には3点ほど寄稿していて「リッピングとファイル形式(P62)」「再生ソフトウエア比較(P59)」「iPadとリモートコントロールアプリ(P84)」のそれぞれについて記事を書いています。

このほかにも付録も充実していてサンプリングレートを変えたり、ビット幅を変えたりしたデータを変えて違いを試聴できるDVDディスクと、パスワードを入れることで無料のダウンロードができる権利が付録としてついています。ぜひお買い求めください。
またAV Review誌にもNet Audioサンプラーが付録としてついています。




なおこの後は27日にステレオサウンド社から「DigiFi」が発売されます(寄稿あり)。
30日には共同通信社から「PCオーディオFan3」が発売されます(寄稿あり)。また30日にはもうひとつアナウンスがあるかもしれません。
なんともコンピューターオーディオ本三昧でヘッドフォン祭とインターナショナルオーディオショウに突入していきます。たくさんコンピューターオーディオ機材も出ると思うので、これらの本でたっぷり予習しておきましょう!
あと右上の本も一応よろしくお願いします(^^
posted by ささき at 23:45 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

PCオーディオ展のスケジュール

ヘッドフォン祭と同時に共同通信(オーディオベーシック/PCオーディオファン)の主催でPCオーディオ展を開催します。場所は下記見取り図のようにヘッドフォン祭の会場のひとつ上の階です。
http://livedoor.2.blogimg.jp/fujiya_avic/imgs/f/6/f66811b5.jpg

内容は下記のようなものです。PCオーディオ展ではスピーカー機材を使うと言う点でヘッドフォン祭とは差別化されます。主にセミナーを行います。
共通機材はスピーカーがフォーカルのスカラで、プリとパワーはアキュフェーズになる予定です。
これらは予定であって変更になるかもしれません。

11:15〜13:00 『PCオーディオをスマートにいい音で楽しむ』
       エイプリルミュージック、ワディア、リン
       講師:角田郁雄

機材はこれも予定ですが、April Musicはこちらの記事で書いたUSB入力のあるCDプレーヤーCDA500WADIAはこちらの記事で書いたPowerDAC Wadia 151、LINNはクライマックスDSの予定ということです。

13:45〜15:15 『RME Fireface使いこなし講座』
       講師:山本耕司
 
16:15〜18:00 『PCオーディオの醍醐味、ハイレゾ音源を楽しむ』
       フェーズテック、ナスペック、エアー、ほか
       講師:角田郁雄

こちらの予定はフェーズテック HD-7AとHD-7RB(ルビジウム10Mクロックユニット)、Ayre QB-9 192(QB-9のオーディオクラス2.0対応版)、Northstar USB32かエッセンシオ(小型のUSB32)となる予定です。変更もあるかもしれませんが、最新機材が聴ける良い機会だと思います。

会場では出展会社の機材も展示する予定です。ぜひ、こちらのほうにも足を運んでください。
ヘッドフォンは興味ない、と言う方もこちらではスピーカーで聞けると思いますのでこちら目的と言うことでも良いと思います。それでもってついでにヘッドフォンも聴いていって、ヘッドフォン事情を知ってもらうような相互理解の場にもなれると良いですね。
posted by ささき at 21:56 | TrackBack(1) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月21日

Ultrasone edition10 登場!

8月の発表会、オーディオベーシックの新製品レビューといままで何回かデモ機を試しましたが、いよいよ自分のedition10がやってきました! シリアルは80番代でした。

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発表会の様子はこちらの記事をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/158161007.html

IMG_2635-1.jpg     IMG_2639-1.jpg

もちろん木製の箱がついていますが、いままで見た中では一番豪華でよくできています。表面仕上げもとても良いです。ゼブラーノのスタンドも箱に入っています。
箱に収められたedition10を実際に手にとってみると、質感の高さはやはりHD800などに比べると圧倒的で、メーカーの主張する本物の質感・材質感というのはしっかりとあり、クラフトマンシップ・作り手のこだわりという最近の工業製品が失ってしまったものがまだ生きていると言うことを感じさせてくれます。

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オーディオベーシックの新製品レビューを書いたときはBCLも使いましたが、いっしょにHeadroomなど慣れてる機材も使って音の傾向はかなりつかんだつもりでした。そのときは製品版ではもっとチューニングがされていますと言われていたので楽しみではあったのですが、今回箱から出したばかりでそれが実感できました。
試作版のときはシャープだけどきついという印象もありましたけど、その辺は緩和されているように思えます。また低域も良いですね、全体的なバランスもよく感じられます。
いまじっくりとまた聴いてみると、シャープさ、音の速さ、切れのよさと言う点は格別ですが、空間表現がとくに立体的な感じが特徴的です。ここはやはり元祖S-Logicです。
ヴォーカルも生き生きとして輝いてますし、高性能でいて音楽的というのもウルトラゾーンらしい美点です。

またedition10の軽さというのはしっかりとした機能として働いている、というのを考えさせてくれます。長い時間つけていても軽さと快適さは確保されています。見えないULEもそうですが、ウルトラゾーンが目指しているところのユーザーへの配慮ですね。
前にウィルバーグ社長と話していてT1のテスラの話題になったとき、社長の口調が変化したのをよく覚えています。なんでも性能を高めようというのではなしに、ヘッドフォンが人に最も近いオーディオであるということを考えさせられます。


うちの機材の中ではあらたなトップにきそうです。やはり良いアンプで聴いてほしいところですね。ヘッドフォンでコンピューターオーディオを極めたい人にもぴったりです。音の細かい抽出は群を抜いています。きっと新たな世界を見つけられるでしょう。
発表会のとき・デモ機のときはedition8に似ているとも思いましたが、いま改めて聴いているとedition10はやはり独自の音の世界があると思えます。この辺はまたバーンインの後が楽しみです。
posted by ささき at 22:28 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

ヘッドフォン祭2010秋の変更点

ヘッドフォン祭ですが、今回場所を変えたことで大きく違うのは、会場の広さとともに物販ができるようになったことです。つまり会場で直接商品を買うことができます。いままではヘッドフォン祭ではなく、中野サンプラザのルールでできませんでした。

つまり今回から直接会場で海外製品も買えます !
前回DACportを見て、ほしいけど海外通販はちょっと。。と思ってた方も直接買えます。
今回はJaben(Wilson)とCEntrance(Michael)がくる予定です。RudistorもRudiさんは来れませんが、デモ機をJabenブース(C-05)で展示予定です。
こちら配置図です。
http://livedoor.2.blogimg.jp/fujiya_avic/imgs/2/e/2ebddadf.jpg

ただしいくつか注意事項があります。

1. 販売は各ブース単位で行います。フジヤさんは関与しません。
なるべく細かいお金を持ってきてください。また領収書の発行可否もブースによります。もちろん販売があるかどうかもブースによります。

2. 海外製品・直販の場合、フジヤさんは故障時の保障については関与しません。また問い合わせもできません。故障したときはメーカーに送らねばなりませんので、注意ください。

またなにをどのくらい持ってくるかはわかりませんので、念のため。

それと今回は雑誌やCDも販売すると思います。
あと私も本を売ると思いますので、よろしくお願いします。
posted by ささき at 21:45 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

RMAFとiPadの進化

前にiPhone4.2ではUSBのAsync転送がサポートされるかもしれないと書きましたが、
http://vaiopocket.seesaa.net/article/164940747.html
この週末にアメリカのデンバーで開催されたRMAF(ロッキーマウンテンオーディオフェスト)のWavelengthのブースで実際にゴードンさんがProtonとあわせてデモをしていたようです。
こちらのStereophileのRMAFレポートに載っていました。(ここで自社カタログといっしょにUSBメモリにつめてAyreWaveを配布していたようです)
http://blog.stereophile.com/rmaf2010/wavelength_leads_the_way/
おそらくiOS4.2でiPadはAsync転送に対応すると思いますが、同時に現状ではProtonはiPadで動作しないので、これが動いているということはiOS4.2で動作DACが現在の48/16制限を越えて拡大するのではないかと思います。Protonはゴードンさんがなにか手直ししたかもしれませんが、おそらくはiOS4.2から96/24くらいまで対応可能になっているかもしれません。ただし24bitはデータが24bitであっても16bitにしてパディング(詰めて)転送するかもしれません。
この辺はまた実機が出たら確認してみないと分かりません。Audiophilleoが動作できればよいのですけど。
これと先に書いたFLAC PlayerとあわせるとiOS機の可能性というのはかなり広がりますね。

それと下記の会社からPandoraという、やはりゴードンさんのコードを使ったUSB Audio Class 2.0のDACが出るようです。
http://www.aesthetix.net/products.php
USB オーディオクラス2.0もだんだんと広がっています。

そのほかのRMAFの話題ですけど、今回もHead-Fiが参加して話題となったことがStereophileのブログにも書いてあります。
http://blog.stereophile.com/rmaf2010/canjam_at_rmaf/
もうひとつ、今回はComputer Audiophileの主催Chrisさんもセミナーを持ったことが書かれています。アメリカでもヘッドフォンとコンピューターオーディオというふたつがやはりオーディオの新しいけん引役であって、両方ともユーザーからのボトムアップのムーブメントであるという点が日本とも共通しているのが興味深いところです。
posted by ささき at 22:44 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

オーディオファイル向けミュージックプレーヤー (11) - FLAC Player

いよいよiPhone、iPadのiOS機にもiPodアプリ以外の本格的なミュージックプレーヤーが登場しました。FLAC Playerです。

IMG_1451.PNG     IMG_1443.PNG

iTunesリンクはこちらです。有料で1200円です。iPadとiPhone両用アプリです。http://itunes.apple.com/jp/app/flac-player/id390532592?mt=8

FLAC Playerは名の通りにFLACをiOS機で再生することができます。これだけでもかなり画期的です。以前VLCがiPadにポートされると言うときに、FLAC再生ができることを期待したんですが、VLCはミュージックプレーヤーとはいえないものでした。FLAC Playerはかなり本格的で操作も良好です。

FLACファイルはiTunesでAppタブからファイル共有で行います。ファイルの追加でPC/Mac内のファイルを選択します。画面はiPadとWindows7のiTunesです。
flacplayer1.gif

FLACはEACでリッピングしたものです。
こちらはiPhone4の画面です。きちんと日本語のタグ名も表示されますね。アルバムアートにも対応していて、アルバムタイトルのタグ名と同じ名前のJpgファイルを同時にファイル共有で転送します。

IMG_1449.PNG     IMG_1447.PNG

こちらはiPadの画面です。iPhone互換ではなく、きちんと全画面のiPad用の画面表示となります。

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実際にSE535やJH16で再生してみるとiPodアプリでiTunesでリッピングしたAppleロスレスを再生するより、同じ曲で比べると劇的な差ではなくとも少しクリアで明瞭感があります。iPadでもiPhoneでも同じです。チェロの鳴りの細かさなんかはよりよく感じます。
なお96/24のFLACも再生はできますが、出力は48/16までとなるようです。

またバックグランドでも再生できますが、これはiOS4.0が必要です。アルバム内の楽曲のソートはリスト画面でアルバムタイトルをクリックすると行えます。また再生中に任意の位置をマークしておけるブックマーク機能などもあります。

iOS4.2ではiPadのUSBオーディオ対応の強化も期待されています。iOSのオーディオ応用も来年あたりはまた本格化できるかもしれません。なにしろ数百万台の規模で出ているものですから、その展開はちょっと楽しみではあります。
posted by ささき at 22:51 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

オーディオファイル向けミュージックプレイヤー (10) - AyreWave

Mac用のミュージックプレイヤーでAmarraとかPure Music以外と言うとCogとかPlayなどがありますが、そのPlayの作者が制作した新作ミュージックプレーヤーというのがこのAyreWaveです。
ホームページはこちらで、ダウンロードは無料ですがベータ版となります。Mac OS 10.5 以降対応とのこと。この記事で書いたバージョンは1.0b1です。
http://sbooth.org/AyreWave/

CAフォーラムではこちらにスレッドがあります。現在開催中のRMAFで公開されたようですね。
http://www.computeraudiophile.com/content/AyreWave-New-OSX-Audio-Player-Released-RMAF
*Wavelengthのブースでゴードンさんがカタログと一緒に配布していたようです。

見た目とてもシンプルですが内部処理を64bitで行い、いわゆるサンプリングレートの自動スイッチングも行えます。これはAmarraなどでやってる再生楽曲のサンプルレートに合わせてAudioMidiのレートを自動的に変更するものですね。右の図でAudioMidiの設定は自動でハイサンプリングファイルのサンプルレートに一致しています。
(iTunesでは立ち上げたときのAudioMidi設定に従います)

ayrewave3.gif     ayrewave4.gif

また右上のiTunesマークはiTunesの選択をプレイリストに読み込むボタンです。iTunesで曲を選択しておいてこのボタンを押すとAyreWaveのプレイリストに取り込まれます。
同様にMacOSマークはファインダーの選択をプレイリストに取り込み、ファイルマークはファイル(m3uプレイリスト)をプレイリストに読み込みます。プレイリストはm3u形式で保存できます。

対応フォーマットはWaveやAppleロスレスの他にFLACも対応しています。WaveやFLACではギャップレス再生にも対応しています。
またWavpackとかMusepackのようなオープンソースの高音質圧縮フォーマットに対応しているのも特徴です。

ayrewave1.gif

こちらはPreferenceです。自動サンプルレート変更(変換ではなくて上に書いたようにデータフォーマットとあわせる)のオプションとか、メモリーに読み込むオプションがあります。
また出力デバイスの排他制御もありますし、メモリー上にデータを展開して再生もできます。
シンプルですが音の良いプレイヤーのための機能はだいたい備えているようですね。

実際に音はかなり良いですね。iTunesよりもだいぶよく、かなりAmarraに迫る感じです。ヘルゲリエンのTake fiveのベースなんかは解像感もタイトさも良いです。ただAmarraに比べると細部の洗練さがもう少しにも思えますが、好みの問題もあるかもしれません。
Audiophilleoのビットパーフェクトテスターで試しましたが44/88/96の各テストファイルでビットパーフェクトはOKでした。

起動時にプレイリストの読み込みで数が多いと遅くなるとか、まだ使いにくい点もありますが、Macで無料の音の良いプレイヤーソフトを探している人にはお勧めです。

*10/20追記:AyreWaveが無料なのはベータのみで、来年有料の正式版が出るようです
posted by ささき at 22:17 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワタリガラス〜神々の夢物語 - ヴァルラウン

このアルバムは帯に、《北欧トラッド》+《ゴシック》+《デジタル・ビート》+《プログレ》+《北欧神話》+《ケルト》 と長々とジャンルのコピーが書いてあるんですが、私はほとんど該当するので買ってしまいました。
ヴァルラウンという北欧系のグループ名がかっこいいバンドで、デンマーク出身とのこと。ヴォーカルはデンマーク語と一部フェロー語で歌われていると言うことです。
ワタリガラスは北欧神話のオーディンの使いとして現れると言われているものです。いわゆる使い魔ですね。

ビョーク風のヴォーカルに北欧トラッド風の味付けでデレリウム風のエレクトリックビートサウンドという感じですが、「仮ぐらしのアリエッティ」でセシルコルベルのファンになった方が次を探すにもお勧めかもしれません。
セシルコルベルの場合はトラッド色とポップ色が半々位ですが、こちらはもっとビートよりです。トラッド色を残しつつもっと現代ビートサウンド方向が好みの人にはオススメです。

今年のケルティッククリスマスにも参加すると言うことです。アルバムはこちらのプランクトンのホームページにも詳しくのっています。こちらでは試聴もできます。
http://www.plankton.co.jp/373/index.html

posted by ささき at 21:57 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

ヘッドフォン祭とPCオーディオ展

きたる10/30の土曜日いよいよ待望のヘッドフォン祭が開催されます。
今回はサンプラザではなく、edition10の発表会をした青山スタジアムパレスですのでお間違えなく。時間は11:00-18:00です。フジヤさんの告知ページに動画が乗っていますのでどうぞ。
http://avic.livedoor.biz/archives/51532877.html
このSTAXの新型は待望のフラッグシップと言うことで楽しみですね!

また、今回は共同通信社さん主催でPCオーディオ展も同時に開催されます。場所はヘッドフォン祭のすぐ上の階です。内容は評論家の角田先生の「PCオーディオセミナー」と山本さんの「Firefaceの魅力を聴く」などです。
また「PCオーディオfan3」が同日10/30に発売されます!
わたしもいくつか書いていますので、よろしくお願いします。
posted by ささき at 21:40 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋バラ2010神代植物園

バラの花は年に二回開花しますが、今日はひさしぶりに神代植物園の秋バラを撮ってきました。
新型マクロとソフトフォーカスを使っています。

4366.jpg     4324.jpg
EOS-1DsMkII, EF100 IS L

4390.jpg     4380.jpg
EOS-1DsMKII, VK50R Soft

4374.jpg
EOS-1Ds, EF135/2.8 Soft

さて、神代植物園の付近はNHKのドラマ「ゲゲゲの女房」で一躍脚光を浴びたため、とても混んでいました。左は植物園の全景で、右は鬼太郎茶屋です。(画像はここからiPhoneです)

IMG_1414.jpg     IMG_1436.jpg

実際に水木茂さんがこの辺に住んでいて、深大寺の裏手当たりが鬼太郎の家があると想定されたところだそうです。(該当場所は普段は立ち入り禁止のところだそうです)
この辺は武蔵野のよき緑が残っているところです。下記写真は植物園の中ですが、こういう雰囲気のところにあの家があるのでしょうね。

IMG_1413.jpg
posted by ささき at 20:52 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月10日

フォーカルの新製品、Stella Utopia EMの試聴会

本日フォーカルのスピーカーの新製品、Stella Utopia EMの試聴会に参加しました。
この堂々とした大きさのスピーカーで、いつも角田さん試聴室で聴いているものから中域ユニットがひとつ増えたものになります。下記写真のネットワークの隣の左のユニットがEMウーファーで、右はPower Flowerという独特の形状のミッドユニットです。

IMG_1709.jpg     IMG_1707.jpg

特徴はEM(Electric Magnetic)という名の通りに、マグネットを永久磁石ではなく、電磁石で構成するというところです。もうすでに振動板の軽量化は限界にきているそうで、スピーカーユニットの軽量化のためということです。
電磁石に供給する電力はスピーカーすこし後方におかれる独立した電源ユニットによります。下記写真の赤丸部分です。

IMG_1710.jpg

わたしは試聴するときはいつもまずジャズトリオとかをかけるんですが、これに関してはオーケストラをどーんと聞きたくなるような壮大なスケール感ある音に圧倒されます。しかし大味なスピーカーでは全くなく、ジャズトリオなどを聴くと恐ろしくなるくらい緻密でフォーカスのあったシャープな音像を結びます。まるで手にさわれるような声の質感再現性も印象的です。さすがEMの効果なのか、ごりっとしたベースラインの表現もタイトで気持ちが良いです。

アンプはアキュフェーズとソリューションで聴きましたが、アンプの違いもかなり明確でそういう意味ではリファレンスに使えるような性格もあるのでしょう。ソリューションと合わせたときの精緻でかつ浮き上がってくるような壮大な音世界は圧倒的です。またアキュフェーズのときのアンプが主張しない聴きやすさというのも良いです。

アンプもスピーカーも私が買えるって言うわけではありませんが、ハイエンドオーディオの魅力って、かつてのスーパーカーのように憧れでありこれを目指そうって言う刺激になれるのも良いところですね。まあ買えればそれにこしたことはありませんけど(^^
posted by ささき at 23:36 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真空管フェア2010 - 国産の真空管

今日は真空管フェアにもいって来ました。
こちらは熱気があってまったく変わらずという感じです。こうした層は時代に流れることもなく固定的なのでしょうね。

IMG_1713.jpg     IMG_1711.jpg

あんまりいっぱい書くことはないんですけど、昨年書いた高槻電器の国産の300Bが販売される様になったようです。
これまずガラスの透明度が違います。コパルガラスというのを使っている様ですね。ちなみに青く光ってるのはLEDを遊びでいれたものだそうです。
音も澄んでいてとても良い音でした。真空管はマッチドペアの特性一致が問題になりますが、これはさすが国産でかなり揃ってる様です。

真空管は黄金期の50-60年くらいの有名ブランドのビンテージが人気なわけですが、いまの技術で作ると真空管ポンプも優れているので真空度が高いのでより性能が高いものが作れるそうです。現代真空管が不人気なのはやはり製造品質に問題があるからですね。
価格はペア9万円とWestern Electricのビンテージとくらべて微妙な値段ですが、今の技術と国産の品質で作った最新の真空管というわけです。

わたしは300Bアンプを持ってないのでEL34で作れるかって聞いたら検討中ということですが、ちょっと難しそうです。
わたしはこの記事で書いたようにEL34もGroove Tubeの現代生産を使っています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/33146337.html
EL34もマッチングペアのビンテージは高いんで、どうせならこう言うのを作って欲しいものです。EL34だとPPで4本マッチが欲しい人も多いでしょうからね。ミニ管は価格的に無理なんでしょうけど。。
posted by ささき at 23:29 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

ハイエンドショウ2010秋

さて、いよいよまた秋のオーディオショウのシーズンとなりました。まずはハイエンドショウです。

雨のせいかもしれないけれども全体に人も出足がよくなく、ブースも空きがある感じですね。少し寂しい感じではあります。
中でもヘッドフォンはやはり元気が良いようで、ブースも増えている感じです。

IMG_1700.jpg     IMG_1690.jpg

良いニュースはわたしが下記にブログで書いたところのLCD2がセカンドスタッフさんから発売されるようです。まだ参考出品ではありますが、あらたなハイクラスのヘッドフォンの登場と言うことで楽しみです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/149807350.html
また、セカンドスタッフさんはバランスヘッドフォンアンプにも力を入れて展開していました。こうした入門機で裾野が広がるといいですね。

またリリックのブースでは「売らないスピーカー」のデモが印象的でしたね。これはリファレンス用のみに自作したもので総ジュラルミン製でスタンドは直付け、重量70kgというもの。それでもほしいと言う人が何人もいるとか。
たしかにリリックの1bitデジタルアンプと合わせた音はすばらしくトランジェントが早いもので、音の切れ味とスピードはすごいものでした。

IMG_1684.jpg     IMG_1699.jpg

下の新製品のDACプリは1bitのヘッドフォンアンプもついて、入出力が多く、「おおこれは国産Zodiacになるか!」と期待したのですが、USBは48kまでと聴いてちょっと脱力してしまいました。この辺せっかく受け入れられる下地ができつつあるのだから少し国産メーカーにもがんばってほしいものです。ちなみにその下はペアになるデジタルパワーアンプで低価格でBTLにも対応できるそう。

IMG_1683.jpg


わたしはけっこう47研究所は好きなんですが、今回もスピーカー設計の大村さんのAMMととなりのブースでの出展です。下記の左は大村兄弟スピーカーで、左は新製品AM101で右は4722(lens)です。
このAM101は105より小さいモデルですが、とても小さいスピーカーとは思えないくらいの音の鳴りのよさで、特にアコースティック楽器の響きは特筆物でした。cz302にも似ているかもしれません。
105とはユニットから再設計したものとのこと。

IMG_1703.jpg     IMG_1704.jpg

下はちょっとした実験で、4722をわざと上向けにおいてスピーカーの上にコーンをおいて、無志向性にしてしまうというものです。たしかに独特の空間表現で、後ろにいてもきちんと聴こえるとか。これはフルレンジならではの良さです。

IMG_1696.jpg     IMG_1698.jpg

こちら音元さんのブース、土曜日のテーマはアクセサリーで、スタンドやボードなどの聴き比べなどをやっていました。

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また音元さんでは新雑誌「Net Audio」のリリースがおいてありましたが、10/25日にあらたなコンピューターオーディオ雑誌として発売されます。いわゆるデジタルファイル再生とかPCオーディオは音元さんではNet Audioと言う言葉を提唱します。
実は私も昨晩までこれに載せる原稿書いてたんですが、なんとか上がったので本日編集部の皆さんにも顔を合わせられました(^^
まあ編集の方も雑誌作ってイベントやってだから大変ですね。。
posted by ささき at 21:05 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月07日

オーディオテクニカ2010年秋の新製品発表会

今日はオーディオテクニカの恒例の秋の製品発表会に行ってきました。

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DJ Taro氏をはじめとする軽快なMCで始まりましたが、これにはDJタイプも発表がされているという理由もあります。実際にラインナップはiPod、DJ、マイナーチェンジと言うのが今回のキーワードのよう。今年は不況を耐えて売れ線に絞ったという感じのラインナップではありますが、中にはCK99のようなチタンとステンレスの凝ったつくりのモデルもあります。
社長の言によると来年は業績も戻ると言うことなので、ハイクラスモデルは来年に期待しましょう。

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中ではCMを担当するBoaさんの対談も織り交ぜられました。上の写真のテーブルの上のものはBoaさん仕様のオーディオテクニカ製のマイクです。

ckm99.jpg     IMG_1676.jpg
ATH-CKM99 (21,000円税込み)

新製品を全体に一通り聴きましたけど、さすがにオーディオテクニカはそつなく音は悪くないです。DJタイプにしろポータブルにしろ、こうあるべきというところを上手に抑えている感じです。ラインナップではイヤフォン系が充実していたように思います。

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こちらの写真は男性はEC707で、女性はCM707です。この辺は広がりもありカチッとした感じで音もよかったですね。

ec707.jpg     cm707.jpg
ATH-EC707(12,600円税込み)とATH-CM707(9,975円税込み)

性能的にはステンレスとチタンの凝ったつくりのCKM99も結構良いと思うけど、価格と音の良さのバランスではCM707が良いかと思いました。

IMG_1673.jpg     IMG_1674.jpg

おまけになぜかオーディオテクニカの社内で寿司を食べてます。これは単にゲストのもてなしではなく、オーディオテクニカ製の寿司にぎり機です。ぽんぽんと握りの部分が出てきて、職人さんはネタを乗っけて行きます。
オーディオテクニカはオーテックというブランドでずいぶん前からこういう食品系機材もやっているようです。
posted by ささき at 23:35 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

iOS4.2からiPadのUSB DAC機能が強化されます

下記のCAフォーラムでゴードンさんが書いている所によると、11月に主にiPad向けにリリースされるiOS4.2からはiPadのUSB DAC機能が強化されてUSBの非同期転送に対応したようです。

http://www.computeraudiophile.com/content/iPad-Camera-Connection-Kit-IOS42-goes-Asynchronous

Protonで確かめたようですね。また16bitパディングの24bit転送もできるようです。これでiPadの活用範囲がますます広がります!
posted by ささき at 09:15 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする