Music TO GO!

2010年05月31日

iPadとUSBオーディオ(6)

前の記事で書いたProtonではiPadがUSBオーディオとして認識しないという話ですが、この件についてちょっと知見者から聞いた話によると、Asyncとか転送方式の問題ではなく、デバイス側とiPadとの始めの通信確立のときの問題ではないかと言うことです。48/16対応のみというあたりです。
始めはiPadが48/16まで対応と言うのはハイリゾリューションが使えないので44/16のCD品質で送ればいいか、と簡単に考えていたんですが、そうではなくデバイス側のコントローラーも選ぶと言うことにもなるかもしれません。
もしかすると前回はデバイス側(USB DAC)の要件とホスト側(iPad)の制約をごっちゃに書いてしまったかもしてませんが、もう少し別なデバイスで追試をしてみると検証できそうではあります。この辺は深いですね。

ただPCM27xx系は少なくとも大丈夫だと思うので、iPadが主に使われると想定されているリビングとかデスクトップのオーディオでは多くは大丈夫でしょうね。

たとえばNuforceのuDACは大丈夫なので、iPad->Camera Connection kit->uDAC->アクティブスピーカーなどでなかなか良い音質のシステムを手軽に構築できます。
もちろん音楽(iPodとかiTunes)だけでなく、ゲームもYoutubeなどもUSBオーディオが使えます。iPadはせっかく画質も良いので、内蔵スピーカーだけで楽しむのはもったいないことです。ぜひiPadとUSBオーディオ試してみてください。


ちなみに私のiPadのゲームのお勧めはこれ、Glyder2です。
http://itunes.apple.com/jp/app/glyder-2-for-ipad/id363307146?mt=8
これはファンタジーの世界を飛び回るアプリですが、独特の世界観を持った美しい世界と、エンジンを使わない滑空による浮遊感が気持ちよいゲームです。いまならセールで115円とお得です。

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私はハンググライダーもやってたんですが、エンジンを使わずにサーマル(上昇風)に乗って高みに上がるという感覚はなかなか気持ちよいものです。サーマルは局所的なものなので、高く上昇するためにはひとつのサーマルを中心に捕まえて、くるくると回ると効率よく飛べます(トンビが回っているのと同じです)。なかなかiPadの良さを実感できるアプリのひとつです。
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2010年05月30日

iPadとUSB DACとハイエンドオーディオ

iPadの期待点のひとつはUSBオーディオのクラス(標準)ドライバーを備えていることです。
既報のようにDenDACのようなポータブルではOKでしたが、さてハイエンドオーディオに使えるか?というのを少し検証してみました。

今回角田さん試聴室のハイエンド機材で試してみることができました。
結果としてはなんとCHORDのQBD76でも使うことができました!

下記写真の左はアルバムアート表示、右はiPod画面です。

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アプリはiPodを使い、楽曲ファイルはAACかAppleロスレスでいつも私が使っているものです。
システムはこのようになります。

iPad (iPodアプリ) -> カメラコネクションキット -> USB cable(ゾノトーン) -> CHORD QBD76 ->プリとパワーはアキュフェーズ、スピーカーはフォーカルです。

基本的になにも設定する必要がなく、自動で認識してつながります。デバイス切り替えの必要はありません。また逆に設定画面もありません。

音はこれだけのシステムでもなかなか悪くないといえるほどの音質があります。ただきびしくいうと、ちょっと一枚ベールをはさんだような曇りを感じます。これは感覚的にWindowsでカーネルミキサーのバイパスをしたときとしないときの差に似ているような気がします。
これはたとえばプレーヤーやドライバ周り、あるいはiPad版のCore Audioの作りこみで改善できるような感じもします。そうすると侮れないものになるでしょうね。
iPadアプリのAmarraみたいなものも欲しいところです。

また楽器アプリでも大丈夫でした。下記はマネトロンというメロトロンのアプリです。楽器アプリがこんなのしかなくてすいません(笑)

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iPadでUSB DACが使えるというのは大きな収穫ですが、すべてのUSB DACがつながるというわけではありませんので念のため。
ここでiPadでUSBオーディオを使うための要件をまとめてみます。

*使えるUSB DACは標準ドライバー対応のものだけです。
簡単に言うとドライバのインストール不要のものだけで、カスタムドライバーが必要なものは使えません。(ドライバーをインストールできません)

*48/16までの対応です。
ただし将来的にはハイリゾリューション対応も考えているとのこと。

*カメラコネクションキットが必要です。
これは認証チップが入っていてiTarnsportのようにデジタルアウトを取り出せます。

*バスパワーの電力供給に限界があります。
100mA以下と制限があり、試してみるとDACportは電力供給を上回りますとエラーメッセージが出てだめでした。バスパワーでもNuforceのuDACは問題ありません。給電できるタイプのUSBハブを使うとここは解決できるようです。
また、QBD76のように据え置きタイプも問題ありません。

*ボリュームはUSB DACに寄ります。
iPad本体のボリュームでコントロールできるものもあれば、USB DAC側のコントロールになるものもあります。

また、家でWavelengthのProtonに使ってみましたが、これはだめでした。iPad/カメラコネクションキットからデジタル信号は出ていてロックのシグナルは付くのですが、音がiPadスピーカーから出ます。
GordonさんはBrick v2では大丈夫と書いていましたが、Wavelengthは以前はAsyncではなかったので、もしかするとBrick v2はAsyncドライバーではないタイプかもしれません。この辺はまだまだよく分かりませんね。

iPad買っていきなりこんなことするひともあまりいないかもしれませんが、まだまだいろいろと試さねばならないと思います。

ちなみに今回の画像はカメラコネクションキットでSDカードからiPadに取り込んでみました。こちらが正しい使い方ですので念のため(笑)
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2010年05月29日

フォーカルのChorus 806V試聴

今日は評論家の角田さんからちょっと良い小型スピーカーを見つけたという話を聞いてまたお邪魔をしてきました。
これはフォーカルのChorus 806Vで、下記写真の大きなスカーラの手前にあるブックシェルフです。

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価格はペアで12万6千とまさにエントリー価格ですが、なかなかキャビネットの作りもしっかりしていて、そんなに安いとは見えませんでした。こちらにロッキーさんのホームページがあります。

http://www.rocky-international.co.jp/brand/focal/chorus_800v_series/chorus806v/index.html

下はサランネットを外した状態です。ツィーターにもカバーが付きます。得意の逆ドームツィーターですが、これは歪みを減らすフォーカル独自の工夫が生きているとのことです。デザインは他の製品同様にピノ&ルポルシェというデザイン工房で行われ、生産も中国に出すのではなく8割くらいはフランス国内で行われるというこだわりがあるそうです。

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今回はPCオーディオではなく、CHORDのCODAとQBD76で聴いてみました。
透明で済んだ音にちょっと価格ならぬ質感を感じます。ヒラリーハーンのヴァイオリンも澄んだ音で印象的、またヘルゲリエントリオのごりっとしたベースラインも小型ながら迫力ある再生をします。
ジャズヴォーカルでは楽器と声の分離が明瞭で、歌詞もはっきりと聴き取れます。角田さんも小さくてもきちんとフォーカルの音がするとのコメントでした。
この前のNorthstarともあいそうです。

前にフォーカルの30周年記念モデルをショウで聴いたことがありましたが、あれもなかなか値段の割には高性能だったように思いました。
フォーカルというとハイエンド的なイメージもありますが、なかなかコストパフォーマンスの高いメーカーでもあると認識を新たにしました。
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2010年05月28日

速報!iPadでUSB DAC使えます

本日iPadを入手して早速確認しました。iPadでUSB DAC使えます!
写真はカメラコネクションキットにDenDACを付けたところ。プレーヤーはiTunesです。

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2010年05月26日

スタジオK'sで角田先生による初心者講座があります

きたる6/13(日)、PCオーディオのメッカであるスタジオK'sにて、評論家の角田郁雄先生によるPCオーディオ初心者講座が行われます。
なんと無料ですので、こちらのリンクからお申し込みください。
http://www.phase-tech.com/digital/topics100527.html

フェーズテックのUSB DACであるHD-7Aを用いて、使い方はどうすればよいのか、セッティングはどのようにしたらいいか、などを分かりやすく説明いただきます。
話題のDACとPCオーディオで高名な角田先生による講座が無料で受けられるということですので、この機会にぜひお申し込みください !
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2010年05月24日

Northstar USB dac32試聴

この週末は角田さん試聴室でナスペックさんがお持ちしたNorthstarの新型DACであるUSB dac32の試聴を行いました。
こちらに紹介ページがあります。
http://naspecaudio.com/north-star-design/model192dac-mk2/

コンパクトなDACでスペースをあまりとりません。そのわりには背面パネルはぎっしりと入出力端子で埋まっていますし、中は電源もアナログとデジタルの二系統にきっちりと分かれています。
入出力は豊富でアナログ出力はバランス、アンバランスの二系統を持っていて、入力にはAESやI2Sもあります。I2Sは端子のタイプがいくつかありますが、dac32ではRJ45(ネットワークの口)です。同ブランドのトランスポートと組み合わせることでI2Sを用いてデータとクロックを分離した高品質な伝送が出来ます。

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今回はMac ProとMac AirからUSBで聴いてみました。ソフトは角田さんのAmarraと私のAmarra miniで聴いてみました。
まず音の透明感が高く、ヴォーカルが明瞭にはっきりと聴き取れます。瑞々しさがあります。音の輪郭がきりっとしているようで、楽器のアコースティックな響きが気持ちよいですね。微細な表現力も高く、角田さんは音の消え入る部分がとても上手に再現できていると高評価です。
またスピードも早く、音の歯切れが良く曲のノリも良く聴こえます。そのためアップテンポの曲も気持ちよく再現します。

USBではカスタムドライバーを用いることで192/24も対応します。スペック的には32bitを入力できる能力があり、それがこの名前にもなっています。
再現力も高くてPC Audioファン2の192kのトラックでは96kバージョンに比べて密度感の違いがよくわかります。

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細かい再現力も高く切れも良いので、ヘッドホンにも向いている感じですね。ためしにLCD-2を使ってみましたがたしかに凄みを感じるくらいのものでしたね。
USBケーブルをいくつか変えて聴いてみましたが、いずれもケーブルなりの個性が見事に描き分けられていました。かなり高い能力を秘めているようです。
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2010年05月23日

ハイエンドショウ2010春

本日はハイエンドショウに行ってきました。
とくに目に付いた新製品というのはないのですが、とにかくPCオーディオ人気に驚きました。午後の音元出版さんのPCオーディオ講演ですが、ちょっと他のブースを聴いてから遅れた行ったところ、こんな感じでびっしりと埋まっていました。

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やはり関心の高さたるやすごいものがありますね。
イベントではフェーズテックHD7AとLINN DS、そしてAmarraなどを取り上げたはずです。はずです、というのはごらんのように機材自体はまったく見えませんでしたので(笑)。
LINN DS用にSSDのNASなんかもデモをしていました。

やはり先行していたLINN DSシリーズがPCオーディオのひとつの顔になっていると思いましたが、似たようなコンセプトの製品も出てきています。
そこでネットワークオーディオという視点で会場からいくつか取り上げます。

例えばこれは新しい製品ではありませんが、スフォルツァートのDSTというDLNAプレーヤーです。左上がDSTでその下は専用電源です。

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DSTは単に静音PCにサウンドカードをつけたものとは異なり、独自設計のデジタル回路にARMベースのLinuxコンポーネントをビルドインしたものということのようです。
DLNA対応なのでiPhoneのPlugPlayからこのように操作が出来ます。また、右のパソコンの液晶にはMediaPlayerが開いていますが、これはMediaPlayerから再生しているのではなく、「リモート再生」機能を使ってWindows7がDLNAコントローラとなっているので再生指示だけです。あくまで楽曲ファイルを再生するレンダラーはDSTです。楽曲ファイルはNASに入っています。

DLNAについてはこちらの前に書いた記事の4をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/140262501.html

また完実さんではPS Audioの新しいブリッジ機能をデモしていました。こちらではなんとiPadを使っていました。

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PerfectWaveブリッジはPerfectWave DACに組み込むオプション基盤のようなものになります。デモではUSBメモリを挿して、そこに楽曲ファイルを入れていたようです。
このPerfectWaveブリッジをPWD(PerfectWave DAC)に組み込めばほぼLINN DS相当になるというわけです。

注意すべき点は上記二例ではiPhoneもiPadもあくまでコントローラーとして使っているということです。つまりどの楽曲ファイルを再生するか、スキップするかなどの指示を行っているだけで、iPhoneやiPadで再生(ファイルを読んでデジタル信号にデコード)しているのではありません。再生するのはレンダラーです。
ただし、、iPhoneもレンダラーになれるという事にも注意すべきです。この場合はiPhoneからストリーミング再生が出来ます。
混乱するかもしれませんが、DLNAの上では何がなんの役割をしているかということを把握する必要があります。

高いオーディオ性能が必要なのはレンダラーですので、通常はUIに優れたiPhoneやiPadをコントローラとして使い、DSTやPWDのような高性能機器をレンダラーとするのが好ましいわけです。
ただ利便性によってはiPhoneやiPad自体をレンダラーとしてストリーミングすることもまた可能です。
またiPadについてはレンダラーとしても可能性が見えますが、それはそのうちまた研究していくことにしましょう。
posted by ささき at 01:40 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

Jaben Go-Vibe PPK, hiSound RoCoo, W1

JabenのWilsonさんからサンプル品をいくつかもらいました。

Go-Vibe PPK

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今年の春のヘッドホン祭でJabenのブースでメインでデモしていたのがこのPPKです。PPKは最近流行のデジタルボリュームを使用した薄型のポータブルヘッドホンアンプです。
通常のボリュームよりもデジタルボリュームは薄くできるため、本体も薄くできます。また、同価格程度のアナログボリュームに比べると音質的にも有利で、特に低価格アナログボリュームでは低音量時によく起こるギャングエラーと呼ばれる左右のアンバランスが少ないという利点もあります。
こうした点でRSA ShadowとかPico Slimとかいくつかこうしたデジタルボリューム機が増えてきました。PPKはGo-Vibeブランドのデジタルボリューム機です。充電タイプで専用のチャージャーが付いてきます。

デジタルボリュームのため、電源をオンにしたときにはミュート状態で始まります。これはいきなり大音量にならないという利点もありますが、前に聞いていた音量ですぐに聴けないという不便さもまたあります。
PPKのよさはデジタルボリュームのスリムタイプというパッケージのほかに音がよいことです。
明瞭感も高く音にパンチがあり、インパクトの気持ち良さが楽しめます。適度にメリハリのあるJaben GoVibeらしい音です。音の広がりもかなりあります。

いまのお気に入りのシステムはiMod5.5+ALO CryoXSilver(銅線系)+JH13です。
これだとJH13が低域に不足があるという感じはまったくなく、ロックでもパンチのあるダイナミックな音がJH13のシャープさで楽しめます。ただしシャープ過ぎないようにケーブルに銅線系のものをあてがうとよいでしょう。実際にJabenストアでもそうした組み合わせで売っているようです。JH13をロック向きに使えるという点でなかなか使いでがあります。


hiSound RoCoo

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RoCooはAMP3のhiSoundが出したスタイリッシュでコンパクトな高音質タイプのDAPです。
AMP3は音はよいけど、弁当箱的な質実剛健DAPではありましたが、RoCooは国産の製品としても通用するくらいなかなかよくできていて、ディスプレイもなかなかきれいです。
RoCooもサイズの割には音がよく、iPhoneに比べるとよりはっきり上であることを感じます。明瞭であいまいさがなくシャープです。音の細部も精細感があります。ただ高感度イヤホンでは背景ノイズが気になります。
コンパクトかつスタイリッシュで音がよい、という点は良いけどAMP3のように突き抜けたものがないというのもひとつにはあります。

Linearossa W1

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これは低価格のポータブルアンプで単4電池一本です。
ただ安いだけではなくおもしろみがあります。たしかにあんまりパリッとHiFiな感じではないんですが、甘さもあるけど、とても音楽的で暖かみがあります。音色もきれいですね。この辺はRudiさんとの共同制作ゆえのものなのかもしれません。
使いこなしによっては面白く使えます。PK2なんかと組み合わせてカジュアルに使うのになかなか向いていると思います。


購入に興味ある方はこちらのJabenオンラインストアを参照のうえ、お問い合わせください。
http://www.jaben.net/
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2010年05月19日

SPRING ROSE

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EOS-1DsMkII, EF135/2.8 soft, VK50R soft
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2010年05月17日

JH Audioのカスタム、3社コラボで国内取り扱い

なんと須山補聴器さん、ミックスウェーブさん、フジヤさんという豪華ドリームチーム(?)で、あのJH AudioのJH16、JH13、JH11のカスタムイヤホンを取り扱うことになったということです !
こちらのフジヤさんブログをご覧ください。
http://avic.livedoor.biz/archives/51473753.html
さきのヘッドホン祭ではJHやUEのカスタムのコーナーに長蛇の列ができたように、カスタムの人気もますます高まりを見せていますが、たしかに一般的にはカスタムは作りにくそうで頼みにくいというのもあったと思います。とくに海外ものはそうですね。
私も耳型はすべて須山さんのとこでやってもらっていますが、おそらく世界屈指の技術力だと思いますし、ここでやってもらえれば他にないでしょう。その後で中野に電車で行って、注文するだけ、と世界中でもここまで至れり尽くせりは日本だけでしょう。
これでまたカスタムの裾野が広がるとよいですね。
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2010年05月16日

24のプレリュード - 三浦友理枝

土曜は才色兼備のピアニスト、三浦友理枝さんのタワレコでのミニコンサートに行って来ました。これもショパンイヤーにちょっと関連したもので、彼女の「24のプレリュード」発売記念です。
(三浦友理枝公式サイト)
http://www.yamaha-mf.or.jp/art/official/yuriemiura/

試聴は下記アマゾンのサイトでできます。



今回はタワレコのショパンイヤー応援団長、ではなく応援隊長に任命ということです。
みずから肉食系というアリスの場合は応援団長と言う言葉もイメージ的にぴったりくるけれども、この方の場合は隊長というよりもどちらかというと応援団のマスコットのマネージャーさんというイメージではあります。

何回かうちのブログでも書いてるんですけど、彼女はタッチが滑らかで美しく色彩感があるように感じられるので、いくつか出したフランス系の方があっているかとも思っていましたが、本人はショパンが一番すきということです。実際ライナーの曲紹介も自らが全曲分書いています。このアルバムではいままでより抑揚がダイナミックな感触さえ受けますね。

今回は24のプレリュードから何曲か抜粋して演奏されました。
全曲となると24のプレリュードは順番どおり引くことで意味があるそうで、隣り合う曲の相関や全体の中での位置づけというのも意味があります。これは24という数に意味があるからで、近代音楽が12音ありそれぞれ長調と短調があるので調性が全部で24種類あるということによります。それを全て使うわけです。

24曲中では(日本では)だれもがきいたことがあるのはCMで知られる7番ですけど、単品として取り上げられるくらい一番知られているのは「雨だれ」とも呼ばれる15番です。この曲は全曲中一番長いのですが、これがここにあるというのもまた意味があるということです。
雨だれは同じ音を連打することで雨だれとも呼ばれてるんですが、これは弾いてるピアニストのテンションもあげるそうで、ここから一気にクライマックスに流れ込むぞという気分にさせる効果があるそうです。
この雨だれも含め、とても素晴らしい演奏で、せっかく目のまえに美人が弾いてるのにもったいなくも目を閉じて聴き入ってしまいたくなる魅力がありました。

しかしショパンっていままであまり意識して聴いてなかったんですけど、こうしてきっかけをもって聴いてみると、ピアニストによってショパンって多彩であり、そう言う意味ではやっぱりピアノの基本だと言う気になってきました。このアルバムではショパンに関しては当人も一番好きというだけあって個性的なアリスに比べると、より正面から向き合っているように思えます。

24のプレリュードの一番始めの曲はコードの基本であるハ長調ですが、これは実は24曲中一番後に作曲されたものだそうです。明るく始めて暗く(ニ短調)落とすという、全体の中でのバランスを考えたものだそうですが、これは人の生まれてから終焉までをも意味するということです。
また考えてみるとCから始まると言うのはショパン(Chopin)のCにかけてるように思います。これはダ・ヴィンチコードならぬ、文字通りショパンコードというところでしょうか。
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2010年05月15日

iPadの輸入にご注意

iPadは日本ではすでに初回分の予約が終わったので、値ごろ感の出た海外通販で入手しようという人もいると思いますが、個人輸入中に抜き取られるという事件がおきているので注意ください。EMSに集中しているようです。
(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100515/trd1005150025000-n1.htm

わたしも日ごろは普通の人がいらんと思うような怪しいものばかり輸入してるのであんまり気がつきませんが、こうした一般的に人気がある製品では注意が必要ですね。

このまえのヘッドホン祭の開催中に途中しばらくJabenのWilsonさんが席をはずしていなくなってた時間があるんですが、帰ってきていった言葉は「日本は驚く国だよ、なにもなくなってない。」でした。
日本にいると当たり前と思うようなことが実は日本の美点であることも多々あります。ただ裏を返すと日本から出ると日本の常識は通用しませんので、十分注意しましょう。
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2010年05月14日

Audeze LCD-2 到着

以前こちらの記事に書いた平面駆動方式(Planar)のヘッドホン、LCD-1の新型というか正式版がようやく登場しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/category/6961941-1.html
LCD-2です。

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Audezeは大型の平面型のPAシステムを製作する会社が、ヘッドホン分野に進出するために製作したものです。オーディオファイル向けというだけでなくプロ用のモニターも意識したもののようです。
http://www.audeze.com/

以前は既製品を流用するだけだったハウジングやケースも立派なものになりました。以前のものは装着感が難点だっただけにこれは良いポイントです。カリビアンローズウッドのハウジングとラムスキンイヤパッドを使用しています。米国ではメンテ用のオイルも入っているようですが、日本には通関の関係から送ってないそうです。

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今流行のようにドライバーはかなり傾けてマウントされるようになっています。
装着してみると側圧がやや強めということもあってかなりぴったりします。ただプラグが交換式なのはよいんですが、首を振るとプラグがややあたるのはなんとも。ケーブルはLCD-1ではマイクケーブルだったんですが、LCD-2ではスピーカーケーブルになっています。テストトラックでたしかめるとL Rが逆なのが海外製らしいご愛嬌です(写真では見映えのために揃えています)。

LCD1とはドライバーが進歩していてさらに薄くなっているようです。また振幅幅はLCD2の2mmに対して2.5mmあり、振動板の面積も広いと言うことでより大きく空気を動かせます。
価格も$945と堂々たるハイエンドクラスです。LCD1からのアップグレードは$600でうれしいことに送り返す必要はありません。

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音はニュートラル・フラットでスタジオ使用を考慮しているというのも分かります。ただしドライになりすぎず、音に適度な潤いがあるのは木製ハウジングのゆえでしょうか。ヴォーカルも気持ちよく聴こえます。
音の速さ、切れの良さは健在で、しゃきしゃきとした楽器の音鳴りは気持ちがよいんですが、同時に自然さも兼ね備えています。精細なヴァイオリンの音はSTAXを思わせます。ただSTAXと違ってアンプが選べるのはよいですね。
また音の立体感もかなりあります。明瞭感の高さとともにかなりひとつひとつの音は際立ちます。

また低域性能に凄さを感じます。
どう凄いかというと、ボンボン言うような量感が凄いのではなく、超低域までフラットに伸びてます。40hzくらいまで平坦か、なだらかに落ちていて、30hzくらいからやっと急に落ちる位です。これは脅威的です。
こんな感じで超フラットです。
http://www.audeze.com/2010/05/lcd-2-frequency-response/

HD800などと比べて際立つのは音の重み・厚みですね。これがどこから来るのかはわかりませんが・・
これもぜひバランス化してみたいですね。
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2010年05月10日

iPad予約しました

iPad予約しました。
モデルは64GBの3Gです。一番高いモデルですけど、iPadはアクセサリーとアプリが揃えばいろんな分野に影響を与える可能性があると思います。そこにちょっと投資してみたくなりました。

eBayを見てるとアメリカでもまだプレミアついてるので、日本では形だけ発売ですぐ初回分はなくなるかと思ってたんですが、オンラインストア上では意外と数量は確保していたように見えます。
ただ窓口では引き渡し日は確約できないと言われました。例のカメラコネクションキットをはじめアクセサリーもネットでは潤沢にあるように思えるけど、窓口ではやはり注文できず。こっちも入荷はわからないということです。
毎度のことといえばそうですけど、これは別に策を講じる必要がありそうですね。

窓口では私なんかはぱっと10分くらいで注文が済みましたが、窓口に行ってから店員さんと相談を始める人も多いように見受けられました。とりあえずiPadというのを買って見ようと思って来たけど迷ってしまうというところでしょうか。
たしかな目的がないとモデルは決められないけど、iPadでやるたしかな目的ってなに、と自問をしてしまうのでしょうか。
ただ、それは自分がいまはっきりと決める必要があることでもないかもしれません。

iPhoneが出たときも大方の反応は「携帯とiPod TouchがあればiPhoneなんかいらない」でした。でもいまはどうでしょう?
はたしてiPadは「ただ大きいだけのiPhoneだからいらない」のでしょうか?


「イノベーションとは科学や技術そのものではなく価値である。
 イノベーションの尺度は社会への影響である。」
 - ピーター・ドラッカー
 
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2010年05月08日

ヘッドホン祭2010春御礼

本日のヘッドホン祭にお越しの皆さん、ありがとうございました。
更新をTwitterでやろうと思いましたが、さすがに忙しすぎてちょっと出来ませんでした。

こちら既報していたフォステクスのポータブルヘッドホンアンプです。

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このな感じでiPhoneやiPodと一体化が可能です。

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側面には光入力、ラインアウト、USB端子などがあります。下面はボリューム、ゲイン、電源スイッチとDAC設定スイッチがあります。細かい機能についてはそのうちまた。。
右写真の右にあるものは、一体型とは別の分離型提案モデルです。

こちらうちのブースです。
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フェーズテックHD-7AにはSTAXとEF5(Head Direct)を接続しました。音的にはSTAXがよくあうとは思ったんですが、やはりダイナミック型で試聴させてほしいという方も多く、こういう形にしました。またEF5は意外と好評でした。後で書くRudiの新型真空管アンプも好評でしたが、やはり真空管系は人気がありますね。
またHE5LEもとても人気があり、試聴してもらった人には好評でした。音の広がりとか音の速さがやはり人気でしたね。右でつけてもらっているのはHE5LEです。

IMG_1380.jpg  IMG_1378.jpg IMG_1368.jpg

DACportもかなり好評で、試聴してもらった人は音の良さと手軽さに人気でした。
http://centrance.com/products/dacport/
RusiさんとJabenのWilsonさんもなかなか切れない人の波に満足してもらえたようでした。
http://www.rudistor.com/
http://www.jaben.net/
またRudiさんは新作アンプとともにTitunus MD1というRudiさん設計によるハイエンドヘッドホンを持ってきてくれました。これもなかなかクリアでよいヘッドホンだと思います。約$1000くらいで、そのうちにRudiさんのWebに乗るそうです。

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そのほかではやはりベイヤーのt50pなどですが、これもなかなかよさそうでした。また驚いたのはUE18やJHのユニバーサルタイプの試聴にHD800の試聴並に長い列ができていたことです。
カスタムも潜在的な人気はかなり高いのではないでしょうか。UE18は国内発売はしないとしていたロジクールさんもこれで考えを変えてくれると良いですね。


とにかくたくさんの人手があり、人が切れない一日でした。今回のヘッドホン祭はいままでのようにHD800やT1の発表会のようなイベントがなかったにもかかわらず、さらに多くの方にお越しいただきました。FMとかR25のような一般メディアに取り上げられることもありましたが、今回は女性や若い人の来場が多く他のオーディオイベントではありえない客層の多彩さに、私みたいに毎回出ていてもちょっと驚きました。
ヘッドホンって一過性のブームかというと、そんなことはなく、ますます裾野が広がり、さまざまな広がりを見せています。

ヘッドホン祭もはじめはいつか中野サンプラザでワンフロア貸切でできればいいね、というくらいにはじめていたのですが、いつのまにかもう会場のキャパを超えるくらいの一大イベントとなりました。
はじめはHeadfiのmeetを手本にしていたのですが、いつのまにかそれを超えるような規模にもなってしまいました。
今回はソースはPCオーディオメインでしたが、特にみな違和感なく使ってくれていました。PCオーディオの波も、ここでは自然に融和しています。
これからはまた海図にない世界に歩みだすこのイベント、さてどうなるのでしょうか。
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2010年05月07日

春のヘッドホン祭のブース内容

今週末は春のヘッドホン祭りです。
私は今回はフェーズテックさん(協同電子エンジニアリング)と共同で行いますので、最近話題の国産のAsync USB DACの雄であるHD-7Aを基本に展示しようと思います。

IMG_5215.jpg

アンプはHeadroomにしようと思いますが、静電型もあうかなあとも考えています。ただ静電型は持ち込みのヘッドホンが使えませんからね。
今回はフジヤさんYoutubeのインタビューでも登場した技術の方が来ていただけるので、いろいろと質問してください。
私一人だとなかなか大変なので今回は強力な助っ人でとても助かります。

また別にヘッドホンではHead Directの平面駆動型ヘッドホンHE5の改良版のHE5LEを持っていきます。ドライバーも改良されてより明瞭感の高いかちっとした音になっています。またEF5アンプも持って行く予定です。

he5le1.jpg     he5_he5le.jpg
左: HE5LE 右:HE5とHE5LE

同じ平面駆動型の新作AudezのLCD2は間に合いませんでしたね。


また今回はポータブルながらハイリゾ対応のUSB DAC付ヘッドホンアンプ、DACportのCEntranceから、主催者のMichael Goodmanさんが来ていただけることになりました!
http://centrance.com/products/dacport/blog/2010/01/15/namm-show-notes/
上のブログでなんとハービーハンコック(右)と並んでいる方です。

dacport1.jpg

CEntranceはAdaptive方式のUSB DACの技術供給でも知られている実力ある会社です。実際に最近高名なアメリカの録音エンジニア(Bob Katz)がジッター低減ではBenchmark DAC1より良いのではないかと高評したのがこのDACportです。こちらにコメントが掲載されています。
http://centrance.com/artists/bob_katz.shtml

PCオーディオで最近注目されているUSB DACの二つの方式であるAdaptiveの雄とAsync方式の雄(フェーズテックさん)とが並びデモするという、この国際色豊かで贅沢な組み合わせは他でもなかなかないと思います。

また前回と同様に今回もシンガポールのJaben networkのWilsonさんとRudistorのRudiさんがこられます。こちらも楽しみにしていてください。

フェーズテック、Centrance、Jaben、Rudistorは私と大きな部屋の真ん中の柱あたりにいる予定ですので、ぜひご来場の上立ち寄りください。
posted by ささき at 00:16 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月06日

GW新製品試聴

ゴールデンウイーク中にまた角田さん試聴室におじゃまして新製品のテストをしてきました。

IMG_1338.jpg
真ん中がStelloで右はリンデマン、左はINT202

Stello U2 USB-SPDIFコンバーター
こちらはStelloのUSB->SPDIFコンバーターです。音が安定するのに少し時間がかかるようですが、品の良いなかなか高音質でした。SPDIFのほかに独自仕様のI2Sも装備しています。同社製品との組み合わせも聴いて見たいものです。この分野も入門モデルだけではなく、いろいろと広がってきましたね。
これはカスタムドライバー不要で標準ドライバーで使えるので、iPadにも使えそうです。

IMG_1340.jpg
手前がToucanです。

Chord Toucan
本日リリースされたChordのヘッドホンアンプToucanです。こちらタイムロードさんのブログ記事です。
http://tlcons.exblog.jp/13627648/
名の由来は二つヘッドホンが使える(Two Can - canはヘッドホンのこと)ところから来ているようです。USB入力もありますが、本格的にバランス入力もあります。またクロスフィードも搭載されています。
音は高いほうと中域がちょっと強調された音鳴りで個性的にブランドの音を演出しているように思います。Chordetteの名の通りにGemの兄弟としてコードのミニチュア版ですね。


また今回は録音のマスターデータも少し聞かせてもらいましたが、PCオーディオってこうした世界に個人が少しでも近づけるという点で素晴らしいものだと思いました。
posted by ささき at 23:44 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月04日

フォステクスポータブルヘッドホンアンプ続報

フォステクスポータブルの画像の第二段をいただきました。こちらはもっとリアルですね。上面のグレイのところはデザインがこうなるというより、まだ未確定のエリアということのようです。

fostex_3.jpg

iTrasnportって実際に使ってみると、もともと手で持って使うiPod/iPhoneをドックに刺したまま使うという点で使いにくさがあります。これは手で持って使えるのでデジタルアウトもより生きてくるでしょう。

まだ機能の細かいところは公開できないところも多々あるようですが、面白いのは下部パネルについているボリュームが二つ見えるところです。これはひとつはゲイン切り替えのノブのようです。
ヘッドホンの世界ってインピーダンスが大きく異なる機材をいくつも持っていて、いろいろ取り替えて楽しむ趣味でもあります。ここはスピーカーとは違います。ポータブルは特に昨日はポータブルヘッドホンで、今日は高能率のイヤホン、夜は家においてゼンハイザー聴きたい、というように大きく変わりえますのでこうした使いやすい位置にあるのはとても便利です。
最近ヘッドホンがブームということで参入してくるメーカーも多いのですが、根本的にこうしたヘッドホン独自の世界を理解してもらえないことが多くてがっかりすることもしばしばあります。しかしフォステクスはこの辺もしっかりしています。この点ひとつとってもかなりまじめにこの分野に取り組もうという気概が分かるのではないでしょうか?

ヘッドホン祭のときにはぜひみなさんもフォステクスのブースに行って、自分の意見を教えてあげてください。
posted by ささき at 19:43 | TrackBack(0) | __→ フォステクスポータブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

iPadとUSB audio (3)

とうとうWavelengthのGordonさんがiPadのカメラコネクションキットを入手したようです。それによるとWavelengthのBrick v2というUSB DACで問題なく動作しているようで、Asyncモードでも動作可能なようです!
http://www.computeraudiophile.com/content/Ipad-USB-audio-out

iPadで普通にUSB DACが使えるというとこれはまた大きなニュースですね。標準ドライバーのサポート(つまりUSBオーディオクラス)対応ということなので、MusilandとかhiFaceのようにバルク転送を使うタイプのUSBデバイスはカスタムドライバが必要なので使えないでしょう。ただし標準ドライバが使えるデバイスならば大丈夫かもしれません。
そうするとiPadからは標準ドライバが使えるUSB-SPDIFコンバーターを使うとデジタル出力が取れるということになるのかも。。ちょっとまだ分かりませんが。もしiPadがトランスポートとしても使えるなら64GBタイプ買いたいですね。
分かりにくいので整理すると、ドライバーをインストールする必要のないUSBオーディオ機材はOKですが、独自ドライバーをインストールするタイプはだめでしょう。DenDACはいけそうです。ただし前者でも必ず使えるという保障はもちろんありません。
ちなみにiPhone(iPad)OSはかなりの部分でMac OSXと共通ですので、オーディオはCore audioで担当することになるようです。
*iPhoneとiPodではiPadのカメラコネクションキットは使えないようです。

(5/4 追加)上のスレッドでは別の人がRed Wineのイザベラ・ヘッドホンアンプを使ってiMac27と比べてみたところiPadの方がより(背景)ノイズが少なく静かで音も滑らかであると書いています!iMacのiTunesとiPadのiTunesで比較したそうです。ただつなげられるだけではなく、音質的にも期待できます。
一ヶ月で100万台売れたという数も含めて、iPadはPCオーディオに大きな一石となりそうです。
posted by ささき at 01:40 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

フォステクスから驚きの新世代ポータブルヘッドホンアンプが登場します!

フォステクスがiPod/iPhoneをプレーヤーとして使える、DACとアンプが一体になったポータブル製品を開発中です!
わたしも長いことこのポータブルアンプの世界に居ますが、これはいままでの新製品とは異なる驚きがあります。

DACとアンプの一体型モデルというとポータブルプレーヤー単体ではなしえない高性能のDACを内蔵して、高性能アンプとともに高品質な音を提供します。いままではiHP140を使ったiBasso D10とかHeadroom micro portableとかありましたが、このフォステクスのアンプは根本的に異なります。まずこのCG画像をご覧ください。(画像は承諾を得て使用しています)

fostex_1.gif     fostex_2.gif

驚くことに従来の積み重ね方式を根本的に覆す、iPod/iPhoneをはめ込むことで合体でき、ケースとして一体化します。つまりケーブルレスです。iPhoneとiPodのサイズ差は側面のつまみで調整してフィットできます。
またなんとiPod/iPhoneからはiTransportのようにデジタル出力を取り出すことができます。これはAppleの認証取得を行っているそうです。
つまりiPod/iPhoneからデジタル出力を取り出して内蔵の高性能DACで高品質のアナログ出力を取り出し、それをヘッドホンアンプで増幅してヘッドホンを鳴らします。さらに光デジタル出力も備えて、システム的な発展性もあります。
まさに夢に描いたのが出てきたような製品ですが、現状は製品化を目指したコンセプトモデルという段階で、製品化までは形状も含め仕様変更もありえるということです。


わたしはこれでポータブルオーディオがいよいよ「第二世代」に入ったことを感じます。
いままでポータブルヘッドホンアンプは個人やガレージメーカーの手で発展してきましたが、手作りではやはりいろいろ限界があります。たとえばAppleとの認証(MFI)取得やこうした凝ったシャーシの設計などはなかなか難しいでしょう。
こうして力を持ったメーカーが参入することで壁を破って進化することができます。QCでも製品として安心できますね。
フォステクス・カンパニー(フォスター電機)というと一般にはスピーカーやヘッドホンのメーカーとして知られていますが、プロオーディオの分野でも録音機器に長い経験を持っていて電子機器の設計能力にも長けています。これは最近のHP-A7でも分かります。

ヘッドホン祭にモックアップが展示されるということですので、ぜひみなさんご来場して確認ください。

PS.
(発売情報等はフジヤさんのブログにも掲載されています)
こちらにフォステクスさんのインタビュー動画がアップされています。
http://www.youtube.com/user/FUJIYAllAVIC#p/u/12/5-4KZGFvSAw
発売時期は10月末(秋のヘッドホン祭あたり)から年末ということです。楽しみですね!
posted by ささき at 10:01 | TrackBack(0) | __→ フォステクスポータブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする