Music TO GO!

2009年05月31日

Edition8、一日後

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今日は前の記事で書いたように遠くまで重い写真機材を担いでいったので、本来はヘッドホンなどはおいていきたいところですが、Edition8とiHP140/D10を持っていってしまいました(^^
やはりこの音にはまってしまうと、この世界から離れたくないという感じですね。けっこう本気で気に入ってきました。
電車が事故の影響で遅れたりしたんですが、E8のおかげで電車の中でもオーディオルームを持ち運んでいるように楽しむことができました。

昨晩一晩バーンインしていたんですが、今日は全体により透明感があがり、音がより明瞭で研ぎ澄まされたように感じます。
特にヴァイオリンの甲高い音を歪ませずにきれいにシャープに再現するところは特筆点で、昨日音が洗練されていると書いたのはこうした音のすっきりとした精緻でかつ端正なところかもしれません。

昨日はリケーブルするかは迷うところでしたが、今日の様子を考えると特にリケーブルを考えることもないかもしれません。もちろん良いケーブルを使えばもう一枚ベールをはがせるかもしれませんが、このままで完成されていてバランスが良いので下手にバランスを変えてしまうのも困ります。
Edition8も遅延があったりしましたが、この完成度の高さとまとまりのよさを考えるとそれも納得とは言えます。
posted by ささき at 22:17 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三浦半島の笠懸(武田流)

笠懸というと犬追物や流鏑馬と並んで武芸の代表的なものとして教科書にも出ますが、流鏑馬と違いさらに小さな的を狙うというところが特徴です。
ちなみにいまは犬追物はもちろん行ってませんので、流鏑馬と笠懸だけが残り、笠懸はここ三浦半島で見られるのみです。
こうした感じで低い的を狙います。これは座って采配を振るう侍大将を奇襲して狙い打つ特殊な技であったようです。
写真はEOS-1DsMkIIです。

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今日は雨予報だったので、今朝まで行くとどうか悩んで天気予報を確認してから特に期待しないで行ったんですが、途中で一転晴れてきてなかなか良い条件になりました。しかし帰る時間になったらまた一転して曇りから雨、となんともタイミングの良い撮影となりました。

ここは砂浜で行われるので背景が海となり写真的にはなかなかさまになります。

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今回は女性も参加していて華やかなところもありました。

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さて、三浦といえばマグロ、毎回ここに来ると駅前の定食屋さんでサシミ定食1850円を食べて、こうして定点観測のように写真を撮るのですが(笑)、どうもマグロの質が落ちてきています。

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iPhone

三崎でこれではどうも日本のマグロ事情も心配になってきますね。基本的に三崎は遠洋漁業基地なので、ここのマグロは近海ものではありません。
ここはアジのたたきもかなり良く、アジは朝捕りなので新鮮でかつたっぷりと出てきます。次はもうアジにしようかと。。
posted by ささき at 21:54 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GRADO HF-2 登場

いよいよCanJam2009がはじまり、まずTTVJのサイトでHF-2が公開されています。
http://www.ttvj.com/index.php?main_page=product_info&products_id=1425
それとjudeさんのポストでトッドさんが装着しているところを含めた画像がポストされています。こちらの方が画像は鮮明です。
http://www.head-fi.org/forums/5723258-post2.html
たしかにハイブリッドのハウジングを採用していますね。
あとは詳細と音ですが、この辺はコメントを待たないと。。
posted by ささき at 02:42 | TrackBack(0) | __→ Grado HF-1, HF-2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

Edition8来たる!

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いよいよEdition8の初回入荷が本日入ってきました!
フジヤさんに受け取りに行き、会計をしている合い間にびりびりとパッケージを開け(笑)さっそく聴いて帰ってきました。
上の写真のように立派なポーチが付いています。

実際は半日くらいそれから都内をうろうろしていたので、たっぷりと戸外と電車で試すことができました。もちろん下記の印象は新品おろしたてのものです。ほぼ半日歩いたけど、注目度はiGradoほどではありませんでした(^^
性能の高さは分かっていたので、高性能DACを持ったiHP140+D10(w/8397)を持っていきました。ちっょと能率は低めなのでハイゲインにします。(D10のハイゲインは普通のミッド程度です)

一言で言うと洗練された音、という感じです。
音の性能も高いけれども、ポータブルというか戸外で聴くことのできるオーディオとしてはいままでになかったくらいの本格的なオーディオ体験を楽しむことができます。
クローズなだけに遮音性は良く、細かい音や弱音表現はよく拾えます。装着もやや小さめですがぴったりとフィットします。また見た目が金属であるほどには重くは感じません。

たとえばHFI-780を高性能リケーブルしたものはクリアさとかシャープさという単純な観点では良いんですが、Edition8と比べると全体的に格が違うという感じです。価格差は伊達ではありません。
たとえると定食屋の魚料理とフランス料理店のムニエルのように深みや繊細さ複雑さが異なります。Edition8は有機的で自然かつ滑らかで、たっぷりとしたうまみ成分である情報量を含んでいます。
厚みや質感表現が高級なオーディオ機器を感じさせます。

音はニュートラル基調でフラット、切れがよくスピード感がある現代オーディオ機器という感じがする。素晴らしくシャープですが、かといって子音がきつすぎるということもありません。
低域も豊かですが、これはES3X的で他の帯域をマスクし過ぎない程度に十分な量感もあります。重みが乗ってタイトでかつ質の良い低域表現です。
音場は奥行き感があります。新型S-Logicが利いているのか、深みがあり自然でかつ立体的な空間表現を感じます。

こうした豊かさと空間表現の深さで、iHP+D10ではクラシックに特に良くあいます。また、スピード感とかテンポの刻みの気持ちよさでジャズトリオもいいですね。この点でポップやロックにもかっこ良く合います。
肉質感豊かでヴォーカルものも魅力的に感じられます。

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家に帰ってきてから少し手持ちのポータブルアンプを試してみると、やはりiQubeが一番あう、というかEdition8の性能を引き出します。
言い換えると、いままでのポータブルヘッドホン・イヤホンでは他のアンプとiQubeの差があまり出なかったということかもしれません。iQubeはEdition8の、Edition8はiQubeのポテンシャルを存分に引き出しています。
iQubeもこんなヘッドホンを待っていたことでしょう。これはぜひiQubeを設計したBrunoさんに聞かせてやりたいですね。D10だと内蔵DACで音は精細だけれども、基本的にアンプ部が弱いのが難です。

iPhone単体でもいいし、家に戻ってからBalanced Desktopにアダプタで聴いてますが、ここでも他のハイエンド機に一歩も引けを取らないと思います。
オーテクのESW10が良いといってもやはりそれはポータブルの中で話し、ポータブル用のヘッドホンで良いといってもホーム用のアンプやDACのシステムで聴くとちょっと物足りなさを感じます。うちの記事でポータブルヘッドホンをホームアンプとあまり組み合わせないのはそういう理由です。
しかし、Edition8はポータブルだから、というエクスキューズを必要としません。堂々たる本格的なオーディオ機器としての格があります。

戸外でも電車の中でもこんな音で音楽が聴けるというところは素晴らしい体験です。こうした製品を作ってくれたUltrasoneに謝意を表したいところです。
posted by ささき at 22:39 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

CanJam 2009の見どころ

Head-Fi恒例の全国大会であるCanJamがいよいよ今週末の土・日と開催されます。
HeadFiでは大小のイベントをアメリカ全土でたくさんやっていますが、この年一回開催されるCanJamはまた特別なものです。過去にSF、NYCと開催されて今回はLA開催です。
もちろんHD800やEdition8、PS-1000なども展示があると思いますが、HeadFiならではの見どころを少し書いてみます。

まずGRADOのHeadFi専用モデルのHF-2です。
HF-1のときははじめからSR225をベースにして木製のインナーハウジングを使うということを公開していたんですが、今回はなぜか秘密主義を貫いているのは気になるところです。
まあこの時点で注文してしまうわたしもなんではありますが(笑)

またHead-DirectのHifiMan HM-801も注目です。
高性能のDACと高性能のポータブルアンプを合体させて15Vという高い電圧で駆動するハイエンドDAPという、いままでに渇望されていても、どこもできなかったコンセプトを現実のものにしてくれたFangさんに拍手したいところです。モジュール構造というところもまたポイントです。
すでにDAC部分についてはjudeさんのレビューがありますが、CanJamではアンプ部分も仕上がってくるかという点に注目です。HifiManについてはFangさんもまじめに取り組んでいて、この801以外のラインナップも含めてそのうちに書くことができるかもしれません。
またHead-DirectではHiFiManとは別にまたまた野心的なヘッドホンとイヤホンを用意しているようなので、それも公開されるかもしれません。特にヘッドホンはちょっと驚きです。

それとポータブルヘッドホンアンプの分野ではRSAとHeadampの対決再びということで、RSAの新作ShadowとHeadampの新作Pico Slimという、デジタルボリューム+スリムという同じパッケージでの対決が見られそうです。
ちなみにShadowは今回はめずらしくサミュエルズさん自身がここに名の由来を明確にしてくれたんですが、UAV(無人機)から名前を取っているようです。ということは小ささで比較されるP-51というより同じくUAVのプレデターとなんらかの関係がありそうという読みもできます。
一方でRSAとHeadampは静電型アンプ対決ということでもA-10とKGBH SEをぶつけてくると思います。それぞれ若手とベテランの人気のガレージメーカー対決というところが注目点です。


いまHeadFiではCanJamを目前に情報が少なく嵐の前の静けさを思わせます。
すべての謎はこの週末にあきらかに。。
posted by ささき at 21:17 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

Sonus Faberのtoyとminima vintage

最近また小型スピーカーに興味を持ってきました。デスクトップからブックシェルフの間くらいのものです。
いろいろと考えていたんですが店頭などで聴いてちょっといいと思ったのがソナス・ファベールのtoyです。やはりソナスらしく性能プラスアルファがある感じです。それとこれは小型といってもブックシェルフですがおなじソナスのminima vintageですね。
toyもminima vintageもSonus Faberの昨年の製品ですが、さいきんtoyのフロア型のtowerというのが発売されたのを機にまた試聴会などの機会がありました。そこで価格的にも開きがありますが、ちょっと試聴会に二件ほど参加してみました。
それぞれ真空管アンプとブラデリウスのプリメインアンプという違った側面から聴くことができました。

写真ではWilsonのsystem8の前に2つ並んでいるのがtoyで、system8のとなりの木製のブックシェルフがminima vintage、そのとなりのフロアタイプがtoy towerです。

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まずtoyです。ソナスというと木のエンクロージャーがトレードマークになっていますが、toyは革張りの外装を持っています。なかなかシックでよいのですが、これは中が木製ではなくMDFなのでそれを隠すという意味もあるようです。そのためもあってソナスとしてはかなりお買い得な価格帯で提供されています。

音質は少し輪郭が強調されたような高域の強さが特徴的でアクセントになっています。全体的にはウォーム感が強く甘いのですが、toyはこれが良さとなっています。価格的にもトータル性能を取るよりはこうした演出的にうまく音を作りこんでいるという感じです。
性能的にも悪くはなく後でも書きますが真空管だと意外とminima vintageとの差は小さく感じますが、ブラデリウスだと大きく差がついてしまいます。どちらかというとtoyは真空管と組み合わせて味的な面をうまく引き出すとよいのではないかと思いました。


次にminima vintageですが、これはソナスの出世作ともいえるminimaを復活させたものです。ただしminimaは10数年も前のモデルなので、いろいろとリファインしているようです。たとえばサイズを微妙に大きくして内部容量を稼いで低域を豊かにしています。
また、最近のソナスはスキャンスピークのユニットを使っていますが、オリジナルminimaも含めてはじめのころはディナウディオのユニットを使っていました。そこでこのminima vintageでも基本的にはディナウディオのユニットを復活させています。ただし忠実な再生産というよりは別なものを使っているけれども、同じディナのユニットを使うことで音調をオリジナルに近くしているということだと思います。
そのせいか、全体の音もウォームサイドではあるけれども、クレモナとかアマティのようなストリングス専科的な感じとは異なるように思います。

音質はブラデリウスで聞くとあきらかにtoyとは一レベルというよりも数段上手という感じで、あまり隙がなくサイズにしては欠点が少ない優等生的なまとめ方の良さを感じます。
スケール感はサイズなりですが特にブックシェルフとして不満はありません。細部の表現力はかなり高く、声のわずかなニュアンスや楽器の鳴りを明確に描き分けます。84dBというやや感度が低いところもあり、それなりの性能のアンプでないと性能を引き出せないように思えます。
ソナスらしい音楽性と小さいながらもかなり高い性能を両立させていて、さすがにノスタルジーだけで復刻させたものではないと感じました。


最後にtoy towerですが、これはあまり良くなかったです。
toyでは良いと思った甘さがtowerではだるく遅く聞こえてしまいます。たしかにフロア型らしい音の量感は得られますが、toyのまとまりの良さをなくしてしまっています。やはりコンパクトスピーカーというのはより点音源に近いよさというのはあるかもしれません。
フロア型として安いのは良いんですが、これだと特筆すべきスピーカーとはいえないと思いますね。このタイプだとちょっと前に聞いたDynaudioのFocus220あたりの方が良いと思います。


結局toyを聴きにいってminima vintageにやられたというありがちな結論になってしまいましたが、甘いだけではないというminima vintageの魅力がちょっと垣間見えたように思いました。
ただ、いま使っているディナウディオの25周年モデルとちょっとかぶるところがあるのが考えどころです。まあ別なシステムで使うつもりではあるんですが。。
posted by ささき at 00:44 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

coctura - Matryoshka(remix)

YMOの御大たちでさえ注目しているようにエレクトロニカというのは日本でいま一番先進的なジャンルだと思います。ただ音楽シーン全体から見るとまだまだマイナーな分野だと言えます。

このcocturaはその中でもロングセラーとなっているMatryoshka(マトリョーシカ)のファーストアルバム「zatracenie」のリミックスです。リミックスはエレクトロニカのアーチストによるもので、World's end girl friend、aus、Goldmund(Helios)と豪華な顔ぶれです。またMatryoshka自身によるセルフリミックスも入っています。

わたしはいわゆるDJリミックスみたいなものはあまり好きではなく、なんとなくエレクトロニカのリミックスというとちょっといやな予感はあります。実際kashiwa Daisukeの名作"APRIL #02"のリミックスはそうした感じで、kashiwa daisuke氏自身のリミックス以外はあまり好きではありませんでした。リミックスとかカバーなどでも、やはりオリジナルの方が良いというのはよくあります。

しかし、このcocturaはもともと良い素材に対して、各アーチストの個性がうまい具合にかみ合っています。元の曲のイメージをかなり良く残しているので、リミックスというよりはアーチストなりのカバーといっても良いかもしれません。反面で中の一曲"Tyrant's.."などではもともと英語の歌詞なのに日本語で勝手に歌詞をふきかえてしまうという大胆なアレンジにちょっと驚きます。また最後の曲"February Lifesaver"などアーチスト自身によるリミックスも素晴らしいものです。これは下記のmyspaceで聴けます。
Matryoshkaの音楽は簡単に言うとノイズ+美メロ+メロウな女性ヴォーカルというもので、アルバムとしての統一された世界観を持った完成度の高さもある反面で、全体にやや一本調子な感じを受ける場合もあります。しかしこのリミックス版のcocturaは各アーチストの味がうまくアレンジされていて、バリエーション豊かにあきることなく良い音楽がさらによくなったというリミックスの良い例だと思います。もちろん元のアルバムもトータルアルバムとしての良さもあり、まさにベストに補完的な作品です。

Matryoshkaのmyspaceはこちらで、試聴などもできます。(cocturaはアーチスト自身による一曲のみです)
http://www.myspace.com/matryoshkamusic

オリジナルのzatracenieも含めて、エレクトリカを再認識させてくれる良作だと思います。

        
 
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春バラ2009

バラは春と秋の二回咲きますが、バラといえば雨にぬれたイメージを抱くのはやはり梅雨のはしりであるこの春バラの印象が大きいのかもしれません。
今日は全国的に天気が悪くそろそろ梅雨の到来を感じさせます。天気が悪いと普通写真を撮りに行きませんが、バラは別です。
今回の写真は向ヶ丘遊園のバラ園です。ここは閉園後にバラ園だけが川崎市の管理で運営され、春と秋だけ無料開園されます。
カメラはすべてSigma DP2です。つまり41mmの単焦点ですべて撮っているいうことになります。

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花の写真をモノクロで処理してもなかなか美しい仕上がりを見せます。ここでは単にグレースケールにするのではなくウォームトーンの処理をしています。これを温黒調仕上げと言います。
また花の場合は色によってモノクロのフィルターワーク(フィルムであればフィルター、デジタルではソフトウエア)を行うのが効果的です。

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さて、春バラが終わると今度は紫陽花の季節になり本格的に梅雨に入ります。湿度がいやなシーズンの到来ですが、ヒトよりもウイルスの方がよほど湿度を嫌います。今年ばかりは梅雨に感謝しないと。
posted by ささき at 00:04 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

This land of ours - Kerl Jenkins

今朝いつものように「題名のない音楽会」を見てましたが、今日はブラスバンド向けの名曲紹介というテーマでした。
ブラス向けの曲というとなんとなく学校でやる堅苦しいという印象ですが、聴いてみると「風紋」とか曲として魅力的なものもたくさんあります。
わたしもほとんどブラス向けの曲というのは持ってませんが、ゆいいつあるのはこの"This land of ours"です。これはアディエマスやソフトマシーンで知られるカールジェンキンスの作曲・指揮によるブラスと合唱向けの曲を集めたものです。カールジェンキンスはいまはほとんどオーケストラ向けの現代作曲家という感じですが、これもまた優れた作品です。

やはりブラスとかウインドオーケストラの魅力というとかっこよさ、勇壮感という点があると思いますが、このアルバム中の"In These Stones Horizons Sing"はまさにそうした名曲だと思います。
下のリンクは純粋なブラスではなく合唱も規模がかなり大きいバージョンですが、カールジェンキンスらしいドラマチックな盛り上がりを楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=u3HTUzSnEbs



"In These Stones Horizons Sing"のオリジナルはアルバム"Requiem"に収録されたもので、"This land of ours"収録のものはイギリスのCory BandというブラスとCantorium Male Voice Choirという男声合唱グループ向けに書かれたものです。

      

posted by ささき at 10:47 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストリートタイプの復権

以前Nuforceからヘッドホンが出ると書きましたが、いつのまにかアナウンスされていました。6月初旬に発売(USA)ということです。
Nuforce UF-30
http://www.nuforce-icon.com/Product-headphone.htm
これを見るとピンと来る人がいるかもしれません。あのiCansにそっくりということです。しかしそれは違います。
UF-30がそっくりなのはこちら、iCansの後継機のzinoです。
http://zino.ultrasone.com/
これは公式なOEMのようです。S-Logicも公式にNuforceのページに歌われていますね。
Nuforceのjasonさんは単にラインナップ埋めのためには選ばないと思うので、zinoもUF-30も性能というのは期待できるのかもしれませんね。
posted by ささき at 00:01 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月23日

ハイエンドショウ09春

春のハイエンドショウは巷のインフル騒ぎで今回はパスしようかとも思ったんですが、PS AudioのPWT(PerfectWave Transport/DAC)聴きたさにマスク片手に決死のレポートを行ってきました。ヘッドホンショウではちょっと聴きましたが、やはりハイエンドのスピーカー機器で聞きたいという訳です。
ショウはインフルエンザ騒ぎもどこへやら、結構な賑わいでした。


まず恒例の音源出版のイベントである高音質盤の試聴イベントに参加しました。前は斎藤氏だったんですが、今回はあのヘッドホン娘本でも知られる岩井さんが担当しています。
岩井さんはレコーディングの仕事もしていたということで、こうしたイベントにはなかなか適任のようです。赤坂工芸のマスターCDR、HQCDやSHMCD、Blu-SpecまたガラスCDなど最近の高音質盤をCDやLPと比べながらとても分かりやすく明快に解説をしていました。
だいたいにおいてこうした高音質盤はCDにありがちなクリアだけどきついという傾向が和らぎ、よりアナログに近づくという感じと思いました。

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また今回の目玉はHYPS(ヒップス)のパーカッショニストのはたけやま裕さんをゲストにトークセッションが行われました。
http://www.you-hatakeyama.com/wordpress/
なぜはたけやま裕さんが呼ばれているかというと、HYPSのメジャーデビュー第一作「Chaotic Planet」がなんと豪華ボックスセットでSACD、重量盤LP、HQCDがセットになったオーディオファイル仕様になっているからです。こちらにリンクがあります。
http://www.you-hatakeyama.com/wordpress/?p=16

イベントではこれらを一気に比較試聴するというものです。音楽的には民族っぽいフュージョンという感じでなかなかよいものでした。
試聴はこちらからできます。
http://www.barks.jp/artist/?id=2000209663

肝心のPWT/PWDですが、音はタイトさが際立ち、ゆるみがなく引き締まった感じは尋常ではない印象です。そういう点からPWTでのRIP、HDMIでのI2S転送、PWDでのDD・DA変換などシステムとしてのトータルのジッター低減はかなり効いているようです。

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上の写真では中央のオラクルのプリメインの上にスタックされているのがPWT/PWDです。大きなタッチパネルの液晶も目を引きます。
オラクルのプリメイン、クリプトンの新型スピーカーとも100万を超える高性能のものではありますが、後から鳴らしたオラクルのCDシステムと比べてもそうしたタイトな音再現は際立っていました。
一方で音調はDLIIIのようなちょっと柔らかくウォームチックに味付けがされているというよりはニュートラル・フラット基調でこの辺もハイエンドを意識しているのでしょう。また、フィルター設定で適度に味付けを変えられるようです。

またPWTはRedBookに縛られないディスクプレーヤーであり、ディスクに書かれたWAVファイル形式を直で読めます。ショウではLPから焼いたDVDを再生していましたがこれもなかなかの音質でした。試聴用にWAONのハイサンプリングディスクを持って来ればよかったと思いました。
またネットワーク機能も用意されるとのこと、いずれにせよ新世代のディスクプレーヤーとして注目の機材と言えます。
登場はもうちょっと先になると思います。

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他に面白かったものはDynaudioが出してきたミドルクラスのアクティブスピーカーです。これはMC15のさらに上のモデルになります。
ベースはFocus110にバイアンプをつけたものです。MC15は対応するバランスのプロ機材がありましたが、こちらはわかりません。
このクラスになると立派なブックシェルフという感じで、これでアクティブスピーカーというと不思議な感じもしますが、こういうのを待っていたという人もいるのではないでしょうか。おそらくペア25万程度ではないかと思います。

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またトライオードとのコラボでセット商品が発表になっていました。セット価格でスピーカー込みで25万ということですが、価格的にアンプとCDPを買うとスピーカーが無料で付いてくるという感じの価格設定だそうです。かなりお得ですね。ただしウイスキーは付かないと思います(笑)
(ちなみに山崎はトライオードの社長の名前ですね)

*今回の写真はiPhoneです
posted by ささき at 20:42 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

HF-2 order update

Grado HF-2を5/15に注文しましたが、さきほど受注状況の更新ということで、TTVJからメールがきました。
それによると出荷予定は6月の中頃ということです。

HeadFiには注文した人の数をカウントするスレッドが伸びてます。(Roll Callは出欠確認とか点呼という意味)
http://www.head-fi.org/forums/f4/grado-hf2-roll-call-count-12-41am-5-21-101-a-424760/
すべての人が書き込んでいるわけではないと思いますが、それでも現在100ちょっといっています。
HF-1は428個だったかまで作られたんですが、さてHF-2はどうなるか。
posted by ささき at 01:33 | TrackBack(0) | __→ Grado HF-1, HF-2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

フェラーリ、敗訴

ここ数日F1レースに興味ある人ならば注目の的だった裁判の結果が5/20にフランスの裁判所で下され、結局フェラーリの訴えは退けられました。これは2010年の新しいレギュレーションである予算制限の撤廃をFIA(国際自動車連盟)に対して訴えていたものです。

今年のF1を見ていてかなりレギュレーションが変わったと思う人も多いと思います。見た目である空力もずいぶんことなるだけではなくなんといってもスリックタイヤの復活が目を引きます。どこかで若い人が「スリックタイヤだとレーシングカーらしくない」と言っていたのを見てショックを覚えてしまいましたが(笑)、実のところF1でスリックが禁止になってもう10年になります。他にもエネルギーリサイクルシステムであるKERS(カーズ)とか、レギュレーションの変化が目立ちます。しかし先月末にFIAが発表した2010年のレギュレーションはこの比ではなく、F1レース半世紀の歴史を根本からゆるがすものです。それは来年のF1に予算制限枠を設けるというものです。

これはすべてのチームに課すものではなく、予算59億円以内のチームには可動式ウイングの許可やエンジン回転数制限など、いままでF1を縛ってきたさまざまな制限を撤廃して自由度を与えるというものです。
予算59億円というのがどういうものかというと、大体いまのトップチームは年間予算が約400億円前後ですのでかなり大きな差です。しかしこういうとなんですがあのスーパーアグリでさえ約100億円程度だったのですから、ワークスだけではなくプライベーターチームも楽というわけではありません。

当然反発したのがワークス勢でフェラーリをはじめトヨタ、BWM、ルノーなどが来年からの撤退を示唆しています。なかでもフェラーリは強い反発をしていて、F1とともに歩んだ歴史をここに閉じる表明を公式にしています。他ではマクラーレンは態度が煮えきらず、ウィリアムズは残留を決定というところです。(そのため中島は来年も見られる公算が高いようです)
一方で新規参入を表明したチームはここ数日でかなりの数にのぼり、FIAのもくろみはここでは功を奏しています。

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わたしもずいぶん前ですけど一度鈴鹿にF1を見に行ったことがあります。テレビとの一番の違いはなんといっても「音」です。
初日にとりあえずあの130Rに行ってみようと丘を登っていると、コースはまったく見えないのになんだか地鳴りのようなすさまじい轟音が響いてきます。いままで聞いたこともないような爆音でいったいどんな怪物が迫ってきているのか、と驚いたのを覚えています。そんな中でもフェラーリV12の甲高い音はひときわ高く特徴的で、見えないのにいま通過したのがフェラーリだとわかったのに感銘したのを覚えています。

わたしはホンダのファンだったんですが、ホンダが第二期の撤退をしたときの理由はルノー公団の財力に勝てない、というものだったと思いました。予算枠というのはたしかに考慮すべきところではあるかもしれません。しかしあくまで頂点というところがF1の魅力だったわけです。
たしかに予算制限と引き換えのレギュレーションの緩和はそれはそれで面白いんですが、名前をしらない新規チームばかりのレースをF1と呼ぶには抵抗があります。なにしろ半世紀以上の伝統と数々の戦いがそのF1というブランドを作り上げてきたわけです。それを築き上げてきたのはFIAではなく、各チームです。特にフェラーリがその貢献度が大きいのはいわずもがなです。
本来FIAにはそういう新しい枠組みのレースを育てるべき責務があるはずなのに、安易にF1というブランドを与えてしまったという感はあります。

来年度のエントリー期限は5/29なのでまたひと波乱ありそうな予感はあります。あるいは週末のモナコGPでなにか動きがあるのでしょうか。
モナコといえばなんといっても92年のセナとマンセル、ああした素晴らしい戦いが今後とも楽しめることを祈っています。
posted by ささき at 23:36 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

DigiFiの新型S2とS5登場

日本でもKleer(クリアー)ワイヤレスを使用したDigiFiのS1がしばらく前に発売されました。
これはいわばKleerというワイヤレスの方式を世に広めるようなモデルだったわけです。そのときにより高性能モデルが出ると書きましたが、今日(5/19)プレスリリースをもらいました。

DigiFi S2

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DigiFi S5

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Photos courtesy of Kleer

S5はiPodのドックにさせるタイプで、Made for iPodのロゴを取得しています。音質はかなり向上しているということなので、ちょっと楽しみではあります。また今回は本体にボリュームとトラックのコントロールがついているということです。

*なおこのボリュームとトラックのコントロールはS5のみです。曲選択とボリュームはiPod側と連動しているということです。
この点でKleer社に確認してみたのですが、Kleer方式では現在音声信号の双方向通信をしていないが、こうした制御信号の双方向通信はできるということです。

プレスリリースによると発売は6/20で価格は代理店によるとのことです。Sleekもこれをベースにしたものを出すのでしょうか。。
posted by ささき at 00:58 | TrackBack(0) | __→ Kleer ワイヤレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

UEの新カスタムIEM、UE4のレビュー記事

Ultimate EarsからカスタムIEMの一番低価格モデルとなるUE4が発表されました。
http://www.ultimateears.com/_ultimateears/store/custom/ue4pro.php
デュアルドライバーで$399とユニバーサルIEM並みに低価格なところは最近の低価格カスタムイヤホンに対抗してのことでしょうか。ちなみにカラーはクリアのみでカスタムペイントはなくUEロゴがペイントされるようです。

そこで、さっそくここにJudeさんのレビューが乗っています。最近は大活躍ですね。

http://www.head-fi.org/forums/f103/ultimate-ears-ue4-pro-review-well-mini-review-anyway-poor-mans-ue10-pro-425108/

記事はUE4のプロトタイプの試聴から始まっています。
ドライバーも異なるAタイプとBタイプというのを試したようですが、AというのがUE11のような低域重視タイプで楽しいけれどもクリアさにかけていたとのこと、Bの方がUE10のようにもっとニュートラルに近かったということ。またBの方がよりクリアで解像感が高かったようです。結局Judeさん他のすすめもあって、UE4はBタイプを採用したようです。
ちなみにJudeさんはUE10とUE11を持っているんですけど、最近HD800を聞いた影響でよりニュートラルなUE10にまた傾きつつあるということです。

UE10と比べるとさすがにUE10の方が一回り性能は良いようですが、UE4の$399という価格はかなりコストパフォーマンスが高いようです。なにせTF10と同じ価格でカスタムですからね。

はじめはUE11持ってるんでパスしようかと思ったんですけど、"Poor man's UE10"と聞いてはぐっと来ます。インピーダンスは低いんですけど、感度はUE10やUE11に比べて低いのでノイズは案外あまり拾わないかもしれません。レビューにもUE10よりも感度が低いように書いています。
とりあえずUE11で送った耳型がまだ使えるかを聞いてみようかなぁと、まあ聞いてみるだけですけど(笑)
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2009年05月19日

USB3.0の夜明け

現在のUSB2.0の次の規格となるUSB3.0は昨年後半に制定されましたが、いよいよその実物が出てきました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090519/330238/

ただし量産はまだこれからで実際に普及し始めるのはさらに後になります。今年の暮れの商戦で搭載PCが出てくるか、いうところで普及は来年から2011年にかけてとなるでしょう。今年の年末はWindows7とともにちょっとパソコン市場もにぎやかになることでしょうね。
オーディオ関係もまた影響を受けるでしょう。

USB3.0は2.0と互換性を持ちつつ、10倍もの高速化を果たしています。ブルーレイの25GBのデータを転送するのにUSB2.0だと14分かかるところがUSB3.0なら1分ちょっとですむということです。USB2.0がよくIEEE1394(FireWire/iLink)と比較されたように、この5GbpsというスピードはHDMIと比較されることになるでしょう。

しかしUSB2.0とIEEE1394はよく転送速度で比較されることが多いのですが、実はUSBとIEEE1394の根本的な違いは接続形態です。
USBはあくまでホストとデバイス(スレーブ)という主従関係で機器を接続します。ホストから呼びにいかなければデバイスはデータを送信できませんし、ホストは常に問い合わせなければならないのでホスト機器は電力消費が若干かさみます。このため、必ずホスト機器であるPCなどが中心に来て、それに各周辺機器がぶら下がるという星型の接続になります。
一方でFireWireは各機器は対等の関係にあり、特別なホスト機器を必要としません。そのため、ビデオカメラとビデオデッキなどデバイス同士を直でつなげます。各機器はデバイスからデバイスへとデイジーチェーンで接続を増やしていけます。これはFireWireがSCSIを意識していた名残なのでしょう。
USB3.0でもはじめはこのホスト/デバイスという関係がなくなる予定だったようですが、結局は残ったようです。この辺はちょっと不明確ですが、そのためUSB3.0とHDMIという時代になっても棲み分けというのは同じようなものになるのかもしれません。FireWireではロイヤリティという問題もありましたが、これも同じような関係が続くのでしょう。


もうひとつ面白いのはこんな高速な転送がシリアルによって行われているという点です。最近パソコンを始めた人は当たり前に思っているかもしれませんが、ちょっと昔はちまちま転送するシリアルよりも並列でどんと転送するパラレルの方が早いに決まっている、という時代がありました。SCSIもパラレルだし、プリンターインターフェースもパラレルでした。シリアル機器というと安価で遅いというイメージでしたね。
しかし考えてみると最近高速転送というのはUSB、FireWire、HDMI、そしてバスのPCI Express、ハードディスクのSATAとみなシリアルです。
これはずいぶん前の記事ですがここに興味深い考察があります。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0403/18/news017.html
簡潔に言うと動作速度が速くなるほど、並列に送っているとばらついて整列できなくなるということです。とにかく一本道でどんどん送ったほうが早く確実ということですね。
こういうレベルになると直感的に考えてもよくわからないという時代になってしまいましたが、時代が変われば考え方も変えないといけないということでしょう。

しかし、こんな記事書いていると3年たって見直すと自分で笑っちゃったりするんですが(^^
posted by ささき at 21:19 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

Calima - Diego Barber

このCalimaはスペインのギタリストDiego Barberのファーストアルバムで、スパニッシュギターとジャズトリオの組み合わせが新鮮です。
これはピアノトリオのピアノの代わりにギターが入ります。つまりウッドベースとドラムスとギター、それに曲によってはサックスが加わります。プレーヤー間のインタラクションというのは例えばベースとギター、あるいはサックスとギターという風になります。

スパニッシュギターがはいることで雰囲気は明るくさわやかになり、いわゆるジャズのスモーキーな感じとはちょっと趣が異なります。得てすればスムーズジャズ風に流れそうになるところを踏みとどまったり、流れたりしながら気持ちの良いさわやかなスペインの風をジャズに取り入れています。
ギターの高めの音調と合わせてか、ちょっと高域を強めに入れているのもアルバムを気持ちよく個性あるものにしていると思います。

ジャケットの写真も良いですね。
下記のホームページでちょっと試聴できます。(MySpaceもあります)

http://www.diegobarber.com/

US盤ではありますが、ヨーロッパジャズがクラブジャズ風のものだけではないことを感じさせてくれます。
個性的なユーロジャズという点ではベルギーで一番売れたというJef Neve trioもなかなかお勧めです。曲がさまざまな顔を持っていてとてもバリエーションに富んでいます。
また、ジャズとギターという組み合わせでは名盤のひとつ、Michel Camilo & TomatitoのSPAINがよく引き合いに出されます。言うまでもなくチックコリアの名曲のカバーですが、オリジナルがまた熱くすばらしいものです。こちらはSPAIN againという続編もあります。


posted by ささき at 22:46 | TrackBack(0) | ○ 音楽 : アルバム随想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

Grado HF-2 登場 !

HF-2はGradoのもうひとつの新製品です。ただし、これはHead-Fiメンバー専用です。
つまりあのHF-1の再来です。
Grado HF-1については下記リンクを参照ください。2005年9月なので、もう4年ちかくも前のことになりますね。うちの中でも古い方の記事になってしまいました。
http://vaiopocket.seesaa.net/category/558621-1.html
見た目はいまひとつですが、価格とGradoらしい音楽性と性能面のバランスが良いヘッドホンでした。また、最新のPS-1000のインナー木製ハウジングのさきがけといえるかもしれませんね。

HF-1と同様にHF-2もJohn Gradoのサインとナンバリングがはいります。さて今度はどこに入るのか。。
ToddさんのTTVJのみでの販売で、購入するためには以下の条件があります。

1. まずHead-Fiのメンバーでなければなりません。購入時にHeadFiのユーザー名が必要です(TTVJで注文するときのコメント欄に入れます)
2. ひとりにひとつしか購入できません
3. HeadFiに最低5回の投稿をしていなければなりません(確認されます)
4. これ以上の値引きはありません
注)このためTTVJのNews letter割引も除外されますが、購買ページからはそれが自動的についてしまいます。そのため後で調整が必要ですが、それができないPaypal払いは避けたほうが良いです。

下記が商品リンクです。すでにプリオーダーは開始されています。
出荷は6月の初頭になるようです。

http://www.ttvj.com/index.php?main_page=product_info&cPath=13_72&products_id=1425

下記にJudeさんのポストがあります。(ちなみにJudeさんがHeadFiの管理者でリーダーです)
http://www.head-fi.org/forums/f4/grado-hf2-its-real-424620/

JudeさんのコメントによるとHF2はGradoのHead-Fi用ヘッドホンコンセプトを推し進めたものということです。つまり音はHF-1の延長上にあるということのようです。
HF-1が$200と比較的安価なモデルで、HeadFiメンバーへの高性能機の普及を推進するという目的があったのに対してHF-2は$429というそれなりの価格ですので、それらをより洗練させたものとなるようですね。
Toddさんは"baby PS-1000"と呼んでいるそうです。この"baby PS-1000"というのがかなりぐっと来ます(笑)
この意味するところの憶測はずいぶん飛んでいるけれども、実際はちょっと分からないところです。いずれにせよHF-1から推してもコストパフォーマンスの高いものになるのは間違いないでしょう。
あとでバランスリケーブルのことを考えるとハウジングが気になりますが、どうも本物はCanJamで公開されるのですが、それまで秘密にしておいているようですね。また予定数はあきらかにされていませんが、いずれにせよずっと作り続ける製品ではなく限定的なものになるようです。

HiFiManとともにHeadFi関係の出費が増えるなぁ、、しかしHF-2もHM-801も10%ほど売り上げからHeadFiへ寄付されるということです。
ということで晴れて理由もできたということで(^^
posted by ささき at 08:44 | TrackBack(0) | __→ Grado HF-1, HF-2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

Shure SE115 - 新型ダイナミックドライバーのエントリー機

se115e.jpg

今年のCESで発表されたさまざまな新製品が徐々に登場しつつありますが、このShure SE115もそのひとつです。
SE115は名の示す通りに従来のSE110と同じクラスでおそらく同程度の価格となると思います。また昨年発売されたSE102kのひとつ上位機種という位置づけです。基本的にはSE110と代替することになり、店頭発売は6月12日からを予定しています。

1. SE115の特徴

従来機のSE110との大きな違いはSE110がバランスド・アーマチュアのシングルドライバーであったのに対して、このSE115はダイナミックドライバーを採用しているということです。
バランスド・アーマチュアの方が高級であるとのイメージもありますが、ダイナミックドライバーの採用は低価格ではなく、あくまで音質にこだわった故とのことです。SE115ではMicro SpeakerIIという新型のドライバーが採用されています。

バランスド・アーマチュアドライバーは小型で精細な音を可能にしますが帯域特性が狭い特徴があります。上位機のSE530/420のように2つ、3つとドライバーがあり高い音、低い音と帯域別に特性を分担できるのであればバランスド・アーマチュアは力を発揮します。しかし価格が高くなってしまいますし、小型化というバランスド・アーマチュアのメリットと相反してしまいます。
このSE115が担当するところはエントリークラスです。つまりこの価格帯でいかに高い性能を両立するかというShureの回答がこの新型のダイナミック型ドライバーを採用したSE115といえます。これは特に低域性能において音質面でのメリットをもたらします。
またダイナミックドライバーを採用したことでエントリーのSE102kからステップアップがなじみやすいものとなっていると思います。

SE115のもうひとつのキーは小型化と遮音性です。実際にエントリーレベルのSE102kの10mmよりも小さな8mm径の新型ドライバーが採用されています。ダイナミック型というと高音質を得るために大型化する傾向があり、SONYなんかでは縦にドライバーを配置したりして苦心していますが、SE115では逆に小さくするという発想でこれを解決しています。
実のところ小型化と遮音性と音質は密接に関係しています。SE115では小型化されたドライバーにより耳にフィットしやすく、さらに最近のShureの秘密兵器であるソフトフォーム(海外では黒オリーブとか弾丸チップと呼ばれてます)のイヤチップを採用が可能になっています。

se115_kit2.jpg

こうして得られた遮音性は二点のメリットがあります。まずノイズキャンセリングのような高価なデバイスを使わなくてもよいため価格を抑えられます。次に遮音性をあげることで低域を逃がさないため、より低い音のたっぷりした量感を確保することができます。


またエントリークラスの対象となるカジュアルユーザーにいかにアピールするかということがもうひとつのポイントになります。
この点でSE115はファッション性を重視してカラーバリエーションを4色(ブルー、ピンク、レッド、ブラック)に増やしています。また小型化することでさらに女性ユーザーに使いやすいものとなっています。

se115blue.jpgse115pink.jpgse115red.jpgse115black.jpg

低域を志向した音の作りもこうしたカジュアルユーザー層を意識して、ロックや洋楽ポップなどにあったものです。それらの少しきつめの録音やMP3などの圧縮音源の対応も、音をウォームで柔らかな方向にするというダイナミックドライバーの特性に適合します。


2. SE115の印象

実際にSE115を入手しましたのでその印象をレポートします。
ただしこれは製品版そのものではなく、プリプロダクションモデルですので音や外観は異なることがあるかもしれませんことを留意ねがいます。

se115a.jpg     se115c.jpg

箱はかなりがっしりとしています。アクセサリーはポーチやイヤチップなど一式がそろっています。またShure独特の耳の後ろを通す装着の仕方も説明シートがついています。

se115b.jpg     se115_kit1.jpg

わたしはE2cを持っていたんですが、カナルタイプをE2cからはじめたという人は多いと思います。E2cで広まった耳の後ろを回すというケーブル処理はタッチノイズの軽減として言われていたんですが、こうしてきちんとケーブルを処理することでイヤホンの音導ポートが耳道の方を自然に向くという効果もあります。

新型ソフトフォームの遮音性は高く、電車の中でもかなりの静粛性を確保できます。また装着も柔らかでぴったりとはまります。

se115d.jpg

ケーブルは基本的に短いもので、別に延長ケーブルがついてきます。小型のMP3プレーヤー(DAP)を使うときは短いままポケットや襟にクリップして使えるでしょう。iPod nanoのときは短いままで胸ポケットに挿して使えます。
延長ケーブルはかなり太めでE2cを思わせます。このためケーブルをつけるとやや取り回しづらくなりますが、しっかりした太目のケーブルのせいか延長ケーブルをつけた音質低下はさほどではないようです。


試聴はiPod video(5.5G)とnano(2G)でポータブルアンプ等は使わずに聴きました。イコライザーはFLAT(なし)です。

SE115はこれらのiPodとの相性はよくて、シングルドライバーらしからぬ重厚で豊かな低域に圧倒されます。
低域方向からヴォーカル帯の中域までたっぷりと重みの乗るところが印象的で、中域の甘みのあるヴォーカルやきれいな楽器再生の下支えとなっています。
SE115のよい点は、たしかに低域は強調されていますが単に低域がボンボンとあまり深くないところだけを誇張してチューニングされているのではなく、かなり低いほうまで重く沈んで聞こえるため、重厚感があって厚みを感じるという点です。
ドライバーの低域方向のレスポンスもよいと思いますが、これには遮音性の高さも関係しています。特にソフトフォームとあわせた遮音性の高さで低域が漏れないので、重低音というような成分がたっぷりとのっています。

こうして豊かな量感のある低い音の波が中域のヴォーカルの音を支えて、ウォーム感のある音調とあいまって上手な音楽表現を聴かせます。ヴォーカルはリッチで厚みがあり、細かいところもよく出ていて十分な肉質感や潤いを感じます。
高域はきつくなく、子音が刺さるということはありません。実際圧縮音源やきつめの曲でも聞いて見ましたがほとんど痛さはありません。柔らかめなのでバランスドアーマチュアほどシャープさは強調されませんが、楽器の細かい表現はよくできていると思います。
いずれにせよダイナミック型なのでそれなりにエージングをしてやったほうがよりはっきりとした音が出てきます。

音楽としてはやはりロックやポップ、特に電気系の打ち込みのはいったものがよく合います。またポータブルゲームをする人にも良いと思います。
ドラムのインパクトもパワフルで重みがあり気持ち良く、エレキベースのはじける勢いもよく伝わります。


バランスド・アーマチュアと比べると明瞭さとか切れは譲るかもしれませんが、書いたように低域を中心に幅広いレンジをうまくカバーしてロックとか洋楽の文字通りダイナミックで音楽的な表現力は一枚上手になっていると思います。音の広がり自体も悪くないんですが、低域の深みがそれ以上に堂々としたスケール感を与えていると思います。この辺がエントリークラスといっても薄さやチープさを感じない点かもしれません。
小型化、遮音性、低域表現というポイントはうまく絡み合っているように思いますし、エントリークラスとしてひとクラス上の音をダイナミック型ドライバーで作るという目的は十分達成されているのではないでしょうか。
posted by ささき at 22:35 | TrackBack(0) | __→ Shure イヤフォン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Edition8発売日決定!

タイムロードさんのブログによるといよいよEdition8の発売日が決定したようです。

http://blog.timelord.shop-pro.jp/?eid=561662

ミニ端子を使ったハイエンド機という夢を実現してくれたEdition8、こうした組み合わせで聴くのが楽しみです。

IMG_0773.jpg
posted by ささき at 21:59 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする