Music TO GO!

2009年09月27日

HifiMan HM-801と二週間

だいたい二週間くらいずっとHifiMan 801を使ってましたが、実際に使ってみたところをちょっと書いてみます。

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まずアンプ付きの二段重ねに比べると文庫本を一冊余計にもてるというのはやはり助かりますね。横幅はありますがそれほど厚みがあるわけではなく、わりと軽いのでバッグにするっと入れるにはほどよい感じです。もちろんポケットにはいるわけではありません。

使用したのは主にEdition8とJH13でした。IEMに関してはカスタムをいろいろと試しましたがやはりベストはJH13だと思います。はっきりくっきりしっかりとした明快なHiFiサウンドが堪能できます。
もちろんEdition8との組み合わせは文句なしにポータブル環境でベストと言えるでしょう。意外とよかったのはSennのMX W1ですね。HiFiワイヤレス体験を楽しめます。

電池の持ちについては実測でだいたい8-9時間は持つという感じです。
ただしLCDの消灯設定を適切にする必要があります。初回版では電池残表示が正しくされていませんが、これもパッチで修正される予定です。
本当に音質に特化したプレーヤーですが、その反面そのほかの領域は弱くて使いにくい面もあります。
例えば5つキーがありますが方向と機能に一貫性がなく、直感的に使いにくく感じます。またプレイリストも一個作れるだけのようです。Rockboxのように外部からのインポートができるといいんですけれども、まだマニュアルが来てないので機能面ではあまり書くことができません。

楽曲ファイルは主にExact Audio CopyでWavにRipしてからFLACにエンコードしています。このためタグなどはいい加減なのでフォルダーで管理しています。日本語のファイル名も表示は可能ですが、ひらがなフォントのデザインはなぜか小さめです。
96/24は主にLINNのダウンロードの楽曲ファイルを使いました。実際に使ったのは例えば下記のようなものです。
"Hymn to Nina" - Barb Junger 88/24 FLAC、"Life Jacket" - Ian Shaw 88/24 FLAC、"Spem in alium" - Thomas Tallis 96/24 FLAC、またスタジオマスターのサンプラーVol3の曲などです。このサンプラーはLINN Japanの人もDSのデモで良く使っています。
しかし相性があるのか以前記事に書いたHDTracksのRaising Sandはうまく再生できませんでした。この問題については向こうでも把握しているらしく、次のパッチで入るということです。
LINNのダウンロードを使って同じ曲(クレア・マーチン)を一曲44/16と96/24でそれぞれ買ったものを比較してみましたが、特にヴォーカルの艶っぽさや厚みといったところで差が出ます。


音質の変化についても良い方向でエージングできてきます。
はじめはポップなどのきつめの録音のものでは少しエッジにきつさが見られることがありますが、これは少しずつ取れていきます。
つまり基本的に高精細で録音に忠実な再現力をもっているので、そうした元々がきつい録音エンジニアリングのものはそのまま再現されるというわけです。逆に言うと良録音されているものではまさに一クラス上のリスニングをもたらしてくれます。

こう書くとジャズとかクラシック向きかと思うかもしれませんが、インパクトと切れが良いのでロックでも音の躍動感をよく伝えます。
低域は単に盛り上がってるのではなく、しっかりとした重みが乗って切れがあります。量感は十分ありますが誇張は少ないので、ズンズンいうのがいい人はヘッドホンの方で工夫するといいでしょう。

HiFiManはドライというわけではないけれども、iMod+SR71Aで聴くときの心地良い暖かみが欲しくなることもあります。そこでラインアウトからSR71Aにつなぐというのも少しだけやってみました。
こうすると全体的にかさばるということもあるけど、音の鮮度感がやや損なわれるようにも思えます。そうした意味でもプレーヤーとアンプの一体型というのはケーブルレスという点でも利点があると再認識させてくれます。また、アンプモジュールが変えられるので、将来的にそれも楽しみです。

HiFiという名の通りの高再現性というほかにHM801の音の特徴をひとことでいうと「豊かさ」と言えるでしょう。もう少し言うならば、色彩感とか音の陰影というようにオーディオの世界の言葉が浮かびます。あるいはワインの世界の表現も合うでしょう。
そうしたクラス上の上質感を味わうことができます。

いままではこうした高再現性がある音を得るためにはiPod/iModベースのiPod内臓DACでは不足で、光を使って外部DACを使うD10など使ってました。HifiMan 801は一つのパッケージでその辺とはひとクラス上の豊かで時折ハッとする世界をもたらします。




たとえばクラシック畑の大萩康司のギター曲"アクアレル"では、エリックモングレインなどのように派手さはなく、地味でシンプルでたんたんと演奏されて行きます。
しかしHifiManで聴くと細かいギターワークと、背景に聞こえる様々な環境音、きしみ、すれ、息遣いなど情報の多さが演奏者がいるかのように思えます。
演奏者の精神が細部に宿るとすると、それを描き出すHiFi再生機器は必要な要素です。HifiManはそれをポータブルで感じさせてくれます。
忙しくて帰宅してからも音楽を聴く余裕が取れないという時、電車の通勤リスニングも無駄にはならない時間です。これを充実させてくれるのはありがたいことです。

こうした領域で語れるというのはポータブルオーディオもまた一歩進歩したということになるでしょう。
posted by ささき at 22:20 | TrackBack(0) | __→ HiFiMan HM-901, 801 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

A time for love - フライド・プライド

3年ぶりのフライドプライドの待望の新作です。
前作では邦盤から多く曲を取り入れるという点で新機軸を打ち出していましたが、今作では"LOVE"というテーマをもつことでアルバムに統一感を持たせています。
今回も山下達郎からサンタナまで広い選曲でカバーして、いつものようにかっこいいスピード感のある曲からしっとりしたバラードまでいい感じです。今回はスパニッシュテイストを取り入れていたり、クラシックをスキャット風にアレンジしてるのも面白い点です。

もともとはジャズのスタンダードをヴォーカルとギターのシンプルなデュオでカバーするというスタンスのユニットだったのですが、いまは独特なスタイルも確立されてもっとより幅広い層にアピールできる魅力を持ったのではないかと思います。

下記のVictorのサイトで試聴ができます。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A016164.html



posted by ささき at 21:39 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

http://9-9-9-9-9.com - No9

URLがタイトルとなっているこのユニークなアルバムはエレクトロニカの人気アーチストであるNo9(城 隆之)の最新作です。No9は最近ではエレクトリカの世界にしっかりとした地位を確立したといえます。
エレクトリカは新しい世代のポピュラーミュージックとも言えると思いますが、それはこのNo9について特に言えます。この人は音楽の作り方が上手で、最大公約数的に心地のよい音の世界を作り出しています。そういう意味でポップと言う気がします。
この作品は「音と植物と暮らす」がテーマのようです。ある意味環境音楽的な聴き易さをもたらしてくれるというのは狙い通りということでしょう。

http://9-9-9-9-9.com/

この新作のタイトルは9-9-9-9-9とアルバムジャケットには書いてありますが、PCに取り込むとhttp://9-9-9-9-9.comとタイトルに表示されます。
帯にも「このアルバムだけでは不完全です」と書かれていています。そこで前述のアドレスにアクセスしてみると特別サイトがオープンします。

これはPCでこのアルバムの音楽を再生しながら使うと効果的です。
エレクトロニカは電子音とかノイズを効果的に挿入して使う音楽ですが、それをユーザーがマウスでリズムを刻んでタップすることでまるで合いの手のように電子音を挿入できます。
ある意味ユーザーとアーチストがコラボできるというわけです。それではじめてこのアルバムは完全なものとなるというわけです。ネット越しにライブに行ってるような、演奏側との一体感がちょっと楽しめるというのは面白いですね。

No9のMySpaceはこちらです。
http://www.myspace.com/lifeno9


posted by ささき at 21:11 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

寒川神社の流鏑馬

寒川神社の流鏑馬です。

一の的の近くに陣取りましたが、寒川は馬場が少し短いせいもあるか馬の走り出しから近すぎてあせってしまいました。

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EOS-1DsMkII, EF70-200/2.8L IS

タイミングが早すぎて射手に合わせるのが大変でしたが、なんとかあわられるようになるとなかなか会心の当たりが来てました。これだけきちっと撮れるとなかなかうれしいですね。

1770.jpg     1823.jpg
EOS-1DsMkII, EF70-200/2.8L IS

天気がいまひとつだったのと的の背後が逆光になるので、またまた露出に苦しんでしまいました。

1754.jpg     1759.jpg
EOS-1DsMkII, EF16-35/2.8L

使っていたらどうもポートレート位置のシャッターが落ちにくいのに気が付きました。押し込めば問題なく落ちますが、買ったころは軽く触れてもシャッターが落ちるのでそれにあわせて少し斜めに軽く触れていたことに気が付きました。それに慣れていたわけです。はじめのころはそんなので切れていたんですよね。

そういえばこの1DsMKIIももう5年くらい使っています。デジタルは短命とは言いますが、まだまだ買い換える気になれません。1DsMkIIは画質が上品で美しく、AFの食いつきもよく、この5年で静物も動き物もよく撮れました。
そういう意味ではデジタル時代でもよいものはやはり良いですね。

posted by ささき at 20:52 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

HiFiMan HM-801、その印象

hifiman801b.jpg

1. HiFiMan HM801とは

端的に言うとHM801は高音質のポータブル・オーディオプレーヤーです。
ただし、ここでいう高音質というのはiPodと他のDAPを比べて云々するというレベルのものではなく、まさにハイエンドオーディオに匹敵するような高音質をポータブルで実現するという野心的なプロジェクトです。

製作はHead-Directの責任者であるFangさんにより進められました。
Head-Directはうちでは何度も触れていますが、中国のヘッドホン関連のオーディオ製品を主に米国に展開しているディーラーです。こちらがホームページです。
http://www.head-direct.com/

HiFiManはこのプロジェクトの名前であると同時に、これまでのHead-Directというブランド名に代わるものです。この辺からもその意気込みが伝わりますが、HM-801はその第一弾の製品となります。

いままでポータブル環境の高音質化というと、iPodのラインアウトからケーブルを介してポータブルのヘッドホンアンプにつなぐということが一般的でした。HM801は単体のプレーヤーのみでそれらを統合してひとつの箱にまとめたものと考えるとわかりやすいかもしれません。
HM801はモジュール構成によりそれを実現しています。それに沿ってHM801の特徴を簡単に紹介します。

プレーヤー(ソース)部ではAAC/MP3/OGG/WMAの非可逆(ロスのある)の圧縮形式のほかに、高音質プレーヤーらしくWAVの非圧縮形式、そしてロスレス圧縮形式としてFLACをサポートしています。またFLACではなんと96k/24bitの高品質データ再生が可能です。この辺もいままでMP3プレーヤーとしてくくられてきたこのカテゴリの製品とは一線を画しています。ちなみに一番上の写真の液晶表示はLINNの高品質楽曲配信から購入した96/24の曲を再生しているところです。
そしてなによりプレーヤー部分の目玉はDACチップがPCM1704というハイエンドオーディオのDACに採用されている高性能チップを使用していることです。PCM1704はマークレビンソンのNo360やWadiaのシリーズ9などでも使用されています。
従来ポータブル機で音がいいといっても、たとえばiBasso D10ではWM8740というPCのサウンドカードに使われているようなDACチップです。DACチップだけが全てではないにしろ、これだけでもHM801の本気度には驚かされます。また、このDAC部分は単体として使うことが可能です。HM-801のキーのひとつはこの強力なソースコンポーネントにあるといえるでしょう。
楽曲ファイルは本体にも2GBのメモリーがありますが、SDHCカードで32GBまで増設できます。これも差し替えて何枚でも使うことができます。(わたしはちなみにSandiskのUltraIIです) 
UIはシンプルな仕様ですがカラー液晶で視認性は問題ありません。

アンプ部は取り外し可能なモジュール方式になっていて、その仕様は公開されています(下記アドレス参照)。現在標準でついてくるのは前段に15Vで動作しているOPA275と、後段はディスクリートバッファになっているようです。高いソース部の性能をディスクリート回路で十分に生かしているということですね。

電源部はリチウムポリマーの内蔵バッテリーですが、15Vもの高い電圧を得ることができます。このためにホームユースのチップ等を使えるということになり、安定動作できるチップも増えることでしょう。これも取り外しが可能でスペアバッテリーと交換できます。

入出力も豊富で、USB DACとしても使えますし、同軸デジタルケーブルから入力してDACとして使うこともできます。ただデジタル入力はミニプラグになります。ラインアウトもついているのでmini-miniケーブルを用意しておけばポータブルアンプと繋ぐこともできるでしょう。

現在は正式受注というよりは先行販売を行なっています。
定価は$750-$800となると思いますが、現在は第二次の先行販売申し込みを受けています。
価格や仕様など詳しくはこちらのHeadfiページをご覧ください。
http://www.head-fi.org/forums/f87/updated-hifiman-hm-801-portable-music-player-preorder-424053/

販売開始は遅れていましたが、今日時点で私のものを含めて3台のみ出荷されています。今後続いて出荷されていく予定ですが、しばらくは品薄となるかもしれません。


2. HM-801 Hands On

実物のHM801は横幅がやや広いものの重さは思ったより軽いという印象です。

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iHP140とD10の組み合わせと比べるとこんな感じです。右のペアが左にすっきりと統合されたという感じですね。実際にはケーブルも不要です。単体でiHP140と比べると3D CGでは右図のような感じです。手前の青がiHP140で紫がHiFiManです。厚み的にほぼ変わらず、横方向にやや広い感じです。

パッケージについては最終決定されていませんので、ちょっと省きます。わたしのものには本体のほかにチャージャーとアンプベイをはずすドライバー、そしてデジタル入力のためのRCAとミニ変換プラグが付いてきました。またポーチやクリーニングクロスも付いています。

インプレッションについてはマニュアルがまだ到着してないので、機能の詳細等はまだ分かりません。そこで箱を開けてから数時間程度の基本的な音の印象のみ書いておきます。
ヘッドホンのほうも現在ポータブル最高峰といえるEdition8とJH13で聴いてみました。

全般的な音調は精緻でかつ洗練されていてニュートラルであるという典型的なHiFi系のオーディオサウンドです。音質のレベルはもはやiPodとかDAPのレベルではありません。iPod+アンプのシステムを越え、外部DACのiHP-140+D10をも超えています。
大きめの高級DAPというよりは高級オーディオ機器が小さくなったというべきで、これは明らかに高級オーディオを感じさせる音です。
高級オーディオを感じさせるというのは、まず音が単に細かいというだけではなく質感が豊かです。研ぎ澄まされて一音、一音が明瞭というだけではなく、声や音の質感再現が豊かで滑らかです。8色のクレヨンでは表現できない微妙な中間色を24色のクレヨンなら再現が可能であるとたとえると分かるでしょうか。また、堂々とした深みのあるスケール感があります。音場が単に広いというのではなく空間表現が豊かです。
これらは例えばヴォーカリストの声のニュアンスの違いとか、楽器の音の色彩感、音色の書き分けをテクスチャ豊かに描き出します。ミクロ的にはヴォーカルのささやくような肉質感、マクロ的にはオーケストラの堂々たる迫力に圧倒されます。
単に音楽を聴くだけならばラジカセでもミニコンポでも聴けます。ハイグレードなオーディオの世界の良さはこうしたアーチストの音楽表現やサウンドエンジニアリングの妙を感じることができることです。そうして音楽の作品としての深みにひたることができます。そういう意味で高級オーディオ機器らしいというわけです。

またUE11でいつものようにヒスが聴こえるかということを試してみると、ボリュームがほとんど振り切っていてもヒスらしい背景雑音が聞こえないのに驚きます。まさに驚くほどのノイズフロアの低さです。おそらくiPodベースのシステムではiPodから流れてくるような背景ノイズのもとがほとんどないのでしょう。
これだけ背景が黒いとSN比もかなり高いことでしょう。これはかすかな細かい音が背景ノイズに埋もれずにかなりはっきり聞こえるということで、DACチップの細やかな再現を生かすことにもつながります。

UIはカラーで背景にはうっすらと波模様が見えているように階調再現が可能です。視認性は問題ありません。ただ操作等はやや直感的ではないところもあります。また機能的にもよく分からないところもありますが、この辺はマニュアルが来てから少しまた見直してみます。
楽曲ファイルはわたしはFLACを使用しています。フォルダー移動ができるのでRockbox的にフォルダーを作成してドラッグ&ドロップで曲をUSB経由で移動させます。96/24もOKなのはうれしいところですが、たまにひっかかるファイルがあるようです。もっともいまのところこれは少数で、たとえばLINNの高品質配信のファイルは問題ありません。また44/16の普通のCD品質ならまったく問題ありません。

早くからJudeさんのレビューでわかっていた出来のよさそうなソースセクションに比べると未知のアンプセクションは心配でしたが、なかなかの出来のようです。はじめはminibox-eをベースにするといっていましたが、完成品ではそれとは異なりディスクリートバッファを持っているようで、十分なカレントを確保しているようです。
音もしっかり引き締まって、Edition8でHandsのウッドベースを聴いたときは贅肉のない引き締まった音にちょっと驚きました。DACの良さもさることながら、がっしりと低域を押さえ込むのはやはりハイカレントのアンプ部が必要です。そうした意味できちんと上流の良さを生かす性能をもっていると言えるでしょう。
また再生側のヘッドホンやIEMもそれなりのレベルのものが必要になるでしょうね。

使用しているとすこし熱をもちますが、これもまじめに働いているオーディオ機器の証に思えます。その分でふんだんに電流を流しているせいか電池も長時間再生とはいきませんが、この辺はいまLCDなどの省エネ設定の組み合わせをしながらちょっと工夫しています。この辺はまさに音質第一というところです。
音質以外のところが華やかなオーディオプレーヤーは他にたくさんあります。実のところ音質というのは一番セールスポイントになりにくいところです。新機種で新しくビデオが表示できたり、新しくノイズキャンセルができたりすると新機能はすぐに違いがわかりますし、アピールとしてカタログに書きやすいところです。しかし、音質がよくなったと本来の基本的なところの向上を地味に行ってもなかなかセールスポイントには結びつきにくいでしょう。

この製作指揮をしているHead-DirectのFangさんは中国では知られたポータブルプレーヤー通のようで、実際に雑誌に記事を執筆したりしていたようです。そうしたポータブルオーディオへの情熱がこうした真のHiFiプレーヤーの登場となったのでしょう。
このブランドの今後の展開にも注目です。
posted by ささき at 00:43 | TrackBack(0) | __→ HiFiMan HM-901, 801 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

白い彼岸花と花の寺

季節も秋となり、風が涼しくなるとともに秋の花の咲くころになりました。そこで毎年行っている花の寺に白い彼岸花を探しにでかけました。
カメラはいつものようにEOS-1DsMkIIとソフトレンズの組み合わせで撮りました。

ソフトレンズはシャープに撮る、というのがソフト効果を生かすコツといえるかもしれません。ここでも光のハイライトの中でも被写体面は芯がありあくまでシャープでピンがきちっと来ています。それによりソフト部分との対比がより明瞭となります。

1589.jpg     1628.jpg
EOS-1DsMkII, EF135/2.8 Soft

50mmのソフトレンズは雰囲気のあるスナップにも好適です。
画面全体をぼかしてなんとなく雰囲気を作るというのではなく、ふってくるような光のハイライトを浮き立たせて絵の印象を強めてくれます。

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EOS-1DsMkII, VK50R

撮っているとふと鈴のような音が聞こえてきます。
ここは風流にも水琴窟(すいきんくつ)があります。下の写真手前の石の詰まった管(壷)の下に水琴があります。水琴は400年ほど前に考案されたもので土中に埋めた壷に落ちる水が反響する音を楽しむものです。その音がかすかに歩くものの耳に入ってきます。

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iPhone 3GS

音と空間の表現という点では先人たちの方が少し深い知恵をもっていたのかもしれません。
posted by ささき at 23:53 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

HiFiMan HM-801到着

HifiMan HM-801到着しました。
出荷が遅れていましたが、3個だけ先行出荷してもらいました。その一台がこれです。
残り二台はJudeさんとImmtbikerさんというそうそうたるHeadFiの重鎮なので、並んで選んでもらえるとうれしいですね。
この三台はロゴがレーザーですが、続くモデルはロゴはゴールドになります。

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思っていたよりは軽いという印象ですね。さっそく少し聴いてみましたが、音は市販のポータブルプレーヤーと比べるようなものではなく、iHP140/D10の光接続DACセットよりもさらに精緻で堂々たる音です。
ちょっといま時間がないので詳しくはまた。


posted by ささき at 23:55 | TrackBack(0) | __→ HiFiMan HM-901, 801 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

秋のヘッドホン祭り開催!

こちらもオーディオショウとしてすっかり定着をしたのではないかと思いますが、いよいよまた秋のヘッドホン祭が開催されます。同じ場所の中野サンプラザで行われます。

http://www.fujiya-avic.co.jp/d-style/0910_headphone_fes.html

しかしこのベイヤーT1の写真の意味するものは。。
2008年秋、Edition8。
2009年春、HD800。
そして2009年秋、というわけでしょうか。今回はまた国際化していきそうな予感がしますね。
しかししかし、これだけではないかもしれません。ますます盛り上がるヘッドフォン祭を期待しましょう。
posted by ささき at 23:16 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

アメージング・グレース - ティファニー

そろそろまたオーディオショウの秋となりました。
下記リンクのPhilewebさんの記事にありますが、なんとインターナショナルオーディオショウでジャズヴォーカリストのティファニーさんの無料ライブがあるということです。
http://www.phileweb.com/news/audio/200909/08/9272.html

そこで今回はティファニーさんの素晴らしいアルバム、アメージンググレースを紹介します。

まずこのアルバムは冒頭曲から圧倒されます。
いきなりアカペラの五木の子守唄からはじまり、それがなめらかにスタンダードのサマータイムにメドレーとして移行していきます。適度にエコーを生かしたティファニーのヴォーカルが空間を感じさせてくれ、続いてはいるピアノのしっとりとした響きに聴き入ってしまいます。
オリジナルの三曲目、ファー・ファー・アウェイもテンポ良く、なかなかの佳品です。スタンダードのムーンリヴァーやテイク・ファイブもヴゥーカルを生かしながらうまくまとまっています。
最後のアメージンググレースはやはり月並みな言い方ですが黒人女性ヴォーカリストとしてのスピリットを感じます。やはりタイトル曲らしい存在感はありますね。
全体的な抑揚と強弱をまとめたアルバム全体のバランスも良いと思います。

また、このアルバムはとても録音も良く、ショウで聴く試聴用のリファレンスとしても良いと思います。一曲目で空間表現をヴォーカルで感じ、二曲目の弾けるようなウッドベースもシステムのタイトさシャープさを見るのにいいですね。
もしかすると各ブースでも試聴用に使うのではないかな?

下記アマゾンのリンクで試聴ができます。これはけっこうお勧めです。


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2009年09月08日

IFAでのBeyer T1続々報

IFAでのベイヤーT1の続々報ですが、今度はDT770/600を持っていったということです。

http://www.head-fi.org/forums/5993940-post305.html

T1はモデルによらずDT880よりはDT770/600に近いけれども、全域でDT770を上回り、より解像力があり、音場感も良く、ベイヤーで揶揄されてきたトランジェントにも優れるということです。またDT770よりさらに低域が強調されているようです。中域をマスクするほどかはまだ判断できないということですが、いずれにせよ音は強調傾向にあるようですね。

ベイヤーの音の性格も引き継いでいるけれども、音の見直しがされているところもあり、全体にかなり音性能は向上しているというところでしょうか。
アンプや環境によるところも大きいと思いますので、今度はぜひ実際に聴いてみたいものですね。
posted by ささき at 08:04 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湯河原の旅

最近のテーマとしては飯坂とか草津で書いた「温泉場の共同浴場」なんですが、日帰りできるところという点で湯河原をたずねてみました。

湯河原にはJR東海道線で行きますが、車窓も新幹線よりは海の美しさがより楽しめます。
湯河原はいくつかの地区からなり、古くからの温泉は文字通り「温泉場」というところで、少し駅から離れたところにあります。
目指すのは「ままね」の湯という湯治客のためのところで、共同浴場としても開放されています。知っている人は知っているというなかなかマニアックなところです。
ここへは温泉場中央バス停(220円)で降り、徒歩数分ですが道が分かりにくく路地がいりくんだ奥にあります。

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入り口は湯治客と一般に別れていて、草津の千代の湯や地蔵の湯を思わせます。一般という方を降りていくと、番台もありませんし、だれもいません。箱がおいてあって200円を中に入れることになっています。
なんとも場末というか寂れた風情の味のあるところです。

風呂場は数人はいれる程度の長方形の浴槽があり、まわりのせまいスペースに何人かが休んでいます。もちろん石鹸などはありません。というか、体を洗うスペースがあまりありません。そういうのは家に帰ってからやってくださいと言わんばかりの本当に湯に入るためだけの場所です。

実際に入ってみるとかなり熱い!しかし飯坂の鯖湖湯くらいで熱湯に慣れていると入れないわけではありません。45度前後でしょうか、ただ慣れてないとまず無理だと思います。これも長方形の場所で熱さが違うようで、あとで入った別のところではさらに熱く、これはさすがに長湯は無理で、出てから足がひりひりするくらいでした。
見るとなんと草津のように湯を作る、湯もみ板まであります。また水道ホースどころか「水を入れないでください」と明記してあるハードさです。その代わりポリタンクがあってそれはいわゆる湯冷ましで、熱いときはこれでうめるという事です。さすがに湯治目的だけあって本格的というかすごい。。

しかし温浴感はすばらしく、いつまでも体があったかく汗も引きません。飯坂で感じたあの体が軽くなる感覚が味わえます。近くにはコーヒー牛乳どころか飲み物はないのでペットボトルで買っておいて水分を補給する必要があります。
ちょっとお勧めしにくいところもありますが、ここの湯は上野屋という老舗旅館から引かれているそうなので、一般的にはそちらも良いのではないかと思います。湯治用に安く提供しているという、古くからの温泉場らしい良心もあるのでしょうね。

さて、湯河原ではもうひとつ「独歩の湯」を紹介します。
湯河原は文学の街でもあり、文学にちなんだ名前もあちこちにあります。「独歩の湯」は湯河原を有名にした国木田独歩から名をとっているところで、足湯専門で9個の異なる足湯が楽しめるという足湯のテーマパークみたいなところです。ここはさきの温泉場から程近く、万葉公園という公園の奥です。
http://www.yugawara.or.jp/doppoinfo.htm
この万葉公園は滝や渓流があり、まるで小さな渓谷のようです。湯河原は蛍でも有名らしく、この辺にも見ることができるのでしょうか。

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ここはいくつかの足湯からなり、それぞれ底の材質や形状が異なります。湯温も異なるようですね。基本的には同じ泉質だと思いますが、いくつもあるので自分にあった湯を見つけてそこでゆっくりするというのが良いと思います。

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強力な「ままね」の後だとほっと一息つける空間でもありますね。6月には実際に蛍を近くに放すそうです。

満足して駅に戻るとなんと五月みどりさんに遭遇、こんなところで芸能人が、と思ったら駅前に自分の花屋さんがあるようですね。ちょっと見ただけですがお綺麗で物腰も優美でした。

さて、ここまできたらもうひとつ、湯河原の新しい名物(にしたいらしい)が「坦々焼きそば」です。
http://www.yugawara-sci.or.jp/tantan/index.html

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一番亭という所で食べましたが、店によってアレンジが違うそうです。ここでは少しだけ辛めで具沢山というところでしょうか。
なぜ湯河原で坦々かというと、湯河原の温泉は狸が発見して狸が美人に化けて広めたという伝説があるそうです。つまり「たんたんたぬきの。。」という歌から取ったそうです。

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というわけで駅にはタヌキの像が鎮座しています。
湯河原では美人を見たらタヌキと思えという話もあるそうですが、、あれ?そういえばさっき(笑)

帰りの車窓から見た海もきれいでした。伊豆も三浦も見える素晴らしい景観が楽しめます。
posted by ささき at 00:56 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

ガンダム・ロック - Andrew W.K.

今年は何周年というネタが多いんですが、ガンダム放映の30周年でもあります。曇天でパッとしなかった今年の夏休みの話題であった台場のガンダムもその記念というわけです。
このアルバムはロックアーチストのAndrew WKによる全曲英詞でロックカヴァーされた英語版のガンダムカバーアルバムですが、やはり30周年記念ということでサンライズ公式アルバムとして作られたということです。
全編英語で歌われるのですが、このアルバムでユニークなのは選曲がファーストからのみということと、曲が英語になっているだけではなくナレーションなども英語で行っていることです。
永井一郎のオープニングナレーションやギレンの「ガルマ追悼演説」をアンドリュー自身が英語で吹き替えしているというところがマニアック度も高くなっています。
アルバムはあさって発売です。

こちらにサイトがあって何曲か試聴もできます。
http://www.universalmusicworld.jp/gundamusik/index.html

またUniversal公式のYoutubeクリップが公開されています。
http://www.youtube.com/watch?v=mjavF8BAonI

ちなみにアルバムアートに書かれた主人公らしき青年はAndrew WK自身だそうです。
Shoot'em up! shoot'em up! shoot'em up!


posted by ささき at 23:00 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

Beyer T1続報

昨日IFAでレポートしてくれたメンバーが今日はDT880(2003)を携えて比較にいってきたようです。
http://www.head-fi.org/forums/5989330-post256.html

音の特徴的にはウォーム感が控えめでより高域の存在感があり低域の量感もあるという点でDT880よりはDT770(600ohm)により近いということのようです。それでいて解像力はそれらよりずっと高く、音場は表現がむずかしいけれどもやはり良いということです。音の広さ的にはあまり変わらないけれども、再現性はずっとよいということなので、これは憶測ですがたぶん音の立体感がかなり際立っているのではないでしょうか。これもドライバー傾け系の特徴ですね。

フラットというよりは高い方も低い方も強調気味なのでしょうか。ある意味HD800とは性能的に拮抗していて性格的には異なるもののようで切り分けもできるかもしれません。性能的にはHD800はいいけど、音の性格的に好きになれないという人にもいいかもしれませんね。

MP3プレーヤーでは音量は取れなかったと書いてますが、この方のMP3プレーヤーはレベルが低めにしてあるといいます(ちなみにEU向け仕様のMP3プレーヤーは難聴対策でなんらかのボリュームリミッタが付いていたりします)。また会場がうるさいせいかもしれません。
いずれにせよヘッドホンアンプのA1のボリューム位置から考えるとDT880よりはT1の方が能率が高い、鳴らしやすいということのようです。
ベイヤーはインピーダンスを変えたモデルを出したりしていますが、T1はそれらを統合できるのかもしれませんね。前にも書きましたが600Ωとか高いインピーダンスにするのはスタジオなどで並列接続して複数使用するためでもありますが、T1はホームユースにも同時に適しているということなんでしょう。
posted by ささき at 09:58 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月05日

IFAでのベイヤー新フラッグシップ、T1

昨日からIFAが始まり、先日発表されたベイヤーの新フラッグシップであるT1のインプレが早速HeadFiに載っていました。

http://www.head-fi.org/forums/f4/beyerdynamic-launch-new-top-headphone-ifa-440799/index15.html

まずベイヤーT1についてですが、こちらにプレスリリースがあります。
890ユーロという価格が示すようにHD800やEdition8のような最近の高性能機に匹敵する堂々たるフラッグシップ機です。たただ890はVAT(消費税)込みのようです。
Tという意味の示すところはTeslaという磁束密度を示す記号を意味しているようです。これはT1の特徴としてマグネットとコイルの関係を見直した新設計のドライバー設計により従来の倍(従来比?)の1.2Teslaという強力な磁束密度を得て、それにより能率を大きく(+7dB)向上しています。
T1のミソはその能率の高さに600オームという高いインピーダンスを組み合わせていることです。つまりインピーダンスが高いのにもかかわらず能率を高めているので、歪み感の少なさと鳴らしやすさを両立させているというわけです。

それとイヤーカップの形状をカーブさせることでHD800やEd8のようにドライバーの耳に当たる位置を傾けて、音の立体感を改善させているようです。またケーブルも工夫があり、二対のケーブル(計6本)を組み合わせることでクロストークなどを改善させているということです。

http://www.head-fi.org/forums/5986584-post214.html

そのT1ですがIFAに行ってきた人の話によるとベイヤーのヘッドホンアンプであるA1につけてデモしてあったということで、能率的にはDT880とDT770(600ohm)の中間ということです。
低域はスローということですが、ベイヤーらしいと言っています。中域はまあまあ良くちょっとオーテクのような感じがあるということですが、この辺はちょっと分からないということ。
良いのは高域再現性がとても優れているということでこの人はHD800での不満がなくなっているということです。きつくなくそれでいて解像力もありクリアであると、金属はたしかに金属らしく鳴るけどきついわけではなく、柔らかさが必要なときは柔らかく鳴るというようですね。
音場は広く感じないということですが、この人は一般に傾けたドライバー系があまり好きではないようです。
全体にそれほどはすごい思わなかったけれどもHD800ほどがっかりはしなかった、ベイヤーらしくもあり、他のヘッドホン同様に良いところも悪いところもある、とこの人は書いてますね。一般に日本でもHD800の好き嫌いはありますが、この方はHD800はいいと思うけどあまり好きではないという感じのようです。
後でフォローがあって、全体的な音質のレベルとしては他のベイヤーのこれまでのトップクラスよりは高く、HD800のレベルに近いと書いてます。

こちらに写真のリンクがありました。質感はとても高いようです。またドライバーの配置もよく分かります。
http://www.head-fi.org/forums/5986799-post225.html

また明日聴いてきてDT880などと比べてみると書いてますので、ちょっと楽しみですね。

わたしもそんなにベイヤーは知りませんけど、ベイヤーの音をとっても洗練させたという感じでしょうか。どうでもいいけど、うちのブログも何年もやってきてますがもしかするとベイヤーの記事書いたのこれがはじめてかも。HeadFiでもチームベイヤーにも誘われてるけど、そっちは入ってません。これ買って入ったりして(笑)
posted by ささき at 08:27 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

Head-Fiで覚えるワンポイント英語 - "Free"

HeadFiはいくつかのテーマ別フォーラムからなりますが、ケーブルの話題は下記のフォーラムです。
Cables, Power, Tweaks, Speakers, Accessories (DBT-Free Forum)
http://www.head-fi.org/forums/f21/
そこで気が付くのはタイトルに(DBT-Free Forum)という但し書きがあることです。ちなみにDBTはDouble Blind Testのことで、(ケーブルの音質に関する)ダブルブラインドテストの話題、という意味です。

さて、このDBT-Free Forumとはどういう意味でしょうか?

(記事の続きはここをクリックしてください)
posted by ささき at 23:41 | TrackBack(0) | ○ 海外とのやり取りTips | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする