Music TO GO!

2017年11月19日

ヘッドフォン祭2017秋レポート

少し経ってしまいましたが、11月3日と4日に恒例のヘッドフォン祭が開催されました。
ここでは私的に興味を持ったものを取り上げてみます。

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ヘッドフォン

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Edition 15発表会

Edition5譲りの広大な音空間表現で、さらに解像力が足されて、自然な音という感じでしょうか。Edition 10+ Edition 5でEdition15かと思いました。

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ゴールドとチタンのハイブリッドドライバーで、GTC(Gold Titanium compaund) Gold(振動板)とチタニウム(ドーム)のハイブリッドです。
ゴールドはスムーズな低域だが高域がいまひとつ、チタンはエージングかかる(300時間は必要)ということで、組み合わせて周波数的によくエージングも適度になったとのこと。

交換可能なイヤパッドはマグネット着脱で、マイクロベロアが標準、周波数特性で低域がタイトだそうです。シープスキンレザーは6dBベースが多くなり、ロックポップに良いということ。
イヤカップの素材は音だけでなく高級なデザインも重要と考え、円形の部分はドライバーの場所を示し、S-Logicの効果を表すデザインです。
ここ2ー3年でオープンバックが流行していて、家でじっくりと聴くのが多いのではないかということ。ホビーとして原点回帰したのだろうとのことです。

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あのAbyssの小型版であるDiana。やは花乃さんがモデルさんだとヘッドフォン祭という感じがしますね。
1266と同じ一枚の磁石のみで平面型(他社は何本も必要)。オープンバックということ。Dianaは小さく見えるが1266とほぼ同じ作り込みで、CNCマシンを持っていて自社で削り出すそうです。精度の高さが高音質の秘密ということ。
振動板は1266と違って、1266はもっと薄いということです。これはDianaは外で使うのでより強さが必要ということもあるそうです。

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MrSpeakers Ether ES

上はMrSpeakersの新型Ether ES。低域出るのもそうだけど、わりとダイナミックっぽい鳴りの音で、ダンもそういう音を目指してるということです。最近はダイナミックっぽい鳴りの静電型が増えてる気もしますね。静電型はたしかに個性さがつけづらくてみなSTAXっぽくなっちゃう気もするので、静電型が増えたことで個性差をつけようとしてるっていうのもあるかもしれません。

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Jabenの平面型ヘッドホン

Jabenのところにあった謎の平面型ヘッドホン。ちょっと面白い音でした。

最近は静電型とかオルソダイナミックとか平面型が増えたっていうか逆に平面ばかりになったような気もしますね。

イヤフォン

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Dita Audio fealtyとfidelity

こちらはDita Audioの隠し玉で、fealtyとfidelityです。Dreamよりは下位です。プラグもちょっと違います。音はDreamを思わせる歯切れの良い音でした。チューニングはまだまだとのこと。
これは外観は区別がつかないのですが、それぞれ音楽性と再現性にふっているとのこと。これはDitaのダニー氏とも立ち話したんですが、かれはTwinsコンセプトということで、同じレベルの製品で個性が違うものを出してユーザーに選んでほしいとのことでした。

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FitEarのAirとAir2

FitEarでのAirとAir2の聴き比べ。右が2です。比べるとずいぶん違うって感じです。Airの方は古いスピーカーのような音が、Air2だと現代スピーカーの音みたいに洗練された感じになります。Titanも同じ傾向ですね。おそらくタンデムの2ドライバー(「インラインなんとか」方式?)の効果なんでしょう。

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CTMのハイエンドユニバーサルのプロトタイプを見せてくれました。シーザーCEOのインタビューやってたら聴かせてくれました。Vintageとは全く異なるオーディオファイル向けで9と10ドライバーのモデルがあり音の個性も違います。CTMらしくすんごくクリアで解像力高い。ケーブルも豪華です。

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KenさんとAndromeda CK

Campfire AudioのKenさんと日本限定のAndromeda CK。

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相変わらず美しい組み立てラボさん。思わず写真撮りたくなります。

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qdc Neptune

qdcのNeptune、1ドライバーだけどqdcっぽくクリアでいい感じ。3万程度でケースもついて筐体もきれい。

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Hifiman RE2000

Hifiman RE2000。これ音鳴りが高精細なのにとても自然。けっこうすごいことだと思う。

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フェンダー FXA11

フェンダーの新フラッグシップ、FXA11。ハイブリッドです。
Aurisonic譲りのパワフルパンチある気持ち良さと音場も独特で気持ち良いですね。

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EDC velvet

Nobleのダイナミック、EDC velvet。5.8mmダイナミック、アルミハウジング。
Nobleのラインはfun(K10とか)とreference(Katanaとか)があるけど、これは価格の手軽さもあってfun寄りに思います。歯切れも良くてパワフル、かなり良い音でした。

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BRAGI Dash

やっとBRAGI Dashを聞けました。元祖完全ワイヤレスにしてNFMIの先駆です。
思ったより操作しやすく、オーディオトランスパレンシー(周りの音をマイクで聞く)も効いてます。音もまずまず良い感じですね。ただ音に関してはApolloの方がいいかなあと思いました。
ファームウエアはOSになっていてアップグレードが可能です。スマートスピーカーのイヤフォン版に進化するかが楽しみです。

ヘッドフォンアンプ

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A&K ACRO L1000

A&Kの参考展示のACRO L1000。海外サイトで見てた時はカジュアルモデルかと思ったけど、4490x2とけっこうハイスペック。でもそれほど高くはなさそうです。

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Chord Polyファイル 2017-11-06 22 21 59.jpg

Polyの展示があり、いよいよ始動しそうです。

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X-DSD(aka. X-15)

今回はiFiのエッセンスを凝縮したようなiFiの隠し球、X-DSDが面白かったですね。又の名をX-15というそうで、SR-71に対抗してんのかと思いました。ちなみにSR-71はマッハ3で有人ジェットエンジンの速度記録をもっていますが、X-15はマッハ6で有人ロケットエンジン機の速度記録を持っています。これらはもう40年も前ですから、飛行機も進歩が速いもののたとえによくつかわれますが、実はそうでもないということですね。

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iFiのトルステン

と、それはともかく、今回からはデザイナー(トルステンと居た若い人)がはいってユニークな外観になりました。コンパクトなのにiFi機能ほぼ全部入りで、こんな小さいのにBluetoothやらCCK直付けもできます。

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Pro iDSD

Pro iDSDはDSDリマスタリング機能 DSD1024 (45/49 Mhz)を採用していて、これはFPGAによるアップサンプリングを使用しています。ネイティブ入力はDSD512です。これもMQA対応です。

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またPAW Goldやっていたシャオさんが独立してxiaudio(イレブンオーディオ)というメーカーを作りました。ボリュームマックスでも10時だからそれを超える11時つまり駆動力あるということだそうです。Abyss1266でも駆動できるというアンプを出していました。シングルエンドの方が音が良いというポリシーだそうです。なおポータブルアンプも作ってるそう。

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TR07のBluetoothバージョン

A2Pさんでは新作、TR07のBluetoothバージョンがありました。TR07はSITトランジスタを採用しているところがポイントですが、SITの効果もあるのか、とっても滑らかでスムーズな音です。デジタルでしかもBluetoothなんてって言う人にオススメですね。

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Brooklyn DACとMQA-CD

今井商事さんでBrooklyn DACの新型。アメリカではTidalがらみでMQA人気あるそうでBrooklynも人気あるとのこと。
上に乗ってるのは2LのMQA-CDとSACDのハイブリッドですがMQA-CDの方が音がいいんじゃないかとか。MQAはDXD(352k)マスターです。

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Jabenさんのところで公表のファンタジーのデスクトップ版、Phantom展示。予価$4000(国内価格未定)というハイエンド。
真空管がサスペンションに乗ってて押すとたわみます。

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DAC01

Value TradeさんのところのDAC01、ラズパイのHAT DAC。これアンプもオンボードで3.5mmとAK規格の2.5mmのイヤフォン端子がついて直接聴けます。DACは5122ですが音もけっこうよいです。1万5ー6千円で11月発売。

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ラズパイケース

こちらはValue tradeさんのところのラズパイのケースです。放熱ボード付き。
中のボードはラズパイでなくASUSのTinker boardだそうですが、Tinker boardってラズパイと違ってUSBとネットの経路が別でDACも入ってるそう(ラズパイはUSBとネットの経路が共通で音は簡易PWM再生です。この辺もちょっとやってみたくなります。
ただしDAC01はTinker board非対応(現状)だそうです。いろいろ微妙ですね


いつもそうではありますが、今回は隠し玉が多かったように思います。もちろんTwitterでもブログでも公開には許可を取っているのですが、いくつかは記事でも書けないのがありました。そのうちデモ機をいただいたものがあるので、近いうちにまた公開する予定です。
posted by ささき at 23:18| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

イントラ・コンカ型の人気イヤフォン、水月雨(MoonDrop)のLiebesleid

イヤフォンというといまでは耳穴に挿入するカナルタイプが主流だけれども、なかにはこのタイプが苦手という人もいます。
そこでイントラ・コンカ(インナー・イヤー)と呼ばれるいわゆる普通のイヤフォンも一定の人気があるのですが、最近人気なのは水月雨(MoonDrop)というメーカーの日本限定モデル、Liebesleidです。フジヤさんの専売で税込み26,670円です。
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail144504.html

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なかなか良いお値段ですが、実物を見ると作りの良さに納得します。
過去にもソニーのe888とかYuin PK1など、こうした普通のイヤフォンで音が良いというものがありましたが、MoonDropは作りの良さでまず異なります。
真鍮削り出しに電気メッキという仕上がりでかなりモノ感は高いですね。ダイナミック型ですが、1T以上という強力な磁束密度で20kHzくらいまでフラットに近く、45kHzで-35dBという性能を得ているということです。

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ボックスは日本市場を意識したのか、影響されたのかアニメチックなイラストです。イヤフォンはずっしりとした重さで、パッケージのなかでぶつからないようにビニールパックに入っています。
ボディは真鍮削り出しで重く、メッキが美しい仕上がりです。

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イヤフォンはこの手にありがちなほど能率が低いわけではないのでiPhoneでも十分音は取れると思います。
音質レベルはかなり高く、こうしたイヤフォンでは私はPK1を思い出しますね。PK1はシャープでその進化型だったOK1ではさらにきつさを感じるほど先鋭だったんですが、このLiebesleidはそれとはまた異なって、刺激的なシャープさは避けながらもとても鮮明でクリア、かつ響きが良く滑らかな音を作り出しています。
ベルの音も整っていて高域の出方も優れていると思うし、倍音再生も優れているのか音に深みと高級感を感じます。楽器が立体的に重なり合い、音の立体感も高いですね。かなり上質な音再現ができていると思います。
ただこのタイプは超低域は漏れるので、あまりカナル型と比べた周波数的にどうこう言う比較をしても仕方ないとは思います。

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高性能ながら刺激成分はわりと少なめなので長時間聴いていられると思います。ただロック・ポップできつい録音のものだとやはり刺激的ではありますが、これらはもっと低性能のオーディオ機器をターゲットにしてきつめ強めに録音しているので仕方ないところではあります。

普通イヤフォンとかポータブルオーディオは電車とか外で使うものですが、このイントラコンカ型のイヤフォンは音漏れもするし、遮音性もありません。ちょっとポータブルには不向きに思えますが、実のところポータブルユーザーはホームオーディオを持たずに良いポータブルオーディオ機材を持っているので、家でもポータブルで聴きたい人も多いそうです。
そうしたときに家でもカナル型で耳穴に差し込むものだと疲労感や不快感があるので、こうした耳において開放的に楽しむタイプは人気があるようです。オープンで家の人の声が聞こえるのもプラスなんでしょう。

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夜にストリーミング音源の新譜のチェックなどをしたくてもデスクトップスピーカーでも音が大きい、というときなど重宝するでしょう。
ヘッドフォンだと長時間かけていると重くて蒸せるという場合にもよいですね。DragonFlyのような手軽なUSB DACやAK70のDACモードを使用してPCに接続して聴いてみるのもまた良いと思います。

週末のヘッドフォン祭でぜひ試聴してみてください。
試聴ブースは14Fロビー(3)のNGS(農義社)さんです。また13Fのフジヤさんブースで特価販売の予定だそうです。
posted by ささき at 21:58| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

Cavalli Audioが解散、昨年のインタビュー公開します

Headfi関係の情報に精通している方にはおなじみのCavalli Audioが残念ながら今月末で解散するということです。細かい事情はよくわかりませんが、下記のHeadFi記事に正式なアナウンスがあります。
https://head-fi.org/threads/cavalli-audio.862917/
サポートもなくなりますが、Avenson Audioというところが引き継いでくれるということです。

Cavalliは昨年のヘッドフォン祭にも来ていて、そのさいに機会を得たのでCavalliの海外向けの販売担当(当時)であるスタン・アン氏にインタビューができました。
本格的に日本参入する際に公開しようと思っていたのですが、その機会もなくなったのでここで公開いたします。下記は2016年10月の情報となります。
Cavali ポータブルとかをオークションでもどうしてもほしいとか、いまからCavalliに興味を持ったという人もいると思いますので、情報として参考までにそのときの内容を公開しておきます。
私自身はこのインタビュー以外はCavalliになんのコネクションもありませんので念のため。

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Cavalli SPARK ポータブルアンプ

会社名は「カ・バ・リー オーディオ」で、もとはイタリアの馬の名前ですが創立者の名前です。
成り立ちは2000年の初頭にさかのぼり、ヘッドフォンアンプを作成しようと集まったネットでのグループがあった。静電型がはじめであったが、それから普通のアンプを作り、真空管とICのハイブリッドを作り、とラインナップを広げていったということ。Dr Cavalliはリーダー的な存在で、その後に販売を考えるようになったそうです。
Liquid Fireがはじめての製品(真空管ハイブリッド)で、次にLiquid crimson(真空管ハイブリッド)、Liquidライトニング(静電型)を作った。みながチューブローリング(真空管交換)したいというのでLiquid グラスを作ったそうです。これは前段がICで後段が真空管で変えられるものです。CavalliはICはディスクリートでクラスAでフルバランス、フルディファレンシャルをモットーにしているということです。Liquidグラスはチューブローリングで8pinと9pinを間違えないように上手に配置した点が特徴だそうです。
次がいま(当時)のフラッグシップのLiquid GoldでこれはICでフルバランス、フルディファレンシャル、XLRx2を持っているものです。

次に当時の現行製品ですが、製品ラインナップはアナログアンプに特化しています。
カバリーのアンプはLiquidなんとかという名前ですが、これはアンプを音楽的に滑らかにしようとしたのでLiquidとよんでいたそうです。

ポータブルのSPARCはディスクリートでフルディファレンシャル、クラスA。LIquid Goldのミニチュア版として作ったそうです。
LiquidカーボンもLiquid グラスと Goldをベースにして、フルバランス、トランスポータブルでSEアウトもバランスから変換しているということ。
LiquidタングステンはSE(フルバランスではない)だけどフルディファレンシャル、ダイレクトカップル、アウトプットトランスフォームレス、チューブが直接ドライバーにつながっているそう。昔のチューブらしくなく、とても精密で解像力も高い。フルチューブ。EL509(549?)。真空管変更はできません。

カバリーの強みは設計力。DR Cavalliはプラズマ物理博士(PHD)、引退して趣味で作り始めた。他とはとても明確な音の差があるということ。レアなパーツに重きを置く会社もあるが、我々はあくまでdrカバリーの回路設計に重きをおいている。彼の哲学はレア部品ではなく、標準の部品でも良い音を出すこと。フルディファレンシャル、クラスAはすべてに通じる。オペアンプは使わない。
他のアンプは解像力に走るあまり、とてもきつくてブライトになりがちだが、Cavalliは解像力を待ちながら滑らかな音が特徴。真空管だけどICのように感じる音も特徴。真空管の味を売りにしていないが、ただしウォームで滑らかを目指しているとのこと。

またカバリーのアンプはぎりぎりのスペックで出力を公表しないで、そこにマージンがあり、出力に余裕があるので平面型などでもよくデモに使われたそう。測定値が良いアンプではなく、音が良いアンプをモットーとしているということです。

昨年のいまころはCavalliの転換点で、それまでのビジネスモデルはオーダーを取って、作り、売るというもの(DIY的)。大量生産に向かず、長期的な使用や信頼性なども考えた製品に移行が必要となったと言っていました。Liquidカーボンの成功を契機にCavalliは自社販売から代理店販売形式に変更し、これを契機にラインナップを刷新するといっていました。カーボンもこれで最後でLiquid Goldやクリムゾンはもう売らないといってました。
この方針変更がうまくいかなかったのでしょうか。Cavalliは上にあるように設計者がコミュニティで有名になって、他から求められて、というHeadFiというかDIY世界ならでは成り立ちでした。それを継続するビジネスにつなげるのはむずかしいのでしょうね。
posted by ささき at 22:22| ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

Campfire Audioの青い新星Polarisレビュー

POLARIS(ポラリス)は好評のCampfire Audioの新製品で、BAとダイナミックのハイブリッドタイプのユニバーサルイヤフォンです。青い筺体が特徴的ですね。価格は希望小売価格(税別):67,800円ということで、発売は9月29日より開始されます。

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* 特徴

1. チャンバー技術の全面的投入

POLARISは1BA(高域)+1ダイナミック(低域)のハイブリッド構成ですが、特徴的なのはいずれのドライバーもチャンバー(空気室/音響空間)を設けているということです。
まず高音域側のBAドライバーには定評のあるTAEC、つまりチューブレス設計を用いています。これはチューブを排してチューブのあるべき部分にアコースティックチャンバー(音響空間)と呼ばれる空気室を設けるというものです。これが高音域側のチャンバーです。

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また低音域側には8.5mmのダイナミックドライバーが採用されていますが、これも新技術「Polarity Tuned Chamber」と呼ばれる空気室、つまりチャンバーで覆っています。これはダイナミック型ドライバーをスピーカーで例えるところの「キャビネット」のように機能するチャンバー(空気室)に配置することで、これまで以上にドライバーの音響特性を制御し、ドライバー本来のパフォーマンスを引き出す為の新技術ということです。またこのチャンバーによりベント穴へのフロー制御も行われているようです。このチャンバーは3Dプリントによって製作されているということです。
なんとなくベント穴がバスレフポートで、チャンバーがスピーカー内空間というたとえと言えるのでしょうか。
なおダイナミックドライバーはベリリウムではなく新設計の別素材のようです。

2. 3Dプリントを駆使

最新の3Dプリンタ技術もふんだんに投入され、チャンバー技術という点ではその複雑な形状を製作するために3Dプリンタが駆使されています。

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またイヤチップ部分(イヤフォンの先端部)にはプラスチックが使われていて、半透明になっていますが、これは3Dプリンタによって作られたもので、この複雑な内部形状は金属とかモールドでは作ることができないということです。これはつまりイヤチップ部分がTAEC(チャンバー)と一体になっているということのようです。

3. 新しい筺体の採用

筺体はAndromedaのような無骨なデザインですが、POLARISには筐体に新しいセラミックコーティングを採用しているということです。Cerakote(セラコート - セラミック・パウダー・コート)と呼ばれるこのセラミックコーティングを行うことで、耐摩耗性、耐食性、耐薬品性、耐衝撃性、硬度などの物理的性能を向上させているとのこと。

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コートの中はアルミ切削によってボディが作られています。

4. 新しいケーブルの採用

POLARISにはALO品質の新しい特製イヤフォンケーブルが標準でついてきます。「Litz Wire Earphone Cable」というケーブルですが、通常のLitz Wire Earphone Cableは外観がシルバーですが、このPOLARISに付属するLitz Wire Earphone Cableは外観がブラックです。これは本体のカラーリングに合わせてあつらえたものです。

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導体材料も同様にPolarisの音にあわせて変更しており、通常の銀メッキ銅導体のLitz Wire Earphone Cableではなく、銀メッキを施していない「純銅導体」の線材を採用しています。これはPOLARISのチューニング過程において、POLARISに搭載している8.5mmのダイナミック型ドライバーとこの純銅導体ケーブルの相性が非常に良かったため、特別にこのLitz Wire Earphone Cableを採用することにしたからということです。

* インプレッション

パッケージングはいままでのCampfire Audioを踏襲したものです。

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外観は名器Andoromedaを思わせるような武骨なものですが、青いカラーがとても美しく映えて印象的です。またCampfire AudioというとALOの流れをくむケーブルが特徴的ですが、また標準ケーブルが変わって黒になったことがわかります。それとイヤチップ(イヤフォンの先端)部分が半透明でプラスチック素材になったことも特徴的です。

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POLARISというモデルが出るというのを海外のショウの情報で聴いたときは、ドライバー2基でハイブリットということで、Dradoの廉価版かと思っていました。
それで少し前にKenさんにこれを送ってもらったんですが、届いて箱を開けて聞いてみてあまりに音が良いのでちょっとびっくりするくらい音が良く、思っていた音とだいぶ違うので驚きました。
まず音の個性はDRADOとはかなり違います。どう違うかというと、DRADOでは高域のシャープなBAと低域の太いダイナミックの音がかい離していました。これはこれでハイブリッドらしい個性ではあるのですが、POLARISでは継ぎ目がわかりにくいくらいに高い音と低い音のシームレス感があります。これだけでもDRADOの流れとは違うのがわかります。

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また聴き進めてみるといままでのCampfire Audioの音とも異なるように思えます。ただし音が滑らかな点はKenさんのポリシーを残していると思います。

音質的にPOLARISで印象的なのは音の透明感の高さ、圧倒的な音の解像力、再現性の高さです。これはSP1000SSで聴くと圧巻の音質を引き出してくれます。音はシャープで音の歯切れが良く、ドラムスの打撃感やベースのピチカートが気持ち良く感じられます。ロックを聴いてもかっこよさに震えてきますね。
SP1000SSだと立体感が際立って良いのも特徴的で、ジャズヴォーカルなど録音が良いものではリアルさが半端なく感じられます。また客観的な音ではなく、耳に近めでアグレッシブな音再現でライブの熱さも感じられます。
ただSP1000SSだと音源によってはきついこともあり、そういう場合にはプロEQを適用すると良いと思いますね。SP1000CPではCPの音の深みや音のきれいさを堪能できます。

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ただPolarisではSP1000SSの音のすごみを感じることができるという点で、個人的にはSP1000SSを使いたくなります。ナレーション音声を聞くと、たくさんの音が闇から浮き上がってくるようにものすごく情報量が豊富でハスキーな声の再現性が特に優れています。

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透明感が高いから細かい音が浮き出てくるようで、まさにSP1000のハイエンドDACを堪能できるでしょう。
しかしSP1000のような圧倒的な情報量の怪物とタメで渡り合えるというのは実売67,800円という価格を考えると驚きます。この価格でSP1000のメインイヤフォンとして使うことができ、SP1000の性能を十二分に引き出せますよ、と言えるものは少ないと思います。

* まとめ

Polarisは3Dプリントを駆使して、チャンバーで最適な空気の流れを作り出して高音質を生んでいます。
音的には高い透明感、解像力とワイドレンジなど基本性能の高さが特徴的で、それと独特の空気感と滑らかな音楽性が魅力的です。

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この価格としては特筆すべき高い音質を持っていると思います。特にSP1000を持っている人に勧めます、とこの価格帯で言えるのは驚きます。
Campfire AudioのKenさんもPolarisの価格は戦略的な設定で、より多くの人にこの音を聴いてほしいということから設定したそうです。また特にアンプを必要とせずにDAPから直に音を良く鳴らせるように設計したとも言います。

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KenさんはPOLARISについて、自分がこれまで学んできたことに総決算である、というようにも語ってくれました。
POLARISとは北極星の意味ですが、北極星が天に動かぬ道標として人々に道を示しているのと同様に、このCampfire AudioのPOLARISも今後のイヤフォンの道標、マイルストーンになるものかもしれません。

posted by ささき at 21:35| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

AK70の新型AK70 MKII登場、Michelleにも新型

好評のAK70に新型が登場します。AK70の後継機としてエントリーを超えたプレミアムモデル、"Your Next Premium"のキャッチフレーズで発表された、その名もAK70 MKIIです。

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価格はオープンですが参考の直販価格は79,980円、本日から予約受付開始で発売は10月14日の予定です。

* 改良点

端的にいうとAK70MKIIでは好評だったコンパクトな外観はほぼ変わらず、中身の音質に関する回路部分が大きく向上したと言えます。
AK70からの改良部分は主に下記の2点です。

1. アンプ部の強化
SP1000の回路設計を踏襲してバランス再生時の高出力化と低い歪みを達成しているということです。

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Astell & Kernの音の変化の歴史としてはSP1000の音は躍動感という点においてAK70の音の延長にあると言ってもよいかもしれませんが、さらにSP1000のエッセンスがAK70にまたフィードバックされたという感じでしょうか。

2.デュアルDAC化
DAC IC自体は同じくCS4398ですが、DACがデュアル化しました。これでDAC部分に関してはAK240と同じになったということになります。

外観デザインはほぼ同じですが、わずかに大きくなっています。デュアルDAC化のためにバッテリーも増えて再生時間は変わらないということです。
PCM/DSDの再生フォーマットも同じです。BT機能 、USB DAC 、AK connectも同じです。USB端子もMicroBです。

SP1000のときに今後のAstell & Kernの製品はA&なんとかというネーミングになるという話でしたが、今回はAK70と同じラインということで名称変更はないそうです。

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* インプレッション

実際に発表会で実機(量産前モデルなので写真のMicroSD表記が逆になっています)を使わせてもらいました。そこで現行のAK70を持って行って音の比較もしてみました。使ったイヤフォンはAZLAで純正バランスケーブルも使用しました。

手に持った感触としては少しだけ重く大きくなったという感じです。見た目にはほとんどわかりません。また外観ではシックにブラック(Noir Black)となりましたが、音質重視という渋い改良ポイントからすると納得できます。またよく見るとボリュームノブのデザインも変わっています。デザインもわずか違うだけだが、高級感が感じられます。

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音は標準ケーブル(シングルエンド)で聴いても音に重みが乗っています。しかし、違いがもっともよくわかるのはバランスです。

シングルエンドでも音に重みが乗って聴こえる。よりはっきりした違いがわかるのはバランスだ。音の明瞭感の差がシングルエンドとバランスでは大きく違います。

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AZLA純正バランスケーブル使用

AZLAのバランスケーブルで聴くと音質はかなり大きく違って、MkIIの音は力強く熱気が感じられ、楽器音のひとつひとつがより鮮明に聴こえます。MKIIではよりワイドレンジで中高域も鋭くシャープですね。低域もより豊かで躍動感が違います。
バロックバイオリンではAK70では普通のバイオリンと音色が区別できないが、MKIIだと倍音の豊かさと音色の違い、中高音の鋭さも違いがわかります。
MKIIでは弱音の再現性も高く、アカペラの冒頭に息を吸い込む音が入ってるんですが、前のAK70では息吸ってるのがわかるくらいだが、MKIIではリアルで息遣いが強弱まで聞き取れます。
MKIIではAZLAのベースの重みがより魅力的に感じられる。ロックポップではパンチがある。AK70に戻すと軽く気が抜けた感じになる。

AK120を聴いた時にこれならAK200で良かったんじゃないですか、って言ったんですが、今回もAK80とか別の名前にした方が良かったんじゃないかと思います。そのくらい音質部分はグレードアップしていると思います。
ぜひバランス駆動を楽しみたいと思っていたユーザーはこの機会にこの世界に来ることをお勧めします。

* Michelle Limited

またMichelleもリミテッドバージョンが発売されます。

ファイル 2017-09-19 22 15 31.jpg  Michelle Limited_04[1].jpg

本体デザインを変更してチューニングをし直したモデルです。3Dプリンタから金型(モールド)に変えたことで低価格化をはたしたということで、65980円から49980円に変更になっています。あのMichelleがずいぶんとお得になりました。

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左がLtd

それで音質はというと、オリジナルのMichelleと聴き比べてみましたが、より低域が深く豊かでヴォーカルが明瞭でリアルに感じられます。音質は向上していますね。全体に音が変わった感じがするのはユーザーなら比較しなくてもわかるレベルくらいには大きいと思います。

* AK Ripper MKII

AK CD RipperもMkIIとなりました。

ファイル 2017-09-19 22 09 23.jpg  AK CD-RIPPER MKII_02[1].jpg

本体デザインが一新されたのが大きいように見えますが、中身もTEACのハイファイグレードのCDドライブを採用しているようです。また実際に持ってみると重くてダンパーがしっかりしているので、かなり高級CDプレーヤー感覚があります。見ると結構物欲がわく作りになっています。

AK CD-RIPPER MKII_08[1].jpg

消えつつあるCDプレーヤーもこうした形で残っていくのかなとふと思いました。

*追記
9/25日にAK70MKIIおよびMichelle Limitedの先行試聴会を行うということです。詳しくは下記リンクをご覧ください。
http://www.iriver.jp/information/entry_1001.php
posted by ささき at 11:14| __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

WestoneからワイヤレスアダプターとシングルBAイヤフォンのセット、WX登場

先日WestoneからBluetoothのワイヤレスアダプターが発売されました。iPhone7からイヤフォン端子がなくなったことで、Bluietoothの注目度が高まっていますが、このアダプタはMMCXのコネクタに汎用にイヤフォンを接続できるものです。
今回はそのアダプタにシングルBAドライバのIEMがセットになった「WX」が発売となります。9/12発売予定で、予定価格は23,000円です。アダプタ単体で実勢価格が19,800円くらいですから、お得なセットと言えます。

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基本的な使い方は現行のBluetoothアダプタと同じで、Apt-Xにも対応しています。
持続時間は8時間ということでかなり長持ちです。BT4.0対応で10m届くと言うことで距離的には十分でしょう。エージングするときにとなりの部屋にこのワイヤレスアダプタをおいて音がうるさくないようにしたのですが、数メートルは余裕で届きます。身につけるものなのでIPX4防滴対応がなされています。

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ケーブルはしなやかで平たいもので、首の後ろに回して、余りをチョーカーで締める方式です。
完全ワイヤレスほどではないけれど、かなり自由度はあります。左右分離の完全ワイヤレスではないので首の後ろに感触はありますが、私のように始終スマホ持ってると、手が自由ということがうれしいですね。
完全ワイヤレスだとまだ左右接続が音切れする問題がよくあるので、そうしたことが嫌いな人にも向いています。
本機はBT4.0対応なので電池残量はiOS9.0以降では通知センターとステータスバーで分かります。

都内をぐるっと回って実際に使ってみると音の途切れは場合によってごくまれに出ますが、おそらくWiFi干渉とかいう理由によるものだと思います。このアダプタ自体は優秀で、けっこうな距離届きますし、iPhoneを尻ポケットにいれたり、iPhone側もアダプタ本体側もアンテナ部分を手で覆ってみてもなかなか途切れません。
操作性も特に問題ないと思います。
ただ装着に関しては耳に回す方式(Shure方式というとカール兄弟に怒られそうですが)よりもストレートに入れるほうがネックバンド方式だと装着しやすいかなとは思います。
このタイプのBTのみ機はエージングしづらいのですが、電子部品が多いのでエージングした方がいいとは思います。

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このモデルが良いところはなかなか音が良いところです。
低価格モデルという先入観を持っていたんですが、実際に音を聴いてみると、ちょっと驚くくらいには思ってたより音が良いというのが実感です。
シングルBAとは思えないくらい高い音から低い音までよく出てますが、イヤフォン部分はなにか従来モデルがベースになっているのかわかりませんが、BT部分になにかアンプのような電子機器があってそれが音質を高めているようにも思えますね。音の均一感の良さを考えるとこのアダプタに合わせてなんらかのチューニングをしているようにも思えます。
普段使いなら十分かと思えるくらい。立体感もわりといい感じです。イヤチップはStarだと少し腰高になるのでフォームのほうが良いと思います。
パンチもあってロック聴くにも良いし、Westoneらしい温かみも少しあって、Westoneファンも音に納得できるでしょう。

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わたしだとiPhoneから直で聴きたいのはBandcampで新曲のチェックとか、この人がこういうの買ったのかとかSNS的側面でチェックしたいことが多いので、BTイヤフォンはそういう風にスマートフォンをカジュアルに使いこなす時に向いています。
イヤフォンとアダプタは分離することができ、BTアダプタとして他のイヤフォンと使うこともできるそうです(ただしその取り付けたイヤフォンについては保障外)。なのでこのBTアダプタが気になってた人は、付属イヤフォンのついたお得モデルとして買っても良いと思います。ただそういう意図で買ってもおそらくこのWXのまま使い続けてしまうのではないかというくらいには音にアダプタとの一体感があって満足できると思います。
posted by ささき at 13:22| __→ Westone ES3X カスタム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

64 Audioの新機軸ハイエンドIEM、tia Fourteレビュー

64 AUDIOは2010年創業の新世代のアメリカのカスタムイヤフォンのメーカーですが、いまではカスタムイヤフォンの中堅メーカーといえるでしょう。

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当初の会社の理念はカスタムイヤフォンを手ごろな価格で提供するというものだったのですが、最近ではカスタムを取り巻く環境も変わり、ハイクラスなメーカーを目指していると言うことです。後でまた触れますが、本レビューで紹介するtia Fourté(ティア・フォルテ)の開発もその差別化戦略の一環と言えるでしょう。

ちなみに本稿ではTiaやAPEX、CenterDriveなどの基本的な解説は省きます(うちのサイトで検索すると出てきます)。代理店のミックスウエーブの製品ページは下記リンクです。
http://www.mixwave.co.jp/dcms_plusdb/index.php/item?category=Consumer+AUDIO&cell002=64+AUDIO&cell003=tia+Fourt%26%23233%3B&id=143

特徴

tia Fourteはドライバー数4つで、ダイナミックとBAのハイブリッドIEMです。
私もそうだけれども、たぶんtia Fourteに対してのまず抱く疑問は、「A18/U18が高いのは18個ものドライバーが入っているのだからそれは分かる、しかし4つしかドライバーがないFourteがなぜこんなに高価なのか、」ということではないでしょうか。

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その答えというのはメーカーに聞いてみると、簡単に言うと内部の音響設計がいままでのイヤフォンとは大きく異なり、それに多くの開発費が費やされ、工作精度がとても精密なものであり、製造にもコストがかかっているからということのようです。

A18/U18ではtiaは高域ドライバーのみにtia、つまり不要な共鳴を取って透明感を上げるアコースティック・チェンバー(音響室)が適用されています。Tia(Tubeless in-ear Audio)とはチューブレスのことですが、チューブ自体が問題というよりも、むしろチューブに通すためにBAユニットの音の出る穴が小さいのに無理やりつめるというのが問題ということのようです。
一方でtia Fourteの"tia system"ではHighとMid/Highユニットにtiaの名称が冠されています。さらに内部図解を見ると、4つのドライバーすべてにモールド(区画割り)が施されています。Campfire Audioのアコースティック・チェンバーと異なり、64 Audioのモールドはドライバー全体を包み込むようなものだということです。これは64 Audioの採用するBAドライバーがオープンBAということも関係しているとのこと。(またこれで特許回避もできると思います)
Highドライバーのアコースティック・チェンバーはステム自身でもあり、ファイナルチェンバーと呼ばれます。またダイナミックドライバーもすっぽりとアコースティック・チェンバーに入っていますが、これはより空気の容積が必要なためということです(AZLAの大柄のシェルみたいなものでしょうか?)。

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tia Fourteのアコースティック・チェンバー(モールド)の配置

逆に言うと、そのモールドスペースを十分に確保するために4つしかドライバーがないということになりますね。またこの設計のゆえにtia Fourteではユニバーサルのみで、カスタムは作れないそうです。
tia Fourteではこのようにドライバーがそれぞれ専用の気室に入っていて、エアフローを調整しているというわけです。64 Audioではシングルボア(音の出る孔)を特徴としてますが、音は全て最後はファイナルチェンバーであるシングルボアに直結するチェンバーに集められます。

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Tia オープンBAドライバー

またFourteに採用されている技術のうちでパッシブラジエーターとは低域と中音域ドライバーと相互作用する振動版(ダミーコーン?)で、ファイナルチェンバーに送ってHigh(Tia)とHigh/Mid(Tia)と音を合流させるために使われているということです。これで金属シェルの不要なレゾナンスを減らすことができるということ。

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internal APEXの配置

このパッシブラジエーターを効率的に動作させるためにAPEXモジュールが使われています。(適切にベントを促しているようです)
tia ForteではAPEXはフェイスプレートに露出してなく、M20ユニット相当の機構が内蔵されています。これをinternal APEXと呼びます(上図参照)。これはパッシブラジエーターを機能させるためにフェイスプレートに突出物が設けられないからだそうです。これはTia Forteの底面にあるベント穴に通じているようです。
ちなみにTia技術は正圧(Front Pressure)に関係しています。ですのでこのベント穴は通常の背圧を逃がすものとは異なるかもしれません。その辺はよくわかりませんが、オープンBAということも絡んでの関係があるのかもしれません。

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tia Fourteのベント穴

筐体はアルミニウムの無垢材を機械加工し造り上げ、 フェイスプレートには耐久性が高いパティナ仕上げ(緑青仕上げ)の銅を採用しています。

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このようにTia Forteではとても複雑でかつてないような入念で精密なエアフロー設計がなされているのが分かると思います。これらのことからtia Fourteが高価な理由、そしてtia Fourteではカスタムは作れないという理由もわかってもらえるのではないかと思います。

音質

音の全体に感じられるのは豊かさと倍音のような高級感のある厚みのある豊かな音です。痩せて薄い音の対極にあるような上質な音です。
またこれも独特の空間表現があって、ちょっとUMのMAVISIIに似た感じがあるように思いました。オープン型BAドライバーというのも関係しているかもしれません。音の広がるホールのように聴こえます。
中域から高域は透明感の高い気持ちの良い音ですが、低価格機のような薄手のものではなく豊かな倍音のような厚みが聴こえます。低域もバランスよく、ダイナミックらしい重みのある音を生かしています。

十分な高域と低域がありますが、18ドライバー機のようにワイドレンジ方向には欲張らずに中域を中心に、音の質感に焦点を当ててうまくまとめた設計が感じられます。

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tia FourteはAK380よりもSP1000のように音の質感が高いとそれをストレートに再現してくれます。SP1000はAk380よりもさらに一段以上音質が高くなっています。そこはいままでのスピーカーのハイエンドオーディオのような細かな音再現の品質でもあるわけですが、tia Fourteはそうした領域にも踏み込んで品質の向上を味わわせてくれます。むしろtia FourteはAK380よりもSP1000で能力を発揮するようにも思えます。

まとめと考察

U18は少し前に雑誌でレビューを書いた時に試聴したのですが、ワイドレンジで余裕のある音でいかにもドライバー数が多いという感触でしたが、tia Fourteでは一つの音が余裕があり豊かという感じです。
U18とtia Fourteのどちらが好きかと聞かれたら、個人的にはtia Fourteと答えます。どちらが高性能か、と聞かれると答えに窮しますが。
端的にいうと、U18は音の領域全体が進化し、Fourteでは音それ自体が進化したという感じでしょうか。

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つまりA18/U18のような従来の多ドライバー化とは別のベクトルをもって、少ないドライバーのそれぞれの音の効率を最大に引きだしたものがこのtia Fourteということができます。

64 Audioは冒頭にあげたような高級ブランドへの転換にあたって、二つの戦略というか方向性を考えたと思います。ひとつは従来のトレンドのさらなる追求(さらなる多ドライバー化)、そしてもうひとつは従来にない方向性の模索です。前者がA18/U18 Tzarであり、後者がこのtia Fourteに行きついたのでしょう。
64 Audioは地味に良い仕事をしながらも、この業界ではどちらかというと手堅い裏方にいた感じはあります。このtia Fourteで今後ちょっと楽しみなメーカーになりそうだと、ふと思いました。
posted by ささき at 07:36| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

JH Audio初のハイブリッドIEM、LOLAレビュー

LOLA(ローラ)は、Jerry HarveyのJH Audioが初めて開発したハイブリッドIEMで、シリーズとしてはPerformanceシリーズとなります。調整できる低域ノブなど、Sirenシリーズの特徴も兼ね備えています。ちなみにLolaはKinksの曲名です。
LOLAはカスタムとユニバーサルの二つのタイプがあり、本記事はユニバーサル版のレビューです。
製品名はJH Audio社ユニバーサルフィットIEM 「LOLA HYBRID UNIVERSAL IEM」でミックスウェーブから2017年7月13日(木)より発売されています。

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特徴

通常ハイブリッドというと、中高域がBAで低域がダイナミックを採用するのが普通です。これはよく中高域が伸びて整ったBAドライバーと、迫力のある低域を再現するダイナミックの良いところどりをしたいという構図と言えます。
それに対してLOLAのアプローチは異なっていて、高域、中域、低域のうちの中域にダイナミックドライバーを採用し、高域と低域はBAを使用しています。また中域のダイナミックドライバーもD.O.M.E(ドーム)という独自技術を採用しています。これは人の声や楽器の多くの再現の基礎となる中音域に暖かみのあるダイナミックを用いるということです。またD.O.M.E.は2基のダイナミックドライバーが対向型で駆動するというもので、より広い振動版を採用したのと同じような効果があるということです
ドライバーのカバー領域は低域がBAの2ドライバーで10-200Hz、中域がダイナミックの2ドライバー(DOME)で200-3kHz、高域はBAが4ドライバーで3kHz-20kHzとなります。

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パッケージはなかなか豪華なもので、従来のSirenシリーズのような構成を取っています。ケーブルもSirenシリーズと同様のようですね。

音質

AK380でまず聴いてみました。低域調整ノブは2時で固定して聴きました。高域はシャープだが厚みがあって高級機であることを感じさせてくれます。中高域ではバロックバイオリンの倍音表現は見事なものがあります。またジェリーらしい低域にたっぷりとある低域がロックを心地よく聞かせてくれます。打撃感も強く、ドラムやベースのインパクトは気持ちよく楽しめます。LOLAは他のJHAのSirenシリーズのように低域ノブを調整することでまた異なる面も聴かせてくれます。
フラッグシップらしい堂々たるスケール感や豊富な情報量、JH Audioらしい音の濃さとたっぷりしたベース、またプロデューサー向きともいえるような客観的な音つくりはLAYLA2とよく似ていると思います。その点でアグレッシブなRoxanneとLOLAは異なるタイプと言えます。

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LAYLAとLOLAの違いをアカペラヴォーカル(Rajaton)で比べてみると、LOLAの方が中域をはじめ全体に音に厚みや豊かさがあります。反面でLAYLA2の方がBAらしい精緻ですっきりした感はあるので、違いというのは好みの要素も働くでしょう。LAYLA2とは性能の差ではなく個性の差だと行ったほうが良いかもしれません。
ただしLOLAは、いわゆる古風なダイナミックドライバーでありがちな厚みがあるけど緩い音とは違って、よく整って引き締まった音ですのでいままでのハイブリッドとは異なって、ちょっと聴くとダイナミックっぽい感じではないと思います。これはDOMEの効果というのもあるかもしれません。

AK380からSP1000SSに変えると、音性能が上がるだけでなくカッコ良く鳴りますね。よりジェリー作品らしい感じです。この辺はAK70の遺伝子をもったSP1000の良さをうまく引き出しているように思います。

まとめと考察

LOLAは細かいところでの違いはありますが、LAYLA2に似た高度な音再現レベルであり、異なったテイストを持っています。両者の差は好みの問題になるかもしれません。

Lolaで、なぜ中域のみダイナミックかということについては、春のヘッドフォン祭で私が司会をしたジェリー・ハービーのインタビューにおいて少し聞いてみました。
まず完璧なマルチドライバーイヤフォンを開発したいというところからはじまったということで、いままでの試行錯誤から、ダイアフラムスピーカー(ダイナミック)のスイートスポットが高域でも低域でもなく、200hz - 3000hzの中域にあるということがわかったということです。
なぜ一基ではなく二基かというと、まずインピーダンスを下げて感度を上げたかったそうで、向かい合わせにしてその間の空気を調整することで求めるハイミッドの周波数特性が得られたということです。二基の4.9mmドライバーで9.8mm相当のドライバーにすることができるからということもあります。これによりひずみが起きる前に求める出力をえることができるからということ。
なおクロスオーバーは、ガンズのギターを正確に再現できるように変えていった。中域重視の設定になっているとのことです。

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このインタビューでジェリーは自社ブランドで一番気に入っている製品は、LAYLAとLOLAのどちらかだけれども、いまは中域の音質が気に入っているからLOLAがよいと思うとのこと。
LOLAは設計するときの音つくりにおいて、おそらくジェリー自身も気に入っているLAYLAをリファレンスにして作ったのだと思いますが、新開発のD.O.M.E.もダイナミックをよりBAのような整った音に近づけるように使われているように思います。ダイナミックとしての暖かみとかインパクトの特色を出すよりも、むしろBAと融合させてより自然な音にするということですね。

LAYLAがある意味でJHAイヤモニの完成形のようなものなので、この音質レベルで別なアプローチがしてみたいとジェリーは思ったのではないでしょうか、そしてこの独特の中音域ハイブリッドという形式に至ったのではないかと思います。
今後JH Audioがこの形式を継承していくのか、今作限りなのか、そこも注目してみたいと思います。
posted by ささき at 08:44| __→ JH13, JH16 カスタムIEM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

UMの新しいエントリー機、MACBETH II Classicレビュー

MACBETH II ClassicはUMエントリークラスのユニバーサルモデルとして好評を博したMACBETHの第2世代モデルです。

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改良点とIIのデザイン

改良点としてはまず筐体サイズを小型化してフィット感を向上し、UMのほこるモールディング技術や新しいファイバー素材を採用した新しいシェルデザインがあげられます。これは3Dプリンターは使わずにカスタムIEMに使用している樹脂を筐体素材として使用し、3人の職人が1つずつ手作業で模様を作っていくというもので、ランダムに混ぜ込まれたファイバーがひとつしかない個体の個性となっています。3Dプリンタのような新技術ではなく、こうしたカスタムイヤフォンのような昔ながらの手作りをしているので、クラシックという命名をしているそうです。

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またサウンドチューニングの再デザインがおこなわれ、ドライバーは前モデルとは異なるものを採用しています。オールジャンルに対応したサウンド・デザインを目指し、描き方は筐体に設けた「ポート・チューニング」やプラチナ塗装の金属製サウンドチューブ(音導管)の採用など、他の第二世代モデル「MAVERICK IIやMAVIS II、MASON II」で実現してきた独特の空間の描き方を応用しているということ。クロスオーバーやドライバーの構成は非公表です。

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このイヤフォンも好評のミックスウエーブ宮永氏によるチューンが施されたモデルです。
MACBETH II Classicのポートチューニングは、低域の量感と音空間を調整するのに使用しているとのこと。低域は減らす方向に、音空間は広くなるように調整しているそうです。ポートは一般的なアンビエントポートと同様の設計になっていますが、アンビエントポートだと外部の音が入ってくるので、アンビエントポートに特殊なフィルターを詰め込み、その問題を防ぎつつ、そのフィルターで低域の量感や音空間のチューニングを行っているということです。

音質

AK380で聞いてみると、高域はきつすぎない程度にシャープで、気持ちよくよく伸びる感じです。
低域は抑えめで上品な感じのベースで、ドラムのパンチも良好で歯切れ感も良いと思います。クリアで帯域バランスもすっきりしているのでヴォーカルも良好に聴くことができます。女性ヴォーカルは特にすっきりと美しく聴くことができるので、JPopやアニソンに向いた感じがします。

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少し細身でコンパクトですが、透明感が高くクリアでよく整ってまとまっている感じです。中高域がよく伸びて低域が抑えめという音バランス自体は少しqdcの2SEを想起しました(音自体は別のものですが)。

まとめ

魅力的でコンパクトなシェルデザイン、良くまとまって高品質なサウンドを持ったイヤフォンで、前のマクベスの延長線とはまた違った意味でUMのエントリー機として人気を博していくと思います。
posted by ささき at 09:08| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月19日

Bluetoothにメッシュ・ネットワーク機能が追加

Bluetooth LEにメッシュ・ネットワークという新しいネットワーク機能が提唱されています。下記リンクです。
https://www.bluetooth.com/what-is-bluetooth-technology/how-it-works/le-mesh



メッシュネットワークとはどういうものかというと、まずBluetoothは下のように1対1でした(画像は上の動画から)。これは一般的なBTイヤフォンなどです。(1:1)

写真 2017-07-19 6 04 13.jpg

それがBLEでブロードキャスト機能として1対多数に発展しました。これはアップルのiBeaconなどがそうです。(1:n)

写真 2017-07-19 6 04 38.jpg

そしてそのネットワーク・トポロジーが多数:多数に発展したものが、今回のメッシュ・ネットワークです。(n:n)

写真 2017-07-19 6 04 59.jpg

これはIoTを念頭にしていますが、オーディオ機器がIoTを志向していけばいずれは関係するでしょう。
posted by ささき at 06:25 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする