Music TO GO!

2019年11月09日

CanJam上海のプレビュービデオから、中国製品紹介

今週末はHeadFiのイベント、CanJamが上海で開催されています。そのプレビュービデオがアップされていたので興味あるところを紹介します。特に中国系のメーカーを抜き出しました。今回は英語と中国語のキャプションが付いたので聴き取りにくいときにも助かります。
時間は目安です。

https://www.head-fi.org/threads/canjam-shanghai-2019-november-9-10-2019.912316/page-4#post-15294025

ちなみに測定性能はHarman ターゲットカーブとの近似で評価してます。ヘッドフォンやイヤフオンは線がまっすぐになるのが良いことではなく、耳の形によって影響を受けた曲線がフラットに聴こえるカーブになります。

17:33 SMLS ME500 古そうな形ですがコスパ良いとのこと。
18:00 DAAT CANARY2 JFET入力など面白そう。
18:57 AURIS Auido EUTORPE ヘッドフォンスタンドにもなる真空管アンプ。中国物はデザインもユニークなの多いですね。
19:52 Golden Wave GAX 測定性能が高いとのこと。フルディスクリートで日本でも普通に受けそう。
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21:02 Eletech ケーブルメーカー。技術力も高くて仕上げもよさそう。
26:40 ICE Lab カスタムイヤフオン referenceはEST採用の10ドライバー。測定性能もかなりよいらしい。
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28:53 InEar Promission X これは日本でも入るかもしれませんが、これもハイエンドでよさそう。
32:09 Meccaudio TITANS RHEA これも高域にESTを採用してそれ以外はBAの8ドライバー。
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34:26 Dan Clark Audio(元MrSpeakers)のAEON2。これ折り畳みメカが画期的なので動画で見てください。
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34:55 Softears Cerebris 水月雨のハイエンドブランド(?)。これもEST採用。RS10はかなりHarmanターゲットに近似。ただ音的にはやや強調感があるよう。
38;41 Vision Ears Elysium ブランドは日本でも知っている人がおお欧州ものですが、BAを低域、ダイナミックを中域、EST(x2)を高域にもっていてESTの実装ではJudeは一番いいと言っています。
42:37 SHUOER judeも知らなかったというブランド。TAPEは文字通りカセットテープみたいに見えるデザインが特徴。特徴的なダイナミックとEST?を使ってるみたいで高性能ドンシャリっぽい感じのよう。
43:42 Tingpod(TP Audio) Aurolaは1BAのIEMで仕上がりも音もよさそう。

とにかくEST採用のIEMが多いですね。中ではICE Lab referenceとVision Ears Elysiumが一番興味ありますね。
中国市場も昔から近くて遠いのですが、たとえば10年くらい前の話をすると、どう見ても100円イヤフォンにしか見えない怪しい中国製のYuin PK1に1万円も出したかというと、まずHeadFiのフォーラムで話題になり音に関しては英語で情報が分かったということ、アメリカの代理店が扱っていて英語でやりとりでき、PayPalが使えるように実質的に米国製品の通販と変わらなかったということが大きいと思う。これをアルジネットで情報を得て、タオバオで買うっていうのはいまでもハードルが高いです。
HeadFiとCanJamが英語情報で中国事情を提供し、中国のオーディオ世界へのゲートウエイになればよいですね。
posted by ささき at 13:46| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

QobuzがMP3を廃止、ハイレゾとCD品質プランを統合

QobuzがMP3を廃止して、プランをCD品質とハイレゾを含む月額$14.99(年間だと$12.5/月)のプラン一つに統合するとのことです。
https://www.audiostream.com/content/qobuz-kills-mp3-offers-high-res-and-cd-lossless-1499

ハイレゾストリーミングがひしめく中で戦略的な一手に出てきましたね。
posted by ささき at 08:38| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月05日

MrSpeakersがDan Clark Audioに改名

MrSpeakersがDan Clark Audioと名称変更しました。経緯が下記ページに書いてあります。
https://www.headphone.guru/mrspeakers-changes-name-to-dan-clark-audio/

簡単に言うと、ヘッドフォンを作っていてスピーカーを作っていないのでユーザーに混乱を与えてしまうから、ということです。もともとDan Clarkはヘッドフォン(Fostex mod)の前にはスピーカーを制作していて、MrSpeakersはそのときの名前のようです。Danの経歴を見ると、スピーカーだけではなくアンプや電子機器にも強いようですね。



posted by ささき at 19:15| ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月03日

ヘッドフォン祭 2019秋

恒例のヘッドフォン祭レポートです。最近はヘッドフォン祭はよく晴れていますね。

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今回は土曜日にRoonの主要メンバーであるCEOのEnno VandermeerとCOOで技術担当のDanny Dulaiが来日したことに関して、Roonの概要とRenduシステムを使ったRoonReadyシステム紹介のセミナーで進行と通訳を行いました。なかなか難しくて、特にRoonではMQAにDSPが適用できるというあたりでは、MQAの技術的な知識と英日の通訳で二重に頭を使って、頭がオーバーヒート気味になりました。
特にDannyがなかなか熱くて、事前打ち合わせの時でもRoonの日本語化スレで一緒に問題解決したよね、という話からRAATのゾーン別クロックのプライオリティまで話が及んだり(そういえば当日これ話せなかった)、なかなか面白かったですね。

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左:ENNO、右:Danny

システムはこういう感じで右に見える黒箱がSonore opticalRenduで、光で電気的絶縁ができるネットワークブリッジということになりますね。右にあるのはRJ45とSFP光の変換機です。音質向上効果もなかなか高かったと思います。

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今回の目玉のひとつはA&Kの新製品SA700。AK120の面影がありますが、音的にはAK120というよりはSP1000系のような透明感が高く深みのあるなかなか良い音でした。

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もうひとつのメインはオーディオテクニカの新型です。特にポータブルがオーテクらしい優しく美しい音で好印象でしたが、ホームタイプもグールドのハミングが明瞭に歌っているように聞こえるような基本性能の確かさがありました。
また過去の名機の展示もありました。

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S NEXTのブースではやはりDreamの新型XLS。またagという完全ワイヤレスの新ブランドも立ち上がっています。

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Campfireの新製品はAndromedaベースのCampfire Audio10周年モデルと3ドライバーの新作"C/2019 Q4"。後者は彗星の名前で、ボリソフ彗星のことです。10周年モデルはなんとセラミック材料の3Dプリントパーツを採用そう、すごい高価な手法ということです。
音的には10周年モデルは音楽的チューン、後者はフラットチューンだそうです。

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FitearはDCがメインです。土曜日は技術紹介的なセッションもあったようです。

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Just earはMH2でも後で音質調整できるRバージョンを発表。他にも細かい手が入ってるようです。

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iFIの新製品ZEN DACとバランス出力のBTレシーバー。ジョンカール効果もあるのか、ZEN DACはいままでのiFIとも違った艶のあるような綺麗な音を聞かせてくれました。価格の割に作りも良いですね。

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うちでブログ記事を書いたDALIのワイヤレスヘッドフォンも国内販売されるようです。

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Simphonio VR1。これはコーティングではなく、セラミックをナノテクノロジーを使って成長させて振動板の形にするとか、量産じゃなく研究所レベルの技術使ってます。ソースを選ぶのでSP1000/2000クラスのDAPが必要です。

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エミライさん取り扱いのSR1a。なかなかスピーカーっぽい音を聞かせてくれ、K1000とは全然別物です。開くと頭内定位が去るような独特の音場感があるのも面白いところ。

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HifimanからはANANDA-BTが出ています。ハイレゾコーデック対応のBTワイヤレスヘッドフォンです。ワイヤレスヘッドフォンでハイエンドレベルを狙いたい人には注目アイテムです。

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JabenからはPhatlabの新型が出ていました。

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今井商事さんではWooのスマホケース一体型のWA11が出ていました。海外ではDAP代わりに音楽専用のスマホを持つことも多いそうですのでこういう形態とか。なかなかよくできていました。

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DELAのオーディオ用スイッチングハブ。ガワとか足を変えただけではなく、電源とかパーツがオーディオグレードであり、他にSFP光がついてるので、opticalRenduと組み合わせたい感じもしますね。

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この恒例の中国市場の報告会もなかなか面白いですね。

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会場にはボブスチュアートの姿もありました。RoonのMQA説明した時にいてほしかったなあ。。

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posted by ささき at 20:00| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月29日

平面型の高コスパモデル、HIFIMAN Aryaレビュー

Aryaは平面型ヘッドフォンの先駆であるHIFIMANの平面駆動型ヘッドフォンです。これはオルソ・ダイナミック、アイソ・ダイナミックと呼ばれる普通のヘッドフォンアンプを使えるタイプの平面型ヘッドフォンです。

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HE1000seのレビューでも書いたように、現在のようにこのタイプの平面型ヘッドフォンが隆盛を極めた理由の一つはマニアックメーカーであるHIFIMANのおかげでもあります。AryaはそのHIFIMANの最新の平面駆動技術を投入したもので、わりと入手しやすい価格の高いコストパフォーマンスを持った製品です。

* 特徴

平面型では振動板の薄さが解像力につながるためのキーとされていますが、HIFIMANではナノテクを駆使してナノメーター厚の振動板をHE1000seに採用し、Ayraでもその技術が採用されています。
同様に耳に向いているほうが小さい非対称型のマグネットを採用しています。これはエアフローをブロックせずにスムーズに流せるという利点があります。
またHE1000seと同様にドライバー保護とエアフローをスムーズに流すためのウインドウ・シェードデザインのハウジングを採用しています。

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ケーブルはリケーブル可能で、3..5mmステレオミニ端子を使用しています。標準ケーブルも品質は高くCrystallineの単結晶銅線材を採用しています。

* インプレッション

箱の外観デザインはコンシューマープロダクトらしいかっこよいデザインです。

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内の化粧箱にはヘッドフォンとケーブルが収まっています。

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材料には金属と高品質プラスチックが用いられており、高級感が感じられます。

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装着感は良好で重さも昔の平面型に比べるとかなり軽量化された気がします。感覚的にはHD800と大差ない程度ですね。
能率はそれほど低くはなく、DAPでも十分鳴らせます。A&KのSP1000だと120目盛り前後で大丈夫です。実際にハイエンドのSP1000とAryaの組み合わせはお勧めしたいほど素晴らしい音質を堪能できます。
音がわりとHE580など昔の平面型に比べると明るめであり、能率もかつての平面型よりもだいぶ改善されているように感じられます。最近のオルソダイナミックタイプのトレンドの一つは高能率化ですが、Aryaにもしっかりと高能率化が施されています。

音質は主にシングルエンドのデスクトップハイエンド機と言えるChord Hugo2とRoonを使用しています。主にリファレンス機であるHD800と比較していきます。
中高域性能はHD800はいまでもかなり良くて自然ですが、Aryaの高域はより鮮烈でシャープであり、かつ痛さが少ないのが特徴です。かなりHD800よりも情報量が多い感じもしますね。倍音成分がたっぷりある感じです。

低音域はモニター的なHD800に比べるとあきらかに量感が多く、より音楽リスニングに適した周波数特性です。かといって誇張されてはなく自然な感じで低域のボリューム感があるように感じられます。またAryaは超低域の深みもかなりあります。全般的に低音域の質が高いのでタイトなウッドベースの鳴りの良さも楽しめます。

全体的には整った音調で過度に色付けはされていません。音場もHD800よりもさらに広いのは驚きます。またより立体的な感じもしますね。透明感もAryaのほうがかなり高いと感じられます。

解像力はHD800よりもだいぶ高く、バロックバイオリンなど古楽器ではとても豊かな音数の多さを堪能できる。良録音で細かな擦れの音までよく聴こえます。この辺は最新の高性能ヘッドフォンだと実感できるでしょう。

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音楽的には特にヴォーカルが魅力的です。ワイドレンジで全体に整った音が背景に奏でられる中で、男声のしわがれた渋さ、女声の鮮烈で美しい声、ファルセットの魅力、それらが輝いて聞こえます。音が整っていてがちゃがちゃとうるさいわけではないので、高品質なリスニング体験が楽しめます。

また平面型らしく音の歯切れが良いので、弦楽器の鳴りが美しく響きが豊かであるとともに、現代アンサンブルのようなハイテンポの弦楽器の演奏でもリズムの刻みが秀逸で足踏みしたくなるようなスピード感あふれる演奏が楽しめます。

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密閉型の普通型ヘッドフォンに比べると密度感や荒々しさはなく上品な音再現で端正な音のヘッドフォンなのでジャズやクラシックファンにお勧めしたいですね。

まとめ

全体的にHE1000seの技術を生かしながらローコスト化に成功したという感じで、もし上にHE1000seなどがなければフラッグシップと言っても過言ではないような端正で情報量の多い素晴らしい音質を聴かせてくれます。
音は一言で言うととても整った上品な音ですが、平面型の特徴は周波数でインピーダンス特性が変動しないということもありますが、手ごろな値段でそうした整った音の高性能ヘッドフォンが得られるということがもしかすると平面型の利点と言えるのかもしれません。

かなり高音質で、価格的にはお勧めなモデルだと思います。SE1000seもいいけれども、Aryaを買って良い交換ケーブルを買うという手もあるかもしれませんね。手ごろな平面型の高コスパモデルを探している方にお勧めです。
posted by ささき at 13:03| ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月26日

Bluetooth 5.0でのロングレンジモード

Bluetoothの到達距離について、新しい動画が投稿されています。



こちらはBluetooth 5.0で導入されたロングレンジモード(Coded)を用いて1.5kmまで届くという実験です。動画の後半ではロングレンジモードの説明がなされています。ロングレンジモードはLE Codedとも呼ばれていますが(というかLong Range modeが俗称か)、誤り訂正をコード化することによってデータレートが低くなるのと引き換えにより長距離届くことを保証するというモードです。コード化に応じて500K(bps)と125Kのモードがあります。

前にも書いた到達距離計算機を用いて、同条件でLE 1Mを500Kまたは125Kと変えると距離が長くなりますがこの二つがロングレンジモードです。

posted by ささき at 17:45| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月25日

Bluetoothは「近距離通信技術」か?

下記はBluetoothの誤解はBTが近距離通信技術と認識されてることで、実際の到達距離は1kmから1mまで機器の実装や環境によるよ、というBluetooth SIGによる記事です。なかにBluetoothの到達距離計算ツールと様々な要因が書かれてます。
ちょっと要素はむずかしいですが、Path Loss(経路ロス)を屋外とか家とか変えるだけでも面白いですね。

https://www.bluetooth.com/bluetooth-technology/range/?utm_source=tw&utm_medium=social&utm_term=social&utm_content=tw-btrange-boost&utm_campaign=range

これは下記のBluetooth Smart(BLE)機器はどこまで届くか、という動画投稿のフォローアップだと思います。

https://twitter.com/BluetoothSIG/status/1187075479569866752

ようはBTも普通の電波だっていうところですね。そこで思うんですが、Bluetoothも電波ならアンテナが重要になると思います。アンテナには波長に応じで効率的な長さが決まっています。
ちょっと計算すると2.4GHzでの波長は12.4cmとなるので、必要なアンテナ長は1/2波長の6.2cm、あるいは1/4波長の3.1cmのはずです。たいていのスマホは上部にWIFI/BTアンテナがあるので1/4波長だと思います。
ただ問題は受け手の機器が完全ワイヤレスみたいに小さいとアンテナがそんな長く取れないことですね。
仮に5GHz帯だと波長は6cmなので必要なアンテナ長は3cmまたは1.5cmです。これなら小型機器でも向いてるように見えます。
ただ到達距離は波長が半分になるとだいたい1/4になるので、逆に高出力が求められてしまいますね。

また屋内で使われることが多いBluetoothでは反射が重要になりますね。アマ無線やってた(やってる)人はEスポとかぱっと出てくると思いますが(月面反射っていう人も中にはいるかも)、BTも反射を考慮した設計が求められるでしょう。完全ワイヤレスでもEarinの頃から言われてました。
posted by ささき at 08:14| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月22日

スピーカーメーカーのヘッドフォン、DALI iO-6レビュー

DALIは良く知られたデンマークのスピーカーメーカーです。幅広いラインナップと音色の美しさ、北欧らしい美しいデザインが特徴です。日本ではディーアンドエムホールディングスが輸入販売しています。最近ではコスパの良いオベロンシリーズなんかが話題です。

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そのスピーカー専業だったDALIがヘッドフォン分野に参戦した初の製品がiO-6とiO-4です。今年のドイツハイエンドショウで発表されました。本稿はそのDALI iO-6のレビューです。これはDALI本社からレビユーしてほしいということで送ってもらったものです(技適はメーカーで取得済み)。ちなみにiO-6とiO-4の違いはiO-6がANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を持っているということですので、以下はANC以外はiO-4でもほぼ同じだと思います。また振動板など技術内容等はDALIの担当に問い合わせて確認したものです。

*特徴

1. Bluetoothワイヤレス対応

iO-6は密閉型のワイヤレスヘッドフォンです。これは外で使うため、ストリーミングソースを主としたスマートフォンとの親和性のためです。そのためワイヤレスはBluetoothを採用しています。BLuetoothバージョンは5.0に対応して、対応コーデックはAAC、AptX、AptX HDです。

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3.5mmステレオミニ端子の付属ケーブルを使用してアナログの有線接続もできます。これは飛行機などで便利でしょう。この場合は電源オフでも使用できます。

2. 高い遮音性

iO-6は外で使うことを想定した密閉型で日本市場に向いています。実際にiO-6を使いながら電車に随分乗ってみましたが、気がつくのはiO-6がこうした密閉型ヘッドフォンの中でもかなり遮音性が高いということです。あとで書くANCなしでもかなりしっかりと音が聞こえなくなり、遮音性はトップクラスだと思います。

3, 美しいデザイン

iO-6を手に取った時に感じるのはとてもデザインが美しいということです。キャラメルホワイトとブラックがあり、本機はキャラメルホワイトですが、北欧家具のようにセンスがよいカラーリングとデザインでここはさすがデンマーク製です。これなら装着して外に出たくなることでしょう。

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人間工学的にも大きなサイドボタンや装着感の良さなどよく考えられていて、ヘッドフォン第一号とは思えません。これはFocalのときにも感じましたが、かなり開発を重ねてきて作ったもののように感じます。

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3. ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能搭載(iO-6のみ)

iO-6にはANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されています。またオーディオ・トランスペアレント機能がついているので逆に周囲の音をよく聞くこともできます。

iO-6を立ち上げるとまずANCオフではじまり、下部のボタンを押下することでANCがオンになります。たとえば電車の中でオンにすると周囲からすうっと電車のゴーっという音が引いていきます。しかし車内アナウンスははっきり聞こえます。というか車内アナウンスはANCオフよりも明瞭に聞こえます。iO-6は遮音性が高いので本来車内アナウンスも聞こえにくいのですが、ANCオンにすると周波数を選択的に通したりノイズを減らしています。音楽に集中して乗り過ごすことはないわけですね。ノイズ低減効果もかなり高いと思います。
ANCオンではあまり音量をあげなくても良いので音漏れも少なくなるでしょう。

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もう一度ANCボタンを押すと、完全ワイヤレスなどにもあるいわゆるオーディオ・トランスペアレント機能で周囲の音が普通に聞こえるようになります。ANCオフよりもこれも明瞭に聞こえますので、つまりパッシブの遮音性よりも聞こえるようになります。ヘッドフォンをつけたままレジの人などと会話するのに向いています。

ちなみに家の中でもANCが有効に使えます。家でPCにBT接続してANCオンにすると、PCのうるさいファンノイズの近傍にいてもファンのノイズがすうっと引いていきます。家でも夜はけっこう便利に使えるでしょう。

4. ミニチュアスピーカーのようなドライバー設計

ワイヤレスやノイキャンは他社でもありますが、オーディオメーカーたるDALIらしいこだわりはここです。
iO-6は50mmのダイナミック型ドライバーを採用していますが、特徴的なのはスピーカーのミニチュア版のようなドライバー設計がなされていることです。ヘッドフォンは小さなスピーカーのようなものと考えがちですがも実は一般的なヘッドフォンのトライバーはスピーカーに比べると簡略設計されています。

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DALIはヘッドフォンを設計するにあたって、「基本的にヘッドフォンは頭の両側に取り付けられたスピーカーである」というポリシーを立てたそうです。これは当たり前そうで、実はなかなか実現しにくいことです。
普通のヘッドフォンは振動板のエッジが固定されていますが、iO-6ではスピーカーのようなフリーエッジが採用されています(分解図)。またマグネットではスピーカーのようにボビン(芯材)を採用し、最適な磁力特性を持たせているということです。
こうした設計は以前ではAudioQuestのNighthawkを想起させますし、デノンの高級機でも採用されていますが、こうした低価格帯(400-500ユーロ)のモデルに採用された例はないということです。

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振動板は非常に軽量で強固なペーパーファイバーを使用して良好な内部損失特性を持っています。DALIのスピーカーではウッドファイバーを採用しているのだそうですが、ヘッドフォンでは重すぎるのでペーパーファイバーとしているそうです。
iO-6はこうしたDALIらしいDNAをきちんとうけついだヘッドフォンだということですね。

5. 長時間駆動できる電池

60時間(iO-4)持続できます。iO-6は30時間程度持ちます。実際にエージングするときに丸一日以上つけっぱなしにしていてもまだ再生していたのでなかなかの持ちだと思います。実際には毎日充電しなくてもたまに充電すれば十分という感じです。充電にはUSB-C端子を使用します。

6. 機能性

iO-6はワイヤレスの利便性を保つために音量変更や再生指示はヘッドフォン側で可能です。このためのサイドボタンは極めて大きく、操作は単純です。ロゴの部分をクリックすると再生やスキップ、サイドボタンの上下を押下するとボリュームの上下ができます。
操作していると男声による英語音声ガイドが聞こえてきます。電源ボタンを押し下げ続けると"Bluetooth paring",接続すると"Bluetooth connected"、また電源投入時に"Battery level 90%"などです。ちなみにバッテリーが100%のときには"Battery full"と言います。
電源オンで既に接続されているスマホとは自動でつながります。もちろんマイク内蔵で通話も可能です。

*インプレッション

iO-6はパッケージのデザインもなかなかセンスが良く、デニム地のヘッドフォンケースも洒落ています。iO-6はカップをひねって平たくしてたたむことができます。内容物は有線ケーブル、USB-Cケーブル、航空機アダプターなどです。

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中にはスタートガイドも付属していますが操作はそれほど難しくありません。電源ボタンを押し続けてペアリング、ANCボタンでANC機能変更、右側面はメカスイッチになっていて押すとタップで再生停止、ダブルタップで曲スキップ、トリプルタップでバックします。そのボタンの上下のリム部分を押すと音量調整などです。サイドボタンは指を二本添えると軽くタップしやすいと思います。

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本体は品が良いという感じのデザインで大人がつけても違和感はないでしょう。また肌触りがよく高級感がとても高いと感じます。サイズ調整のスライド機構もしっかりしています。
重さは325g(iO-6)、320g(iO-4)で重いというほどではなく装着感は快適です。側圧もきつめでDJタイプっぽいしっかりとした装着感です。ANCを使わなくても遮音性がとても高く周りの音はかなり聞こえなくなります。

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音は主にiPhone Xを使い、Windows10とも組み合わせています。
音も上質感が高くスムーズで深みのあるかなり高いレベルの音質です。たしかにNighthawkに似た独特の滑らかさがあり、音質はコンシューマー向けの安いモデルとは一線を画しています。

中高域は透明感がかなり高く、明瞭で歪みも少ないすっきりした質の高い音です。
密閉型だけどもDJタイプのようなバフバフいうこもった音ではなく、開放型を感じさせるようなすっきりした音でオーディファイル的な美音系に近い音を出します。海外のメーカーらしく個性を持った音にチューニングで、デンマーク製のスピーカーに期待するような感じの音ですね。
低域はパワフルで密度感のある密閉型らしい重みがあって深みもあり、男性ボーカルは深く渋さを感じさせます。この辺の音バランスはよくできてると思いますね。スピード感のあるパーカッションでは足踏みしたくなるくらいで、この辺の迫力はやはりイヤホンでは味わいにくいと思います。音にはまってしまい、しばらくは外出時はiO-6をずっと使ってましたね。

ANCのありなしで音が変わるかというと、静かなところでANCオンオフで聴き比べると多少音は違うが大きく差がないので常時オンでも良いと思います。

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Bluetooth機器としては遅延も大きくなく、iPhoneでNetflixなど映画を見ても違和感はとくにありません。

*まとめ

ワイヤレスやノイズキャンセリングで今風の機能性を持つとともに、オーディオメーカーらしい音質へのこだわりも兼ね備えたヘッドフォンがiO-6です。デザインも北欧家具のように上質感があり、音も上質感があります。音質にコストパフォーマンスは悪くないと思う。
100ユーロの違いはあるが、やはりANCの効果は大きいのでありのiO-6を勧めます。ただ遮音性が高いのでiO-4でもかなり良いと思います。

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密閉型なので外に持って行ってストリーミングを高音質で楽しみたいという要望に応えるヘッドフォンです。操作性や電池の持ちなどそつなく上手に練られています。
posted by ささき at 13:24| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月07日

待望のユニバーサルモデル、FitEar TOGO! 335レビュー

リリースから引用すると、FitEar TOGO! 335は、ベーシスト、ドラマーからの「より低音域部の情報量とリニアリティを」という声に応え開発されたユニバーサルタイプのイヤーモニターということです。つまりカスタムイヤーモニターMH335DWをベースに、BAドライバーの構成は同じです。本稿はそのレビューです。

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* TOGO!334からTOGO!335へ

2011年に発売されたFitEar TOGO! 334はカスタムイヤフオンとユニバーサルイヤフォンの音質がはじめて同じになったという点で、イヤモニ・ハイエンドイヤフオンの記念碑的な製品でした。それまでは我々のようなマニア層にとっては最高音質を得るのはカスタムイヤフォンだったんです。

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FitEar TOGO! 334

カスタムイヤフォンのイヤピース版をいまユニバーサル(万能という意味で)イヤフォンと言いますが、それはそもそもTOGO334が初めてでした。つまりカスタムと同じ製法で製作して、イヤピースを付けられるイヤフォンのことです。
この件についてはジェリーハーピーがヘッドフォン祭に来た時に直々に須山さんをほめていたことが私には印象的でした。彼のtriple.fi 10 proもたしかにハイエンドイヤフオンではありましたが、カスタムとは同次元で語られてはいませんでした。それまではユニバーサルイヤフォンというのはソニーなど大手が開発して量販店で売っているようなイヤフォンのことを言っていたわけです(米でも)。

こうしたユニバーサルイヤフォンはカスタムのデモ機にも似ていますが、それは間に合わせ的なもので、カスタムとユニバーサルの違いを踏まえてもっと単体としてチューニングされている必要があります。もちろんカスタムには内部ドライバー配置も耳に合わせて変更されたりする場合があるという違いはあるのですが、TOGO334の登場は画期的でした。ちなみにこの名前はうちのブログ名にインスパイアされたそうですのでありがたいことです。(TO GOにはカスタムと違って店からすぐお持ち帰りできるなどの意味もあります)

ちなみに当時の須山カスタムの名称には意味があり、334の場合は3Way + 3 units + 4 driversという意味です。これはひとつのBAユニットに2つのドライバーが入っているものもあるためです。335だと(Low 2, Low-Mid 2, High 1)で、DWはダブルウーファーの意味です。大型のBAドライバーを2基使っています。
MH334のダブルウーファー版としてMH335DWというカスタムはずいぶん前からあったのですが、この二基の大型BAドライバーにこだわったことで優れた低域再現性を得る半面で、ユニバーサル版を作るという段になるとその大きさが災いしてしまいます。また低域が増えると高域もそのままというわけにもいかないようです。そうして335ユニバーサル版はひとまず据え置かれて、カスタム版が335DW SRなどに進化を続けます。(TOGO!334でもコンパクトにするのはかなり大変だったそうです)

そうしている間にイヤフオン技術も進歩を続け、3Dプリンターの導入も含め、さらに最近開発のFitEar Universalの楕円形ステムの開発もあり、総合的にTOGO! 335を開発する素地が整ったというわけです。
ユニバーサルイヤフォンはカスタムとは違い、イヤピースを付けなければなりませんが、そのステム(ノズル)の部分の太さが制限となってしまい、音質に悪影響を与えたりもします。特徴的な楕円形ステムは、Universalでの開発から生まれたもので、これは外耳道が楕円形をしているということで、そこに円形のものを通すよりも楕円形のものを通すほうがよりフィットしやすいということだそうです。これも工作難易度が高いので実現には時を待つ必要があったそうです。
TOGO!335ではUniversalで得た知見をもとに形状と角度が考えられて遮音性と装着性に優れたメリットを得ているということです。

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* インプレッション

パッケージングはペリカンケースで提供されています。

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本体は黒かソリッドだったこれまでのFitEarユニバーサル製品とは異なり、スモーク半透明の美しいシェルに覆われてドライバーも透けて見えます。

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TOGO!335の使いこなしはせっかくの低音を漏らさないためにも、まずイヤピース選びから始まります。標準イヤピースははまりやすいのですが、やや耳にうまくはまっていない感があるので最近はやりの別売りイヤピースをお勧めします。しかしこの楕円形のステム形状のためにややイヤピース選びはてこずります。
私はしばらく指とイヤピースを格闘させてコツがわかったのですが、TOGO!335のイヤピースをはめるコツは楕円形ステムの短辺ではなく長辺の方からいれることで、短辺からだと入りにくいです。ケーブル端子側の長辺に親指を端子方向からあてがって、他の指で支えて押し込む感じです。

いくつか試して一番良かったのはAET07です。はまると標準イヤピースよりもだいぶ遮音性が改善され、たっぷりの低域が得られます。またAET07の良い点は音の輪郭が鮮明な点で、高性能イヤモニに向いています。AET08もより低域を太くしたい人にはよいでしょう。
SednaEarfitLightは装着感は標準よりも良い感じで、やはりたっぷりとした低域を得られます。ただし低域を抑えめにしたいときはひとサイズ小さ目のほうが良いと思います。
emiraiさんのところの新しいe-proはわりと楽に入ります。軸が柔らかいのと、傘をひっぱって変形させやすい点が良いですね。また音バランスが標準に近い感じで、音の広がり感に良い感じです。

いずれにせよイヤピースが決まると、装着感は極めてよく耳にもフィットします。大型すぎて座りが良くないということもないし、重いということもないです。この辺は長い開発の効果が出ているのだと思います。


音質は極めて高く、特にポイントである低域の存在感が高いのが特徴的です。これは単に低音がポンと盛り上がっているというのではなく、中低域から低域、超低域にかけての厚みと豊かさ・量感があるという感覚です。低音の質が良く量感もあり、かつ自然に聴こえるという、他のイヤフォンではなかなか味わいにくい世界を楽しむことができます。
これは低域ダイナミックのハイブリッドではなく、オールBAならではのことだと思います。そして大型BAドライバーの2発でなければ実現できないことでもあると思います。これは大型スピーカーで小口径ウーファー2基よりは大口径ウーファー1基でなければ得られない音があるというのと似ていて、ラージモニターをリファレンスとした音作りを掲げるFitEarらしい音作りでもあると思います。

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低域の量感があるためにスケール感も大きくオーケストラやクラシックを聴くのにもよいと思います。打ち込み系の電気的なベースの打撃感も気持ちよくパワフルです。またヴォーカルもやはり男声ヴォーカルの太さの再現の良さが印象的ですね。
低域が多めと言っても中音域にかぶるようなものではなく、発音自体は明瞭に聴き取れます。ゲーム・オブ・スローンズ挿入曲のザ・ナショナルが演奏するThe Rains of Castamereなど渋いヴォーカルにベースがかぶさる曲などは感動的です。また厚みを活かしながらもあくまで自然に聴こえるというのがわかります。
音再現は有機的でしっとりとした美しい音楽を聴くのにもよい。無機的という意味ではモニター的でないですね。

また声がかすかに聴こえていく小さなレベルまで良く聴こえる。こういうのこそハイレゾ向けと言いたくなります。細かい音の明瞭感が高い点に関しては隠し味にこっそりESTが入っているかと思ったくらい、とても細かい音がたくさく聴こえます。
能率はやや高めですので、ボリュームは少し絞ってから再生したほうが良いと思います。ただしホワイトノイズが気になるほどではないと思います。

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アコースティック楽器の音色がとてもリアルであり、特にウッドベースは弦の鳴りや響きの音再現が良いですね。ピチカートの切れもよいし、バスドラの音も迫力あります。低域の太さ、解像力など低域の質の部分はやはりこのイヤフォンならではというものがあるでしょう。良録音のジャズとか、例えばヘルゲリエンなどは特にToGo335DWが光る部分です。
また低域に埋もれずにハイハットなど高域が鮮明な点も注目ポイントだと思います。音の定位感・立体感も高いので、楽器の配置もわかりやすいのではないかと思います。
この辺りはイヤモニらしい正確さもきちんと把握された点だと思います。エンジニアの杉山氏、原田氏の助力も的確なのでしょう。MH334やTOGO! 334に比べてもこちらはいわゆるベースプレーヤー用ですが、カールカートライトにもちっょと聴いてもらいたい気がしますね。

* まとめ

もっと低音がほしいけれども、質の良い低音が欲しくて、もちろん全体に的確な音再現がほしいというユーザーに向いていると思います。
オールBAのポテンシャルを再認識させてくれるイヤフォンであるともいえるでしょう。

posted by ささき at 11:19| __→ 須山カスタム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

finalの音響講座ふたたび

先日finalの「イヤフォン・ヘッドホンがもっと楽しくなる音響講座」の受講のレポートを書きましたが、好評につき本講座を再度開催するということです。記事については下記です。

final audio イヤフォン・ヘッドフォンを楽しむための音響講座
http://vaiopocket.seesaa.net/article/466841836.html

final音響講座の宿題と復習 (E500とE1000の比較レビュー)
http://vaiopocket.seesaa.net/article/466887556.html

とても科学的な音響セミナーですが、イヤフォン・ヘッドホンを楽しむということに特化されているので難しそうな内容でも興味を持って取り組むことができます。低音がヴォーカルを聞こえにくくするって実際にはどういうこと?というようなもやもやがすっきりとします。
有料ですがなにかお土産も付いているようです。開催概要は以下の通りですので興味のある方はぜひどうぞ。

■日時
2019年10月20日(日)
◎午前の部:10:45-13:15
◎午後の部:14:15-16:45

午前の部・午後の部どちらも今年6月に開催した講座と同じ内容

■会場
富士ソフトアキバプラザ 6F セミナールーム1
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル

■定員
各回先着100名様(合計200名様)※予約制

■参加費
1,500円(税込)

■参加特典あり
当日の資料とお土産

■講師
S’NEXT シニアサイエンティスト

■申込方法
final DIRECT SHOP「音響講座参加券」販売ページにて、「音響講座参加券」を購入
https://final-audio-design-directshop.com/fs/final/ws_190608
posted by ささき at 12:00| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする