Music TO GO!

2019年07月10日

ラズパイ4のUSB-C端子に設計不具合

ラズパイ4のUSB-Cの設計にミスがあり、互換性が完全に保たれない可能性があるようです。端子のピン設計にミスというか手抜きがあるようです。別にすべき抵抗を共用化しているようで、これはラズパイらしい低価格化のゆえかもしれません。
このためにE-MarkタイプのUSB-Cケーブルを使用すると、ラズパイ4を給電先ではなくオーディオアダプターとして誤判断してしまうかもしれないということ。つまりこのタイプのケーブルを使うと充電できないかもしれないというわけですね。
これはラズパイ側も認めていて、将来(数か月後?)のボードデザインでは改良されるそうです。

https://arstechnica.com/gadgets/2019/07/raspberry-pi-4-uses-incorrect-usb-c-design-wont-work-with-some-chargers/
posted by ささき at 23:13| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

Campfire Audioの新製品、Polaris IIとIOのレビュー

Campfire Audioの新製品が国内発売されました。その中から今回はPolarisの改良型であるPolaris IIと、新ラインナップのエントリー機であるIOのレビューをしていきます。

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まず、この前のヘッドフォン祭でKenさんが来た時に簡単に今回の製品についてインタビューしたものがあるのでそれを掲載します。

* Campfire Audio Kenさんとのインタビュー

- PolarisIIについて

ささき: これはPolarisの新バージョンですか?

Kenさん: そうです。いくつか改良をしたものです。
まずダイナミックドライバーが大口径化しています。8.5mmから9.2mmに変更しています。

ささき: それはAtlasとは違うものですね?

Kenさん: そうです。新規開発したものです。
ドライバー以外ではクロスオーバーも異なってます。また筐体を前は3Dプリントしていたところをステンレススチールにしています。
MMCX端子も改良され、ケーブルも新しくなっています。メモリーワイヤではなくメモリータイプのヒートシュリンク(被覆)を使っています。
ケースも改良されています。もちろん音質もよくなっていますよ。

ささき: ケーブルはSolarisと同じものですか?

Kenさん: ゲージはより細いもので、線材は同じですが拠り方は異なります。

- IOについて

ささき: IOはまったく新しいデザインですね。

Kenさん: Campfire Audioのエントリーモデルとして低価格を目標にしたんです。2ドライバーで大きなBAドライバーと小さな高域BAドライバーの組み合わせで、クロスオーバーを介しています。またインピーダンスの変動が少ない設計を施しています。
もちろん低価格でも音質はよいものを目指しているので、コストパフォーマンスは高いですよ。
ケーブルは新Polarisと同じで、ケースも新Polarisと同じです。

ささき: 高域ドライバーはTAECを採用しているのですね?

Kenさん: はい、音響抵抗も使用していません。TAECは音響抵抗を省略できる理由の一つですが、すべてではないのですよ。
音的にはJupiterに似ています。特に高域の伸びがそう感じさせると思います。

ささき: 改良されたJupiterのような感じですか?

Kenさん: まあそういう感じかな(sort of that)。
(改良されたというよりは)似た感じといったほうが良いかもしれません。


* Polaris IIインプレッション

以前のPolarisのレビューはこちらです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/453783142.html
旧タイプとの差は見た目がフェイスプレートが青に変わっているということが異なっていますが、印象はかなり似ていますね。

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PolarisIIパッケージ

音が細かく高域は鮮烈でこまかな響きもよく再現している。かなりレベルが高い音と言えますね。低音はかなり深く量感あり、EDMなどを聴いた時のベースの重さがすごく迫力があふれます。
旧タイプよりも低音が強いのが特徴で、よりハイブリッドらしいとも言えます。旧タイプとの比較でなく、絶対的にもかなり低域の量感があって、重みがあります。あくまで大口径ダイナミックらしい重みのある迫力あふれる低域表現です。

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ここが前のPolarisとは一番異なる点で、以前はつながりがよくシングルのようなある意味ハイブリッドらしくない完成度を目標にしていたように思えるけれども、新Polarisではあくまでハイブリッドらしい低域のパンチの強さを売りにしています。
ただし中域はクリアで低域にあまりマスクされていないように思えますね。ボーカルは男性も女性も明瞭感があって歌詞が聴き取りやすいように聴こえます。

イヤピースとケーブルをPolaris IIのものに統一して旧Polarisと比較するとかなり大きく音が違います。音の個性自体は似ていますが、旧タイプでは低音がかなりばさっとローカットフィルターをかけたように減ります。能率自体はあまり変わっていないように思えます。旧Polarisも低音がないわけではなく、深くて抑えめのバランスのよい低音ですが、量感がまるで違います。旧Polarisはわりとフラットですっきりとした(ある意味BAよりの)音再現ですが、新しいPolarisはいかにもハイブリッドという感じの低音です。これによって迫力がだいぶ違います。
ただ新Polarisはこんなに低域が増えたのに中域があまり埋もれないのはなかなかのチューニングの冴えと言えると思います。

旧タイプのPolarisはCampfireの技術の総集編的な投入をしつつ、コストパフォーマンスの高いモデルを作ることを目指したと言えるでしょう。それに対して新タイプはよりハイブリッドらしい高性能イヤフオンを作ることを念頭に置いたと思います。

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*IOインプレッション

Campfire Audioは天文の名称を付けてきましたが、IOは木星の月であるイオ(英語だとアイオー)からつけています。木星は以前Jupiterという製品があったということがポイントです。

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IOのパッケージ

Campfireの低価格モデルだけども、ケンさんがシンプルイズベストを極めたって言ってたんですが、透明感というか鮮明さが独特で価格が安いだけではなく他にない個性がある。チューブレス構造の極み、みたいな音の気持ち良さがありますね。

中高域の透明感、鮮明さはIOならではの個性があります。低価格モデルということを忘れて、この気持ちよさの魅力で思わずIOを持ち出したくなることでしょう。良録音のアコースティック・アンサンブル、女性ヴォーカルの良さはひとしおです。
帯域的にはわりとフラット、ニュートラルで低域の量感も十分にあります。低域も質は良くタイトで解像感のある低域で超低域(サブベース)もそれなりにあると思います。アコギの胴鳴りの豊かさ良いですね。
とはいえダイナミックドライバー機やハイブリッド機と比べるとやや軽めには感じられるかもしれません。言い換えると全体にBAらしい音の作りであり、あたかもシングルBA機のような感じを覚えるのがひとつのポイントだと思います。

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もうひとつのIOの特徴はこれも独特の立体感が良いことです。Campfire Audioは前作のSolarisから一皮むけた立体感の良さが感じられますが、Kenさんに聴いてもあまりなにか特別の技術云々というわけではないようです。
関連するのかどうか、HeadFiでJudeがCampfire Audioを測定したグラフが公開されていますが、いままで測定した中でも最も左右の周波数特性とTHDがマッチしたイヤフォンの一つと言っています。
https://www.head-fi.org/threads/campfire-audio-io.905408/page-27#post-14972084

これもあってか、IOはものすごく性能の良いシングルBAイヤフォンって感じに思えるのが面白いと思います(実際はデュアルですが)。

シンプルイズベストを単なる低価格というのではなく音の魅力にした点はさすがです。BAらしいイヤフォンがほしい人で、ダイナミックと差別化したいならこれをお勧めできますね。

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まとめ

ひと言でいうと、IOがBAらしいさわやかな明瞭感を出しているのに対して、Polarisはハイブリッドらしい高域の鮮烈さと低域の重さを両立させていると思います。
それぞれらしさ、個性を明確にしているというのは海外製品らしい個性的な魅力を感じさせてくれることでしょう。


posted by ささき at 14:46| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月03日

Acoustune HS1670SSレビュー

Acoustuneは香港に拠点を置くイヤフォンメーカーですが、スタッフは日本でオーデイオ産業に従事していたベテラン技術者が含まれているようです。Acoustuneは日本ではアユートが代理店となり、イヤフォンとともに交換用のイヤピースでも知られるようになりました。本稿はHS1670SSのレビューです。下記は製品ページで、価格は7万円を切るくらいです。
https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_2498.php

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* 特徴について

1. 医療技術を用いた独自のMyrinx(ミリンクス)振動板

HS1670SSを聞く前に中高域が美しいという評判はすでに聞いていました。しかし実際に自分で聞いてみて驚いたのは評判通りの中高音域の美しさと伸びの良さに負けずにきちんと量感もある質の良い低域表現が聴けたという点です。シングルダイナミックにしてはかなりのワイドレンジ再生力です。

そのひとつの理由は振動板に使われているミリンクスという素材です。ミリンクスは医療分野で人工皮膚や手術縫合糸などに使われる合成素材ということです。ミリンクスとは医療用語で鼓膜という意味だそうですが、HS1670SSはミリンクスを薄膜化した10mm径のダイナミックドライバーを採用しています。HS1670SSには改良された第4世代ドライバーを採用しています。

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ミリンクスの振動板としての特徴としてはまず軽いということ、これは入力に対して素早くかつ正しく振動できるというメリットをもたらします。そして大事なのはミリンクスが強度と柔軟性を両立している(言い換えるとムチのように強靭でかつよくしなる)ということです。振動板の素材としては強度、つまり変形しにくさは音を正しく伝えるのに重要ですが、ミリンクスでは加えて柔軟性を両立しているというわけです。ここが広いダイナミックレンジをもたらす秘密のようで、振動板として一般的なPETとの違いでもあるようです。またこれは残響音の再現においても優れているということです。
こうしたミリンクスの特質がHS1670SSの中高域のみならず優れた低域再生力を支え、かつ強度を保ったまま薄膜化できることで音の細かさや速さも再現できるのでしょう。
実際に聴いてみるとその音は単に立体感というよりも、独特な彫りのある音の深みを感じられる個性的な音再現を感じますが、そうした特性ゆえなのかもしれません。

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もうひとつ面白いのはミリンクスが安定性が高いということです。これはエージングをあまり必要とせずに、長期間にわたる使用で音質劣化が少ないというメリットがあるということです。
かなり特徴的なメリットを持つミリンクスですが、なかなか製造は難しいようで独自のノウハウをもっているのがAcoustuneであると言えるのでしょう。

2. 共振を減らしたモジュラー構造

HS1670SSの大きな特徴のひとつはやはりその見た目の良さです。金属製CNC加工でまるで精密機器のようなカッコ良いイヤフオンで、私もいつになく気合をいれて、箱を開けてしばらくいつまでも写真を撮ってしまいました。特にマクロレンズで撮っていると細部の緻密さに惹かれます。
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特にいつくかのモジュールが組み合わされたメカ感が良いですね。これは機能美でもあり、HS1670SSではモジュラー構造で音響チャンバー部と機構部が分離されています。
この仕組みのメリットは共振の防止で、筐体のパーツを最小化することで振動するユニットから生じる悪影響を減らすことができるということです。音響チャンバーは効果的な音場感とソリッドな低域を実現しているということですが、モジュラー構造により低域で生じる歪みが中高域に伝わることを抑えるということです。
HS1670SSの場合にはステンレススチールの特性とこのモジュラー構造がすっきりとした純度の高い音を生み出しているのでしょう。

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3. 多種のイヤピースが付属

最近ではさまざまなメーカーが音を変えるタイプのイヤピースを出して話題となり、イヤピースに対しての注目度も上がってきていると思います。
Acoustuneはイヤピースを単体発売もしていて、こだわりを見せています。標準となるのはAET07ですが、AET08はAET07にくらべて軸の直径が太く長めです。これは音響的に低域を増強するということで、組み合わせることでイヤフォンの音をいろいろと変えて楽しむことができます。HS1670SSには他にダブルフランジタイプのAET06とフォームチップが付属してくるのでイヤピースについては選択の余地はかなりあると言えると思います。

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HS1670SS付属のイヤピース

イヤピースで音が変わるかというと、変わります。これにはいくつかの要素があります。まずイヤピースの傘の部分の遮蔽によって漏れやすい低域の音が失われないできちんと出ること、それと同時に低域のマスキング効果によって中高域の特性が影響を受けるということです。これにはイヤピースの傘の長さやサイズがポイントになります。
次にイヤピースの軸の長さと太さ、材質などによって帯域の出方が異なります。このためにAcoustuneではAET07の他にAET08という軸の異なるタイプを用意しています(AETとはAcoustune Ear-Tips)。これもイヤフォンのチューニングが音導管の長さ・太さで行われるということを想起すると納得できると思います。
ちなみに各タイプの詳細はメーカーによると以下の通りです。

AET06
遮音性を重視しダブルフランジ形状を採用。S+とM+でフランジ形状を若干変更し最適化。遮音性を確保し低域の減衰を最小化。
AET07
acoustuneイヤホンの開発工程でも使用するベンチマーク。ノズル開口部を可能な限り広く短く設計。更にノズル軸部の硬度を高めに成形する事で、特に中高域の減衰を抑え、再生周波数全域における高い解像度と抜けの良さを実現。(サイズ表のM-は単体販売のみ)
AET08
ノズル内径を狭く長めに設計。意図的に高音域を減衰させる事で、相対して低音域を押し上げる音響を実現。

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AET06,AET07,AET08のサイズ表

イヤピースについてはHS1670SSではAET07が合うと思いました。特にHS1670SSでイヤピースを選ぶコツは合うちょうどくらいを選ぶことであり、あまり大きなサイズを使わないということだと思います。大きすぎて低音が多くなると低域のマスキング効果で中高域にも影響を与えてしまうことがあるので、独自の美しい中高域が消えてしまう場合もあります。あまり高い音がきれいに出ないと思ったら、ひとつ下のサイズのイヤピースにしてみるのも良いと思います。
もちろんロックやEDMなどの低音がほしい音楽の時は逆にそうした大きめのイヤピースで音を変えてみるのも面白いですし、低音が欲しい時はAET08を使うのも良いかもしれません。こうしていろいろと変えたり試したりできるというのも面白さの一つです。

4. 高品質な標準ケーブル

HS1670SSの見た目の美しさはイヤフォン本体だけではなく、ケーブルも太くて高級感があります。中身もシルバーコート銅線とOFC線材のハイブリッド設計というユニークなもので、8芯ケーブルを3重にシールドしたものです。端子はMMCXでリケーブル可能です。
このケーブルは太いわりにはタッチノイズが少ないのも長所としてあげられるかもしれません。

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* インプレッション、使用感、音質

HS1670SSはまず見た目のかっこよさに惹かれてしまいます。手に取るとずっしりと重みがあり精密機器らしいメカの美しさの魅力がよくわかります。特にHS1670SSはステンレススチール製なので、金属製の高級感と持った感触が価格以上のものを感じさせてくれます。
またメカニカルで武骨な形ですが、実のところはするっと耳におさまってぴったりと確実に耳穴に固定される装着感の良さも意外とポイントだと思います。装着してしまうと重さはさほど気になりません。

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HS1670SSパッケージ

さきにも書きましたが、まずHS1670SSではイヤピース選びがポイントになります。多種のイヤピースが付属しているので自由度が高いということと、音の良さを引き出すためです。

ここはもちろん個人差があるところなんですが、私の場合にはAET07のMサイズを主に使用しました。AET07だとリファレンス的なサウンドでHS1670の良さを引き出すのに向いていると思います。
AET08だと低音が太く迫力を感じるとともに、全体に重みが乗ってくるので低音がほしいビート系音楽にはAET08がよいですね。中高域を活かしつつ低音域によりパンチがほしいときはAET08の同じサイズを使うのが良いと思います。ただし中高域はやはりAET07が良く出ると思います。
一番低域を引き出すのはひとサイズ上のAET08となるでしょう。

またAZLAのSednaEarfitも試してみました。SednaEarfitはやはりよくフィットし、Mサイズで十分に低域が出ます。
音的にはAET07の同サイズのほうがやはり中高域はきれいに出ていますが、SednaEarfitはAET08に近い感じでより低域寄りの音になるように思いました。SednaEarfit lightではよりよくフィットして低域はより出てくるようです。ただしAET08とSednaEarfitを比べるとよりAET08のほうが低域が出ている感じなので、この辺はいろいろ試してみるのがやはり面白いところでしょう。

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音はやはり中高域が美しいのが特徴であり、強みでしょう。高い音が美しくベルやハイハットの音もピュアできれいに響き、よく上に伸びる感じです。歯切れよく明るく明瞭な音調で、音の歯切れよさもよいんですが、特に痛さを感じずに鈍くならない点もポイントです。また音の倍音成分がたっぷりと豊かに聴こえる中高域も魅力的です。たとえばバロックバイオリンの音など古楽器系の再現力の豊かさです。
しかしそれと同時にソリッドで質の良い低域も実現していて軽さがありません。

女声ヴォーカルと合わせた時の美しさはひとしおで、試聴でよく聞く混声アカペラグループのRajatonを聴いて、こんなにいい曲だったかと改めて感動してしまいました。女声のメインパートは声質が良く伝わり抒情的で、男声のサブパートも太く豊かに曲全体の豊かさと深みをよく表現しています。ヴォーカルよりも帯域の広い器楽曲を聴いても同様に思います。これらのことがシングルドライバーで再現されているのだから、かなり優れたドライバーと筐体設計だと思います。

着色感は少なく、暖かくも冷たくもない感じです。たぶんドライバーの特性もありますが、ケーブルも良いと思います。着色感は少なくとも無機的にならずに音楽が美しく感じられるのはなかなか得がたいものがあります。

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シングルダイナミックにしてはかなりワイドレンジでダブルベースを聴くと低い方にもよく沈みこみ、ロックでも低域は十分にあってパンチがあります。もしEDMとかもっと低音が欲しい時にはイヤピースをAET08とかもっとサイズの大きいものに変えると良いと思います。
中高域が美しいのが特徴なんですが、低域の方も厚みがあって音が豊かに聴こえるのがトータルの音の再現性を上げていると思います。

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特にMojoとかSP1000など高性能の機材を使用した時の深みがある音空間が特徴的で、同じ曲でAK380からSP1000に変えた時の情報量の増加がよくわかります。高級オーディオを聞いているような感じです。細かい音の再現力の高さも含めて、音再現力の高さも価格を超えているように思います。

* まとめ

見た目の美しさと音の良さは価格を超えていて、価格が10万円を超えていてもおかしくない気はしますね。
音の美しさなど優れた長所を持つ一方で、ケーブルのタッチノイズもかなり少なく、全体にそつなく弱点も少なく設計されています。オーディオ業界のベテランによって創立された会社というのもうなづけます。トータルの完成度も高く、コストパフォーマンスもよいイヤフオンだと言えるでしょう。


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posted by ささき at 16:54| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

ラズベリーパイ4登場

ラズベリーパイの新型、ラズベリーパイ4が発表・発売開始(海外)となりました。
これにともなって前モデルがなくなるということはありません。
https://www.raspberrypi.org/blog/raspberry-pi-4-on-sale-now-from-35/

今回はモデルBだけとなりますが、これはいままでのようにAモデルを作ってもそれほど安くならないという判断のようです。
そのかわりメモリがいくつか選べます。またCM3のような拡張カードタイプのモデルは検討中ということのようです。

ラズパイ4のオーディオ的な特徴としては、今回はUSB3を搭載し、かつUSBとネットのバスが分離されたという点です。これはもともと搭載されていたギガビットイーサの通信速度をフルに発揮するためですが、USB的にも通信中の干渉がなくなります。
いままではUSBとネットのバスが供用されていたことがオーディオ的な問題で、ラズパイ2あたりではMPDでアートワークを取り出しているとUSBにノイズが乗ったりしました。ただ3ではCPUの速度が速くなったこともあるのか、かなりそうした障壁は少なくなり、4で論理的に解消されたということになりますね。

また電源がUSB-Cとなっているので最近の進歩著しいポータブルデバイスと組み合わせた場合の可能性も面白そうです。以前はポータブルストリーマーを作った時は3でもかなり暑くなりましたが、発熱はどうなんでしょうか。冷却用のペルチェ素子がほしい。。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/437948475.html

ただ根本的なオンボード音源はあまり変わってないようですね。DAC ICはいままでも低価格化のために搭載されていませんでしたが、今回も見送られているようです。映像で4K60PのハードデコードができてデュアルHDMIが搭載された割にはオーディオには冷たいですが、IQAudioとかHiFiBerryとか下記リンクのようなHAT DACが増えているのであまり関係ないかもしれませんね。HAT互換性は高いようです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/435943475.html



posted by ささき at 07:49| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月20日

HeadFiのCanJam Socal 2019プレビービデオからいろいろ新製品

今週末に行われるHeadFIのCanJam Socal2019のプレビュービデオが公開されています。
中から新製品などを紹介します。(ちなみにSocalはSouthern Californiaのこと)
下記リンクです。
https://www.head-fi.org/threads/canjam-socal-2019-june-22-23-2019.901166/page-34#post-15015390

まずまたHeadFiオリジナルヘッドフォンが登場します。Gradoとの共同によるHF-3です。まだ画像はありません。
Grad HF-1 1:30
HF-2 2:00
ちなみにうちのブログでのHF-1とHF-2の記事はこちらです。もうなつかしい、HF-1は14年も前、HF-2でさえ10年前になりますね。Gradoの音、アメリカンサウンドが聞きたいという人は要チェック。
http://vaiopocket.seesaa.net/category/558621-1.html
GRADOからはGW100 オープンのワイヤレス(BT)イヤフオンも出ます。 3:24
12:27 Focal Arche。Focalの据え置きDAC内蔵ヘッドフォンアンプ。Micromegaとの共同開発。AKMベースでアンプはバランス
Focalのヘッドフォンにはプリセットの特性調整可能。スタンド込みがすてき。
ARCHE.png
Focal Arche HeadFi TVから

14:09 Manley Absolute 真空管ヘッドフォンアンプ。いろいろ設定がいじれるよう。
19:12 ヘッドフォン祭でも出ていた話題だったRAAL requisite SR1a。
19:38 RAALのリボン振動板の解説あり。
Judeは音については低域は少し薄いけどイメージングがすばらしく、とにかくFastって強調していますね。
26:32 MEZEのEmpryanはいまやJudeのリファレンスになっているって言ってます。あとMEZEではRai Pentaも出るようです。JudeのコメントだとやはりEmpryanみたいな音楽的な美しさと性能の高さが調和したもののよう。
27:50 ZMFの新フラッグシップ。なんかクラシックに見える感じ。
31:29 インド初の静電型ヘッドフォン、低価格の静電型ヘッドフォンのKaldas Research RR1 Conquest。名前がバーフバリっぽい。$500から。赤いのは配線です。配線をデザインに取り入れてるのは面白い。
http://kaldasresearch.com/
RR1.png
RR! HeadFi TVから

34:19 Chord Hugo TT2の測定結果がいかにクリーンかということの説明。
36:42 Empire earsはゾニオンのEST攻勢か。Valkyrie(バルキリー)。ダイナミック+BA+ゾニオンEST(高域)。
Wraith 11ドライバーで7つBA、4つゾニオンEST(高域)。音は両方ともAirがあるって言ってますね。
39:57でもJomo Audio TrinityがESTドライバー使ってますので、ESTはかなり出てきましたね。JudeはJomoのEST実装がいいって言ってます。
41:51に64 Audioの新製品がモザイク懸けられてるのがおもしろい。このビデオシリーズでも初めて見た。
49:07 Akoustyx R-110。Judeがコストパフォーマンスが高いって言ってます。測定性能が高い(ターゲット曲線に近似している)ということ。
52:32 Periodic Auido 新製品Carbon。これも測定的なひずみがとても低いっていうことのようです。
55:13新しくはないですが、THX AAAに興味を持った方のためにBenchmark HPA4をご紹介します。THXAAA-888モジュールを採用しています。おそらく測定的に最高クラスの性能だと思う。
1:03:02 上海のメーカーMatrix Audioのストリーマー(ネットワークプレーヤー)とヘッドフォンアンプの合体版。MQA対応、ESS 9038pro採用。アナログとデジタルのまざって凝ったボリュームを採用しているよう。

ところでビデオ見てたら出てきましたが、いまAndyはMrSpeakersに居るんですね。
posted by ささき at 12:46| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月09日

final音響講座の宿題と復習 (E500とE1000の比較レビュー)

昨日のfinal音響講座での宿題をやるとともに、E500とE1000の比較レビューをするために昨日の講座の復習がてら習ったことを使ってみましたのでレポート提出します。

宿題: 基準音圧を体感する

昨日配布された教材のfinal E500を用意します。
指定音源をダウンロード(ピンクノイズと音楽)。
AK70(またはWalkman)を用意。イコライザーをオフ。指定音源を格納する。
AK70のボリュームを99に設定。これが85dBC、これで一日3時間リスニング(WHO勧告)推奨とのこと。
ボリュームを89に設定。これが80dBC、これで一日8時間リスニング(WHO勧告)推奨とのこと。

感想を言いますと、個人的に80dBだと少し音量が物足りないかんじで、85dBだとちょっと大きいですね。ただ音楽によってはこのくらいで聴きたいかもしれないと思うかもしれません。


復習1: ボリュームマッチングをしてE500とE1000を聴き比べる


次にE500をE1000と比べて試聴をしてみるのですが、このときに昨日の講義の手順通りにやってみます。
ここからはAK70よりも素直な特性のAK380を使ってみました。

E500はコンパクトな箱に入っていますが、中身のイヤフォン本体はきちんとビニールカバーされて分けられているのが目を引きます。
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E500とE1000の違いとしては能率(感度)があります。このほかにカラーも違いますが、プラ筐体の場合にはE500のようにブラックのほうが見た目はよいようにも思いますね。

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黒いほうがE500

E500は能率が98dB/mW、E1000は能率が102dB/mWです。インピーダンスは同じ16Ωです。この場合はE500のほうが少し鳴らしにくいのでE500を聴くときのボリュームを調整する必要があります。

まずはじめにボーカルまたはナレーションだけの曲で比べる二機種のボリュームの目盛り差をたしかめてメモしておきます。声だけ使うのは低域や高域など音量レベルの差で変動する部分が少ないからです。
わたしの場合にはいつも使う試聴曲の一つ、LINNレコーズの24bitクリスマスのAlmost Like being in loveの冒頭でくだらないジュークをいってお客さんが笑うMCが30秒くらいまるまる入っているので、そこでE500とE1000のボリュームの差を調整して、差が分かったら続けて音楽部分を聴くという風にしてみました。
またそれを念頭に入れていつもの様々な楽器の入った試聴音源を聴いてみます。

E500のほうが能率低いせいもありますが、暗めで抑えめの表現で、E1000のほうが明るく華やかに聴こえます。ダブルベースソロパートなどを聴くとE500はずっしりと、E1000は低域は軽く感じられます。ドラムスソロパートを聴くとハイハットの高域はE500では音の大きさは似ているけれどきつさが抑えられています。
E1000は上位機と比べると筐体がプラスチック化されたこともあつて、音が荒いところがあるのですが、E500ではそうした点でより整った印象も受けます。またやや骨太のE500にくらべるとE1000の音はやや細身に思います。

たぶんボリュームマッチングさせて聞くというのはオーディオファイルなら知っている人は多いと思いますが、こうして科学的な手法でステップを踏んで実施するというのが大事なことではありますね。

E500ではゲームやバイノーラルに向いているということです。
次にバイノーラル音源を試してみました。これは前にHD TracksがHeadFiと共同で製作した音源の"Open Your Ears"から2曲使ってみました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/143291917.html

9-Percussion Imaging Test
これは音楽ではなくドラムのサウンドテストトラックです。広いスタジオにマイクから3、6、9、12、15、30、70フィートごとにドラムセットの距離を変えていきます。
11-Heartbeat
これも音楽というよりはテストトラックです。ここでは50、40、30、20Hzの低域再現性を聞きます。

E500とE1000では低域特性はほぼ同じように思いますが、ナレーションの「もっともっと低く..」というのがE500のほうがなまなましく感じられますね。これはPercussion Imaging Testでも同じで、E500のほうがドラムの音も「いま何フィートだよ」っていうナレーションもよりリアルに聴こえます。

そしてゲームでも試してみました。水上スキーゲームのRiptide GP2をiPad Pro12.9(ひとつまえ)にいれてE500とE1000でそれぞれ試してみます。

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これはかなり違いますね。E500でゲームをすると音のリアルさで没入感・迫力がすごいと感じられます。E1000でボリューム調整して同じようにゲームしてもそう感じられません(同じでかい画面でも)。イヤフォン一つでかなり違いますね。E500はゲームやナレーションなどに向いた音色のように思います。私はあまりゲームやらないんですが、E500では試聴を終わってからもう一回やってしまいました 笑

やはり音楽での違いもありますが、ゲームでの違いが一番大きいように感じました。
またE1000はけっこう使ったものですが、E500の方はエージングは一晩程度なので、使うともう少し差は出てくるかもしれません。

復習2:音色の3因子でレビューを書く

上の項ではいつものようにレビューコメントしたのですが、もうひとつの復習として「音色の3因子」を使って書き直してみようかと思います。
これは音楽を「金属因子」「美的因子」「迫力因子」で表現することで客観的にレビューを書こうという提言です。

「金属因子」はE500では適正くらい、E1000では少し鋭く感じます。
「美的因子」はむずかしいですね。E500のほうが音の粗さが少ないから整っているといったほうが良いかもしれませんが、整っているという言葉が教科書にはなかったのであえて使いません。ただE1000のほうが「金属因子」が強いために中高音主体の楽器ではきれいに聴こえるともいえますね。
昨日の例では澄んで明瞭感の高い音を美的因子で「きれい」、不明瞭な(SNの低いような)音を「汚い」ということだったと思いますが、イヤフォンの音色に当てはめると少し難しいように思います。ここは3因子の中ではちょっと判断がしにくい項目ですね。
「迫力因子」はE500のほうがより迫力のあるように感じられます。
「金属因子」は中高域再現、「迫力因子」は低域再現に近いように置き換えてしまいますが、これでよいのかもちょつと分かりません。

この3つに集約すると、違いの大きな機種を比べるには良いかもしれないけれども、そうでないと差の表現がしにくいようにも思いますね。また3つよりはもう少し細かいほうが、差の表現がしやすいようには思います。
個人的に言うと、この3因子に関してはつけるとしてもレビューと別に数値表現で(たとえば5MAX)、

金属因子 E500:3、E1000:4
美的因子 E500:4、E1000:4
迫力因子 E500:4、E1000:3

みたいにしたほうが、客観的評価という点では良いようにも思います。それと普通のレビューを組み合わせてみてもいいかもしれませんね。

これで単位はもらえるかな?
posted by ささき at 16:00| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

final audio イヤフォン・ヘッドフォンを楽しむための音響講座

今日はfinal audio主催のイヤフォン・ヘッドフォンを楽しむための音響講座を受講してきました。約120名の参加者でセミナールームもいっぱいでした。これはもともと社内教育用のセミナーをイヤフォン・ヘッドフォンを楽しむための知識ということに主眼を置いて外部セミナーとしたようです。

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挨拶する細尾社長

参加者には教材としてはfinalの未発表モデルのE500が配られました。このE500は官能評価を科学的に分析する新しい手法に基づいて開発されたもので一人の官能評価ではない点がポイントだそうです。VRやゲームに適した特性を持っているイヤフォンで、大手携帯会社との提携の副産物ということです(市販未定)。
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講座は2時間ほどで、下記のように12のトピックを設けてそれを説明して簡潔に締めくくるというわかりやすい構成で行われました。以下*部分は私的感想です

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講座の機材等

1.ヒトはどうやって音を聴いている? - 耳の仕組み、*有毛細胞の働きがデジタル(PDM?)的というのが面白かった
2.ヒトが聞こえる音の大きさの範囲は? - dBとは、実際に基準となる85dB(C)の音をGenelecのスピーカーで聴く実習
→配布されたE500と手持ちのiPhoneまたはDAPの指定位置で基準音を聴いてみる課題がだされる

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音圧を測る実習

3.ヒトが聞こえる音の高さの範囲は? - 音の高さとは、楽器の周波数 - 周波数スイープを聴いてみる
4. 周波数特性とは? - 周波数特性グラフとは
5. 音を比較する際は音の高さをそろえることが大事? - 等ラウドネス曲線とは *音量をそろえるにはボーカルのみがよい(音量で変化する高域と低域が含まれないから)というtipsがわかりやすい
6. イヤフォン・ヘッドフォンの理想的な周波数特性は? - スピーカーと同じか?フラットでよいか? イヤフォン・ヘッドフォンは耳に直で入れるため外形分の脳内変換を無視してしまう - それを補完する周波数特性が求められる 
7. 映像の比較と音の比較の違いは? - 音では一度に2つの音を比べられないので短期記憶が必須 - 2つの音を比べてみる実習
8. 音を比較する際に何に着目するか? - 官能評価のあいまいさ - 共通化の提言 *ここはレビュー書きとしては耳が痛いところ
9. 低域がボーカルを聴こえづらくするのはなぜ? 低音のマスキング効果 - 実際に低音がより高い音を打ち消す実習 *実習により納得性が高い
10.エージングとは? 聴覚的なエージング、finalの考える機械的エージング
11.イヤピース・イヤパッドの密閉度が低いと低域が減るのはなぜか? 低域が減ると低音だけでなく、マスキング効果で音の全帯域に影響する
12.イヤフォン・ヘッドフォンだからこそ実現できる楽しみ方 - 3D、VR - それに適するE500

内容は難しい点もありますが数式も使わずにわかりやすく基礎からしっかりとカバーし、イヤフォン・ヘッドフォンに特化したテーマのために飽きることなく聴きとおすことができました。またfinal audioは科学的手法を重視するメーカーだということも納得できます。
次回もあればお勧めです。

さて、課題はあしたやろっと。
posted by ささき at 22:26| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月05日

Astell&Kern 新製品内覧会

SP2000はSP1000から2年ぶりとなる新しいフラッグシップで、最新最高のAK4499をデュアルで採用しています。

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そこで旭化成の担当者の方にも話を聞いたのですが、もともとAK4499は最高の音だけを求めて開発したもので、ポータブルでの採用はまったく想定していなかったので、これをしかもデュアルでポータブルに採用したというのはすごいと感心しておりました。発熱や消費電力だけではなく旭化成DAC ICにとっては初となる電流出力のためにI/V変換回路をDAP側で持つ必要があるために回路も複雑化します。KANN CUBEも電流出力のDAC ICを用いていますので経験が役に立ったということです。

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SP2000とSP1000の外観はほぼ同じで、SP2000ではSDカードはトレイではなく通常方式とされ、アンプ用の接続端子は廃止されました。重さ的にはほぼ同じに思えます。

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音質はSP1000のステンレススチールモデルとSP2000のステンレススチールモデルで、同じ曲を使用してES80のシングルエンドで比較しました。
立ち上げ時間は一緒に立ち上げると0.5秒-1秒くらいSP2000がはやい感じですね。SP1000SSと同じボリューム位置だと音量は同じです。
音に関してはSP2000SSとSP1000SSは似ていて、SP1000とAK380のような大きな違いはなく、正常進化モデルという感じです。
違いだけ言うと、SP2000のほうが明瞭でクリアに聴こえます。SP2000のほうがSNがより高いという感じですね。この辺に新DACの良さが出ているように思います。
周波数特性は似ていますが、ややSP2000の方が低域の締まりと力感があるように思います。また超低域はSP2000の方がより豊かに出ていて、そのため全体の音に厚みが乗ります。これはロックとかよりアカペラとかピアノソロの良録音の方がわかりやすいと思います。たぶんSP1000ユーザーはこの隠し味のような厚みをうらやましくなると思いますね。
あまり長時間は使ってませんが、一部のポタアンのように熱をすぐに持つ感じではないです。

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SP1000アンプは底面と上のフックで固定するタイプで、ファームアップでアンプメニューが出てきます。

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これはイヤフォンよりもヘッドホンで聴くとかなり力感が違います。だいぶパワフルに感じられるので、ヘッドフォンで楽しんでいるユーザーは要チェックとなるでしょう。

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posted by ささき at 21:02| __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月04日

final E1000がまるっと入ったHeadphone Book Special Edition発売

Headphone BookのSpecial Editionとして人気のfinal E1000の特別版(グリーン)がそのまま入ったSpecial Editionが発売されました。あのピアノフォルテの入った号を思い出しますね。しかも市価より安く入手できるというのがポイントです。すでにお持ちの人ももう一個ぜひどうぞ。


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ちょっと隔月刊F1マシンコレクションとかを思わせるように、箱に冊子が付いた形となります。

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なかにはそのままE1000SE(グリーン)がはいっています。
冊子にもE1000の魅力をはじめ、細尾社長にインタビューして聴いたEシリーズの開発コンセプトなど私もいくつか書いて盛りだくさんですので、この機会にぜひお買い求めください。

posted by ささき at 15:12| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

KANN CUBEのインタビュー記事

Astell & KernのKANN CUBEのわたしのインタビュー記事が乗ってますのでこちらご覧ください。

https://www.phileweb.com/interview/article/201906/04/658.html
posted by ささき at 08:09| __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする