Music TO GO!

2009年06月29日

LINN Numerik SPS

メインのオーディオシステムとしてはしばらくCDプレーヤーのLINN IKEMIをソース機器として使っていましたが、iTransportなど外部からのソースに対応するためにDACを導入することにしました。DLIIIなんかもありますが、過去にいろいろとやった経験からLINNの機材は一個でも外すとLINNの音にならないというのを学んだので、DACもLINNにすることにしました。
NUMERIKです。

numerik1.jpg


これでうちの90年代LINNサウンドを核にしたシステムはこうなりました。
iTransport(NeutronStar mod) -> LINN NUMERIK(DAC) -> LINN KAIRN(Pre) -> LINN Krout(Pwr) -> Dynaudio SP25
まさに当時のQE2のシステムにまた一歩近づきました。

LINNは総合オーディオメーカーではありますが、アナログプレーヤーのLP12で成功した会社なのでソース機器にはひとしおの思い入れがあると思います。
そこでなかなか当初はCDプレーヤーを出さなかったんですが、満を期して出したCDプレーヤー、というよりシステムがこのDACのNumerikとCDトランスポートのKarikです。90年代初頭のことです。
Numerikについて詳しくはさまざまなタイプをテストした記事がStereophileにあり、とても参考になります。
http://www.stereophile.com/cdplayers/930/index.html

このリリースにあたり、LINNはアナログにはなかったクロックとジッターという課題に対してある回答を用意していました。
このKarikとNumerikの画期的な点は、民生機としては初めてマスタースレイブという方式を導入したことです。

*マスター・スレイブ方式とSPDIF

マスター・スレイブ方式はDAC側(Numerik)のクロックをsyncケーブルを通して、トランスポート(Karik)に送るということです。トランスポート側は自分のクロックではなく、送られてくるDACのクロックを使用します。
この方式の利点はより精度の高いDACのクロックを利用できると説明されることもありますが、実はもっと本質的な問題があります。それは精度というよりもむしろ、DACとトランスポートで同一のクロック(タイミング)を保証できるということです。
これはSPDIFというデジタル伝送方式そのものに内在するクロックリカバリーという問題に起因します。

デジタル機器とはデジタルデータを扱う機器というよりはむしろクロックにより回路の動作が制御される機器と言ったほうがよいかもしれません。DACは独立したデジタル機器として送出側とは別な固有のクロックを使います。
デジタル(PCM)信号と言うのはどういうタイミングで区切ったかという情報(クロック)と、そのタイミングでの大きさはいくらだったか(ワードデータ)という情報(および付加情報)からなります。機器間で同じものをリレーしていかないとタレントがTVでよくやる変な伝言ゲームみたいに中身がずれていきます。それを確実にするには本来はクロック情報とデータは別に送るべきです。

しかし古いSPDIF規格においてはクロックを別に伝送するのではなく中にタイミングとして埋め込まれて(エンコードされて)います。これを主にPLLなどを使って同期(ロック)し、それをリカバリーしてクロックを掘り起こすという手間が入ります。その際にジッターが入り込む余地が大きいというわけです。
つまり別に送ってないことで、直接的にはっきり言わないで間接的にジェスチャーで伝えているようなものです。それで伝言ゲームのようにぴったりではなく、似たような近いが違ったものになりえます。これをジッターの問題と読み替えてもいいかもしれません。

numerik3.jpg

マスタースレイブとはそれを防ぐために強制的にDAC(自分・マスター)のクロックをトランスポートに使用させます。つまり掘り起こすことなく、自分のクロックがトランスポートから送出されるクロックであるという保証が得られるという簡単で効果的な解決方法です。
上の写真ではデジタル入力(BNC)の右にある端子がSync端子で、KARIKだけではなくIKEMIも対応しています。Syncケーブルは通常のRCAアンバランス(通称LINNの黒)を使います。

この辺は古きをたずねて新しきを知る、というのにも通じるかもしれません。

*NUMERIKのタイプ

Numerikにはいくつかタイプがあります。大きく分けると、もっとも初期のタイプ(PCM63)、DACチップが変更されたタイプ(PCM1702)、スイッチング電源(SPS)になったタイプです。スイッチング電源のものはいくつかさらにタイプがあります。
これはIKEMI/KARIN PRO同等のスリムライン電源搭載の最終タイプで、ちょっとだけレアです。(シリアル4000-)
Streophileなんかのレビューを見ると上の二番目のもの(スイッチング電源ではないPCM1702のタイプ)が一番評価がよくないので、性能を取るときはSPS以降、味を取るなら一番初期モデルということのようです。

numerik2.jpg

*NUMERIK SPSの音

「古きワインを新しい器に」というのはプラスでもマイナスでも使われることわざなのですが、このiTransport+Numerikの組み合わせでもいえるかもしれません。
より細かい埋もれている音の抽出とか、先鋭さ、音の分離・定位などはIKEMIよりも向上して、端正な歪み感のなさなどは一ランク上を感じさせます。ただLINNっぽい滑らかさはありますが、まだ90年代LINNと現代配信ソースの音のマッチングは想定ほどうまくかみ合ってないようにも思います。
この辺がこうしたオーディオシステムの難しいところなんですが、もうすこし練りこみが必要です。

ただ古いアンプはどうしても電源オンからの立ち上がりが遅いので週末で時間のあるときくらいしかゆっくりと使えません。先に書いたようにIKEMIもSync端子を装備していて、マスタースレイブ運用はKARIKではなくIKEMIでも可能なのでその辺もまたおいおいと、まあゆっくりと使っていこうと思います。
posted by ささき at 22:34 | TrackBack(0) | __→ LINN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

ベンのテーマ - マイケルジャクソン

わたしはマイケルジャクソンの曲とはあんまり関わらないで来たんですが、ふとこの曲を思い出しました。
これは知能の高いネズミのベンと虚弱な少年の交流を描いた古い映画のサントラテーマ曲です。日本でも近年TVで使われたので知っている人も多いかもしれません。



彼がまだジャクソン・ファイブだった頃です。
その後いろいろあった人ですけれども、きっといまはこうした無垢な魂に戻っているのではないでしょうか。
posted by ささき at 19:54 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

iPhone 3GSカメラ機能検証

iPhone 3GSで速度以外で大きく変わった点の一つはカメラ機能です。
iPhone 3Gの華々しさの中でもカメラ機能は低く、画質以前にレンズの偏芯が視認できるほど大きくてちょっとがっかりしました。これは取り付けの精度がいいかげんだからですけれども、いかにもカメラはおまけという感じのものでした。
しかし、加速度センサーを使用した手ぶれ軽減アプリとか、デジタルズーム機能とか、ソフトによってその性能を広げられるという点に可能性を感じさせられました。

GSではカメラ性能自体が向上しています。単なる画素数ではさほどでもありませんが、オートフォーカスがつきマクロ撮影もある程度できるようになっています。以前はパンフォーカス(固定焦点)でした。

実際に少しテストしてみました。画質は4隅を見るとわりと分かりやすいんですが、端までわりときっちりとしています。(画像は縮小とシャープネスの調整をしています)
また色が鮮やかになったので画像エンジンかカラーフィルターも変更があったのかもしれません。

IMG_0558.jpg     IMG_0552.jpg

iPhone OS3.0ではアプリの互換性は高いんですが、カメラアプリ関係はかなり動かないものがあり、よく使っていたDark RoomやZoom Cameraも動作しません。ただ似たような加速度センサー式の手ぶれ軽減アプリのNight Cameraはなんとか動作します。ここではNight Cameraを使っています。

オートフォーカス機能ですが、標準のアプリでは画面の任意の場所をタッチするとそこに焦点が合います。けっこう近くまで寄ることができます。いま使っているClarifyというマクロレンズつきのケースを併用するとさらに寄ることができます。
下の写真の左はカメラのみ、右はClarifyを併用したものです。もちろんノートリミングです。

IMG_0582.jpg     IMG_0583.jpg

総評的にかなり使えるようになったと思います。
これならちょっとしたメモカメラならデジカメはなくてもいいでしょうね。食べ物撮りにも活躍しそうです(^^

IMG_0598.jpg     IMG_0546.jpg

(写真はすべてiPhone 3GS)

posted by ささき at 19:30 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

iPhone 3GS!

本日発売のiPhone 3GSを早速機種変更してきました。
名称がG SからGSにスペース一個詰まったのは病床のジョブズの指示とも言われますが、なんとなくAppleII GSを思い起こします。

IMG_1260.jpg

あたらしいGSは32GBの黒を選択しました。
移行は時間はかかるけれどもわりとスムーズにいきます。全体にもっさりした感じはなくなり、きびきびと動き文字入力もストレスなくなりました。特にアプリのロード時間はかなり短縮されます。
これで安心していままでの白はiPod Touchとして使えそうです。
posted by ささき at 22:10 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

F1分裂の危機回避さる

さて、連日おとどけしていたF1分裂の危機ですが、結局FIAが折れる形で妥協が成立したようです。予算制限も撤廃され、分裂シリーズもなくなりました。

FIAもスターなくしては続けられず、FOTAも利権やらなにやらで独自シリーズをうまく運営していくのは難があるということでしょう。
ちょっとウイリアムズと他のチームにしこりが残ったのが問題とは言えますが、これで最悪の事態は避けられ、来年も今年同様に見ることができそうです。

多くのファンはFOTAを支持するという結果もあるように、結局はモズレーFIA会長の個人的なスキャンダルを含めてワンマンぶりが問題であった事件ではありました。モズレー会長は多方面からの圧力もあり、今期いっぱいで再選出馬しないということで事実上の辞任となります。
KERSなんかもモズレーが推進したんですが、KERS自体が開発予算を引き上げたという意味不明な事実もあり、やはり引責辞任は致し方ないところです。

しかしやめてほしいとみなが願っても、結局権力の座に居座りつづけるというのはどこぞの国のトップも同じですが、まったく困ったものではありますね。
posted by ささき at 20:08 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

サンプリングの元祖、メロトロン

今回は聞いたことがある人も多い曲からはじめます。
イギリスのロックバンドOASISのFalling Downです。



ちょっとポストロック風のかっこいい曲ですが、もちろん今人気のあるバンドの新しい曲です。しかし往年のロックファンにはなぜか懐かしく感じられます。それはバックに流れるメロトロンの音色です。

メロトロンというとクリムゾン、というイメージですが、プログレをはじめ70年代バンドではよく使われた電子楽器で、ムーグとならび代表的なキーボードです。



メロトロンは電子楽器といっても原始的なもので、サンプリングの元祖といえます。当時はデジタルでPCM録音するというわけには行きません。そこで楽器の音をテープに録音して、鍵盤をたたくとテープが機械的に動いてその音を再生するという仕組みです。アナログでサンプリングをやっているようなものです。
代表的な音色にはクリムゾンキングの宮殿でオーケストレーションの代わりに使われた"3Violins"がありますが、Falling Downでも使われています。少し楽器の音に近い"Flute"に比べるとヴァイオリンという感じは薄いんですが当時の電子楽器の限界みたいなものですね。その代わり独特の音色がいまでも使われるゆえんです。

OASISは来日したときにはデジタルの復刻版をつかったようですが、調べてみるとMk5というビンテージものも使っているようです。
こうしてメロトロンを今でも使うバンドの代表格はなんといってもスウェーデンのAnekdoten(アネクドテン)です。
かれらは来日公演の時には70年代のビンテージメロトロンを何台も持ち込んで演奏しました。プログレもここまでくるとほとんど伝統芸能の世界です。

Myspaceのアドレスはこちらです。A time of dayが最新ですが、ここでもたっぷりとメロトロンが堪能できます。
http://www.myspace.com/anekdoten

Falling Downが好きな人は意外とアネクドテンも気に入るかもしれません。

     



メロトロンはいまでも復刻版が入手できます。これはメモトロンというものです。比較的安価なのですがこちらはデジタルで再現したものです。
http://item.rakuten.co.jp/reckb/m23_memotron/

また、もっと手軽なものもあります。iPhoneではピアノをはじめ楽器アプリが多いんですがなんとメロトロンのアプリもあります。
これはマネトロンというもので、メカ作動のノイズも再現しているというこったものです。iPhoneはマルチタッチができるのでちゃんと和音も出せます。

IMG_0541.png   IMG_0542.png

"3Violins","Flute","cello"と代表的な音が再現でき、たたいているだけで気分はもう70年代です。しかしよく考えてみるとリックウエイクマンとかキースエマーソンのような技巧派の名プレーヤーにはあまり好かれなかった楽器でもありますね。どちらかというと効果音的なものではあったかもしれません。
のちに80年代になるとフェアライトCMIなど本格的なデジタルでのサンプリング楽器が登場し、やがてアナログのメロトロンは表舞台からは姿を消します。
そして楽器の世界もオーディオ同様に本格的にデジタル時代に突入します。
posted by ささき at 21:29 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

MixwaveでALO製品取り扱い開始

MixwaveさんでALO製品を扱うようになり、なんとALO製品も中野に電車で行って「くださいなー」といえば保証付で買えるという時代になりました。価格も現地価格と送料を考えればかなり良いところでしょう(double mini3は値上がりしていて$270が米国でも新価格です)

http://avic.livedoor.biz/archives/51221867.html

こちらはALO Audioのリンクです。

http://www.aloaudio.com/

ちょっとバイヤーズガイドのようなことを書くと、ALOと言えばやはりiPodドックですが今回は三品目用意されています。(画像掲載は許可を得ています)

SXC18g.jpg    SXC22g.jpg
SXC Cryo 18G(左)と22G(右)

ALOupoccdock.jpg
OCC Cryo 22G

SXC Cryoは、18Gと22Gの二種類があります。これはゲージ(awg)といって米記法でケーブルの太さをあらわすものです。小さいほうが太いケーブルとなり一般的に性能がより高くなりますが、より高価で曲げにくくなります。
SXCとOCCは音の傾向で選ぶとよいと思います。SXC Cryoは中身は銅線ですが銀コートしているので音的には銀線に近いものがあります。そこで切れやシャープさを重視する人はSXC Cryo、音楽的なウオーム感を求める人はOCC、両方重視する人は両方買う、ということになります。両方買うのはわたしもそうですが、ヘッドホンやアンプの組み合わせによっても組み合わせを楽しめます。
たとえばわたしならWestone ES3XとならSR71AとCryoXSliver(いまだとOCC)の組み合わせが好みで、UE11とならP51とSXC Cryoの組み合わせが好みです。この辺は理屈というより聴いた感覚なのでいろいろ持っているとより好みの音に仕上げられます。

音質に着いては以前こちらに記事を書きましたので参考にしてください。わたしのは古いモデルですが、OCC Cryoはほぼ以前のCryoXSliverに相当します。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/112806169.html


またDouble mini3ですが、以前ちょっと書いたようにAMBのMini3をベースにしています。Mini3はAMBのTi Kanという人が設計していますが、自分では商業用の完成品を作るということはなく、他の人が完成品として販売しています。

ALO_D3.jpg     IMG_1216.jpg

このDouble Mini3はMini3の基本設計を生かしてコンデンサーやシグナルパス上の抵抗などのパーツを変更したりした改良品(mod)ということです。これはiModで知られるRed Wine AudioのVinnieさんが協力しています。
Mini3は名前の通りにいわゆる3チャンネル(Active ground)のアンプです。Double mini3という名の由来はもともとmm3=modded mini3という名前にする予定だったので、はじめのmmをしゃれてダブル・ミニということです。(Kenさん談)

Double mini3は試聴機がフジヤさんにありますので借りて聴いてみました。
全体的に前に出るアクティブな音で低域もインパクトがありパンチを感じます。また3chタイプ特有の奥行き感も感じられます。音が空間に伝わっていく感じがよくわかるというところですね。この辺はUltrasone系のS-logicともよく合います。
わたしはオリジナルのmini3は聴いたことがありませんが、それがなくともなかなか上質な音だと感じます。
上質と感じるわけは音が豊かで響きがよく滑らかに感じるからです。全体的に適度なウォーム感で音楽性が高いと感じられます。

実際に同じ3ch(4ch)系でより高価でバッファを多く搭載したXinのSM4と比べると明瞭感やシャープさでは譲りますが、より鳴りに暖かみがありきれいで好ましいと感じます。聴いていてSM4よりも音楽に没入できます。ESW9や10にもよく合うように感じます。

設計を手がけたVinnieさんも、プロデュースしているKenさんも、よりウォーム感があり音楽性があるものが好きなので、それがよく出ているというのは面白いことです。
ただウオーム感があるといってもぬめっとしたわけではなく、ベースモデルのよさをうまく生かして作り手の個性をも生かして改良した作品といえるでしょう。

ポータブルアンプといえば最近はIcon mobileがヒットしましたが、Icon mobileが成功したのは低価格とともに音の良さがわかりやすいという点があると思います。聴いてぱっと明瞭感や広がりを感じられ、DAPだけを使っていた人にはアンプという余分なものをつけて音が良くなるというメリットが分かりやすいと思います。システムの力とでもいいましょうか。
ただ、聴いていると少し音が荒く細かいニュアンスとか厚み・暖かみ、ヴォーカルの肉質感とか唇の動き、そうしたよりオーディオ的なものに物足りなさを感じます。
その点で細かい音楽ニュアンスの抽出に優れたdouble mini3は次のステップとしてもよいんではないでしょうか。

Icon mobileでアンプをつけてシステムとしての良さを覚え、double mini3でよりオーディオ機器らしさを感じ、そしてさらに上を目指す人はiQubeなどに挑戦するというステップを踏むと、自分の求めているものというのがより自然とわかっていくのではないかとおもいます。
posted by ささき at 08:03 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

雨のあじさい

アジサイといえば雨、ということで雨の中、あじさいで有名な松戸近くの本土寺に行って来ました。
昨年は紅葉のときに行っています。こちらのリンクです。
http://blog17gray.seesaa.net/article/110925241.html
ちょうど右上の写真が同じ場所で撮っていますので、季節によってこんなに趣が違います。

紅葉もいいんですが、さすがにあじさいの寺というだけあって、この時期に行くと一面にアジサイの花が広がっています。ただ花の手入れはいまひとつで、この辺は鎌倉のあじさい寺の方がきちんとしています。

写真はすべてSigma DP2です。

sd2236.jpg     sd2275.jpg     sd2254.jpg

sd2264.jpg     sd2243.jpg


DP2はコンパクトで片手で撮れますがさすがに傘を片手だとちょっとぶれやすくなります。こういうときは手ぶれ補正の付いたペンE-P1もいいかなぁとちょっと思ってみたり(笑)
posted by ささき at 19:17 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

PCオーディオfan発刊

オーディオBASIC誌の別冊ムック本として「PCオーディオファン」が発売されました。
オーディオBASICには連載のPCオーディオコラムがありますが、それがムックに拡大したという感じです。
PCオーディオに対するオーディオからのアプローチという感じで、設定など基礎的なことから、FireFaceなどオーディオインターフェースの紹介、LINN DSやAyre QB-9など機器紹介・レビュー、高品質ソースの入手法などいろいろとカバーしています。

またオーディオBASICというとおまけとしてついてくるCDが好評ですが、今回はなんとハイサンプリングの音源がCDの付録として付いています。96/24のWAVファイルが5曲ついていますが、これは古楽のアントネッロのミュージシャンによるものです。アントネッロは日本の古楽グループで下記にちょっと記事を書いています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/29373884.html
わたしはSamplitude->CardDeluxe->Signature30->JB3という組み合わせで再生していますが、なかなか鮮烈で空間の深みを感じられます。
最後の曲の現代的な古楽演奏なんかはアントネッロらしくて良いですね。

また巻末には「iPodを楽しむ」という綴じ付録が付いています。


posted by ささき at 23:47 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

F1選手権分裂へ

さて、最近まじめにウォッチしているF1の予算制限ルールを起因とした内部分裂問題ですが、とうとうチーム側であるFOTAが独自選手権の立ち上げを発表しました。まだ交渉の余地があるかどうかは分かりませんが、これで半世紀続いたF1も分裂の道を歩み始めました。

http://jp.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/090619100648.shtml

新シリーズの名前は書かれていませんが、おそらく「GP1」になると思います。むかしF2と言っていたカテゴリーはF3000を経ていまはGP2と言ってますが、それに対応するものになるのではないかと思います。
実のところ昨年GP2でもFIAのモズレーが予算制限騒動を起こしているようなので、今年の伏線はすでに張られていたようです。

予算制限というとなんとなくスポーツマンシップ的な感覚もありますが、実のところはこれによって一番不利益を得る自動車メーカー系チームを退けて、政治力のある自動車メーカー系チームが口を出せないようにするというのがFIAの本音のようです。

そして、FOTAの発表を受けてFIAもいったん作ったリストを訂正するという対抗策に出ているようです。

http://www.f1-kindergarten.com/view_09/20090619_2371.php

ただ、いったん作ったリストを書き直すというのはFIAの弱みをさらけ出すことになります。というのは、いったん却下したチームに頼ることになるからです。それらのチームは資本力やチーム力などの査定を受けて不適格ということだったわけですからね。

F1に残る有力チームはウイリアムズくらいで、名前だけ有名チームを連ねていても、新ブラバムは元の関係者から裁判をされる可能性があり、新ロータスも旧関係者からあまりよく思われていません。新ローラは完全に立ち上げは無理のようです。
USF1とか少し有望株はありますが、他は本来F1の査定に落ちたチームばかりというわけです。これではとても世界最高の自動車レースとは言えません。

対してマクラーレンやフェラーリ、トヨタ、新星ブラウンGPなど普通にF1としてイメージするチームはFOTAのF1(GP1?)新シリーズになります。

日本で言うとフジテレビはどちらを放映するのかとか、トヨタ資本の富士スピードウエイの日本GPはどうするのかとか、かなり不透明なところがあります。

わたしはなんだか一澤帆布の分裂騒ぎを思い出しました。
新しく生まれた信三郎帆布がここでのFOTAの新シリーズみたいなもので実を引き継ぎ、いまの一澤帆布がつまりはFIAのいまのF1で名だけ引き継いだという感じです。

まあ一澤帆布と同様にユーザーにとっていいことではないので、今回の騒ぎがなんとか収まると良いのですが、、


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posted by ささき at 22:49 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

iPhone 3G S予約

iPhone 3G Sを早速予約してきました。
ただし大きくないショップなので当日はいるかは不明です。まあiPhone OSのバージョンを3.0にはあげたので、しばらくはそちらに慣れるということですね。

今のはSIMを抜いても電話機能以外は使えるようなので、iTransport専用として使います。
これでやっとiTransportで聴いてて電話がかかってきても慌てることはありません(笑)
posted by ささき at 23:46 | TrackBack(0) | __→ iPod, iPhone, iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

光デジタルケーブルの選択

Headroom Desktop BalancedCardDeluxeのデジタルアウトの組み合わせがうまくいったので、電源タップをAudioPrismのものに換えるのと同時にデジタルケーブルも換えてみることにしました。

Headroom Desktop balancedのDACは同軸でも光でも受けることができますが、PCシステムについてはノイズを受けにくく電気的にDACとトラポを切り放せる光ケーブルが有利ではないかと考えて、少し詰めてみることにしました。
もうひとつの理由として、光ケーブルというとどちらかというと低価格のデジタル接続の代名詞的なものですが、あえてそこを少し掘り下げてみたかったというのもあります。
Headroom Desktop balancedを導入した当初はSAECのOpc-M1を使っていましたが、いまはSAECのOpc-X1で落ち着いています。そこにいたる遍歴を主に書いていきたいと思います。

1.光 vs 光 (Part1) - SAEC Opc-M1 vs Audio Quest Optilink5

しかし探してみると光デジタルケーブルというのはあまり選択肢は豊富ではありません。またOpt-M1はプラスチック系の新素材なので、次は石英がほしかったというのもあります。
そこを勘案していくと、評価の高いAudioQuestのOptilink 5が候補としてでてきます。

optlink5.jpg
Optilink5

光ケーブルの場合はなるべく曲げないで設置した方がよく、特に石英のものはそうだといいますが、Optilink5はかなり柔軟で設置の自由さがあると思います。

音質的にはやはりすばらしく差は驚くほどです。それまで使っていたSAECのOpt-M1と比べてみると、透き通るようにクリアで、透明感の向上ははっきりわかります。かつ音場も広がり、驚くほどの見通しの良さがわかります。
背景がぐっと底無しの谷のように深く感じられ、ひとつひとつの音は本当に小さな音まで明瞭なので情報量の多さ、解像力の高さが際だちます。
声楽曲などでは唖然とするような空間表現があります。ここで言っているのは声の質感の話ではなく、声と声との間のことです。空間であるはずの黒の中にグラデーションがあるというのがわかります。

もうひとつの特徴はかなりハイスピードでキレが鋭いと言うことです。わたしもよくタイトで締まったという言葉を使いますが、これはほんとに贅肉がまったくないという感じてす。さきの情報量、質感表現の高さとあいまって、金属の響きはとてもリアルです。

Optilink5のひとつおもしろい点は、高域の透明感と切れの良さを考えると音がきついのではないかと考えてしまうんですが、実際にきつめの曲で比べてみるとOpt-M1よりもサ行のきつさは少ないということに驚きます。
またOptilink5は音の傾向で言うとクラシック、ジャズ向けと思われるかしれませんが、実のところロックにとてもあってます。音が整理されてうるさくないからでしょうか。安価なケーブルだと騒々しい荒い音になりがちですが、この辺は真に優れたケーブルの証でもあるでしょう。より緻密な音表現とともにすごみを感じさせます。

また固有の色があまりつかないので、ニュートラルという点ではよいんですが、全体にドライで軽めにも感じるので、音色的に好き嫌いはあるかもしれません。同じ光ケーブルであるSAECに比較してもそう感じます。

しかし、Optilink5はニュートラルだから自然かと言われると、ここまでくると全体的な印象はやや非現実的な気もします。一つの音を異常なくらい明晰に描くのでスタジオでモニタするにはとても有効なツールではあるかもしれませんが、趣味の音楽用にはちょっと考えるようなところもあります。

ちなみにBenchmaark DAC1でも同じ環境で比較してみましたが、ほぼ同じ印象です(このときはATH-W2002を使っています)。ただDAC性能自体はさすがにDAC1の方がDesktop balncedの内蔵タイプより良いのでOptilinkの情報量の豊かさはこちらの方が体感できるかもしれません。音の広がりに関してはさすがにバランスの効果が出るのかDesktop balancedの方がよくわかります。

2. 光 vs 同軸 - Optilink5 vs Gold Starlight

次にDesktop BalancedのDACの入力にいま同軸SPDIFデジタルケーブルでiTransportやDLIIIに使っている、WireWorldの代表的なデジタルケーブルであるGold Starlightを接続してみました。入力切り替えスイッチで切り替えながら、光と同軸がどのように違うのかを試してみるということです。

しかし比較してみるとシャープなことで定評のあるGold Starlightと比較してもクリアな透明感、ハイスピードな切れの良さはOptilink5の方が上回るのはすごいと言えます。音の輪郭がOptilink5の方がはっきりと鮮明で明確であり、あいまいさがありません。背景がびしっと黒く、解像力、情報量と言ったところもOptilink5は上回るように思います。光ケーブルが単に安価なだけではないことを証明してくれます。
Gold Starlightは定価ベースではOptilink5よりも高価です。同軸RCAのデジタルケーブルではさらに上はいくらでもありますので、そういう意味ではこの価格でハイエンドという光デジタルケーブルはお得と言えるかもしれません。

ただ自然さやなめらかさ、また重み厚みといった音楽的ということを考えると同軸の方が良いと感じます。
もちろん光でも個性の差はあると思いますが一般的に言うとそうした違いはあると思います。

このシステムの性格を考えると光ケーブルの方が向いていると思います。
自然で音の厚み重みのある同軸SPDIFと、ハイスピードで歯切れの良い明るく軽めの光TOSという性格分けができると思いますが、PCシステムはHDトランスポートとして低ジッターの歯切れの良い音が望めるのでそれを生かせる光、CDPを中心としたオーディオシステムには音楽製の高いシステムをくむので同軸が向いているように思います。

どちらも一長一短ありますが、一般的にはちょっとありえないような音の新鮮な驚きを得たいときにはOptilink5で、ふつうに音楽を聴きたいときは同軸がよいと思います。

3 光 vs 光 (Part2) SAEC Opc-Z1

次に購入したのはこれです。
Optilink5が性能は高いけれども、少なくともこの組み合わせにおいてはあまりに強力すぎて少々聴きやすいとは言えないので、聴きやすいと思ったSAEC Opc-M1の上位機種であるZ1を買いました。
Z1もかなり人気機種で、雑誌などの評価も高いケーブルです。Fiber Indexなのでこれは石英ではなくプラスチック系の素材ということになります。

z1.jpg
紫:M1 ゴールド:Z1

M1よりはひとまわりクリアでふたまわりはシャープで切れがいいという感じです。
Optilink5に比べると恐ろしいまでの透明感はなく、ふつうに良い透明感という感じで、音場の広がりがやや物足りないという感じです。
ただZ1でも十分な光らしいクリアさと切れ、そして聴き易さを兼ね備えいます

ちょっと斬新な驚きを得たいときはOptilink5、普通に聞きたいときはZ1もなかなかよい選択です。

4 光 vs 光 (Part3) SAEC OPC-X1

いま落ち着いているのはこれです。
Z1がOptilink5に比べて透明感でやや劣るものがあったので、これはやはり石英のものがほしくなりました。
また石英というだけではなく、X1が特徴的なのは先端の研磨がかなり精緻であるのが特徴で、その点でジッターを大きく減らすことができるそうです。(これはZ1も同じです)

x1.jpg
OPC-X1

Z1に比べると透き通るようなクリアさがあり、Optilink5にかなり近くなります。やはり抜けの良いこのクリアさは石英独特のものがあると思います。
さらにドスの利いた低域の迫力を感じます。低いところは量感だけではなく、切れがよくタイトで細やかさもかなり際立ちます。
またエッジの立ち方がシャープでメリハリがくっきりとした光接続ならでは切れのよさがあります。

X1は全体にバランスが取れていて、Optilink5とZ1の中間的な存在です。Z1よりもやはり一クラス上だと思います。
あくまで音のシャープさがほしいときはOptilink5で、普通に音楽を聴きたいときはX1が良いように思います


5. 考察 - 石英 vs プラスチック

Sys conceptのケーブルも含めて、やはりステップインデックスと呼ばれているプラスチック系と、石英は音は違うと思います。
やはり石英のほうが透き通るような、とか、エッジが立つような、という点では上です。
ただしZ1なんかは音のエッジの明瞭さではかなり善戦しています。ステップインデックスの方が曲げやすいというのはかならずしもいえないかもしれません。


6. 光接続とは

どれかひとつお勧めというと一番はやはりX1ですが、Z1も価格の割にはよいと思います。
ありえないような凄さを求めるならばOptilink5でしょう。それとポータブルではよく書いているSys-Conceptも1mケーブルを試しに買ってみましたが、コストパフォーマンスを求めるならばお勧めです。

光というとメディア変換のために性能が同軸より劣るといわれていますし、そのためもあってか、安価な機材に使われがちでした。そのため性能も一歩低く見られがちです。しかしもう少し見直されてもよいのではないかと思います。
特にPCオーディオと光というのはなかなか性格的に見ても相性のよい組み合わせといえるように思えます。


7. 同軸 vs 同軸 Gold starlight vs アコリバDSIX

光ケーブルというテーマから外れますが、同軸デジタルケーブルの試行です。
それまではわりとメジャーなWireworldのGold starlightを使用していたのですが、思うところあってアコリバのDSIX1.0を試してみました。
DSIXはケーブルなのに途中に電気回路があり電源を必要とします。これはこの部分にアイソレーショントランスのような働きをする回路が入っていて、ソースからのノイズを切り離すことができるのです。具体的には電流の変動と電圧の変動のうち、電流の変動を打ち消すというものです。信号は電圧変化ですが、ノイズは電流の変化になるからです。
思うところあって、というのは光ケーブルの切れのよさがある意味で電気的な接続がない故であるというのならば、このノイズを除去することでジッターを減らすという考えのDSIXも同様にPC環境ではうまく働くのではないかと思ったからです。

dsix.jpg
DSIX

結果的にはなかなか効果的で、定価はGold starlightよりも安いDSIXは音の切れのよさという点では上回る結果を得ることができました。
2009年の春のヘッドホン祭ではこのDSIXをiTransportに使用しました。
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2009年06月16日

ステレオサウンドの一期一会

現在発売されているステレオサウンド171号の恒例の巻頭言、P73の菅野沖彦先生のコラム「一期一会」で、菅野先生が来訪された時のヘッドホンショウのことに触れられています。
バランス接続のヘッドホンやこうしたムーブメントにも言及されていますが、こちらの昨年のヘッドホンショウのリンクの下の方にそのときの写真があります。
http://avic.livedoor.biz/archives/50976596.html

皆でやってきたことがこうやって少しずつ認められてくるのはうれしいことです。
ヘッドホンがその他アクセサリーの項ではなく、スピーカーと肩を並べられる日を夢見て。。
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2009年06月13日

角田郁雄氏オーディオルーム訪問

今日は「オーディオベーシック」や「無線と実験(MJ)」などで執筆され、試聴会などでもよく講演されている角田郁雄さんのお宅に招かれてオーディオルームで試聴する機会を得ましたので、CDや秘密兵器などを携えてお邪魔してきました。

角田さんは2種類のオーディオルームを持っていて、場合により使い分けをされています。
ひとつめはレイオーディオのコンプレッションドライバーを装備したスピーカーをメインにしています。
能率の高い鳴りの良いタイプのスピーカーをイコライザーでバランス良くチューニングされているのが印象的でした。
音楽の表情がつかみやすいという感じです。

もうひとつの方はクォードのESL(静電型スピーカー)とライドーC1を据えています。(画像は許可を得ています)
IMG_0538.jpg

こちらは機器の個性を重視しているという感じで、ESLの独特のスムーズな音再現と、音の浮き上がりかたが独特で新鮮でした。クォードは20年来使い込んでいるということです。
これをライドーC1に変えると、なじみのあるダイナミックの音に戻ると同時にライドー独特の高域表現とサイズを超えた豊かな低域が堪能できます。
またスピーカーが消える感覚はここでも変わらず、スピーカーというよりもやはりトータルシステムの出来ということなのでしょう。ラックも特注品とのことです。

あとはWadiaのシリーズ9とかLINN DSなど、CDや高音質配信などソースを変えながらあれやこれやと楽しく談義を咲かせてきました。
わたしも次の記事になりそうなものをメモさせてもらいましたが、やはりハイレベルのものを聴き、知見者の言葉を聞くのはいろいろと参考になり、また勉強になります。

2009年06月10日

Corde ObliqueとAshram - ナポリから哀愁をこめて

前にGianmaria Testaというイタリアのミュージシャンを紹介しました。駅に降り立つ人間模様を切々と歌いあげるヴォーカリストです。
イタリアというとある意味ラテン系というか明るい人たちという感覚もありますが、一方で地中海的なというか土のにおいのあるしっとりとした味わいを感じるところもまたあります。

これもまた以前にPikonosvioueというワールドミュージックを紹介するレーベルを紹介しましたが、そのときに書いたCorde Obliqueというイタリア・ナポリのグループが少し前に新作を発売しました。The stone of Naples - ナポリの石というタイトルです。
Corde ObliqueはグループというよりもギタリストのRiccardo Prencipeのプロジェクトで、メンバーは固定ではなくアルバムごとにセッションアーチストを加えるという構成になっているようです。イタリアの地中海フォークやカンツォーネのような哀愁をもちながらも、現代的で洗練されたポップミュージックと融合したアコースティックでかつダイナミックな曲が楽しめます。
女性ヴォーカルが叙情的なメロディーをゆっくりと歌い上げる前半からアップテンポでダイナミックな展開を見せる後半部分までドラマチックな構成に曲つくりのうまさを感じます。これ、けっこう好きですね。

Corde Obliqueの試聴はmyspaceがあります。
http://www.myspace.com/cordeobliqueunofficial

またナポリのグループというと同じPikonosvioueから発売されていたAshramもナポリの人気のバンドです。
Ashramは日本でも人気があるようですが、ヴァイオリンとピアノという最小構成でリリカルなメロディーを奏で、哀愁たっぷりの男性ヴォーカルが切々と歌い上げるというグループです。
たしかにこの多少悲哀を感じさせるはかなげで美しい音楽は日本人の感性にもはまりそうです。
Ashramは1stと2ndがありますが、1stをまずお勧めします。

Ashramの試聴はmyspaceがあります。
http://www.myspace.com/ashramita

下記リンクのPikonosvioueアーチストが出演するフランスでのミュージックイベントを収めたビデオでもAshramが出てきます。冒頭でダンサーが踊っている音楽がAshramですが、4:20からまた出てきます。


これらは基本的に輸入が必要ですが、国内での購入はCorde Oblique、Ashram、PikonosvioueのDVD(コンピCDとセット)ともこちらのXavier(ザビエル)レコードさんのリンクから購入できます。

Ashramの1st


Corde ObliqueのThe stone of Napoles


アイリッシュは日本では確固とした人気がありますし、ファドの国ポルトガルのマドレデウスなんかも日本でヒットしました。こうしたイタリアの歌もまた日本人の琴線にやさしく触れてくれそうです。
(ちなみにマドレデウスはいまも活動してますが、ヴォーカルのテレーザは脱退してソロ活動をしています)
プログレなんかでも本場イギリスの次に人気があったのがイタリアだったので、ちょっとそうしたところがありそうな気はしますね。
posted by ささき at 19:21 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

CanJam 10はシカゴへ

うわさには出ていたんですが、本日正式に次のHeadFiの全国大会はシカゴで開催されることが決まりました。東海岸と西海岸を行ったりきたりしていたCanJam(旧HeadFest)もアメリカの真ん中の開催となります。

http://www.head-fi.org/forums/f129/canjam-10-a-428474/#post5748953

シカゴというとWindy Cityという別名がありますが、これはイリノイ湖から吹く風が強いといわれるほかに、ビル風が強いから、という説もあります。シカゴは近代建築の町という別名もありますが、一時期世界最高を誇ったシアーズタワーをはじめとした摩天楼の町でもあり、また日本にゆかりの深いフランクロイドライトのアトリエがあったことでも知られています。
日本ではギャングの町というイメージもありますが、むしろ治安はよいほうで有名な博物館やオーケストラを有する文化的な町です。

そしてなんといってもサミュエルズさんの地元です。来年はこの辺が注目点になりそうですね!
posted by ささき at 23:25 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sys-conceptの90度アングル光ケーブル

Sys-Conceptから案内があって、iHP140とiBasso D10用の新しいU字の光ケーブルを作ったということでさっそく購入してみました。

Sys-Conceptのページはこちらです。
http://www.sysconcept.ca/product_info.php?products_id=349

これ、写真を見てもらうとわかりますがちょっとびっくりです。光ケーブルは本来はあまり鋭角には曲げられないのですが、この新型ケーブルは見事に90度曲げのUの字になっていて、しかもコンパクトです。

これが新型の90度光ケーブルです。
sysu1.jpg

ストレートケーブルではこうなっていました。
sysu3.jpg

下の写真を見てもらうとわかりますが、従来のストレートのタイプと比べてもさらに細身でコンパクトです。
sysu2.jpg

さらにストレートではバックの底に入れにくいので、バックに入れたいときはいままではL字型のコネクタとストレートケーブルを組み合わせていたので、かさばるほかにアダプターを重ねるので伝送ロス(ジッター)が懸念されていました。実際にストレートに比べると音質はやや落ちてしまいます。

たとえばHR Micro Portableの例ですがコネクタとケーブルの組み合わせはこういうものでした。D10だとMicro Portableよりずっと小さいので、もっとかさばってしまいます。
sysu1.jpg


装着はケーブルをつけるというよりも、はめこむという感じです。TOSプラグに対してあらかじめiHP140とD10のオフセットを考慮した角度がつけられています。そのため、これは完全にiHP140とD10専用になります。

sysu4.jpg

D10につけてみるとでっぱりはほとんどなく、フラットです。上のD10の写真のようにわたしは同軸のほうは使わないので、プラグキャップをつけているのですが、このキャップと同じ高さになるのでバッグにケーブル側を下にしても安心です。U字ケーブル自体かなりしっかりはしていますが、こうしたバンパーがあったほうが安心できるでしょう。(このプラグキャップは普通にオーディオ店で買えます)

肝心の音ですが、たしかにいままでストレートで直でつけていたのとあまり変わらないようで、特に無理をして曲げていることによる音のロスもないように思います。
さすが光ケーブルのプロ、としかいいようがありません。よく作りましたね、これ。


購入は上記のSys-Conceptのページからどうぞ。価格は$59です。
最短距離で作るため、今回は「中心間距離」のほかに新たに「角度」という考えがつきました。それで注文はややこしくなったように見えますが、実のところはこの90度U字ケーブルの項目を選んでコメント欄に「iHP140とD10用で」と指定すれば良いのでかえって簡単です。
しかし、他のD1やHeadroomなどではややこしくなってしまいます。またiHP120も注意が必要かもしれません。ただしある程度の許容範囲はあるようです。


これでiHP140とDAC付きアンプの組み合わせも完成を見たという感じですね。当初この組み合わせではケーブルの処理に苦心していたのがウソのようです。やはりEdition8のような超高性能機を使っていると、こうしたDAC内蔵式のアンプが光るのでこれは良いタイミングでもありました。
あとはこれとHiFiMan HM-801の比較を早くしたいところです。
posted by ささき at 21:48 | TrackBack(0) | __→ iBasso D10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

JH-13 PROのひみつ

Jerry Harvey氏のJH-13についてはわたしも気になるので何点か本人とJH Audioに問い合わせました。またHead-Fiでもその後いくつかコメントが出ているのでその辺も含めて少しまとめてみました。
ちなみにJH Audioはすんごいスピードで返信が帰ってきます。Jerryさんは返信も早いけど、びっちりと細かく返信をくれるので驚きました。こういうところはたいてい信頼できます。

まず、6ドライバーというスペックが目を引きますが、これは2個ずつペアになって、3Way(High/Mid/Low)をそれぞれ担当します。6ドライバーでも6wayではありません。

これは二つ大きな利点があります。
まず一つめは歪み(harmonic distortion)を減らすことができるということです。これはなぜかというと、ある領域をひとつのドライバーが担当するのに対して、二つのドライバーで担当すると同じ音圧(spl)を得るためにそれぞれのドライバーは半分の仕事ですみます。つまり無理をしなくてもよいので、ゆがまないというわけです。(オーディオ的にはよりHeadroomを稼げるといいます)

次は高域特性を改善できるということです。
よくバランスド・アーマチュアドライバーは低音が弱いとは言われます。SE115のところで書いたように、このために2Way化したりするわけですが、実はバランスド・アーマチュアは低音だけではなく、高音も弱いのです。
これは意外に思うかもしれませんが、たとえばUE11にしろ4つもドライバーがありますが、スペックを見てもらうとわかるようにこのようなマルチウエイタイプでも上は16kHzまでしか出ません。こうしたクラス以外の多くは8kHzまできちんと出ているかもあやしいそうです。
正しく言うとこれは16kHzまでしか出ないということではなく、16kHz付近までだいたいフラットにいけるということです。その上も出ますが、減衰してしまいます。

それに対してJH-13はバランスド・アーマチュア機としては初めて20kHzまできちんと再生できるという点で画期的ということです。この辺がHead-Fiあたりで盛り上がっているところです。
普通の人の可聴限界は実音は16kHz程度ですが、20kHzまでフラットに伸びるということは倍音再生などの点で有利に働きます。22kHz入っている非圧縮の音源でも、16kHz以降が減衰している再生機ではそれを生かしきれないとはいえるかもしれません。つまりバランスド・アーマチュアは音は細かくてよいけど、なんとなく音が薄かったりダイナミック機のような厚みにかけていたりするのはこの辺も関係するのかもしれません。またJH-13の試聴レポートでは音場の広がり感がとてもいいということだったんですが、ここも倍音再生の利点かもしれません。

サンプル機ではユニバーサルタイプのためこの辺の調整がうまくできてなかったので、高域がきついというコメントがあったようです。これは想定より+6dB大きかったそうです。
もしこのコンセプトが気に入らないときは出来上がったカスタム機で各帯域で-3dBまで調整可能ということですが、それ以上変えるとバランスが狂うので薦めないとのこと。(クロスオーバーでやるんでしょうね)


それと耳型の採り方ですが、ふつうWestoneもSleekもUEの方式でいいんですが、JH Audioの採り方を読むと一点気になることが書いてあります。それはシリコンの終端(耳穴にストッパーとしてつめるもの)はフォーム(スポンジ)ではなく、コットンにしてくれということです。
これはフォームだとくっついて壊れやすいというのようです。そこでコットンは必須か、と問い合わせて、わたしがUE11で採った耳型の写真を送って、これでいいかと聞いてみたところ、これでいいとあっさり言われました。というわけで、結局いままでと同じでよいということになりそうです。
けっこうまじめになっているのは6/30までのオーダーは$999というのを耳にしたせいです(^^
あとはだれかインプレを書いてくれないと。


しかし、今年はなんかほしいものが多くて困るんですけど。。
ほしいものは経済状況に反比例する、というマーフィーの法則が作れそうです(笑)
posted by ささき at 22:07 | TrackBack(0) | __→ JH13, JH16 カスタムIEM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

飛行機とクラブイベント

この週末は横浜で航空カメラマンをやっていたんですけど、クラブミュージックイベントの野外ライブのステージ袖で撮影するというなかなかないことをしてきました。
ここでは写真が出せませんが、飛行機もアーチストも両方撮ります。クラブミュージックイベントで連射で撮りまくってるところはちょっと浮いていたかも(^^
しかしいつもの機上からの連絡を聞く無線がイヤホンをしててもライブの大音量のPAで消されて聞こえないので、イベントの進行がわからなくなり焦りました。なにしろPAの近くを通ると吹き飛ばされそうになるくらいの音圧がありますからね。
ステージ上でミュージシャンの近くまでいけたので、ここでカスタムイヤホンの必要性を痛感しました(笑)
さすがにわたしでも航空無線機にカスタムイヤホンをつけるという発想は出てこないよねえ。。

*ちなみにイベントは6/6の八景島でのBig Beach Festivalで、アーチストはFatboy Slimなど、飛行機のパイロットはRed Bullの室屋さんです。
わたしはもちろんメインではなく、プロのサブカメラマンということですので念のため。
posted by ささき at 23:03 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

ALO製品国内販売へ

なんとあのALO製品をフジヤさんの店頭で買える日がいよいよ来そうです。
まずは定評あるmini3をvinnieさん協力のもとに改良したdouble mini3とケーブルが予定されています。けっこういい値段で販売されるそうですので期待できそうですね。
こちらに記事があります。
http://avic.livedoor.biz/archives/51211266.html

ちなみにALOのホームページはこちらです。
http://www.aloaudio.com/

ケーブルやドックについてもいよいよ真打登場という感じですね。また一歩、本場アメリカに近づくということで期待が持てます。
いろいろと不安な海外通販をしなくても、中野に行けば店頭で買えるというのはなかなかすごいことです。
posted by ささき at 08:05 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする